書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

Bluetooth接続機器の難しさ

2009-05-31 22:49:06 | PC・ハード・ソフト関係綴り
Bluetooth接続機器の難しさ
Bluetoothが使えるようになったので、色々接続機器を見つけてみた。
取りあえず激安のmicroサイズUSBアダプターBT-MicroEDR1X。
アマゾンでは1,500円程度だったのだが、ムラウチで999円だった。
これは、Bluetooth2.1という最新規格のもので、通信速度が従来の3倍の転送速度とある。Ver2.1+EDR
それでパソコンに認識させてみたのだが、これは簡単に入った。
次に、携帯電話との接続。
取りあえず転送というと、例えばスケジュールでOutlookのファイルで転送されるのだが、妙なもので任意の1日のみ。
それではペアリングというので、やってみると認識するが通信できない。
何かやり方が悪いのか分からない。
Bluetooth機器でパスワードを設定して、そのパスワードを入れるのだがペアリング出来ず。
こんなものは、USBケーブルを使えばどうと言うことはないので取りあえず使わないことにした。



次のものは、SONYのBluetoothWirelessヘッドセットDR-BT140QP。
税・送料込み・7,900円。
Bluetoothの機器というものは結構高い。
ヘットセットと言うから、携帯電話に繋ぐもので、ワンセグ、リモコン機能、ハンズフリーという多機能のもの。
規格は、Ver2.0+EDRと少し古い。しかし、下位互換というので問題なし。
まずペアリング。
2秒押し続けて電源を入れるにしろ、操作するにしろ小さくて良く分からない代物。その上動作がランプの点滅パターンだというから益々面倒。
しかし、あっけなく繋がってどうと言うことはなかった。
掲示板で音漏れがすると言うのがあったのだが耳への圧着が弱く、そうだろうなと思わせる。
音質はこのタイプの普通の音質なのだろうと思う。
ビクターの安い仕様のものと変わらないような気がする。

さて、この機器の接続をを終了させて再度接続させようとしたら、繋がらないのだね。
機器の方は、認識して「接続」になっているのだが、どうもフリーズしている感じ。
いろいろやってみて、ダメなのでもう一度ペアリンクしてみたら繋がった。
到達距離は、室内で5m程度。
かなり遠くまで電波が飛んだら不味いのだろうなという感じ。

後から色々調べてみたら、本体の設定が、Bluetoothから「音声出力する」と言う事になっていなかった。
それで次回接続では、ヘットセットのスイッチを入れて「Bluetoothから出力」にすればなんと言うことはなく音が出てきたと言う顛末。
こんなものも結構難しいよな。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
実は、このSONY・DR-BT140QPに到達する前に、楽天でサイワサプライ製品が二種類あった。
いわゆるヘットホン型とこれと同じタイプ。
サイワサプライのHPだと9,800円だが、1,980ポイントの3倍という妙なもの。
実際は、6,800~8,200円程度までの売値なのだが、バージョンが古かったりする。
ヘットホン型がVer2.0、SONYと同型のものがなんとVer1.2。
こんな古いものはいつの製品なのだと思わせるものだった。

それで、アマゾン製品評価では、ヘットホン型が電波が弱く到達距離1-2m。
左手の鞄の中に入れたら、音が途切れることがあるとあった。

三流品を扱うパッケージ屋のサイワサプライ製だから、そんなものだろうと言うのが通り相場なのだか、8,000円も出してそうだしたら悲しいという感じがある。

結局、価格コムの製品評価を参考にしてSONYの製品を選んだが、安い店が中々見つからなかった。
アマゾンが最安値で¥ 7,879だったのだが、同型の「BT140Q ブラック DR-BT140Q/B」
それでは悔しいから、今回購入したシルバーに。
これは何と¥ 9,062もする。
CCカードが使えなかったところだが、結果最安値と言うことになった。

【福島香織のあれも聞きたい】山本幸三氏インタビュー・に唖然とする。

2009-05-30 23:18:50 | 日本の経済議論
【福島香織のあれも聞きたい】

山本幸三氏インタビュー・に唖然とする。


産経新聞で、山本幸三自民党衆院議員(宏池会)に政治経済についてインタビューをしている。
宏池会‥…「僕ら宏池会というのは保守本流。基本的に吉田ドクトリンの流れをくんでいるんだよな。それは軽武装、経済大国を目指すというやり方で、それは日本の将来の生きる道だと思って、われわれはそれを正しいと思って進めているわけよね。」(産経新聞)と言っている通り、過去官僚てある。
ここで突っ込みを入れると、「吉田ドクトリン」と言っても元々そんな言葉はない。
戦後の経済が疲弊しているうちは、軽武装で米国におんぶするという方針だっただけである。そして、晩年吉田氏が再軍備についてまだしていないのか、と言ったのか言わなかったかという話がある。
「吉田ドクトリン」とは、言わば取り得ず便宜上ものだったはず。
こういう政策の変更というものが、その時の思いつきで始められたものでも中々替えることが出来ないと言う例は、東京都の「学校群制度」がある。
「1967年 東龍太郎都知事時代、小尾乕雄(おびとらお)教育長の主導によって都立高校入試に学校群制度が採用されることとなった。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)」とあるのだが、記憶によると昭和40年発案、41年度から実施ではなかったろうか。
お陰で、地方でも入試科目が9科目から5科目に減らされた。
その学校群制度、小尾氏によれば精々7-8年程度で是正するべきと思っていたそうなのだが、1981年まで続いたから14年も続いたわけだ。

さて、経済に言及しているところを見てみよう。
福島記者は、
「インフレターゲット政策(中央銀行が一定の物価上昇率目標を設定する政策)を導入してゼロ金利や量的緩和でデフレを克服するという。‥‥中略‥‥確かに大規模な公共事業などすれば、一時的には内需が拡大したように見えるでしょうが、長期的に見てデフレを本当に克服することができるのか、非常に困難に思えるのですが。」
と質問すると‥‥
以下、山本幸三氏の記事抜粋。
「困難じゃないよ。まともな経済理論を勉強して、まともな経済政策を行えば克服できますよ。じゃあ、人口の少ないスウェーデンやイギリスは? 今はイギリスは悪くなっているけれど、そういうところは経済が悪くなっていますか。デフレを続けているのは日本しかないよ。‥‥中略‥‥デフレというのはモノの量とお金の量で決まるんだから、お金の量の比率を増やすしかない。それをやらない限りデフレはおさまらない」

