書道家Syuunの忘れ物

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ジャンクカメラの点検 コニカ BiG mini・ミノルタAF MAC TELE QD

2009-06-30 11:22:09 | 日記
カメラ大中古市in前橋 ジャンクカメラ購入記 その2

ジャンクカメラの点検 
コニカ BiG mini・ミノルタAF MAC TELE QD



昨日100円から300円のジャンクカメラを点検して、完動品と確認したのがこの「コニカ BiG mini・ミノルタAF MAC TELE QD」。不思議なことにどちらのカメラも持っている。
当然新品で買って、箱も説明書も全部あるもの。
そして不思議もにどちらも購入後修理に出していた。
コニカ BiG miniは、1年と1ヶ月後に起動不能となり修理費10,000円程度。ミノルタAF MACTELE QDは、レンズに接着剤が付いていた。これは保証内。
それで、今でも完全に使える元々持っている二つのものと比べてみた。

コニカ BiG mini



色違いで、シルバーとブラックの違い。
持っているシルバーを出してきたら、日付が消えていた。
これは、手元のCR2025を入れ替えて表示。ジャンク品は何か艶がなく指紋がベタベタつきそうな感じ。
これは、持っているものと何ら遜色なく普通に使えた。
違うのは、何やら汚れているかなと言うぐらい。


日付、フィルムカウンターも正常。
これで300円は安かった。



次に、ミノルタAF MAC TELE QD


中央に置かれいてるのは、2CR5というリチュウーム電池。これが結構高い。
左のストラップがあるのが元々から持っていたもの。
実は、旅行に3-4回持っていたくらいしか使っていない新同品に近いもの。
20年も経つものだから、新同品というのは言いがかりで、完動品と言った方が正しい。
ジャンク品は、その完動品に比べ正面から見たところ、プラスチックにテカリが出て多少風が悪い。
しかし、多少のスレがあるものの大きな傷などはない。
大きな欠点と言えば、ストラップが切られていることだろう。
だから元々持っている完動品と間違いは、写真ではストラップがあるかないかの違い。



ジャンク品の方はなぜストラップを切り取ったのか不思議なものだが、これは取り替えられない。



日付の液晶表示も正常。
ジャンク品の方は、電池を開けてみたら「塩」を噴いていた。但し、塩はフタについていたので拭き取って影響なし。
手持ちの使い古しのCR2025と入れ替えて何やらまともそうに見える。



使い勝手の部分では、故障しているのはフィルムを取り出すところのバネ。
ジャンク品はバネが壊れて、押し下げて開け、戻して閉める事になっている。
しかし、良くこんなところが壊れるとは不思議に思う。
以前買ったジャンクでもここは壊れていなかったし、ストラップも切られていなかった。

フィルムBOXの開閉ボタンは重要なので、何かの振動で空いてしまわないのかと言う心配がある。
但し、かなり固くそうそう空かないと思うが。



電池を入れて直ぐに取り出してみたところ。
コンデンサーに電気が溜まり誤表示している。これは、ジャンク品も同じで、再び電池を入れれば正常に。




さて、このMAC-TELEのジャンク品と言うのは、どうもコンデンサーが経たっている感じがする。
だから、電池を入れた当初10秒位しないと反応が鈍い。
元々持っているMAC-TELEは、電池を入れると即反応してシャッターが切れる。
このMAC-TELEというのは、もともと反応がよいのが特徴だから直ぐに反応しないと、故障のきらいがある。

このジャンク品の場合、電池を入れっぱなしにしておけば多分問題はなさそうだ。
実際の感じでは、完動品とあまりを変わらない。
そして、購入価格は200円かと思ったら、150円だった。

今から思えば、何とか動きそうなのは電池が入っていて、完全にジャンクと思われるのは電池が入っていない感じがする。
この2機種、元々同じものを持ってるから使う事もないし使う気もない。
単なるオモチャというものだろう。
まあ、取説の必要もないのだから使う事は可能とはいうものの、撮っても感動がないというのは困りものである。
取りあえずのジャンク。
いつまで手元にあるのか、それは神のみが知る??なのかな。

