書道家Syuunの忘れ物

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Logicool 2.1chスピーカーZ-4Rの音を考察

2010-04-25 23:31:37 | PC・ハード・ソフト関係綴り
Logicool 2.1chスピーカーZ-4Rの音を考察

2.1ch対応LogicoolスピーカーZ-4iRを手に入れたのでその試聴となどに関して考察してみたい。
購入したのは、今一般に売られている「アクティブスピーカー Z4 2.1ch対応 ブラック Z-4R」ではなく、「Logicool 2.1chスピーカー ホワイト Z-4iR 」である。
Z-4RとZ-4iRとの違いは、色が白と黒との違いだけであって中身の差異はない。
但し、Z-4iRはカタログ落ちの商品となっていて今では売られていない。それで分かりやすくZ-4Rで統一して述べて行く。


Logicool 2.1chアクティブスピーカーZ-4R。

アクティブスピーカーとはアンプを内蔵しているもので、一般にはPCスピーカーとも言われるもの。だから簡易的であってオーディオアンプを必要としない。
このアクティブスピーカーでPCから音楽を聴いたり、DVDやゲームをしたりする時の音を再生するのが元々の用途であった。
ところが最近の液晶テレビという薄型のTVになってから、TVの音声が貧弱になった。
小さくするために、液晶の裏側にスピーカーを配置する、細長いスピーカーユニットで音を出す。それもコストダウンの賜だから「音さえ出ればよい」と言う物が多い。
そんなときに、このPCスピーカーならぬアクティブスピーカーが有効である。
Syuunの場合、PCには「ONKYOサブウーファーシステムSL-057(S)」と「WAVIO GX-70HD」の組み合わせ‥‥と述べたとおり別次元のシステムを構築しているから、ラジカセのスピーカーとして用いている。

10年前に買ったラジカセ、今ではカセットデッキ付は見なくなっているものの通称のラジカセは、CD、MD、FM、AMと多機能なプレーヤーである。
ところが、これに付随するスピーカーというのはどう考えても貧弱なのである。
BODE Wave music system(価格74,970 円・60mm径のフルレンジユニット)
スピーカーユニットを管の中にマウントすることで、音響管の効果を生み出し、豊かな低域を再生する独自の『ウェーブガイドテクノロジ』を採用。従来の WaveRadioでは右チャンネルユニットの後方にのみ独自の長い音道を備えていたが、Wave Music Systemでは両チャンネルの背後に設置した『デュアルウェーブガイド』仕様となった。これにより『大型スピーカーに匹敵する、驚くほど豊かでクリアな重低音を実現した』という。
‥‥と言ったものでは、手が出ないし使いにくくて仕方がない。
それで、今回はZ-4Rをラジカセに繋いでみて、FM、CD音源などで試してみた。

Logicool 2.1chスピーカーZ-4Rの特徴というのは、サブウーファー(203mm)であり、その他サテライト (50mm)スピーカー、他の製品にはないコントロールセンター(電源スイッチ/音量調節/ベースレベル調節)になっている。
このLogicool 2.1chスピーカーZ-4Rについての一般的な評価、「口コミ、掲示板」などでは悪いという話しはほとんど聞かない。
このZ-4Rの音が実際聞けるというのは、ヨドバシ秋葉やビックカメラ有楽町などであって、聞いて見れば一目瞭然、後継の上位機種Z523BKなどと全然違う音作りである。
よく言われているのが、203mmサブウーファーの低音。
「Logicoolが特許を持つプレッシャードライバーサブウーファー技術により、比類なき歪みのない低音をお届けします。」とあるのだが、うるさい店内ではZ523BKなどでは余程大きくしないと低音が聞こえてこない感じがするのである。
ロジクール 2.1chスピーカー ブラック Z-4R
だから、音を出してみるとサブウーファーの「ドカドカ」という低音が響く派手な音の作りになっている。
そして、これだけ聞いていればこれでも良いかと思わせる音であるから不思議である。
しかし、所詮ラジカセやミニコンポの音という感じが否めないのは、サテライトスピーカーの高音の伸びが足りないことなのだろう。
このラジカセの音とは、低音部と高音部がバッサリ切れていることである。
だから、音の中心は「人間の声」やその辺のガサゴソと聞こえる雑音が鮮明であって、本来音楽としては聞こえない雑音が拡大されて聞こえたりする。
高音部を受け持つ50mmサテライトスピーカーというのは、そこそこの出来でそれなりの音は出るが、何か物足りなさを感じる部分がある。
それは、先に述べた高音部とそれに連れての中音部の厚みがないので女性ボーカルのクリア感が薄れるところである。
しかし、コントロールセンターの音量調節を上げ、ベースレベル調節を下げると多少高音がクリアになるが限界がある。
又、サブウーファーもエージングがなされていないと中々柔らかな低音が出にくい感じかある。
そして、注意すべきなのは、サブウーファーは「床面に置け」とそのままマット面などの床に置くと低音が「ドロン」とした音になって締まりがなくなることである。
この場合、ブロックの上などに乗せてやれば最適だが、ホームセンターで売っている間伐材で作った重厚な植木台などだけでも場合によっては大部改善される。
要するに、床による共振などを押さえればよいので状況により種々違う場合がある。
コンクリートブロックの上に載せるとかなり音が締まるのは事実

この様に、低音部、高音部がバッサリ切られているスピーカーなので、クラシックのモーツアルトなどを聞くと悲惨なことになる。
低音部があまりないから、ラジカセ並みの音しか出ない。
それで、コントロールセンターにあるイヤホン出力とスピーカー出力の内、このSP出力に「YAMAHA ナチュラルサウンドスピーカーシステム NXA01」を繋いで共に再生してみたらなかなかの音だった。
但し、単品のNXA01の方がZ-4Rよりも高価なので本末転倒であるのは間違いない。
しかし、Z-4Rをラジカセのイヤホン端子に指し、低音部を少し押さえて聞いていれば結構バックグランドとして音を流しているには良い。
だから、PCスピーカーとしてやTVのスピーカーとしては良いとしても、音楽には向かない様な気がする。
そして、SyuunのONKYO・SL-057(S)、WAVIO GX-70HDとの組み合わせとして比べれば、何度言うようだが全く別次元の音の発生源であると言うものである。
YAMAHA の NXA01を繋げてみても良く分かるように、50mmサテライトスピーカーが貧弱であるので、GX-70HD 程度のものに付け替えれば別の世界が出現するだろう。
このZ-4Rの後ろの配線はRCAプラグでサテライトスピーカーを分離できるようになっているから、種々のものと取り替えられる汎用性もある。