「速見(優、当時の日銀総裁)さんが早まってゼロ金利解除なんてばかなことやるから、また翌年に戻って、またゼロ金利やると、また2006年までは経済が良くなって。日銀が金出したときだけは景気が良くなるんだ。で、またゼロ金利解除すると、とたんに中小企業はまた悪くなって2007年春、大企業全体も悪くなっているのに、輸出だけが活躍していたから、みんな分からなかった。‥‥中略‥‥歴史をみれば、わかる。日銀が金を出したときだけしか、日本の景気というのは良くなっていないんだよ。オレは、日本人はもう、賢くないな、と思って」

「実質金利の議論なんて、みんなわからない。名目は低いじゃないか、とみんな言う。でも、実体は物価が下がっているときは実質金利高いんだから。アメリカというのは景気が悪くなったら、実質金利はマイナスにするんですよ。それぐらい金融緩和する。日本はいまだかつて実質マイナス金利にしたことがない。だから景気回復が遅い。アメリカの政策当局や学者の間では常識。」
‥‥と米国経済学に関しては広範な知識を擁しているようなのだが、どうも日本やEUの経済の違いというものを理解しているとは思えない。
確かに経歴としては「米コーネル大経営大学院留学(MBA取得)、米ハーバード国際問題研究所客員研究員」で小生などの門外漢から見れば大した経歴である。

経済に関する限りEU諸国、ここではスウェーデン・英国なのだか、こういう国が出てくる時は注意が必要である。
それはEU諸国が消費国でないことが原因なのだ。消費国でなければデフレも起きようがない。その上特にスウェーデンなどは国民の40%が公務員で日本のGDPの10分の1。
そのために主要産業の軍事産業も重要な位置を占めてくること。
ついでに言えば英国も軍事産業が得意。
要するに、比較するのがオカシイというものである。
そして、「ゼロ金利政策」解除に関しては、米国の「オウム」経済学者と全く同じなステレオタイプというのも面白いものだ。
ゼロ金利政策解除と言っても、政策金利は1%以下だ。
当時景気の良かった米国EUが4-5%、金融で儲けたアイスランドなどは10%以上。
不思議なのは、低金利の国が景気が悪くて高金利の国が景気がよい。
これは景気が良かったから高金利にしたというかも知れないが、高金利の国には金が集まるというのは当たり前の話だ。
山本幸三氏も言っているマンデル・フレミング理論によれば、「外国での金利の上昇は自国通貨安になる」として、日本は円安バブルに見舞われて弊害だったと今では確定している。
中小企業というものも、それほど安い利子で借りているわけでもなく、ゼロ金利時代というのは高金利時代に借りた短期資金の借り換えで汲々としていたのが本当だ。
だから低金利時代のデフレでは、企業はせっせと高金利時代に借りた金を返していたわけで、結果低金利なのにマネーサプライは低下すると言う状況に見舞われた。
だから、ゼロ金利を解除したから景気が悪くなったのではなく、ずっと景気が悪かったと言うものだ。
そしてデフレスパイラルの陥り、例の「流動性の罠」に陥った。
「流動性の罠」では、金利の上下には影響がないから、ここで高金利として金をバラマク政策が必要だった。
それが出来なかったのは、米国よりも低金利に誘導するという合意であり、マンデル・フレミング理論である。
当時、円安にすれば景気が回復すると米国学者、「オウム」米国経済学者は叫んでいた。
結果、米国へ輸出する企業だけが利益が出た。
そして、こういう米国かぶれの人は、「アメリカというのは景気が悪くなったら、実質金利はマイナスにするんですよ。」と言うのだが、そんなマイナス金利が借りられるというのはほんの僅かだと言うことに気がついていない。
一般は、高いローンで借りているのが本当の姿で、それがあのサププライムローンに繋がっている。
日本でも安い金利で借りている企業などわずかの大企業。
何でも高みから見下ろす官僚気質というものは、庶民の感覚は読めないと言うことを如実に示したものだろう。

ヤマダ電機「ケイタイdeポイントプレミアム」の無駄・ボッタクリ

2009-05-30 01:08:29 | 日記
無駄・ボッタクリ・ヤマダ電機

「ケイタイdeポイントプレミアム」


SoftBankの携帯電話をヤマダ電機で購入すると、ヤマダモバイル「ケイタイdeポイントプレミアム」に入れると言うか、入らされる。
この場合、入会の翌日に315円分のポイントが付くのであるが、同時に月会費315円かかる。
「月額料金最大2ヶ月実質無料特典」と言う事で、630円分のポイントが付与されるはずなのだが、二回目のポイント言うのが「登録の翌々月の1日」と言うところにミソがある。要するに、入会して2ヶ月目には315円掛かるものの、その時点で止めてしまうと丸々315円損をする。
3 ヶ月目にやっと315円分のポイントが付与されるとしても、3ヶ月目の会費が取られる。
このポイントは4ヶ月目から100ポイントとなって、215円分の持ち出しと言う事になる。
それで、その他の特典というのが‥‥
○1、ケイタイdeショッピングで通常ポイント+1%
○2、ケイタイ限定来店スロット
○3、ポイント2年間有効
○4、記念日クーポン
○5、デジタルコンテンツダウンロード
○6、平日来店スロット2倍
こんな感じなのだが、ほとんど意味をなさない又はメリットが少ないものは、
先ず1の「ケイタイdeショッピングで通常ポイント+1%」
なぜなのかというと、携帯電話から繋がるヤマダ電機の携帯サイトには中々買いたい物がない。PCサイトでもヤマダ電機のHPでは種類が少なかったり、限定されていたりしてヨドバシ、ビックカメラなどに比べて格段に見劣りする。
その簡易版が「ケイタイdeショッピング」と言うわけだ。
そして、毎週終末金曜日に送られている特売情報にこんなものがあった。

◇ケイタイdeショッピングにてカーナビ&レーダー探知機の店頭展示品が現品限りの大特価コーナー!!◇
セール期間:本日5/15(金)17時-5/17(日)
※店頭展示品の為、キズ・汚れ・色あせ等がございます。予めご了承下さい。
◇大好評!ケイタイdeショッピング・高率ポイント進呈コーナー!!◇
お買得な人気アイテムを厳選、最大21%ポイント進呈!!
※特設コーナーは5/17(日)までの開催となります。