カメラ大中古市in前橋 購入記

2009-06-29 12:04:29 | 日記
カメラ大中古市が2009/06/28群馬県前橋市・前橋問屋センターで例年のように行われた。

昨年末の12月にも「カメラ中古市」に行って、ジャンクカメラを4台、使用可能なジャンクに近いカメラを2台買って来たことは以前のエントリーにある。
その時は、11時近くに行ったからロクナものは無く、ジャンクカメラは可動可能な物はなかった。
何と言っても、初めというのは勝手が分からず右往左往するものであった。
さて、今回は9時からというものの町内の廃品回収があったから、その時間には行けなかった。
本来なら廃品回収の方を手伝う筈なのだが、手伝う人がいなくなる今年の後半には手伝って見ようかと考えている。
しかし、ここ2-3年書道展当番審査と重なって、みすみす唯一のご褒美の「宴会」にも出られず仕舞いなのである。
早く言えば、町内の仕事というものは、余程の暇人でない限りやっていられないとも思えてしまうこともある。


それで、前橋問屋センターに到着したのが9時30分ころ。
駐車場は満車札止め、駐車場案内人が出ているとは言え(違法)路上駐車がずらりと並ぶ。
こちらは、予定通り単車で行っているから難なく会場に入ったのだが、とても展示ブースに近づけない有様。
空いたところで販売されている中古カメラを見たら、コンタックスのT3などか56,800円とか5万円台後半でゴロゴロ並ぶ。
T3というのは、販売中止直前には105,000円位したものが54,800円で売られていたのを記憶する。
それが、販売終了となった途端75,000円程度に値上がりした。
確かに、CONTAX T3は秀逸なカメラであったことは間違いないが、銀塩カメラを使わない今では単に持っているだけと言うものなってしまった。
ジャンク品のコーナーも人が近づけないほどの黒山の人だかりなのだが、買っている人達というのは買う物が違う。
同一種類のジャンク品を多数集めて、一つの完動品にするというのが楽しみの一つらしいから一眼レフばかりを狙っている人が多い。
見たら、中にはレンズ付きのOM-1を抱えている人もいたから色々なものがありそうだった。
今年は、OMシリーズが多いのか色々だったが、昨年のように昔のレンジファインダー式コンパクトカメラというものは少なかった。
それを探そうとすると、昨年のような良品もない上に高かった。
まあそれで、見た目の綺麗そうなものを選んで買って来た。



一見完動品の様に思えた3点。
コニカビッグミニ・ブラック
キャノン・オートボーイ155
オリンパスμZOOM105 DX

コニカ BiG mini(1989年2月)
このビックミニは色違いで今でも持っている。
こうしてみるとブラックの方が格好良かったかも知れない。
買って来た時は、何やら風体が良くなくて動作も緩慢というものだったが、ビックミニというのはそんなものである。
帰ってきて、清掃した上点検してみたら完動品の様だった。
当然一番高く価格300円。


キャノン・オートボーイ155
これは、何やら設定が消えて妙なものだったが、電池もリチュウーム電池123Aが入ったまま。
電源を入れると気持ちよい音を立てて起動。
ズームも問題なし。
しかし、その内にフィルムのカウンター部に「H」の表示が出てフリーズ。
フィルムカメラというのは、フィルムを入れなくともシャッターが切れるようになっているはず。
結局、起動はするが故障品と言う事だった。
価格200円。‥‥やはりジャンク品。
オリンパスμZOOM105 DX

(1996年11月発売DELUXE)
このカメラは、気持ちよく起動する。
一時期人気カメラになった製品で、シャッターを切ると躊躇なく切れる。
今の水準からしても良くて来たカメラの様だ。これも電池入りで動作確認すると、ズーム、ストロボその他異常なし。
但し、フィルムカウンターに「E」の点滅表示。
これは、フィルムがないと言う事かと思ったのだが、10万円もするコンタックス出さえそんな表示はない。
それで、ダミーフィルムを入れて見ると中々フィルムがロードしない。
それても何とか入れて見ると「E」は「0」表示、「1」へ変化。
一枚シャッターを切った途端「2」になったかと思ったら、逆転して「0」へ。
巻き戻されていた。
やはりこれも故障品でジャンク。価格200円。


ミノルタMAC TELE(ミノルタAF TELEクオーツデート)
1,985年8月発売。
この機種も今でも新品で購入したものを持っている。
実はジャンク品としては2台目。
何か知れないが、ストラップはぶちぎれ電池(高価な2CR5)もなし。
背面のデート表示も消え風体が悪い。
しかし、現物を持っている感じからすると「完動品」と直感したのだが持ち合わせの電池を入れてテストしてみた。
日付表示は、電池を入れることによって復帰。
フィルムの開閉口は手動で固く、何やら妙な感じ。電源を兼ねる電池開閉口はしっかりしたもの。
電池を入れて見る。
異常なく完動品。しかし、このカメラというのはビックミニが出る以前のもの。
昭和60年頃の製品だ、何となく眠い写真しか撮れないものだった。
購入価格200円。