このZ-4Rのコピーの様なものが、「Creative SBS A300 SP-SBS-A300」。

Creative 2.1chスピーカー SBS A300 SP-SBS-A300
これは、以前のエントリーでも挙げていたもの。
今では、2,500円以下買える代物でZ-4Rの用にサブウーファーは分離できず、サテライトスピーカーはチープなもので値段相応であった。
パソコンで音楽を聴く極意とサブウーファー その1

パソコンで音楽を聴く極意とサブウーファー その3


今頃、アナログモデムを探して買う・REX-PCI56CX

2010-04-24 00:13:13 | PC・ハード・ソフト関係綴り

今頃、アナログモデムを探して買う・REX-PCI56CX

近年旧型のWindowsXPパソコンからWindows7へ移行中なのだが、FAXだけはそのままになっていた。
こういう場合、パソコン にFAX通信が入ってしまった場合起動していないと使えない。
元々Windows7対応のFAXソフトは購入済みで準備してはあったもののモデム を買わなければならないという問題があった。
実際、FAXソフトというものは、今では死滅状態になっていると見え、ヤマダ電機あたりだともう見あ たらなくなってきている。
価格コムでは既にFAXソフトの項目もなく、FAXソフトで検索すると

インター コムは、FAXソフト「まいと~く FAX 9 Pro」を2009年1月23日より発売する。

と言う記事し かない。
このソフトは元々Vista対応版だったが、Windows7の32bit版に対応している唯一のソフトらしい。(64bit版は非対 応)
実はこのソフトを要らないと思っていたものの、1年も前に買ってそのままになっていたのは、単にアナログモデムをどうしようかと思っていただ けである。
こういうモデムというのは、ISDN全盛の頃は結構安かった。
そして、どんなパソコンにもLANでなくモデムがついていたから 買う必要もなかった。
そのISDNがADSLになり光になったから、モデムなどと言うレガシーは忘れ去られた存在になっている。
それで も、前回のWindowsXP機を購入した2004年~5年の頃はパソコンコーナーの片隅にまだモデムがあった。
その時は、多分3,780円くら いで随分高くなったと思うものだった。
その製品は、ラトックシステムの56K Modem PCIボードREX-PCI56C(Windows Vista/XPではOS標準ドライバ使用・2005年11月現在のバージョン)?かもう一つ前のヤツであった。
そういう感じがあったから、 Windows7でも何とかなると高をくくっていて、古いPC(WindowsMe時代)のPCIスロットモデムを取り外してつけてみたが、 Windows7では認識できずドライバーもなかった。
Dscf0710 Dscf0713
‥‥と言うことは、2005年に買った56K DATA/14.4K FAX MODEM PCIボードを取り外して着装してもWindows7 用のドライバーがないかもしれないと言う事になる。
但し、Windows7はVistaのマイナーチェンジというところだから、認識するかも知 れないが一方、Windows7では大幅に古いドライバーが削除されたはずなのだ。

56K DATA/14.4K FAX MODEM PCIボード REX-PCI56CX 56K DATA/14.4K FAX MODEM PCIボード REX-PCI56CX 3,465円(税込)

それで結局、56K DATA/14.4K FAX MODEM PCIボードREX-PCI56CX (ラトックシステム)をネットで探して購入した。
見て見てればこの製品の基本の製造は2007年、‥‥とはいうもののWindows7のロゴが 貼ってあってWindows7、VistaはOS標準ドライバーで対応となっている。
WindowsXP以下は添付のCDからドライバーを入れ る。
だから、WindowsXPの標準ドライバーでは認識できないというものであった。
Dscf0712
モデムというものも、そうざらに取り付けることもないので良く分からなかった。
それは、Windowsが更新するごとに購入して行かない といずれ使えなくなると言うのが段々見えてきたような気がする。
それでも、今はWindows7の対応までは導入できたから、しばらくは大丈夫、 その先は分からない。
取りあえず、モデムが市場から消えてしまわないうちに、購入して置いて良かったと言うものであった。
但し、2010/04/24現在では、Amazonでは既に売り切れています。(1-2ヶ月以内に発送)。
それで同じ価格で買えるのはNTT-X(3,465円・税送料込)しかありませんでした。
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NTT-X
56K DATA/14.4K FAX MODEM PCIボード REX-PCI56CX