そして、最近のものは
★ケイタイショッピングお買得情報★
5月最後の週末は、激安アイテム大増量!!
パーソナル液晶テレビ・ハイビジョンレコーダー・パソコン・デジカメが大特価!!
超人気商品、話題の新製品を購入するチャンス!
お見逃し無く!!
※特設コーナーは5/31(日)までの開催となります

先ず、15日の分は「カーナビ&レーダー探知機」なのだか、夕方5時からと言う事で覗いてみたら、高額なものほど既に売れている。
ところが、店頭展示品だからといっても、カタログ落ちの2-3年前の商品ばかり。
その上この手のものは「生ものと同じで」新しくないと全く使い物にならない。
なぜなら、北関東自動車道が桐生・太田まで繋がったのは最近。国道17号の鯉沢パイパスが開通したのもつい最近。
だから当然、いずれも2-3年前の製品には反映されていない。これでは、カーナビの意味がないと言うものだろう。

実は、その他ケイタイdeショッピングに掲載している「新着情報」とか言うものも、1-2ヶ月前のものだったりする。今商品のサイクルが短いものもあって場合によっては3ヶ月。
コンパクトデジカメにしろ、60点もあるものの売れ筋はなく、不人気の誰が買うのと言うものばかり。
デジ一眼レフなど、ペンタックスK-7が発表になって投げ売り状態のK20Dが未だに92,100円 10%ポイント(9,210)進呈だ。
これは既にマップカメラで62,800円  税込、送料込で売られているもの。
ヤマダ電機のWeb comでも既に掲載されていない。但し、ビック、ヨドバシにはK20Dはあるが、同時にK-7も掲載されている。。

要するに、ケイタイdeショッピングというのはどう見ても売れ筋ではなく、売れない商品をそれなりの価格で売っているというのが実態なのである。
これなら、実店舗に行った方が何倍も安い。

2、ケイタイ限定来店スロット
実はこれがお笑いのもので、月初めは回転が速くポイントが取りやすいらしいのだが、取り方を知らなくて1回、1ポイントしか取れなかった。
そして、使い方が分かった月末になるとほとんど回転せず1ポイント又は0ポイント。
要するに、1ヶ月に30ポイント分くらいというのが関の山だ。
はっきり言って、お遊び。

3、ポイント2年間有効
これは、来店ポイントがあるから無意味だが、ヨドバシ、ビックが既に一般で2年間有効としているからサービス低下のところ。
4、記念日クーポン
誕生日に何かポイントでもくれるかというものだが、誕生日まで随分とつぎ込む必要があると言うもの。
5、デジタルコンテンツダウンロード
‥‥とは言っても、ヤマダ電機の宣伝フラッシュじゃ有り難くない。
それでも、フラッシュゲームなど取れると言っても、毎月何回も更新されるわけではない。だから、欲しいものをダウンロードしてしまえば後はほとんどなし。
違うのは、着うたを1曲。
どうでも良いようなチビタ動画が1つ。
これが315円の価値があるかどうかと言うものだろう。
6、平日来店スロット2倍
そして、この「平日来店スロット2倍 」とは何時もの10ポイントが20ポイントになるもの。
しかし、来店時にスロットを通さないと無効だそうなので、後から通して実際何時もの100ポイントにしかならなかった。
そして、4回程度しか通用しないから来店ポイントだけで40ポイント。

この様にしてみると、月額315円払う「ケイタイdeポイントプレミアム」と言うものは本当に子供だましの様なことが分かる。
ケイタイdeショッピングでは、売れ残り商品や型遅れ商品ばかりを店頭価格又は、通常価格で売る。早く言えば選択枝が少なく安くない。
平日来店スロット2倍、ケイタイ限定来店スロットも子供騙しの1円だったり、10円だったり。
デジタルコンテンツダウンロードも普通なら宣伝用のヤマダロゴ。
無料の筈なのにプレミアム会員のところにあって紛らわしく、大して必要もないデコメ。
「着うた」もフルでなく、試聴も出来ない代物で結構要らなかったりする。
動画は小型画面専用の非常に荒い映像。

こんなので金を払わせようというのは、余程たちが悪いとしか言いようがない。
2ヶ月分事実上無料と言っても、実は初めの3ヶ月は315円と訂正するのが本筋だろう。
そして、正確には1ヶ月で止めれば事実上無料。
2ヶ月、3ヶ月で止めればどちらでも315円。
無駄と思っても、3ヶ月315円で少し遊べるかと思えば「可」かもしれないが、4ヶ月以上続けるのは単なる無駄使いにすぎないだろう。

正直言って、ヤマダ電機で携帯電話を買った所有者を嘗めていると言うのがケイタイdeポイントプレミアムの本質だ。
以前は、携帯電話で予約するホテル料金というのは割高だった。しかし、今は楽天などPCと同一料金体系だからそんなのは時代遅れというものだろう。

とんだお騒がせの「ケイタイdeポイントプレミアム」だった。

超低金利時代の弊害・年金破綻の危機について考える

2009-05-28 20:02:01 | 読み解けば‥‥

超低金利時代の弊害・年金破綻の危機について考える

毎日新聞2009/05/28の社説は、「年金の危機 制度改革を遅らせるな」と言うものだったが、26日の国会質問では野党民主党が自民党を攻撃していた。
確かに、金を官僚に任せると箱物を作ったり、天下り先に金を渡したりろくな事にならない。しかし、実際は野党が自民党を攻撃すると言うより、経済政策に関し自らの責任もあるのではないだろうか。
毎日社説では「来年70歳になる人の厚生年金額は生涯にかけた保険料の6.5倍だが、30歳未満だと2.3倍止まり。これでは若い人の年金離れを一方的に批判するのは酷だ。」と実態を述べている。
うちのとっくの昔になくなった父を思うと、驚くほどの共済年金と厚生年金を貰っていた。戦前は厚生年金制度というものは事実上無く、実際は昭和30年代にはサラリーマンは厚生年金、公務員は共済年金加入と言う形になった。
父の場合、民間に約10年いてその後戦争で軍隊に2年、復員して職がなかったから国家公務員試験(二級官試験‥高等文官試験廃止)を取って公務員に。
それも、二級官試験がその後「中級職相当」へ格下げになったから、結構苦労した公務員生活だった。それが25年その後民間に移って‥‥
軍隊は、その分年金が2年早く付いたそうだ。
近年書道をやっている先生は、年金生活だから‥‥と連呼するのだが、少なくとも小生が年金を貰える時代には、「年金」で生活できるレベルではない。
しかも、我々子育て世代というものは、東京に子供を4年間出すだけ最低1,000万円かかる。
実際問題としては、中学生からなら2,000万円もかかる。子育てを終わって、年金生活だから「金がない」など片腹痛いものだ。
うちの叔母など、雨漏りするボロ屋に一人暮らしで住んで、贅沢するワケでもなく唯々(ただただ)預金通帳と株の値段の数値が上がるのを楽しんでいたらしい。
亡くなった後には、細かく付けられた日記とノートがあったそうだ。
そんなボロ屋に住むから最後は、寒かった風呂場で倒れて大騒ぎだった。