フジ・ZOOM DATE 76S
これは電池を入れたら起動したのだが、ズームボタンを押すと電源が切れてしまう故障品。
風体は良いが、ジャンク品。購入価格150円。



これぞジャンク品。
今回の最低価格品100円。


ペンタックス・ESPIO150SL
ケースつきの結構状態の良いものだったが、電池を入れても起動せず。
多少高かった購入価格200円の割には失敗製品。
これもジャンク。
こんな感じて、全製品の購入額は1,300円。

ビックミニとミノルタAF TELEクオーツデートが完動品だったから、他の製品はオマケというものだった。
しかし、そんなオマケのカメラもいつかは2,000円、3,000円、5,000円と下取り製品に化けるからどうしても購入する必要があると言うもの。
これで、そのうちにカメラを買い換えることが出来ると言うものである。
自分で苦労して買ったカメラなど、下取りになどしたくないものなぁ。

別のことだが、このカメラ大中古市でも新品カメラを売っていた。
但し、型遅れ品。
SONY α300
今ネット価格は、36,000円強。
それを35,000円程度だったかで買っている人を見た。
性能的に安いのか、高いのか良く分からぬところだが欲しかったのなら買い得ではある。
但し、31,000円前後で売られていた実績があるからどうなのかなと言うものでもある。

そして、噂に聞いたのだが中古品のうち本当に良いものであれば、展示前日に業者が買い集めてしまうことがあるという。
事実そんなこともあると思うが、小生などは古い機種はあまり興味がないからあまり関係ないと言うものの感じではある。

「D'Artagnan(ダルタニャン)物語」「三銃士」の今までのあらすじ

2009-06-28 00:32:23 | 日記
「D'Artagnan(ダルタニャン)物語」

「三銃士」の今までのあらすじ


Aleksandr Dumasの「三銃士」はD'Artagnan物語と言われる長編小説の初期のもので、その後「二十年後」、「ブラジュロンヌ子爵」として完結する。
「三銃士」は、以前書いたものを修正加筆すると

三銃士のあらすじ……ガスコン(ガスコーニュ)生まれのダルタニアンは、18歳になるとパリへ出で近衛銃士隊に入隊しようとした。
父親からの紹介状を持って、銃士隊長トレヴィル(トロワヴィル伯爵ジャン・ド・ペレ)邸に行くまでに、ひょんな出来事から三銃士と噂される有名な剣の使い手の剣士と決闘する羽目になることから友情に結ばれる。
この三人が有名な
アトス……実は(オリビエ・ド・ラ・フェール伯爵)‥随一の剣の使い手。
ポルトス‥‥実は(ブラシュー・ド・ピエールフォン・デュ・ヴァロン男爵)‥怪力の持ち主。
アラミス‥‥実は(のちの司教)‥随一のインテリ、美青年。

そして主人公のダルタニャン(のちに伯爵)の4銃士ということになる。

 下宿先が小間物屋の二階でそこの主人にも、夫人にも会わないと不思議に思っていたところ美貌の若い婦人と知り合いう。
 誰だろう…とさんざ調べてみると、下宿の夫人でボナシュー夫人(23歳)であった。
 稀に見る清楚で美しい女性にダルタニアンは少し恋心を抱いて尚も探索する。…と、なにやら怪しげな行動から王妃アンヌ・ドートリッシュのもっとも信頼されている侍女(宮廷婦人)であることが分かる。
 ここでダルタニアンは、この侍女の言葉から王妃アンヌ・ドートリッシュを助けてリシュリュー枢機卿の陰謀から守ることを誓う。(ダイヤのネックレス事件)
 
 英国のバッキンガム公爵(ジョージ・ヴィリヤーズ)への使いに三銃士を動員して、リシュリュー枢機卿(アルマン‥ジャン・デュ・プレシ・ド・リシュリュー・男爵)の手先であるミレディーやロシュフォール伯爵の追撃の追っ手を振り切り目的を達成する。
 イギリスから帰国後ラ・ロシェル包囲戦に参加しているうちに、実戦実績からリシュリュー枢機卿に認められて念願の近衛銃士隊の隊員になる。
 マリー・ミション(実は、王妃の側近シュヴルーズ公爵夫人)からボナシュー夫人が幽閉されている修道院を知り、同時に釈放状を手に入れる。
 国王に従って戦場を離れている間を利用して、ボナシュー夫人救出作戦を敢行する。
 しかし、釈放状の存在を察知した魅惑的な「絶世の美女」ミレディー(ミレディー・ド・ウインター伯爵夫人・アンヌ・ド・ブリュィ)は、幽閉されている修道院をつきとめる。
 そして、いち早く修道院に駆けつけたミレディーは、あまりの美しさに誰も王妃の側近と疑わず、修道院長はそれを信じ込んでボナシュー夫人との面会を許す。
 同じく清楚な絶世の美女ミレディーを見たボナシュー夫人も、疑いを持たずに隙を見せて暗殺される。
 ボナシュー夫人の暗殺に一歩及ばなかったダルタニャンは、必死でミレディーを捕らえ、即刻アトスやリールの首切り役人ともに罪状を並べ立てて彼女を処刑する。

