書道家Syuunの忘れ物

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日本を歪める外交官を厚遇し、国益に寄与する外交官を排除した結果

2007-08-11 09:43:57 | 新聞社説・正論・主張を読み解く

歪める外交官を厚遇し、国益に寄与する外交官を排除した結果

今回珍しく佐藤優氏の意見に同意である。元々外務省の外交官特に米国担当部は、幣原喜重郎の外交姿勢を「最良」として展開してきた。一方、ソ連に対する防諜など有力な外交官は、杉原千畝の免官など厳しく対処し、一方開戦当時の米大使館員の処遇に関しては、驚くほど寛大に対処した。
それは、杉原の業績は日本の外交権威を高めるものであり、一方、宣戦布告文書の手交の不手際は米国の主張を補完し、日本を「馬鹿」扱いするのに友好だったからである。

結果、ソ連通は少なくとも「佐藤優」氏などと言う人物も出てきたが、米国にはこれと言った人物は見あたらない。大方物わかりの良い、事なかれ主義の人物だけだ。
だから、米国在住の有力外交官10人の内には、かって大場駐米大使しか出てこない。
この様なていたらくだから、「アメリカ下院、慰安婦問題」が決起されてしまった事は、佐藤氏の言うとおりだろう。
いみじくも佐藤氏は、結論づけている
「歴史認識を巡る外交問題においては、このような乾いた、薄っぺらな論理が日本の国益にかなうという筆者の持論を8月初め、ある勉強会で述べたら、東郷和彦氏(元オランダ大使)に『それじゃダメだ。問題は解決しない』とたしなめられた。」

東郷和彦氏と言うのも、古い日本人感覚の持ち主である事が暴露されてしまった。
米国などの「狩猟民族」には、農耕民族の「話せば分かる」は通用しない。
「狩猟民族」は常に「力」以外信じないのが常で、ものを言わなくするのは「力」でねじ伏せるか、「だんだん言うことを聞かなくなったきたから考えを変えよう」と思わせるしか方法がない。

下世話の「ヤンキー」世界を考えてみれば、「バシリ」はそのままではいつまで経っても「バシリ」のまま。金が出来れば「みつぐ君」。
だんだん煩いことを言うようになれば、「絞めるか」で制裁をするか、「階級」を上げてやるしかない。
まあ、日本は未だに「バシリ」「みつぐ君」をやっているが、そろそろ限界であると言うのが日本の国民意識だろう。
こんなところが判らないのは、「Mac」に盲従したマインドコントロールが抜けない老人ばかりだ。
‥‥政治家有志が『ワシントン・ポスト』紙に掲載したFACTの一面広告によって、下院議員の共同提案者が増えた。
これは、正に「バシリ」が何を言うかという米国人の日本の見下した見方だ。
だから、FACTに「米国は原爆を日本に落とした」となぜ書かなかったのかという議論がある。
即ち、政治的に見れば、「原爆」を持ち出して、米国の責任も追求しておく‥‥あんたに言われる筋合いはない‥‥とはっきり明言すべきであったと言うのである。