そんなことは兎も角も、年金と言うものは、元々4-5%の運用益で回すはずだったと思う。
それがゼロ金利、低金利というお陰で企業年金も破綻に近づくし、社会保険組合も解散など当たり前になった。
要するに、日銀の従来型の経済理論にない低金利政策という「負の遺産」がとうとう表面化してきたと言う事だ。
今まで、低金利やゼロ金利のメリットだけ強調されてきた。低金利だから国債の利子が少なくて済むとか‥‥
企業に資金を貸し出しやすくするとか、中小企業救済だとか‥‥
実際は、貸し渋り、貸しはがしが横行したのは国民が共通して知れるところであって、低金利だから企業に金が廻るわけではないと言うことが証明された筈だ。
それでも低金利政策を続ける。
本当に何故なのか分からない。
米国の金融バブルの時は、日本を好景気にしないという政策で常に米国より低金利に留め置かれ、最近特に批判されている円安バブルを引き起こした。

結局、年金に「大金」の税金を注ぎ込む事になり、国債に関しての低金利メリットなど吹き飛んだ。
しかも、年金基金は米国でもやらない株に投資したりして、利子、利回りどころか何兆円も損をした。
そして、この低金利時代を通して、米国の金融バブルであったにも係わらず精々2.5%程度の利回りだったと言うからどうかしている。
2.5%なら一時期米国やEUに預金していればそのくらいの利子が付いたものだ。
低金利時代が長引くほど、デフレと不況が続くというのは、日本による実験でいずれ証明されるときがくるだろう。
しかし、そこまで日本が何処まで持ちこたえられるか、又実験が続く。


Google Chrome 2.0とFirefox3.0とを比べて

2009-05-27 19:06:21 | パソコン関係
Google Chrome 2.0とFirefox3.0とを比べて

「米Googleは5月21日、Webブラウザ「Chrome 2.0」を一般向けに公開した。」
Google Chromeを以前ダウンロードして使って見たのだが、掲示板などに書き込む時反応が遅くで遅延することが多かった。
パスワード入力がIE・FFで「●●●●」となるのが「‥‥」になるのは今でも違和感がある。
「窓の杜」では、「動作速度や安定性がさらに向上」とうたっている。
実際導入してみるとかなり早く、FFよりも多少速い気がする。
しかし、FFや「Sleipnir」v2.8.5では、今まで使っていたIE風の形にも出来るのだがGoogle Chromeでは、完全に違っている。
だからIEでしか表示出来ないサイトだとGoogle Chromeでは、「Macintoshでは表示できません」とくる。
これでは、ろくに使えないではないか。
それならエンジンをIEに代えろと言うのかも知れないが、いちいちサイトごとに変えている暇がない。
FFでは、IE Tabその他のプラグインがあって、IEでしか表示できないサイトは、例えばIE Tabなどのプラグインで難なく読むことが出来る。
そう言う事が出来ないGoogle Chromeと言うものは、以前のFFの様なもので気分が向いたときでしか使わないというものだろう。
だから、IEのエンジンを使ったりもするLunascapeは使えるかなと思ったが、妙な動作がうるさいのと、ツールバーが妙に動いて戻せなったりしたから止めてしまった。
そのLunascape(ウェブブラウザの3つのレンダリング・エンジンをサポート)では、HPによると「世界最高速・圧倒的なJavaScript処理速度(10,350)」とHPで唄っているのだがSleipnir v2.8.4(11,265)に負けている。
その「JavaScript処理速度」の表によれば、Google Chrome1.0は2,371、IE8は9,575とある。
Google Chrome2.0は、従来より3倍(30%)以上ほど速くなったと言うのであるからIE8並以上と言う事なのだろう。
‥‥資料を見たら30%以上だったので、どういう事なのか良く分からないと言うもの。
実際、FFよりは速い印象があるし、Sleipnir v2.8.5が特別速いとは感じない。
ちなみに、FF3.0は、5,654。
Google Chrome2.0やIE8に少し劣る。
しかし、取りあえずSleipnirが一番早いから「標準のフラウザー」にしていたのはまあまあだったことになる。

「Chrome 2.0」の変更点の一つが、FFでは「よく見るページ」というところにあるものが、第一面に表示されていてこれが削除出来るようになった。
たまにしか見ないHPが表示されたままというのは実に気分が悪いものであったのは間違いない。

しかし、FFほどまだ作り込まれていないChrome 2.0は実際使いなもにならないと言うのが実感だろう。

そんなこんなで、最近FFのスキン(テーマ)を何点か導入した。
この点「Sleipnir」が数えられるしかないのに、FFでは数え切れないほど存在する。
Sleipnirがメインなのだが、IE的な使いにくさも残していることから、最近FF3.0をメインにしても良いのではないかと思ったりしているのである。