罪状の一つ。
「フランス王国の敵と内通した罪、国家の機密を漏らした罪、フランス軍参謀本部の計画を挫折せしめた罪」
 エピローグ。
 ダルタニアンはリシュリュー枢機卿に呼ばれ、ミレディー暗殺等の厳しい尋問を受ける。
 しかし、「この書類の携帯者は、余の命令により、国家のために行動する物なり。
                   1627年12月3日     リシリュー」
というミレディーに交付した事実上無意味な「無限委任状」「赦免状」を示し切り抜ける。
リシュリュー枢機卿は、苦笑して逆にダルタニャンを近衛銃士隊の副隊長(士官)に任命する。
そして、他の三銃士は暫くして皆引退した。

「二十年後」に続く。

D'Artagnan物語・三銃士Ⅱ 継続のお知らせ 

2009-06-27 00:04:17 | 日記
D'Artagnan物語・三銃士Ⅱ 継続のお知らせ 

「第10章 第3部ブラジュロンヌ子爵 ルイ14世と Nymph達(愛妾)1,序章」
と言うものを書き始めてそのままになり3年も経過してしまった。
序章で述べたとおり「第6巻は、1660年5月であって、フロンドの乱終決から7年後と言うことになる。」(ダルタニャン物語「ブラジュロンヌ子爵」「十年後」は第6巻「将軍と二つの影」)
それで、1658年の「砂丘の戦い」で史実上のD'Artagnanが「近衛銃士隊隊長代理候補」(大尉待遇)(隊長代理・マザラン枢機卿の甥/ 形式上)に昇進するのを書き、続けて「隊長代理(隊長は形式上国王)に昇進する1667年まで。」
そうすると小説に又繋がると言うものだった。

Aleksandr Dumasの原作の三銃士、即ちD'Artagnan物語は、新聞小説であり時系列では史実に近い部分もあるが、架空人物に関してはかなり時代考証的にはいい加減である。
Dumasは、どの時代の人物かというと、ナポレオン3世とほぼ同時期の人物である。
ナポレオン3世が「2月革命(1848年革命)勃発後」にフランス政界に復帰するのと反対に、Napoleon1世が没落した後の王政復古時代に大活躍した人物である。
だから、小説「モンテ・クリスト伯」などその時代背景を多少描き出していると言える。
しかし、三銃士が活躍したAnshanRegime(アンシャン・レジーム)時代の貴族社会を、時代考証をある程度無視して「王政復古時代」の感覚を取り入れている。
だから、D'Artagnan物語の時代構成で、17世紀のフランス小説を書くとはっきり言って出鱈目な小説になる。
そんな小説というのは貴族社会というものが分からない日本人には気にならないかも知れないが、フランス語にでも訳されたら大笑いのものになろう。
実は、そんな小説がネット上にあった。
藤本ひとみ「愛しのダルタニャン」。(平成15年7月11日から連載されていた新潮社のWeb文庫)

その馬鹿馬鹿しい小説の批評をしていたので再掲しいみる。
但し、一部修正加筆してある。
「彼と一夜をともにした絶世の美女の名はミラディ、枢機卿の命を受けた女諜報員(スパイ)だった。」と「三銃士もの」と名乗りながら主人公はミラディである。
Dumasの小説(以下原作)の三銃士は1625年からラ・ロシェルのプロテスタント軍攻防戦が終わった1628年まで、リシュリューは枢機卿が宰相となった直後の4年間を背景としている。

