書道家Syuunの忘れ物

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日本は、米国の「バシリ」ではなく犬の「ポチ」だった

2007-08-18 23:22:54 | 新聞社説・正論・主張を読み解く
日本は、米国の「バシリ」ではなく犬の「ポチ」だった

日本経済というものは、何故この様に脆弱になってしまったのであろうか。
かって、米国が急激な株安に見舞われた時、日本の株は堅調に推移しビクともしなかったことがある。その時は、日本の株式市場のお陰で世界同時株安、フラックマンデーにもならなかったのだ。
ところが、日本はバブルのハードクラシュという誤った経済政策を行い、失われた10年と言うが実は20年になろうとしている。
それは何故かというと、未だに誤った政策を続けている事によるのであろう。
国が豊かになる、景気が良いというのは国民に金を持たせることである。
その端的な例が中国の株過熱だ。なけなしの金をはたいても、一年で倍になれば資産は倍。そして、どんどん価値が高まれば国民は豊かになると言う案配である。
たとえ、バブルでも何でもかまわないのである。何故ならそういう現象は自然現象のようなもので、いつか収まるのである。
それを日本政府は、米国のいいなりになってハードクラシュさせた。(但し、米国は日本の失敗を見てハードクラシュさせなかった。)
それは、不動産融資総量規制であり、住専処理であった。住専処理などその後の20兆とも30兆とも言える金融機関不良債権処理に比べたら微々たるものだった。
その結果、100兆とも1000兆とも言える金が日本国中から消えてしまった。
この責任は、誰が取ったか。
不動産融資総量規制の時の橋本龍太郎元大蔵大臣は、「不動産融資総量規制」を「そんな良い方法があったのか、早く知らせてくれれば良かった」との「言質」を取られながら一切しらを切った。
一方、劇薬という違法に近い行政指導と知りながら、実行した銀行局長も順調に天下りを繰り返して、しかも、「やったことは正しかった」と言い残して共に鬼籍に入ってしまった。
NHKは、バブル潰しの二時間特番を組ながら、ハードクラシュによる大不況の原因には、ほおかむり。
そして、現在に続く超低金利である。
自民党の中川幹事長は、日銀が利上げするというと牽制するが、流動性の罠に陥っている金融は、利上げには関係ないのである。
今にして思えば、何故ゼロ金利にしたのか、理由は簡単である。
銀行救済である。即ち、国民に支払われる筈の利子というものを全て銀行につぎ込むことによって不良債権処理をした。
その分、国民をより貧乏にしたということだ。
そして、実は以前から日本の金利、公定歩合は、米国の公定歩合より1%以上必ず低く抑えられていた。その理由は、米国に投資させるためである。
米国の日本に対する慰安婦問題も、米国は日本を「パシリ」と思っているしたが、金融問題も考えると、人間以下の「ポチ」だった。
ソフトパンクの犬のお父さんではないが、まさしく犬の「ポチ」である。

そして、実はこの低金利は、円キャリートレードという不自然な超低金利放置の副産物を産み、益々問題化している。
この不自然さが結果として行き過ぎた円安の反発として現れているが、金融当局の責任は問われるべきだろう。
一方、低金利によって日本国内の不安要因が激増している。一つには、安倍政権が参議院選挙で負けた原因だ。
地方切り捨てと言うが、国民が益々貧乏になっているのである。特にお年寄りという自民党支持層が直撃されている。
それは、税、医療だけでなく、虎の子の持っている預金の目減りだ。
米国、EU並の利子なら、利子で温泉旅行も行け、たまには子供や孫にも少し大きな小遣いがやれた。
しかし、今は預金の取り崩しばかりで、預金は減る一方だ。
貧すれは鈍する。
国民の意識は、どんどんすさんで行く。

ここで一つ、もう一度バブルの崩壊の責任と失敗を明らかにし、低金利政策を止める時期来たのだろう。
低金利と言っても、超零細企業には銀行は金を貸さず、零細企業には高金利(バンクベスト14.5%)、大企業は直接金融。
だから大銀行は、消費者金融に大量に融資して、又は消費者金融そのものになって大儲けしていたという馬鹿な話だった。
日本の金融は、いったいどうなっているのだと言うものだ。             


ミッドタウンのレストランでランチ

2007-08-18 13:00:24 | 日記

辛酸なめ子氏も何やら筆舌が鈍ったようだ。何故ならミッドタウンのレストランでランチ3000円で驚いていると言うからだ。
近年、
ミッドタウンのレストランや国立新美術館のレストランには高級店が入っている。
賃料の高い
ミッドタウン、丸ビルなら帝国ホテルの高いコーヒーセットと同じと思って差し支えない。何故なら、そんなところは雰囲気を楽しむもので食べたり、飲んだりするべきところではないからだ。
第一、丸ビルなどで中華のコースを頼めばランチとは言わないが、20000円はする。
だから、見落としているのが「1カ月前に予約されたお客さまです」といつもここに来てランチを食べに来ている客ではないと言うことだ。
お試し‥‥取りあえず安くて旨ければ次回もだが、まずければ二度と来ない。
セレブというのは、結構厳しいものだ。

先日日曜日に、お上りさんでミッドタウンに行ってきた。
日曜日の上に、夏休みだから子供連れ、カップル、旅行バックを引きずった人など大賑わいだ。
但し、ものを買っている人は食料品や虎屋ぐらいしか見たことはない。食器類も早い話100円ショップで売っているものとは違うというものの、知らない人が見たらそれと間違えて不思議はないものばかり。
そうでないと主張するなら、膨大なセットで食卓に並べるしかない。‥‥やる馬鹿はいない。
なぜなら、いずれ「クズ」食器となるからだ。