syuun の不思議な少年時代 その27 Episode 1 その7

2010-04-23 13:18:08 | syuun の不思議な少年時代
syuun の不思議な少年時代 その27 Episode 1
その7

【幼稚園の中のもう一つの幼稚園・年中時代2】

窓口で料金を払い、その横の狭い入り口から園内に入ると、ふじ棚があって先のりんご園は閑散としていた。
昨日の秋晴れとはうって変わっての曇りの一日。
だから見回しても、そのりんご園には、まだ園児父母は2~3組しか到着していなかった。
後ろを振り返ると一緒のバスに乗ってきたような園児もいた。
しかし、ほとんど知らない人達ばかりだった。
少し経つとS幼稚園の先生が、人数確認のために顔を見せ、怪訝(けげん)な顔をしていたが、K園長は都合で来ていなかったようだ。
そんなことを無視して、その先のりんご園の園内を廻っているうちに雨が降ってきた。
だから再び、入り口付近の軒の下に待避する羽目になった。
こんな雨宿りというものはどんなときも嫌である。
そして、S幼稚園の人達とはあまり会わないようにしていたのに、入り口付近に集まっていたのではどうしても目が合う感じがある。
しかし、母はこういう雰囲気には慣れているようで、「もう少し待ちましょう」という。
そうこうしているうちに、幾人かの園児が新しく入ってきたのと同じく、幾人かのS幼稚園の先生の姿も見える頃には昼近くになってしまった。
無駄な時間を過ごしても仕方がなかったから、お昼にしましょうという声が掛かったのにつれて、ふじ棚の下でお弁当を広げる園児家族が出てきた。
Syuunもふじ棚の下で何か昼食にしているうちに雨も上がってきていた。
知らない人達ばかりの中、こんな時というのは何となく子供ながらも場が悪い気がしてならない。
~~とはいうものの、幼稚園のグループとして来たわけではないし、勝手にりんご園に自己負担で来たのだから関係ないと言えば関係ないのである。
昼食後になって、雨が少し上がり他の園児と離れてリンゴ狩りを再開したというものの、リンゴ狩りには少し早かった。
それでリンゴが大きくなっているところを探すか、咲いている草花を探す様な感じになった。
午後のどのくらい時間が経ったのだろうか、ある可愛い女の子の園児とその父母と、なぜか一緒にいろいろと園を廻るようになった。
母、「午前中にはいなかったですね?」
女の子の父親、「少し仕事があって午後から来たものですから‥‥」
その女の子の母親は、何か同意を与えるような顔をしていたが、「雨が降っていましたので、あがったから来てみました。」と言う。
Syuunは、ほとんど顔を見ていなかったから記憶では霞んだままだ。
こういう外の世界に出た時、幼児というのはいかにして自分を守るかという動物本能しか持ち合わせていないのだろう。
子供はいつも母親の顔、正確には「目」しか見ていないのである。
だから、その女の子の顔もその父母の顔も輪郭しか分からないし、認識していない。
そして、その女の子の顔も覚えていないものの、母親に甘えるふうを見せて中々母親が指さす草花を見ることをしない。
りんご園の中、もう既にどちらの親もが楯になって、危害を与えてくる筈もない。
こうなると、子供も安心して遊べるとは言うものの大して興味がないというのがこの頃だったのだろうか。
その間には、雨が強くなってふじ棚の下に待避したり、又園内に出かけていったりの繰り返しをしているうちに夕方になってきた。
‥‥と見るとS幼稚園の先生などは帰ってしまって居(お)らず、半分くらいに減った園児は徐々にみんな帰り支度である。
その園児の中の見知っていた園児に聞けば、「S幼稚園の先生」は午前中で帰ってしまったとか。
雨は、止んでいた。
しかし、今にもまた雨が降りそうなどんよりした雰囲気が強くあった。
それだから今のうちに早く帰ろう、とそそくさと園を後にした。
国道は真ん中だけ舗装してあったが、反対側は桑畑。
街の郊外と言っても実に殺風景なところだった。
今考えてみれば、そんなところはその後50年で拡大市街地の中心になっている。
そして、今は渋川まで車を走らせても昔の風景を残しているところなど皆無である。

バス停は今朝来た国道の南に下がった桑畑の前。
国道とは言え、狭い道だから向かってくる「今で言う」ボンネットバスは多少進路を変えて向かってくる。
それで車の途切れるのを待って道を渡りバス停に行こうと‥‥南の方向を見ると、何やら茶の幌をかぶったジープが国道にはみ出して止まっていた。
朝にはそんな車はなかったはずだ。
後からりんご園を出た先ほどの女の子の(若い)父親(H氏としておく)が
「どちらへ帰えられるのですか」という。
母は、「○○町です」
父親(H氏)「○○町はどこですか?」
母「○○番地、○○の隣の‥‥」と言うと。
父親(H氏)は、「うちは○○番地だから、帰り道なので良かったら送って行きますよ」という。
丁度、雨が降り始めて来た‥それで‥‥
母は、一瞬躊躇したものの「それではお願いします‥」と‥‥
父親(H氏)は、運転席に座り込んでから、助手席の扉を開けて女の子とその母親が後ろの席に乗り、その後から傘をたたんで助手席に母と乗った。
既に、雨は本降りになり始めていて危ないところだった。
ここでも狭くて少し居心地が悪い感じがしたが、綿布が貼ってある扉を閉めてジープは走り始めた。
ジープは走り出したものの、綿布の縫い目から雨が少し落ちてくる。
妙な車だと思ったものだ。
結局このリンゴ狩りは雨の一日になった。そして、家に着く頃には本降りの雨になった。
この雨音の激しさを聞いて、子供ながら車で良かったと思ったものだ。
しかし、幌だから多少雨漏りがするのは当たり前だが、子供には奇異に思えたものである。

車に乗り込んで直ぐ後ろの座席を見ると‥‥
何やら「異物」でも見るような目をした小さな女の子と、にこにこした顔をした、驚くほどの若くそして、輝くような美女の母親(H)の顔があった。
母は、何やら相当若いと思ったのかも知れない様子で、
「お幾つなんですか?」と聞く。
その若い母親は、子供の年齢を聞かれたのかと思って「5歳」とか言う。
それに対して、母は苦笑して言う。
「私は、○○年生まれなんですけど‥‥‥」
その若い美女の母親(H)は、ようやく理解したようで‥
「私は、○○年生まれなんですよ。良く凄く若く見られまして‥ね‥」
「○○さんは、私より少し上が同じくらいかと思っていました‥‥」
母は、「そうすると、25~26歳くらいと言う訳ね‥‥、充分お若いですよ~~。」
母親(H)「ええ、子供がいるなんて見られませんし‥‥二十歳頃の子供ですからね‥‥」

綿布の屋根から少し雨が滴り落ちるくらい雨音が激しくなった頃、真っ暗になった街路の一画で止まった。
家に帰ってきたのである。
母、「今日は、どうもありがとうございました。」
母(H)、「また、幼稚園では宜しくお願いします。今まであまり通園していないのですけれどね!」
家の門の前で、後ろを振り向くと車は、直ぐ先の交差点を左に曲がって消えていった。
Syuun「どこへ行ったの?」
母「そこを曲がった直ぐそこ!」
Syuun「ふ~ん」といっても良く分からないのが実情だった。

しかし、この小さな女の子の幼稚園児は、やはりS幼稚園では見かけたことがなかった。
だから多分あまり通園していなかったのは間違いなかったかもしれない。

それにしても、古い記憶というものは「リンゴ狩り」とノートの真っ白な表紙に書くと、いつの間にか真っ黒に白いページが埋まってゆく。
そんなことは一切忘れていたのに、今では本当に昨日のことのように思い出すというのは不思議なものなのである。
人の記憶というものは、一瞬忘れたとは言うものの決して忘れていないと言うことを改めて思うものだった。