作品(「愛しのダルタニャン」)は、従来の三銃士に抜けていたダルタニャンの素性(後年のモデルの)を正確に記載し、その他この時期の史実(バッキンガム公爵の真珠ばらまき事件や1625年アミアンでの事件)を解りやすく挿入してより小説の厚みを付けている点では評価出来る様に思う。
又、女性作家特有な書き回しとして男性像、特にダルタニャンやバッキンガム公爵の素顔など大して詳細に説明しなくとも顔が浮かんでくるというところはサスガとしか言いようがない。
小説の内容になるとこの時代の背景として宮廷内部の事件が中心となる。事実は「小説よりも稀なり」であって原作よりも実際にあった出来事の方が小説らしい。
さて、ここに人物設定として主人公である「ミラディ」に関して英国での素性を明らかにしている。
シェフィールド男爵夫人ミラディ・ウィンター。
未亡人であり結婚は縁故をもとめてのことであると書かれている。
しかし、現在よりも身分制度の厳しい時代に一目で貴族階級かどうか解る英国に置いて「ミラディ」の素性は解りにくい。
映画「マイフェアレデイ」を見てもらえば解るとおり言葉や立ち振る舞いからして違う。
何せダイアナ妃を見てみれば解るとおり「貴族階級」というのはあのような身なりをしている。簡単に書けば長身・金髪である。尚戦前の将校と下士官は身なりだけで区別がついた。
「愛しのダルタニャン」は平成16年5月30日現在第46回26章になっている。
物語も第22回 シュヴルーズ伯爵夫人(シュヴルーズ公爵夫人でなく)が登場する頃から三銃士を離れて宮廷事件になる。
第25回10章に「この者が、今日から、ボナシュウ夫人と一緒に下着係を務めることになりました。名前は、ミラディ・ウィンターと申し、歳は、今年で二十歳でございます」
下着係は、わずかに微笑んだ。
「シェフィールド男爵未亡人ミラディ・ウィンターでございます。ミラディとお呼びくださいませ」とシェフィールド男爵未亡人ミラディ・ウィンター事ミラディ(ミレディ)が宮廷婦人として登場する。
そして、ミラディの陰謀はシュヴルーズ公爵夫人を陥れてアンヌ・ドートリッシュの宮廷から第33回 第二部 第1章で追放に成功する。(1625年)
「当日付けで、王妃アンヌは、シュヴルーズ伯爵夫人に領地謹慎を申し付けた。
 シュヴルーズ伯爵夫人の領地は、トゥレーヌ地方の中心都市トゥールにあり、パリからは約六十リュー(約二四〇キロメートル)のかなただった。」

ここまでくると私などは違和感を憶えざるおえない。

まずシュヴルーズ公爵夫人が何故伯爵夫人に格下げになるのかが全く不明である。
何と言っても、シュヴルーズ公爵夫人というのは王妃アンヌの「お話相手(側近)」である。
そして、シュヴルーズ公爵夫人は史実上の人物であるばかりでなくこの時期、宰相リシュリュー枢機卿と同様な強力な権力を誇った人物である。
夫君シュヴルーズ公爵は、王妹アンリエット王女と英国皇太子の婚姻の交渉の実務者として英国国王の代理を務めるほどの重要人物である。その夫人と言いながら、事実上その実務を取り仕切ったのがシュヴルーズ公爵夫人マリその人である。
従い「愛しのダルタニャン」でミラディで等に簡単に罠を掛けられて失脚するというのはフィクションとしても解せない物である。
史実は1626年5月王位継承者問題に端を発した宰相リシュリュー枢機卿暗殺計画が発覚しその首謀者としてシュヴルーズ公爵夫人は追放されたのである。
1625年に既に追放されていたとすればこの事件は無かったことになる。実行者 シャレー侯爵(アンリ・ド・タレラン)はシュヴルーズ公爵夫人の取り巻き(愛人)であったから尚更である。シャレー侯爵は処刑された。
又シュヴルーズ公爵が伯爵なるというのは史実としては未聞のことであり、当時シュヴルーズ公爵夫人マリ・ド・ロアンはその出身の家柄が良いことを(歌に詠われるように)誇りにしていたのである。
そうして時代考証的に見るとシュヴルーズ公爵夫人は、公爵夫人でなければならない理由(別掲)が明確にあったのである。

もう一つ気になることは、「シェフィールド男爵未亡人ミラディ・ウィンター」である。
即ち、未婚(未亡人)の外国人の貴族(イギリス籍)がアンヌ・ドートリッシュの宮廷の衣服の係りになるということである。
なぜなら、宮廷婦人になるというのは貴族の婦人にとって高額な収入を得るものであって、それなりの夫の貴族としての力が必要だっのである。

たとえばリュィーヌ公爵夫人(未亡人)マリ・ド・ロアンは、リュィーヌ元帥(宰相シャルル・ダルベール・ド・リュィーヌ公爵)の戦死(戦病死)により未亡人となったとき、規定により宮廷から出なければならなかったのである。
そして、宮廷復帰の実現のために愛人であったシュヴルーズ公爵に言い寄って夫人に納まったのである。
即ち、「シェフィールド男爵未亡人ミラディ・ウィンター」は規定により宮廷婦人になれない。