RATOCパソコン自動切替器REX-220CXDを使ってみて

2009-05-23 19:35:08 | PC・ハード・ソフト関係綴り
RATOCパソコン自動切替器REX-220CXDを使ってみて

2008年の秋、以前から使っていたパソコンの調子が悪くなって買い増した。
元々のパソコンというのは、Aopen H-600Bというケースに付属していた安物の電源・400W-AO400-12AHNと言うのがダメだった様だ。
MSIの調査ソフトを入れて検証すると、Alertが鳴り響いてシャットダウンしてしまう。
そう言うことは無視しても、導入して3年目頃にUSB転送の速度がおかしくなりエラーが頻発した。
それがMicrosoftの「安定化させる」という修正プログラムで、そこそこ使えている。
だからUSBの転送スピードでも、30Mb/sはとても無理で20Mb/s以下しか出なくなった。
Motherboardも今では撤退してしまった「Soltec」製「SL-K8TPro-939」、その上に乗っているUSBコントローラーというのも同じく撤退したVIA製。
それで、最近は時にフリーズしたり、終了時に何かのメモリーのエラーが出て表示が出る程度。
取りあえずの構成は、
motherboard:Soltec SL-K8TPro-939
Chipset:VIA K8T800PRO
AMD Athlon64 3000+  64bit CPU  Winchester
(AMD Athlon(tm) 64 Processor 3000+ 1.80GHz)
Memory :512MB×2(DDR SDRAM PC3200)=1024MB
Video Adapter AGP :MSI FX5700-TD128MB 
(MSI MS-StarForce GeForce FX 5700 (NVIDIA GeForce FX 5700))
Discdrive :Hitachi HDS722516VAT80 160GB 7200rpm 8MB ATA100
Optical drive: NEC ND-3500A
USB2.0×8,  IEEE1394×5
Windows XP Home Edition (Build 2600) SP2
Aopen H-600B 400W-AO400-12AHN

それで、新しく買い増したPCをナナオ19型S1910-HRBKに繋ごうとすると、DVI-Dコネクタ、ミニD-Sub15ピンモニタコネクタが一つずつしかない。
それで、Soltec(D-Sub・DVI-D)の方をアナログのD-Subに接続すると結構滲みが強くて使えたものではない、それで新しい方のDVI-DにD-Sub変換コネクター接続で使っていたものである。
最近のVideoAdapterは性能が良くなったのか、さほど劣化しなかった。
新しいPCの構成


CPU : Intel Core2Quad Q6600 [2.40GHz/L2 8MB/QuadCore/FSB1066]
MOTHER   : ASUS P5Q-E[Intel P45chipset + ICH10R]
MEMORY : Samson 2048MB DDR2-SDRAM PC6400 [1GB*2枚]
HDD : Seagate ST3500320AS  [500GB 7200rpm 32MB S-ATA2]
OptDrive : DVD-RAM/±R/RW;Pioneer DVR-S16J-BK [S-ATA接続]
VGA : 【PCI-E】GeForce8600GT 256MB Leadtek製[Dual DVI-I端子付]
LAN : GigabitLAN [1000BASE T]オンボード
CASE : Antec ThreeHundred+ 前面ファン[Antec製ブルーLED12cm]2個
POWER : Abee AS Power SD-500E[500W]
OS : Microsoft(R) Windows Vista Home Premium SP1 (32bit)OEM

元々パソコン自動切替器と言うものがあると言うことは知っていたのだが、昔の話で性能が悪いというイメージがあった。
しかし、モニターとキーボードなどの関係からどうしても使わざる終えなくなった。
 
実は、ネットで調べてもパソコン切替器では上手く検索出来なかった。そして、表示されてもコレガの高価なものばかり。
それでヤマダ電機にパソコン自動切替器を探しに行ったら、「クロスインターフェイス」というUSBマウス・PS/2キーボードを同時に使える物があった。
これがRATOC製のREX-220CXA(パソコン自動切替器 クロスインターフェイス接続・
ケーブル一体型・Audio対応 (2台用))というD-Sub専用のアナログ専用のもの。
それではと、帰ってきてネットで探したらREX-220CXDというDVI-D専用のものが見つかった。
ヤマダ電機では、REX-220CXAでも5,980円もした。
アナログ接続がAudio対応になっていたから、REX-220CXDもそうかと思ったらなっていない。カタログ、HPを見ればAudioケーブルはついていないしね。
直販だと、¥9,400(税別)だから¥9,870。
実は訳あり「ワケあり特価」と言うのがあって残3限定! \6,980(税込)。送料600円。
しかし、ネットで調べた見たら送料込みで¥6,300だった。
翌々日届いた製品を接続してみたのだが、本当に便利なものだった。



ほんとのこと言って、パソコンは少し離れておいてあるからUSBマウスには延長ケーブルが必要であったし、PS2キーボードの一つはケーブルが届かなかった。
切り替えスイッチの1.2番が右からで違和感があるケースも多い様なのだが、うちの場合、左側が2番のPCなので丁度良かった。

切り替えは、スイッチ又はキーボード(ScrollLock+ScrollLock+矢印キー・又は1.2)で切り替えるのだが、「ポコン」とUSBを認識する音がして、一動作で切り替わる。
電源はパソコンのPS/2ポートから供給する。

キーボード認識もエレコム(ELECOM104 keyboad(TK-P2104JPW5))の古いもので「動作確認済みリスト(キーボード)」に入っていなかったが問題なし。
使って見て、沢山のケーブルなどの不要なものが出て、なんだか得したように気分になった。
しかし、改めてRATOCのHPを見たら、REX-220CXDというのは3年前の2006年に発売されたもので、最近のものはREX-230XDAと言う製品だと気が付いた。
ネットだと約1,000円の差でこの製品が買える。
違うのは、Audio対応と
○「最大27インチのワイドモニタ、最高解像度 WUXGA(1920×1200) までをサポート。フルHD(1920×1080)のワイドモニタも使用可能です。」
○「HDCP機器の接続に対応!切替器経由での地デジ視聴OK」
と言うところ。
(切替器経由でも、HDCP機器からきた信号をそのまま伝送。地デジやBlu-ray DiscなどHDCPにより保護されたコンテンツの受信・再生が可能です。フルHDに対応した環境では、ハイビジョン映像をきっちりフルサイズで表示して楽しむことができます。)

1,000円の差としては結構大きいところがある。
しかし、現在の環境ではWUXGAのモニターも持っていないし、地デジ視聴も現在はなし。
今のモニターも2005-6年のものだから取りあえずREX-220CXDでも充分というものだった。
しかし、最近23.6型ワイドTFTカラー液晶(1920×1080)(LCD-MF242X)で27,779円(送料・税込み)だと言うから、そう遠い話ではない。
LCD-AD241EB 23.6型だと、もっと安くで22,290 円。(ムラウチ)

取りあえず、今回はこれで「泣く泣く」我慢しようという現状だ。

アドレスV125G快走中 4

2009-05-22 00:00:38 | 日記
アドレスV125G快走中  4
花粉症で乗れなかった時期が過ぎて、最近頻繁に稼働するようになったアドレスV125G。
実際のところ、多少花粉が少なくなった時でも結構平気だった。
その理由というのは、フルフェイスのヘルメットによるところが大きい様なのである。
実際、フルフェイスなら自転車で走るより風当たりが少ない気がする。そんな感じて、4月上旬から稼働し続け今頃1,000kmに達した。
販売店では、1,000kmになったらオイルフィルターとオイル交換が必須と言ったので天気の内に持っていった。