このH氏の家族とは、年長になった翌年春から夏にかけて行き来するようになり結構往来もした。
そして、どういう運命の悪戯か、もう一人の因縁のあるYと共に、このH家族の一人娘のH・Eとは中学2~3年で同じクラスになり、そして同じクラス委員にもなり、受験勉強でも競うことになる。
但し、縁はそこまで‥‥

幼い頃に、その女の子の本質というものを掴んでしまうと、どんなに美女に成長しても不思議と恋愛感情など湧かないものである。
そして、そのH・Eは当然成人してその母親と変わらないほどの美女に成長したが、今は10年に一度同窓会で会うか会わないかの関係にしか過ぎない。

それにして、H・Eの若い頃の母親は、フランス人形のように綺麗で驚くほどの美女だった。但し、それに気がついたのは、6歳になった春の頃である。
だから、そのとき覚えていたのは、一瞬の顔とおぼろげな輪郭だけである。

小学校の卒業式の時のモノクロ写真がある。
それには、その時のPTA役員の写真も入っていた。
その写真に写っている母親たちは、ほとんど和服であるのに、学年副代表のSyuunの母と、このH夫人ともう一人だけがスーツだった。

syuun の不思議な少年時代 その26 Episode 1 その6

2010-04-23 11:13:57 | syuun の不思議な少年時代
syuun の不思議な少年時代 その26 Episode 1
その6

【幼稚園の中のもう一つの幼稚園・年中時代2】

この頃、幼稚園のカリキュラムというのは単純だった。
その単純さは戦前からの、単に子供を預かっていればよいと言う感覚なのかどうか分からない。そして、ベビーブーマーが存在した頃というのは、既存の幼稚園、保育園などに人数的に行ける筈もなく、又通ったという人達は少なかった。
そのベビーブーマーの世代が過ぎ去った時代というのが、ほぼ全員幼稚園か保育園に行くという時代の流れだった。
但し、名目上席を置いていても、幼稚園に行っているとは限らないのが面白いところ。
実際、一年間で数回しか見た事がない(出席していない)園児が、卒業式だけにはキチンと出席して、何も問題がなかったこともあった。

そんな幼稚園だったから、運動会や遠足の予定というのはその時の思いつきの様なものだったのかも知れない。
そして、今も当時も幼稚園では必須という、秋につきものの運動会というものがなかった。
そんな中で、「リンゴ狩り」の遠足(?)をするという話が、幼稚園内で密かに持ち上がっていた。
市街地を外れると直ぐに赤城山の麓になり、りんご園や梨園が国道沿いにあちこちにあった。
実施時期は、限られた人達だけ知っているある日曜日。
公知されていなかった「リンゴ狩り」の遠足だから当然、うちの母のところには話がなく知らなかった。
そんな話を偶然母が耳にしたのは、月謝を払いに行った幼稚園でである。
それは何かと言えば、月謝を払いに来た父母(保護者)個別に、幼稚園側は「リンゴ狩り」の遠足の紹介とその出席の確認をしていたからである。
だからリンゴ狩りの遠足の話を知ったのは数日前である。
そんな話を聞いて、うちでもリンゴ狩り詳細を聞くと、募集していながら「個人的な集まりなので」諾(むべ)もなく「参加できません」と言うことらしかった。
しかし、行くりんご園と日時だけは後で聞いてきたようだ。

秋の一日、リンゴ狩りに行けるのか行けないのかはっきりしないままに、ある日曜日。
「土曜日にりんご園を見に行って、入園の確認もしてきたから」とか母は言って‥‥
その薄曇りの雨の降りそうな日に、お弁当を持って母に連れられて路線バスに乗った。
あるバス停が近くなると、「ここで‥」母が言って下車した。
国道沿いに少し歩くと、見逃してしまいそうな小さな入り口のある小さなりんご園があった。

ロジクールのアウトレット更新・目玉商品 diNovo Keyboard 【DN-900】

2010-04-22 12:53:54 | パソコン関係
ロジクールのアウトレット更新・

目玉商品 diNovo Keyboard 【DN-900】

ロジクールのアウトレットが更新されました。今回の目玉商品はなんと言っても
diNovo Keyboard 【DN-900】なんでしょうね。

実はSyuunも持っています。
メルマガには、

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通常のノートパソコンのキーボードよりもキーストロークが深いので、
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キーボードとしては、パンタグラフ型で非常にタッチがよいのは有名。
問題点というのは、Fキーが小さいなど。
これは過去のエントリーで紹介しています。
注意するのは、「Unifying(ユニファイング)対応製品」ではありません。

【ロジクールストア】在庫限りのアウトレット商品!


写真のある通り、大きなUSBメモリーの様なものが見えます。

次に紹介しているのが、

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これも安いですが、注意するのはMXではありません。
MXRevolutionもそのうちにでで来るかも知れませんが、もう品切れでしょう。

ロジクール製品もお店で買うと、高級品の部類に入るので手が出ませんが、こういう風に半額、60%引きになると触手が動きそうです。
但し、Syuunは既に持っているので買えませんが。

大竹まこと ゴールデンラジオ!鳩山政権擁護・普天間問題で撃沈

2010-04-21 19:44:51 | 日記
大竹まこと ゴールデンラジオ!鳩山政権擁護・普天間問題で撃沈

文化放送の平日午後1時から放送している「大竹まこと ゴールデンラジオ!」。
この番組の冒頭の25~30分程度というのは時事問題を扱ったりする。
それで、今週月曜日から大方1時20分頃、もう既に末期症状と言われている鳩山政権の擁護を展開している。
2010/04/20は、火曜日のパートナー山本モナがとんでも発言をした。元々山本モナ氏は以前から、「日本はドイツと違って戦後補償をしていない」などと無知をさらけ出している人物であることは周知の事実。
山本モナ氏が種々の日本のことについては、大橋巨泉氏同様(かって、耳学問しかしないと常々主張)、耳学問の域を出ていない。
そして、2010/04/21は出口が見えない普天間基地に関して、現実的にはあり得ない「とんでも」のあちこちの新聞記事を探し出して紹介している。
それは、言質を取られない配慮という小賢しいことなのであろう。
そして、太田英明アナはそんな「とんでも記事」をいかにも高度な知識人の言う至言のように記事を読み、メインパーソナリティ大竹まことは、一見自分の言葉のように復唱する。
いわゆる情報操作を一生懸命する様なのだが、内容がないようなので笑い話の様な話なのである。
それは、「外国の軍隊が日本にいるのがおかしい」
「沖縄は前の戦争の時に多大な犠牲を払ったから、基地の負担は全国で分け与えよう」
「普天間の移転に関しては、急がなくても沖縄の人達はまだ幾らでも待てる(琉球大学名誉教授)」こんなもの。