尚、後日談としてマリ・ド・ロアンの結婚に関し、国王ルイ13世は不快に感じ、シュヴルーズ公爵を宮廷から排除(追放)する思惑もあったと伝えられている。
しかし、それを実行に移せなかったのはシュヴルーズ公爵が好人物であっただけでなく中々の実力者(宮廷人としても)であったからである。

歴史小説はその時代のルールによって書かなければならない。
「歴史をこちらに引き寄せろ」とは、池波正太郎氏の言である。(北原による池波『梅安影法師』講談社文庫版解説)
即ち、人物設定で「シェフィールド男爵夫人ミラディ・ウィンター 」はフランス人の貴族と結婚したことにすれば話は簡単につくことである。
同様に、小説で重要な役目をすることになるコンスタンス・ボナシュー(Constance Bonacieux)はどうしても貴族でなければ説明がつかない。
原作が平民であるから平民としたのであろうが原作でも物語の後半で貴族の扱いであるから齟齬(そごう)をきたしている。
「愛しのダルタニャン」では「コンスタンス、あなたが王妃様の下着係になれたのも、私のおかげでしたよね。さぞ私に感謝していることでしょうし、今回のことを心配してくれてもいることでしょう」とシュヴルーズ公爵夫人に言わせているが時代考証から言っても無理がある。

次回、1658年の「砂丘の戦い」から~~

要注意・見切り品とアウトレット商品

2009-06-25 22:12:24 | お買い物・新名所など
要注意・見切り品とアウトレット商品


……激安「訳あり品」大人気 「カニ」「夕張メロン」から家具まで‥‥
とJ-CASTニュースが報じている。

最近、アウトレットモールなどが活況を呈し、スーパーではいつ頃の製品なのか分からないものを激安で売っている。
小生もつい最近、Dinos(ディノス)で去年の売れ残りのコートなどを買ったのは先日エントリーで書いたとおり。
ネットシップでもアウトレットと言って、「わけあり品」として正規のネットショップの売値の半値の商品があって、ケチってそれを買って見た。
それはプリンターのインクなのだが、一つは箱が少し潰れていた程度のもので、もう一つはパッケージが旧型だった。
実は、プリンターのインクなどは、最近キャノンのカートリッジに「推奨取付期限」と言うものが印刷されている。そう言う表示がなかった頃、カートリッジをプリンターに取り付けたらいくらも使わない内に詰まってしまったことがあった。
昔のプリンターはヘッド一体式だったから、それで買い換えという憂き目になった。
最近のものはどうなのか分からないが、古いものはインクの水分が飛んで濃度が濃くなる、詰まりやすいと言う事がありそうだ。

ヤマダ電機に行くと、お買い得品というワゴンセールになっているものがある。
以前、ワゴンセールになっていても安くなかったりしたこともあったが、先日覗いたところつい最近まで1,980円で売られていたUSBハブが500円だった。
USBハブというのは、Win98の頃では「高級な部品」な部類で当然1.1で5,800円もした。それが1,480円~~980円と下がっていったものの、USB2.0に変わって古い製品は使えなくはないが、使わない方がよいと言うものになってしまった。
今は、USB2.0のハブで980円から1,480円と言う事になったが、電源供給もので500円は激安。
これも買ってきて気がついたのは、電源のコンセントの向きが一般のパソコン用スイッチ付テーブルタップと逆になっている。
これもご愛敬というもので、電源供給が必要なければ要らないと言うものだった。

そして、もう一つのワゴンには、山積みの二種類の無線マウス980円。
BUFFALO BLMU-WN/Sシリーズ、これが「27MHz無線接続‥約1m通信」「分解能800dpi」「レーザー式」「アルカリ単4×2本」と言う仕様。
もう一つは、エレコムの「M-DY1URシリーズ」あたりの製品。これも「27MHz無線接続‥約1m通信」「分解能800dpi」で「光学式」
今までいろいろ使って見たのだが、「27MHz無線接続」というのは実際ほとんど使えないと言うか、誤動作が多い。それで最近は「2.4GHz帯のワイヤレス方式採用」のものが主流になっている。
実際、「2.4GHz帯ワイヤレス方式は、使用する場所が非磁性体で最長約10m、スチールデスクなど磁性体でも最長約3mという広範囲な場所での操作を可能にするワイヤレス方式です。」と大方メーカーの説明にはかかれてあって、実際使って見て有線のものと大差ない感じがした。
処分品だから、分解能800dpiだし27MHz無線接続だったりして、こんなものだと980円(10%P還元)でも買って損をする。
最近の分解能というのは1800~1200dpiで横長で広いパソコン画面でも瞬時に移動できるようになっている。やはり使えないマウスではある。