まあ待つことほんの少し、オイル交換とフィルター交換、そして簡単な車両点検をして2,100円だった。
多分これは実費なのだろうね。売った店だと、工賃をサービスしてくれるのかも知れない。
この値段なら、自分で汚れながらオイル交換をする必要もないと言うところではないか。
3,000km(間隔)でオイル交換してくれと言うのなら、次は結構先になる。
今回その店に行ったら、原付二種のスクーターの新車はあまりなくて50CCばかりだった。
本店の方には新車があるのかも知れないが、店の奥に埃を被った400CC(?)スクーターとCB400の新車があった。
見ればほとんど中古車ばかりで、以前タダで下取りしたリード90が入り口近くに置いてあったのだが、今度は値段が付いていた。
その値段、驚くなかれ67,000円。


タダでした取って貰った リード90 走行距離約8,000km、全後輪ミシュラン、フロントブレーキパット交換済。
バッテリー ACデルコ交換済。

2ストだから、メンテナンスフリーで継ぎ足しオイルだけ。
しかし、電送系が古すぎて長距離は??だったのだが、乗り心地は良かった。
まあ、それは兎も角も誰が買うのかなと思ったが、2月に室内に置いてあったアドレスV125Gの旧型車(新車)はマニアに買われたようだ。
さて、アドレスV125Gだが500km走行くらいから調子が上がり、800kmぐらいから変わらない。
近年思うことは、走り出して車が抜いて行かないなと思った時には時速60km/hには達している。
以前は、ハーフスロットルでセーブしていたからなのだが、別にフルスロットルを開いているわけではない。
それだけ加速がスムーズになった気がする。
そして、そんな関係から、250cc程度のちんたらしたバイクなら発進加速でも結構負けていない‥‥驚くべきもの。

まあ大体、大型バイクは信号で急発進などしない。
なぜならガスを食うし、妙にスピードがつてしまうとコントロールしづらいからだ。
以前言ったことだが、こういう一見50CCのミニバイクに見えるヤツは、高崎のLABIのヤマダ電機自転車駐車場でも入れてくれる事だ。
特に、色がこんなものだと、フロントの「白コーナーシール」が判別しにくい。
もっとも、原付二種とタダの原付との区別を知っている人は割合と少ない。 

日本のマイナス成長の本質を語らぬ新聞社説

2009-05-21 22:42:37 | 日本の経済議論
日本のマイナス成長の本質を語らぬ新聞社説

2009/05/21の新聞各社の社説は、
日経「戦後最悪の急落後の反転探る日本経済」、
産経「マイナス成長 本格回復につなぐ戦略を」、
朝日「最悪GDP―怖いデフレと失業の連鎖」、
毎日「最悪GDP 家計を元気付ける時だ」、
読売「GDP急減『戦後最悪』を乗り切るには」という見出しを書いているのだが、内容は大なり小なりほとんど同じようなことである。
要するに単なる現状認識だとか、対症療法、日経新聞に至っては、「その大きなカギを握るのは米国経済の動向だ。米国でも最近は明るい経済指標も出始めているが、危機で傷んだ金融機能の回復は道半ばだ。米国向けの輸出が危機前の水準にすぐに戻るとは考えにくい。」と未だに「米国という消費国の藁」にもすがる思いと言うところなのだが、米国は直ぐに頼りにならない。
結局行き着くところは、「政府・日銀は景気下支えのために財政出動や金融緩和を打ち出してきたが、今後も景気動向に応じて機動的に効果のある政策を打ち出すべきだ。」
と日銀の政策を未だに指示するしか思いついていない。

又、読売社説は「海外需要に過度に依存する経済の弱さは今回の世界危機でも経験した。企業設備も外需向けで高い伸びを続けてきた。こうしたことが夢と消えたいま、内需の柱である家計を元気付けること以外に、本質的な経済再生策はない。」
と内需を期待するのだが、今まで内需を喚起できなかった、しなかった理由というものを述べていない。

今回のGDPの落ち込み企業業績の落ち込みに対して大きな要素を持っているのは、依然「金融」であると言うことだろう。損保会社も例の保証証券やらの金融商品を持っていたために一社1,000億円単位の損失を被っている。
一般企業でも本来製造業であるはずのSONYは創業者が引退した後、文系の社長が続いたために技術を軽視して金融に傾倒した。
そのために製造業としてはあり得ないような損失を計上している。
トヨタもトヨタ銀行と言われるような金融と言う側面を持つ。そして製造業としては、ほとんど米国向けと思われる製品志向のものばかり作っていたのではないだろうか。

要するに、バブル崩壊後の日本経済と言うものは、米国のバブル消費を当て込んで、日本の国内で売れるような物ではなかったのではないか。
液晶テレビも大型テレビなどは日本のウサギ小屋だか、鶏小屋には大きすぎる。
そして、トヨタは日本でそこそこの値段で売っていた車種をレクサスブランドに衣替えして値段を高額につり上げた車を売っていた。
本来これは、米国の金融・消費バブルに乗ったものだったはず。

ところがよく見てみれば、最近銀座には欧州のブランドショップや格安衣料品の店ばかりが並んだ。
要するに、日本は未だに米国に次ぐ大消費国であり、且つ高額商品を買える国だと言うことだ。それがなぜ消費低迷なのか。
はっきり言えば、国民の資産が減り続けているからである。
日経社説が書く「政府・日銀は景気下支えのために財政出動や金融緩和を打ち出してきた」と言うものの、バブル以降景気が上がったという認識はない。
リーマンショック以前の一部輸出企業、金融の好景気というものは、「米国の金融バブル」だったことは誰もが認めるところ。
これを持って、「金融政策が功を奏して」一時的に景気が回復したと言う事も言うこともないだろう。
それが「斎藤精一郎氏(NTTデータ経営研究所所長・社会経済学者)」が言う「牛(米国)に引かれての好景気」である。
これが何を示しているのかというと、「政府・日銀は景気下支えのために財政出動や金融緩和を打ち出してきた」と言う非伝統的な手法は失敗し続けていると言う事ではないか。そして最近言う「非伝統的な手法」とは、経済学で想定していないやり方であると言う事だ。即ち、米国経済学を手本にして勉強してきた日銀はいわゆる「思いつき」で行ってしまった経済手法であると言うことだ。
あの「ゼロ金利政策」自体思いつき、未経験だったはずだ。
それでも、日経社説では「帝国軍人参謀」同様、その「日銀のやり方しかない」としか主張する頭がない。
お陰で、日本は米国、EU諸国でさえ発生していないデフレに入ってしまった。