「外国の軍隊が日本にいるのがおかしい」と言う議論は昔からあって、自主防衛という防衛議論になる筈だが、鳩山首相はそんなことはさらさら無い。よって、基地無用論は却下。
「沖縄は前の戦争の時に多大な犠牲を払った‥‥」しかし、戦闘で一番多く亡くなったのは沖縄防衛に赴いた日本本土から日本兵。
嘘だと思うなら、なぜ各県出身の戦争慰霊碑(平和祈念公園)があるのか考えてみたことがあるのだろうか。
「普天間の移転に関しては、急がなくて‥‥」そんなことは嘘だろう。
普天間飛行場の廻りはいつ事故が起きても不思議はない状況にある。
‥‥と言うようなもので話にならないのだが、朝の「くにまるワイド ごぜんさま~」で二木啓孝が沖縄普天間基地の海兵隊800人は、緊急救助・展開部隊と言うようなことを言っていたはず。
だから、朝鮮有事の場合には沖縄にあるのが限度で、それ以外の場所では間に合わないともいう。
実際、2010/04/21の当初討論では自民党の谷垣総裁がこのように説明している。

「あのー、沖縄海兵隊の持っている意味について、ずいぶん今のご理解はですね、偏った理解といいますか、中途半端なご理解だと私は考えます。あのー、沖縄の海兵隊、海兵隊の任務はですね、海外有事の際に真っ先に、その、駆けつけて、そして非戦闘員の救出であるとか、あるいは活動拠点を確保する。こういう任務を負っている。ですから、普天間へリ部隊がこの中核に、この極東においてあるわけでありまして、極東、つまり、フィリピン以北、それから朝鮮半島、それから台湾海峡、そういったところでの要するに抑止力の中心を担っているのは、この沖縄の普天間のヘリ部隊なんですよ。地政学的な、地政学的な位置が、だから重要なんです。そのことをご理解かどうかということを問うたわけです」

「もう1回申し上げますが、こういう沖縄の海兵隊の果たしている、極東の中で果たしている役割からいって、地政学的な位置づけ、そういうものは極めて重要だ。したがって、抑止力を維持していくということをお考えになるならば、選択肢は極めて限られている。このことを申し上げたいと思っているんです。たとえばグアムに関しては、前も総理ご自身がグアムは抑止力の観点から難しいということをおっしゃったことがありますね。私は今、いろいろな県外ということをおっしゃったけれども、総理に抑止力というものをきちんと維持していくというお考えがあるのかどうか、そこのところを疑問に思っているんです」

首相「当然のことながら私は、沖縄の負担軽減と、しかしながら一方で、日米安全保障の中での、この海兵隊を含むアメリカの日本においての抑止力を果たしているという、この役割というものは大きいと思っています。したがいまして、だから、私も沖縄からあまり距離的に申し上げて、遠くのところまで海兵隊というものを移すということは物理的に必ずしも適当ではないという中で、選択肢をさまざま考えていることも事実でございます」(産経新聞)

「大竹まこと ゴールデンラジオ!」この番組もいい加減にして貰いたいものだ。

大竹まこと ゴールデンラジオ!山本モナの反日発言逆噴射

2010-04-20 21:29:16 | 日記
大竹まこと ゴールデンラジオ!に見る逆噴射と反動の鳩山政権擁護論
その2

2010/04/20大竹まこと ゴールデンラジオ!では、火曜日パートナーは山本モナだった。今回は初めどうと言うことのないたわいのない話で終始するかと思ったら、13時20分頃から「永住外国人に地方選挙権を付与する法案」に関する妙な議論が始まった。
ことの初めは「石原慎太郎・東京都知事が与党党首には帰化した人が多いと発言した」などという朝日新聞の記事から。
ところが、そんな内容は議論せず「永住外国人に地方選挙権を付与」に対する元々の根拠や感情論を披露するというお粗末なものだった。
そこで大竹まこと氏は、非常に言葉を選んで発言を抑えていたのだが、今回は山本モナ氏の暴走、疑問発言ばかりだった。
それは何かと言えば、
例の「税金を払っていると言う義務を果たしているのに参政権がないのはおかしい。」
「地方参政権は、その土地のゴミの出し方などを議論するから国政には関係ない」。
大竹まこと氏は「在日の人達は、母国に大統領を選ぶ参政権を持っているがどうか」と聞かれると、まともに答えられない。
それで好んで日本に来た人達もいるだろうが、日本に「強制連行されて来た人達」が長く住んでいるのだから‥‥
そして、話は国籍のことに飛ぶのだが、山本モナ氏というのは自分の意見なのか、言わされているのか実に不思議なのである。