ハヤシライス専門店は、10人分も席がないところだが980円もする。
今銀座に行けば、ランチタイム1000円で美味しいものが沢山食べられる。
既に時代が変わっているのに、変わっていないのはこういうミッドタウンなどの新しいところだ。
いずれ淘汰されるというのは、銀座を見てみれば分かるものの、暫く続くと思われるのはやはり東京ならではである。

辛酸なめ子氏がもし「食」で書くならば、実は国立新美術館のレストランではなかろうかと思う。
何故なら、新美術館には「メシ」を食いに来るところではなく、展示物を見に来るところだからだ。
そこで、サンドウッチが2000円だ。
別に、景色が大して見えるところではなし、逆にさらし者になっているようなオープンのところだ。
そんなところでは、食べられないと地下のカフェへ行けば、1000円程度でカレーなどが食べられる。
但し、薄味で、二度と食べたくないと思わせるものだ。
こんな店などは、独占でなければやってゆけない。しかも国立という税金で建てられているところだから賃料も割安なはず。

今、国立新美術館での「ブーィング」はこの食い物と「トイレ」だ。
六本木に行ったら国立新美術館も見てくると言うのが常識だが、辛酸なめ子氏は美術的興味がないようだ。


アナログ放送終了の問題点

2007-08-18 12:58:28 | 世の中妙な??事ばかり
平成23年(2011年)7月の地上アナログ放送からデジタル放送への完全移行と言うが、未だにデジタル放送完全対応は難しい状況だ。
ちなみに、小生の自宅のTVは未だにアナログ。実は、デジタル放送TVに買い換えたくてもマンションのブースターがデジタル対応になっていないのである。
実は、こんなことは古いマンションだけではなくで、電波補償でどこからかケーブルを引いて貰っているところも同じ。
逆に言えば、電波供給元がアナログからデジタルにしてしまえば、その家庭はデジタルにしなければならない。
総務省は「簡易チューナーを開発し、2年以内に5000円以下で製造・販売。」と言っているが、今一般家庭に最低二台はあるTV。5000円でも10000円の実質の負担だ。
ETCの教訓を見てみればよく分かるだろう。ETCは便利だと鳴り物入りで登場したが中々普及しなかった。その理由は端末が高く‥‥当時2-3万円(設置料含)‥‥単に早く料金所を通る事が出来る程度だった。
それが最近普及してきたのは、端末を事実上タダにしたり、ETCによる割引料金を増やしたためだ。
車を買った時、ビルトインだと50000円もするが、それでもつけるようになったのはそのためだ。

それならば、地上アナログ放送からデジタル放送への完全移行を促進するというならば、まず「アナログ放送終了延期」は当然避けられない。
しかも、端末を「タダ」にし、NHK料金をデジタル契約として基本料金半値以下にし(CC、引き落としなどの一括支払い)する必要があるだろう。

小池防衛相だから出来た天皇守屋次官・解任と女性蔑視発言

2007-08-18 00:08:04 | 世の中妙な??事ばかり
防衛官人事に関しては、社説が出る前に何度も書いた。
毎日新聞社説では、「部下をコントロールできない小池氏の人事掌握能力も責められる。」と書いてあるが、こういう傲慢官僚をのさばらせておくのは良くないことだ。
本当なら、「歴代防衛相の人事政策も問われよう。」と毎日社説が言っているように、誰も「猫に鈴をつけられなかった」と見るのが真実だろう。
産経社説も「これを御しきれなかった小池防衛相や、関与しながら騒ぎを収められない塩崎恭久官房長官は、その管理能力に大きな疑問符が付いた。」と書くが、見当違いだ。

‥‥‥だから、火中の栗をも取るという小池防衛相の意気込みは凄いものがある。
それだけでなく、「政治家」として一段と格が上がった感があるのは、こんな問題だけで沖縄が軟化したということだ。
毎日新聞は、坊主にくけりゃの口だから、何でも非難する。
しかし、「政治家が官僚機構を統括するのは大原則であり、閣僚が決めたことに対して次官が従うのが筋である。」とわざわざ社説で書いているとおり、官僚が悪いのである。

この様に、官僚が国民の代表である大臣をないがしろにしてきたと言うのが問題なのである。
そして、今までのように年功序列でお飾り「大臣」が就任する時代ではなくなってきた証拠でもある。
いずれ、米国のように局長以上は、大臣任用で大臣が替わるごとに変えたらよい。

左派人士は、戦前は全て悪い言っているが、官僚組織に関しては戦前の方が弾力的だった。
即ち、政権が変わると官僚の局長以上が全員交代するのだ。
実は、戦後ほど官僚制という部分では硬直化が進んでいる。

それにしても森喜朗元首相と言う人物は、女性を馬鹿にしている。
「辞めなければならないと(守屋氏が)自分で分かっていて、『武士の最後の華だ』と切腹しようとしたら、小池氏が後ろから刀で切りつけた感じだ」
「(女性の)小池氏に言っていいのか分からないが、武士(もののふ)のたしなみがない」
政治は、時代劇でない。こう言うのを時代遅れの人間というのだ。

それと
「守屋氏については『とても立派な人だ。沖縄(の基地)問題に生涯をささげてきた』と評価した。」

こういう感覚が、戦前の陸海軍の不適な将軍を解任できなかった理由だ。
陸軍では、本来撤退すべきところを「あの将軍が頑張っているから」と深みにはまっていった。
森喜朗元首相というのは、戦前の誤った陸軍の教訓も理解してない、本当に愚かな人物だ。