なぜ日本だけがデフレなのか。
誰も経済学者は答えていない。
理由が言えないのか、言っては困るのか‥‥

EUがデフレに陥らないのは、EUは消費国家ではないと言う事が大きな原因であるからであり、その上に日本にない不況も関係ない、消費税もかからない輸出品があるからである。
その輸出品の件に関しては、例えばスウェーデン経済を述べるとき必ず言わず、日本経済、福祉社会の欠陥を主張する。
EUの経済というのは、金融、武器輸出(死の商人)、贅沢ブランド品からなっている。
よくよく見れば、米国も全く同じ構造で金融、武器である。
そして、ほんの少し前は全て高金利だった国々。

日本のように、ゼロ金利、低金利政策による「円輸出」と景気に左右される「民生品」だけを輸出している国は日本くらいしかない。

今後どうするべきか、原因が分かれば何とかなりそうというものだが、それに踏み込めないというのは、政策官僚が既に「社会主義」に傾倒していること。
そして、未だに55年体制を引きずっている政治家の新陳代謝が行われていないという老人政府の体質、老害にある。

日本テレビ「スッキリ!!」「密着!アラフォーお見合いセレブ狙いの結婚相談所」

2009-05-19 00:47:39 | ちまたの噂・雑記事
日本テレビ「スッキリ!!」

「密着!

アラフォーお見合いセレブ狙いの結婚相談所」


2009/05/18の朝9時、「密着!アラフォーお見合い セレブ狙いの結婚相談所」という特集があった。
最近は、携帯電話のワンセグで見られるから、世話がないというものだ。
「セレブ狙いの結婚相談所」という特集では、綺麗系の39歳バツイチ女性と34歳の女性がお見合いパーティで相手を探すというドキュメンタリー。
この少しケバイ感じの34歳の女性。
照明が悪いのか「鼻立て化粧」などをして、何の商売をしているのだろうかと思わせ、一方、バツイチ39歳の女性は口元にホクロがある一寸(ちょと)見可愛い感じ。
そして、「お見合いパーティー」に出陣という「バツイチ39歳」が美容院で髪をアップに整えて不思議なことに「おばさん」くさくなっている。
「バツイチ39歳」は、初めの結婚は何となく結婚して、しばらく結婚したくなかったのだが、最近結婚したくなったとか。そして、「お見合いパーティー」に参加しても1人りぐらいしか話が出来ないと言うのが8人と話をしたとか。
それで、二人とも気に入った相手を指名して食事などに行くのを放映している。
「お見合いパーティー」の様子を放映して‥‥
ケバイ34歳が選んだのは、43歳(?)バツイチ開業医、年収3,000万。
バツイチ39歳女性というのは、自営業の男性。
バツイチ39歳女性の方は、後日談なのだが、ケバイ34歳の方は食事の間の会話を放映している。
その内容が驚くべきもの、「私昔看護婦を大学病院でやっていた‥、給料が安いから2年で直ぐ止めた‥」、「料理は全然出来なくて、出来ても卵焼きとか‥‥」「以前合コンでそんな話をしたら、みんなに引かれたのよ‥‥」とか。

当然、カップルは成立しなかったのだが、バツイチ39歳女性の方は、世界観・生活感が違うので‥‥ボツとか。

まあ、テレビ局が入っているとかで、「お見合いパーティー」側である程度セッティングしたのだろうが、こういう女性たちの感覚では「婚活」は難しいだろうなあ~~と率直思えるのである。

人間30歳にもなると自分のライフスタイルが確立されて、「エイ」と結婚に飛び込む勇気、覚悟というものがいるそうな。
それは、うちの女房殿が言うのであるから間違いない。
そして、その覚悟を得るためには何をするのか、実は何も聞いていない。
しかし、「婚活」ならそれなりの努力が必要なのだろう。
だから、先のケバイ34歳の様に、「料理が出来ない」などと公然言ってしまうというのは、その心構えが出来ていない。
分かりやすく言えば、明日試験があるというのに試験勉強を一つもしないで臨むようなものだ。
要するに、精々二十歳そこそこの娘が、「料理は作れませんが今後、勉強して頑張ります。」という時代は遠に過ぎている。
「看護婦だった。」は、医者にとっては禁句だし、それもヤリおうしていないからペーパー看護婦にすぎない。これも減点。
もし子供を産ませるのなら、子供が医学部へ入れる頭がないともっと困る‥とし大概考える医者の心構え。
そして、子供の頭の能力は、母親に似ると信じて疑わないのがこの人達。
だから、40歳過ぎの開業医が、実力もない元Nurseと結婚するはずがない。
近年「看護師」は、看護大学とか医学部看護学科卒の大卒で、場合によっては大学院も出て医博だって珍しくない世界になってきた。
しかし、「アラフォー」世代では、短大・専門学校止まりというものだ。
そして、その看護学校へ行く人など普通の人がそう誰でも行くものではない‥‥と言うのが医者の考えだろう。
「ダウンタウン」の松本人志氏が45歳なのに、19歳も年の離れた26歳の元お天気キャスターの井原凛氏と結婚しているのである。
松本人志氏は高給取りで有名なのだが、金持ちは「若い娘」が好きなのはいつの世代も同じなのだろう。‥‥実際は大変だが。
バツイチ39歳女性の方も、いっぺん結婚に失敗しているはずなのに、何やら浮世離れした感じ。
要するに、やはり自分の生活を崩すことが出来ない。
人間年を取れば取るほど、世の中の事がよく見えてきて冒険を冒(おか)すことが出来なくなる。

一方、男性側から見ると30代の女性、特に「アラフォーお見合い」程度になると実際どうなのか分からないが、30歳程度になると不思議と女性に男性の影が見える感じがする事がある。
別に気にならないと言うのならそれでも良いのだが、気になるというのならやめておいた方がよいかも知れない。
なぜなら、悪く言えば「乗り換えよう」として、天秤にかけている感じがしてならないからである。

