田母神空幕長を「懸賞論文」で更迭・第二の来栖統幕議長発言より酷い言論封殺
1988年、来栖統幕議長発言は「 シビリアンコントロールの名のもと解任となった」しかし、現在でもその正当性は間違っていないと言われている。
ところが、今度の田母神空幕長を更迭は、「アパグループ」の第1回「真の近現代史観」懸賞論文で、その優秀賞として選ばれた「日本は侵略国家であったのか」というもの。
http://www.apa.co.jp/book_report/index.html
懸賞論文全文は、「アパグループ」のHPに掲載されていて、全文で9ページにいたるもの。
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf
書かれていることは、歴史的事実を淡々と述べているだけで、特に目新しいところはない。雑誌「正論、諸君」当たりに書かれてあっても、問題にならす読み飛ばされるようなものだ。
朝日新聞では
「論文は中国への侵略について「中国政府から『日本の侵略』を執拗(しつよう)に追及されるが、我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」など、一貫して日中戦争や太平洋戦争での日本の役割を正当化する内容。自衛隊についても「集団的自衛権も行使できない。(東京裁判の)マインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制が完成しない」と不満をつづった。 」
‥‥と書かれているが、実際のところを読んでみるとその通りだと思う。
面白いことに、この論文に対する反論が誰も出来ないところが意味深長なことだろう。
それで朝日が反論として持ち出しているのが、悪名高き「村山談話」。
「95年の村山首相談話は植民地支配と侵略で「アジア諸国の人々に、多大の損害と苦痛を与えた」としており、麻生首相も継承する考えを表明している。」(朝日)
村山首相談話というのは、その談話と同一の内容のものを国会決議しようとしたら出来無きて、閣議で決めて談話をだしたもの。
要するに、国民の合意が得ていないもの。
しかも、その社会党はその後の選挙で負けて今のありさまだ。
全く日本の自虐趣味というのは変わらないのか情けなくなる。