赤いマウスが27MHzの無線。
黒が2.4Ghzの無線但し、マウスは健在でもパソコンへの受信部分(USB)が壊れて使用不可。



処分品というものは、いつも裏がある。それを見極めないととんだ散財。
2-3年前の正月初売りにUSBメモリー512MBが500円だったので買ったら、USB2.0と書いてあったもののUSB1.1でしか動作しなかったものがあった。

鳩山邦夫前総務相を応援・読売・編集委員世論誘導

2009-06-24 00:44:36 | ちまたの噂・雑記事
鳩山邦夫前総務相を応援

読売・編集委員世論誘導


2009/06/23産経新聞Webに「止まらない暴走! 鳩山邦夫前総務相『このままでは自民党は死ぬ』」と最近でも日本郵政の西川氏批判が収まらない報道がある。
もうそろそろいい加減にしてくれと言うものだが、個人的には週刊ポスト(07/03日号)の「西川善文〈日本郵政社長〉『〈政官財の巨大利権〉背任パンドラの箱』が開いた! 内部資料入手 古巣・三井住友FGにカード事業で100億円が流れ込む。資産300兆円に巣食う奴ら」
で書かれている通りの憤懣がある。
それは、従来から郵貯カードの主流は年会費無料のセゾンだったのが、民営化された途端に「JP BANKカード」として三井住友VISAに一本化されたことだ。その後JCBも追加されたというもののセゾンの様に無料ではない。
そもそも三井住友系というのは「金」に聡(さと)く、利用者に厳しいと言うのが、以前カード関係その他の利用者サービスで小生が調べた感想である。

週刊ポストでは、日本郵政の西川氏は知らぬ存ぜぬと国会で発言したらしい旨が書かれていたが、実際は稟議書にしっかり印が押されて決済されている証拠が載っていた。
西川氏が日本郵政の社長になったから、古巣に恩恵を与えたような印象は大失敗だろう。
だから「日本郵政社長、『チーム西川』速やかに戻す 三井住友銀出身者」
‥‥日本郵政の西川善文社長は23日の参院財政金融委員会で、「チーム西川」と呼ばれる三井住友銀行出身者を銀行に戻すよう、佐藤勉総務相から指示されたことを明らかにした。そのうえで「できるだけ速やかに戻す」と述べた。共産党の大門実紀史委員への答弁。 (日経新聞Web2009/06/23)というのは当然のことだ。
そして、失敗だと分かれば即刻セゾン(クレディセゾン)も「JP BANKカード」に追加するのが筋というものだ。
そして、利用者の利便性を追求しない会社というのは自然と淘汰されるのは自明の理だ。
大体70歳を過ぎだ人間など、どこに行っても部下の言いなりだというのがNHKの福地茂雄会長(75歳)を見ても良く分かるものだ。
だから、年齢的なものから見れば西川氏などを起用するというのは妙なものなのである。
そして、共に「李下に冠を正さず」と言う事を部下の言いなりになって忘れた人物であると言うことだ。

兎に角、鳩山邦夫前総務相が、かんぽの宿その他で何やら言い続けているのとは、この部分では次元が違う。
元三井住友銀行元頭取の西川善文氏と言うのは、そのように「金」を使う、稼ぐと言うことに関しては「こすっ辛い」人物で、そう言う人物を2006年に指名したと言う事だ。



読売新聞2009年6月21日13S版・経済11Pに「けいざい百景」編集委員・安部順一というのがあった。
吹き出しの題「日本郵政は民間会社か」。
書き出しははこうだ‥‥‥