なぜなら、国籍という問題は非常に重要なことであって米国では市民権という国籍を取るために軍隊に志願する。
そういう国籍という問題に対して無関心で、日本という国を崩壊に導こうというのが今の鳩山総理の友愛というものだとは今では誰も疑うまい。
そして、「税金を払っているのだから‥‥‥」という話は、外国人参政権の話が出てきたときに連立与党などか言っていたことなどであるが今ではい誰も言っていない。
なぜなら、その論理で言えば生活保護をもっらっている人など税金を払っていない人は、選挙権がないことになるからである。
次の「地方参政権は国政とは関係ない」という話は、今の普天間飛行場の移転の話を耳にしているはずだから、地方参政権も国政に影響する。
だから、今では「地方参政権は国政とは関係ない」など誰も言わない。
次の「在日の人達は、母国に大統領を選ぶ参政権を持っているがどうか」の部分では、もし戦争などになってどちらの国を選ぶのかとの選択があったら、どうするのかとのことになる。
そして、週刊現代のコラム「大橋巨泉・今週の遺言」の「第69回は『永住外国人の参政権反対よりも、日本を住みたくなるような国にしようよ』」に非常近い不思議なことを言い出す。
この山本モナ氏は「私は帰化しましたが」と言っていたが、本来なら帰化するに当たって日本という国に忠誠を誓うかと言うことを聞くべきなのだ。
しかし、日本に帰化した石平氏によると、日本の帰化申請にはそんなものはないそうだ。
だから、山本モナ氏などは国籍にたいして本来敏感になる筈なのに、無頓着な感覚なのは違和感がある。
そんなに日本が嫌いならば、日本国籍など取らなければ良かったではないか。そして、なぜ日本国籍を取ったのかと言うことを考えれば、外国人参政権問題について別の意見があろう。
そして、この外国人参政権問題に関して文化放送や民主党は護憲派の筈であるのに憲法違反であることを一言も論じない。
それとも、今の日本国憲法を廃棄して外国人でも参政権を持つように改正するのかである。
憲法のつまみ食いばかりして、護憲の筈なのに勝手に修正日本国憲法を作り出して修正しているは社民党の専売特許であるはずだ。
そして、「強制連行されて来た人達」で残っているのは240人(戦時徴用は245人)そこそこしかないし、それも希望して残った人達であるとの政府見解がある。(1959年7月13日 朝日新聞・掲載)
こんなことは、PCで検索すればすぐでで来ることで、今では知らないでは済まされないし、今年になって国会で質問されている。
以上のことで、山本モナ氏も「反日日本人の仲間入りした」とは残念な思いであるとともに失望した。
但し、芸能界では共産党のシンパが堂々と言論を張り、「反日」が生きる糧であるようなので我々庶民感覚とは異にする世界である思うものである。

そして、「市民」とはローマ市民という言葉から発展している。そのローマ市民は、攻められたときには元老院議員であったとしても、重装歩兵として兵役に参加して誇りにしていたのである。
兵士になれるのは、市民(国民)の誇りであって、奴隷は兵士にはなれなかった。
そして、そのローマ帝国が滅んだのは、市民が兵役に就かず傭兵を雇ったためである。




山本モナの反日発言が、とおりいっぺんなのでこの際ネットで調べてみた。

そうしたら、何と色々出てくる。
実は根っからの反日だった見たい。
そして、山本モナという人は本人が言っているとおり、元々日本人の血筋を引いていなかった。
日本国籍をどこにも持っていなかったと言う事が分かって、色々と氷解するところがあった。


しかし、山本モナ自身のプログの自己紹介で
「ノルウェー人の父と日本人の母を持ち、広島県の尾道市で生まれ育つ。」とあって、一々日本国籍を取る必要もないはずなのだがねぇ~~

大竹まこと ゴールデンラジオ!に見る逆噴射と反動の鳩山政権擁護論 その1

2010-04-20 15:48:55 | 日記
大竹まこと ゴールデンラジオ!に見る逆噴射と反動の鳩山政権擁護論

その1

最近の世論調査、鳩山政権の支持率は、民主党よりだった共同通信から始まり、朝日新聞、読売新聞、日本テレビ系、フジテレビ系報道2001と数字の違いはあるとは言うものの軒並み30%前後以下になった。
その世論調査の内、朝日新聞の支持率25%に危機感を持ったのか、民主党と社民党の応援団である文化放送では19日月曜日から鳩山政権の政策擁護にやっきだった。

20日朝の「くにまるワイド ごぜんさま~」では、「今日のごぜんさま~」で「株式会社双日総合研究所取締役副所長・同主任エコノミスト」吉崎達彦氏に電話世論調査の欠陥について説明させている。
それは電話では50歳以上の人達でしか対象にならないことがあると言い、若い人達は携帯電話しか持たない人達もいるという。
それではと、ネット世論調査ではインターネットに繋がっている人とそうでない人の差が出るという。
そして最後に、地方選挙で有権者の世論調査をしたら「○○層」に人気があると回答があって、そうかと思ったら水増しで全然参考にならなかったという話。
いろいろ言うものの、そんな話は安倍政権時代の世論調査で散々指摘されてきたことで、そんなときは文化放送では一切指摘しなかった。
実際、ネット世論調査ならとっくの昔に鳩山政権は危険水域に入っているし、報道各社がやっている世論調査というのは最終的な中年層以上にも広がったと言うことである。
そして、フジテレビ系報道2001はTV番組だから余計真実味があるのではないかとも思えるのである
そういう風に世論調査の悪い結果を何とか誤魔化そうとしているのが文化放送で、正に見苦しいと言わざる終えない。
鳩山政権は鳩山政権支持率25%+民主党支持率23%=48%<50%で崩壊目前なのだそうだ。
こういう鳩山政権擁護論は、実は月曜日の気象予報士/健康社会学者の河合薫氏が鳩山政権擁護論とも言える「地球温暖化議論擁護論」を展開した。

それは、河合薫氏が気象予報士を取る勉強をし始めたら読む本には「地球は寒冷化する」と総てに書かれていたという。ところが、聞いてみたら‥‥その話は「古いのだよ」と言われて、「地球温暖化」と言うことにしたという妙な話しぶりなのである。
最近4月になっても首都圏で雪が降ると言う状況にたいして、「温暖化しているはずなのに、寒くなっているではないか」という話が出て来ている。
この日本の寒冷化に対しては今の気象学者は予測も出来なかったし、地球温暖化しているはずなのに、おかしいではないかという議論に反論できないでいる。
そこで地球温暖化懐疑論が出てしまうと、鳩山政権擁護論にならなくなる。

そんなわけで、気象予報士河合薫氏にこんなことを言わせているのである。
「地球温暖化は、この異常気象のその原因でもある」と‥‥
もしそう言う議論なら、「地球が寒冷化しているのが、この異常気象のその原因でもある」とも言えてしまう。
今の異常気象が温暖化のためでなく寒冷化のためだと言ったら、弱い立場の河合薫氏などはすぐに乾されてしまうのは間違いない。
気象予報士は「余人を持って代え難い」という存在ではないのである。
今の日本において、温暖化懐疑論・否定論はさせないような言論封殺がマスコミ、政府などでなされているのは誰も否定できまい。
もしそうでないとすれば、TV、ラジオに出て来る気象予報士の何人かは「温暖化懐疑論・否定論」を述べてもおかしくないはずだ。
今日本には種々存在する、暗黙の言論弾圧が存在するのは、NHK報道を見てもよく分かるところではないか。