そしてもう一つ、女性の側には今の生活を全部捨てて、「エイ」と新しい世界に飛び込む勇気だろう。
そして、失敗したら‥‥、失敗しないように努力しなければならない。
後戻りできない年に来ている時は、常に勇気が必要なのだと言う事だ。

民主党代表選・問題点を避ける曖昧討論のバカバカしさ

2009-05-15 23:19:04 | ちまたの噂・雑記事
民主党代表選・問題点を避ける曖昧討論のバカバカしさ

民主党代表選の日本記者クラブ討論会を見ると、日本の国民が心配している問題点を避けているような気がする。
問題点というのは言うまでもなく、民主党のアキレス腱である防衛問題であり、憲法問題であり、外交問題である。
そして、岡田克也副代表には、「永住外国人の地方参政権の問題」などもある。
外交問題で心配なのは、鳩山氏の中国重視政策で
「私は価値の外交は嫌いです。価値ではなくて、価値の同じくする国々が外交関係、絆(きずな)を強めるのは当たり前の話であって、外交というのは、価値観の違う国々が、いかに共存共栄というか、自立をしながら共生をする。」
と言う。
こう言うのは学者がいうのならば良いとしても、一国の首相となるかもしれない政治家の感覚としてはどういうものだろうか。
言っているのは、理想論であるし「価値の同じくする国々が外交関係、絆を強めるのは当たり前の話」などと言うものではない。
そして、「価値観の違う国々が、いかに共存共栄というか、自立をしながら共生をする。」と言うのも間違いであるというのは誰だって分かる。
現実問題、鳩山氏が言う中国の関係は、「自立をしながら共生をする」関係ではないことは、現在も進行している日本の言論・行動統制を見れば良く分かるではないか。
そして、自身や元小沢代表が中国へ行ってどの様に振る舞ってきたかの言動を見れば、対等の関係とはどう見ても思えない。
その甘っちょろい考え方を表しているのが「友愛外交」「友愛財政」と言う言葉だ。
記者に「今時、女子学生でも使わない。教育の現場でもほとんど使われない死語に近い言葉を、おじいさんが言っていたということで持ち出されても、中身が見えてこない。」と言われている通り、「馬鹿馬鹿しい」限りなのである。
なぜならば、そんな「お坊ちゃま」の「友愛」など通用しない世界というのが今の日本を取り巻く環境であり、日本の経済状況であるからだ。

それにしても岡田克也氏の歴史に関して無知か故意かあまりのバカバカしさは、憲法改正問題で極まっている。
「私たちは60年前の戦争の反省に基づいて、自分の手を縛ったわけです。海外で自分たちの判断で武力行使をしない。」
‥‥と言う解釈であれば、日本国憲法は日本人で自ら作ったと言うことになる。しかし、実際はGHQの占領政策憲法であって、その憲法の上にGHQの条例があった。
その他岡田氏は、
「私は、憲法をイデオロギーで論じるべきではないと。たとえば、戦後レジーム(体制)の転換とかですね、そういうイデオロギーで論じるべきではないと思います。憲法というのは、戦後60年近く、国民の間に定着して参りました。それは、国民が認めたから、その憲法はあるわけで、しかし、時代の変化に応じて、変えなければいけないところは変えるということは当たり前のことだと思います。」

この様にも述べている通り、学校の勉強をよく学んで東大へ入ったのだなとよくよく思う。なぜなら、自分で物の本質というものを考えていない事が明らかであるからである。
先生に教えられたことが絶対であって、それが間違っている又は、変わってきていることにに気がつかない。
これが、昔の陸・海軍軍人・参謀の精神構造と全く酷似すると言うものではないか。
なぜなら、「日本国憲法」そのもののが占領政策という「イデオロギー」の塊であるのに、「そういうイデオロギーで論じるべきではないと思います。」というのは矛盾するからだ。
逆に言えば、「日本国憲法」そのもののをGHQが作ったと言う事を否定していると同じである。
だから「憲法というのは、戦後60年近く、国民の間に定着して参りました。それは、国民が認めたから、その憲法はあるわけで、」
という欺瞞に全く気づかないというよりわざと否定している。
これが日本の政治家なのだろうか。
多分、信条は無政府主義者なのかも知れない。
なぜなら、岡田克也副代表の「永住外国人の地方参政権の問題」は正に国家を否定する無政府主義の根幹であるからだ。
そして、その「イデオロギー」即ち思想傾向を主張しながら、「戦後レジームの転換とかですね、そういうイデオロギーで論じるべきではないと思います。」という。

この様に見てくると岡田氏、鳩山氏の日本を守るという原理原則というものが実は見えてこない。
日本の国をどの様にしたいのかと言う事である。
岡田氏の「無政府主義者」的に考え方は分かったとしても、鳩山氏は「友愛外交」「友愛財政」で結局日本の立場というものを明確に示していない。
それは、先に述べたように日本の国の何を守るかと言う事に敷衍するのだが、「私は価値の外交は嫌いです。」と言う通り、日本国民の価値観を守るとは当然思われない。
同様に、岡田氏の日本国憲法に対する歴史認識と、そのナイーブさにほとほとあきれる。

日本国憲法は、国民が認めたのではなくGHQが作ったというと言う事や、憲法に対する批判などは占領中では最大の検閲対象になってひた隠しにしたことである。
そして、そのことが定着するまでなんと7年間もの長い占領だった。
憲法が作られてからでも、約6年。
憲法の実際は、MacArthur条例の下にあるら言論の自由もなかったことなど、昔の歴史教科書にははっきり書かれていた。
そして、独立後その占領政策を推進した政治家、官僚、学者などは「言論統制」を良いことに、みんな口をつぐんで、言わば「しらばっくれた」のである。
普通の国なら、フランスのビシー政権ほどでなくとも占領政策に協力して国民を欺したり、圧力を加えた政治家、官僚、学者は更迭されるか批判の対象になったはずである。
しかし、日本では文化勲章を貰うか、勲一等を貰って生涯を全うした。
それだけでなく、自分の過ちを隠すことを続く学者、政治家に強要した。

「日本国憲法」が自主憲法であるかないかの議論は昭和が終わろうとする頃まで続き、読売新聞が米国の公開資料からGHQのMacArthur司令部が一週間で作ったことが暴露されて議論は収まった。

日本の民主党は、米国の民主党とは大違い。
分かりきった事だが、世界に珍しい日本の国を守らない愛国者がいない政党なのである。