この暗黙の言論弾圧に関して地球温暖化を散々主張してきた、国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長江守正多氏が妙なことを書いている。
それは、既に米国などは例の「クライメートゲート(Climategate)」事件によって地球温暖化の議論にたいして疑問が挙がっているのに、日本ではほとんど議論がないことでである。
■日本にはない?懐疑論のロビー活動
 さて、温暖化科学の信頼性に関する報道は、なぜ日本では少ないのでしょうね。情報源(たとえばイーストアングリア大学)の遠さ(物理的な距離と、言語的・心理的な「距離」)による取材の難しさ、国民の関心の薄さということがまずあるのだろうと思いますが、それ以外に、日本では温暖化懐疑論・否定論の組織的なロビー活動が盛んでないことが関係しているような気がします。‥‥‥(中略)‥‥‥
せいぜいそのような欧米の論争を断片的に拾ってきて紹介する人がいるか、個人的な考えから意見を述べている(ようにみえる)論客が少数いる程度です。平和といえば平和な状況です。

ちなみにSyuunは、この江守正多氏を散々批判してきた。なぜなら江守正多氏がやっている地球温暖化の予測は科学的でない予想であるからだ。
分かりやすく言えばどんなに高性能のスーパーコンピューターを使ったとしても、入力する前提が違えばどんな予測も出来ると言うことである。

そして江守正多氏はこんな不遜なことを書いている。
「僕が理解できないのは、『温暖化の科学はインチキに違いない』と信じて疑わないタイプの人です。気持ちを想像すると、『みんなはだまされているが、自分だけは本当のことを知っているぞ』という側に立ちたいという意識(先ほどと似ていますが少し違うことに注意してください)が働いているのではないかと思います。」
これは、自分かやっていることは「絶対」であって間違いないと確信している発言であろう。
もし真からそう思っている科学者がいたとしたら、どうせろくな科学者ではない偽物であるというのはいわば常識である。
なぜなら自分かやったことがいつも絶対なら科学は進歩しない。
この江守正多氏などのように理系ではなく、文系に由来する科学者、気象学者というのはどうもこの辺のところが妙と言えば妙なのである。

syuun の不思議な少年時代 その25 Episode 1 その5

2010-04-19 14:46:02 | syuun の不思議な少年時代
syuun の不思議な少年時代 その25 Episode 1
その5
【幼稚園の中のもう一つの幼稚園・年中時代1】

昭和31年の夏は終わった。
この頃の夏は今とは何か違っているような気がする。それは何かと言えば、都市部でも今の郊外の田園地帯の雰囲気いっぱいであったことである。
まだ市の人口も10万人であったし、市街地から外れれば一面桑畑ばかりだった。
幼稚園までの道筋には、小さな製糸工場がいくつかあって排水溝から湯気の立つ熱湯が流れ出ていたし、蒸れたような「お飼い蚕(こ)」臭いが鼻を突いた。
雨が降れば水たまりばかりになる市道も車など通ってもたまにであるし、子供ながらそんな車を見るのも楽しかったものなのである。
母の実家から帰ってきたときに、雨が降ると泥濘(ぬかるみ)ばかりだったから、駅からタクシーを乗ることがあった。その車はヒルマン(Hillman)という元々は英国製のクーペスタイルのツードアの車。多分これはいすゞ・ヒルマンだったのかも知れない。
乗客は助手席のイスを倒して狭い後部席に乗り込むというお笑いなものだった。
この昭和31年ころは、まだ国産車といえる自動車はあまり走っていなかった。
なぜならトヨタの初代クラウンは1955年(昭和30年)1月発表で、タクシーがヒルマンからクラウンに変わるのはまだ先の話なのである。
ちなみに日産セドリックに至っては1960年(昭和35年)4月の発売である。
だから、昭和31年ではまだ占領下の雰囲気は多少残していて、教会の前を通ると青い眼ではなく「緑の目」の外人神父さんをよく見かけたものである。
そう言う外人の神父さんなどその後数年経ったら見ることもなくなり、こんな地方でも米国人と見られる人達もめっきり減った。
そして8月末、9月になると、いつもの通りのいつもの幼稚園生活が始まった。
この幼稚園では、朝、園児が園庭に集まるとクラスごとに整列させ、K園長が何やら講釈をぶっていつもの「お祈り」をしてからクラスごとに園舎に入る。
それは一応カトリック系だからお祈りをするわけである。しかし、そんな習慣がないSyuunなどは何が何だか分からなかったものだし、面倒なものだった。
但し、こんな講釈があるのは学期の始まりだけで、先生が暇な月の初めは時は並ばされることもあり、そうでない月末には単に時間が来たから園舎に入りなさいという指示が来るだけであった。但し、園庭を走るのは禁止であったし、園舎に入ってから「お祈り」だけは必ずやらされた。
そんなものだから、園庭の遊具で遊べるのは朝早く来て、整列させられるか指示が来るまでである。
その園舎の入り口の下駄箱(と言っても単なる棚)で靴を脱ぎ、荷物を置いて大広間という講堂に集まる。
そしてその講堂で厳しく言われていたのは又、「走るな」「騒ぐな」そっと歩けであった。
別に走ったり騒いだりすることもなかったが、「お遊戯」で部屋の廻りを廻っていると床板を踏み外すこともあった。要するに、講堂の床は傷んでボロボロの状態であった。
それで、翌年明けから講堂の修理と園舎の購入という名目で特別寄付が始まるのだがそれは後の話。
こうして午前中、全園児を一同に集め円形に並べた椅子に座らせて、2~3人ぐらいの先生で半日歌ったりで、何かでSyuunとしては無駄な時間を過ごしたというわけである。

そして「三つ子の魂百までも」とは、3歳児までに子供の心の基本が出来るという意味でもあるという。しかし、TVもなかった時代、今とは違って初めて他の子供たちと接する「社会」を体験する5歳児の頃というのもそれなりに大きな心の変化をもたらした。
そして、そんな5歳児が一番怖がっていたのは、母親から離れてそして、見捨てられてしまうと言うことだった。
最近の子ども虐待による死亡事例などを見ると、本来守ってくれる親による危害は、子供にとってどんなに悲しく悲惨であったかと言うことか。
子供に還った心境を思い出してみるとヒシヒシと分かるものである。

月の半分くらいまでくると午前中には、一人二人と講堂でのお遊戯を指導する先生が減り、月末頃になると朝、講堂に先生が誰も来ないと言う時も頻発する。
そこでどうしているのかと輪番で園児の代表が先生を呼びに行くのだか、先生たちは決まって園長の居間で会議をしているか、事務をしているのである。
そんなときは、お昼のお弁当を食べ昼休みに講堂で積み木(木製の大きなものがあった)に乗って遊び、午後の時間が来ても誰も呼びに来ないこともあった。
午後の時間、教室に入ると大方、お絵かきの時間か読み古した絵本を見ているかであるものの、2~3教室を一人の先生が受け持っていたりして、いつも人手不足であった。

そして、もう毎日のお遊戯に飽きてきた秋の月曜日、講堂に移動式の黒板が置かれていたことがあった。そこには馬の絵などと「Horse」とかの文字。
園児はなんだこれはと見るが、何だか分からない。園児が先生に「なにこれ!」と聞いても知らぬ振り。
時たま「園長先生のです。」とか「園長先生に聞いてください。」とかいうだけで後ろの方に片付けてしまう。
そう言う黒板が月曜日ごとに出現するから、とうとう「園長先生に聞いてみよう」ということになった。
そして、ちょいとませた男の子がK園長先生に聞く。
「これなんですか」
K園長「無言‥‥」
そして、そんなことが何回も繰り返すうちのある土曜日の昼。
本当は何時もならもう帰る時間なのだが、迎えは家の近くで母が出迎えているだけで、この日は「少し遅れてきなさい」と言われて1時(13時)過ぎまで居残っていた。
すると、講堂で園長先生が何かやっていると園児の声。
「それ‥‥」と居残っていた数人と駆けつけてみると、15人くらいの園児とともに園長先生と2人ぐらいの先生が「Horse」と「馬」の札を取り上げて、「水道のホースじゃありません」とかやっている。
しかし、そんなことを聞いてもさっぱりわからない。
「それはウマ!」などと言い出す園児もいる。
そこで「犬」の絵や「dog」という札を出すと一斉に「ドッグ」と園児が声を張り上げる。
そうこうしているうちに、なぜか今日はここまでと止めてしまった。
そして、翌週の土曜日もわざと遅くまで残っていると同じような事を始めたが、Syuunなどがいることが分かると、簡単に切り上げて止めてしまった。
あれは何だったのか、その後同じように居残ってみたが同じ光景は二度と見なかった。
そして、最終的に11月の声を聞く頃には黒板は片付けられていた。
その後事情を知っていそうな園児に聞いてみると‥‥‥
「あ! それ! 時間が変わったのだよ」だった。

ロジクールCordless Numberpad for Notebooks VN-350

2010-04-17 22:56:09 | PC・ハード・ソフト関係綴り
ロジクール
Cordless Numberpad for Notebooks VN-350


VN-350は、ロジクールのテンキーボードですが、既に廃盤になってしまった製品です。
だから、買うとなればアウトレットくらいです。
しかしここでも問題があって、この旧型製品(¥2,480)を単独で買うと682円の送料がかかって旧型を買う意味がないところなのでしょうか。

(Amazonで¥ 3,486 通常配送無料。2010/04/17)
LOGICOOL ワイヤレスナンバーパッド N305

この旧型VN-350と新型のLOGICOOL ワイヤレスナンバーパッド N305 との違いは、「Unifying(ユニファイング)対応製品」というだけではありません。
VN-350では、SetPointにテンキーパットが追加されません。
電池寿命が3年に対して6か月。
色々なところでハンディがあるのは仕方がないところです。
この電池寿命は、エネループなどを使えば問題になりません。そう言えば古いNicdの単四形電池が沢山ありました。
電源は、裏のオンオフ・スイッチを2秒間押すとありますが、わかりにくいものです。
但し、復帰すると「緑」のランプが点(つ)きます 
キーボードの標準ワンタッチアクセスキー(FN)は新型N305では、エクセル、電卓、アプリケーションスイッチャーですが、VN-350では、アプリケーションスイッチャーの代わりにインターネットフラウザーの起動になります。
そして旧型VN-350ではソフトSetPoint非対応のため変更が出来ません。
又、VN-350では、「Tabキー」になっていますが、新型N305では「Clear」になっています。
そんなところで、旧型のVN-350の利点は見いだせないかも知れません。

ところが、キーボードの標準ワンタッチアクセスキーは、ロジクールの多機能マウスを使っていると、キーボードの標準を変更までして使わないレベルです。
アプリケーションスイッチャーは、Vista以降であればキーボードの「Win+Tab」で表示できますし、LOGICOOLのマウスでほとんどの機種で表示できます。
実際のところ、小さい標準ワンタッチアクセスキーは、細かい作業には不向きでしょう。その他の部分というのはあまり基本的には変わっていません。
「Back」キーは、インターネットフラウザーだと「戻る」キーになります。
 又、携帯用に携帯ケースも付いていますが、持ち歩くにはフルサイズキーボードのテンキーぐらいですから大きいです。

【ロジクールストア】在庫限りのアウトレット商品!
よって、自宅でノート型パソコンを使う時に置いておくという使い方になるかもしれません。小生は、そう言う使い方ですし持ち出す時にはマウスもテンキーも小型のものを使います。
ワイヤレスナンバーパッドというのは、Microsoftに「Bluetooth Number Pad CYD-00004」と言うものもありますが、NumLockの問題もあるようです。
テンキーボードは、最近は5~600円で買える低価格の有線テンキーボードもあります。しかし、この安い有線テンキーボードは時として全然使えないことがあります。
ずいぶん前の製品だと2~3,000円もしましたが「NumLockセパレーター」というソフトが付いていて、NumLockの切り替えが出来たものがありました。
LOGICOOL 製品は、NumLockには非同期で、いわゆる「NumLockセパレーター」などを使う事がありません。
これはキーボードなども同じ思想なので、LOGICOOLのキーボードの一部をテンキーパットにした感があります。


だから、今Syuunのところで一緒に置いてあるELECOMのTK-UYLG(昔1,000円で購入)という多少大きくて使い勝手の良いテンキーボードより、確実に入力できる感じがあります。
いずれにせよ、何かのついでに安く使いたい時に購入してはと思いますね。