「『民間事業に国が直接介入するのは努めて避けるべきだ』。日本郵政の社長人事を巡る騒動で、麻生首相がこう話すのを聞いて、ちょっと首を傾げてしまいました。」
冒頭でこの様に書き始めているから、いわゆる鳩山発言と似た傾向の論調であることが分かる。
その理由として挙げているのが、‥‥
「『官から民へ』の精神は尊ぶべきですが、株主の立場でモノを言えるのは政府しかありません。その政府が口をつぐんでしまったら、だれが経営を最終チェックするのでしょう。」
「一連の混乱を招いているのは『株式会社=民営化』というレッテルです。」
それを補完する論調でとして、原美喜子・ロンドン大学客員研究員に言わせている。しかし、GMなどの民間会社に「公的資金」を入れて「ガンガン文句を言う」のと郵政民営化とは話が違いすぎる。
日 本でも、一時国有化された金融機関には「ガンガン文句を言う」というのはあったことだ。例は、別次元のことで郵政民営化例にならないと本人も分かっている ようで、「りそなホールディングス」を持ち出し、それでも説明できないと見ると「政投銀行(日本政策投資銀行)」まで持ち出している。
日本政策投資銀行とは、行政改革で本来直ぐに完全民営化されるべきものが、天下りとかの官僚機構の思惑から先延ばしになっているアレである。
そして、国民から預金などを集めているわけではなく、今や1,000億円以上もの貸し倒れが生じていると報じられている妙な金融機関。
こんなものと大問題として取り上げられた郵政民営化とは、これも次元が違うものだ。
この様な「例にならない」例を取り上げて、
「『株式会社=民営化』というレッテルが、あたかも日本郵政は民間会社であるかのような錯覚を生み、‥‥中略‥‥問題を混乱させているように思えます。」という。
「混乱させている」のは、鳩山邦夫前総務相だけであったのは誰でも知るところだったはず。
鳩山邦夫前総務相が外部から見ると「パフォーマンス」にしか見えないような妙な行動は、元々国民世論ではなかったはず。
そして、何よりも大きく間違っているというのは、日本郵政のかんぽの宿の検証では第三者委員会で問題なしであり、人事も事実的な株主である財務省が了解していたということである。
だから、報道で良く述べられているように編集委員・安部順一がいう株主とは、「鳩山邦夫前総務相」ではなく財務省である。
鳩山邦夫前総務相が絡んでいたのは、
郵政株式会社法第九条が定める(取締役等の選任等の決議)、
「会社の取締役の選任及び解任並びに監査役の選任及び解任の決議は、総務大臣の認可を受けなければ、その効力を生じない」
という形式的なものに過ぎない。
最後に、
「政治的思惑から日本郵政を切り離したいという思いはわかりますが、実際に株式が売却されるまで国の子会社です。必要な介入をためらうべきではありません。」
と郵政民営化「反対」という本心を明かすのである。

「郵政民営化反対でない」のならば、本来郵政が民営化されたのはなぜか問い直される必要がある。
そして、郵政選挙によって民営化されたのは、「官」が行っていた手法というのは良くないと国民が思ったからで、「官」の運営から「民」の運営になったと言うことである。

そうであるのに、「民の運営」になったらそれが気にくわないと「官」や「政治」が絡むというのは、正に「民の運営」に反対。
郵政民営化反対というロジックにすぎない。
大読売新聞の高給取り・編集委員ともあろうものが情けないではないか。

パソコンの寿命と延長保証 その2

2009-06-22 19:15:38 | PC・ハード・ソフト関係綴り
パソコンの寿命と延長保証 その2

ノート型パソコンと言えば、DELL Inspiron 6000(2005・winXp)という製品が昨年秋から内蔵液晶を認識しないと言う現象に陥っている。
これは「パソコンの寿命3年はこんなものかいなぁ」という「2008.11.1」のエントリーで多少述べておいたもの。
購入してから3年と3ヶ月で壊れたもの(液晶が表示されず)だが、起動時間は散々直そうと思って検証して、動かした後でもたったの536時間、起動回数523回。
「これは自宅で普通に動かしていれば7-8ヶ月の時間。事務用なら2-3ヶ月というところ。」と書いた。
この時の認識では「実は2年の延長保証と盗難保険までとって於いた(事実上の3年)」だった。
ところが、先週「保守サービス契約期間終了のお知らせ」と言うものが来た。
見れば、保守終了日は2009年7月XX日だった。
保守内容「引き取り修理サービス」。
Dellというのは、保証書も個別のサービス内容も同梱してこない。それでどんなものか忘れてしまったから、良く分からなかったのだか「エクスプレスサービスコード」と「サービスタグナンバー」と言うのがあった。
同梱されていた説明書には上述の二つで保証を管理しています様なことが書いてあったが、忘れて余り読まないのかも知れない。
いずれにせよ、HPを開いて
「お客様の製品の保証情報を確認することができます。製品のサービスタグナンバーを入力してから『検索』ボタンをクリックしてください。」
「サービスタグナンバー」を入れてみると出で来るではないか。
「コレクト&リターンサービス(引き取り修理サービス)」‥‥4年間
「パーツ保証期間」‥‥4年間
「コンプリートケア(盗難事故対応付)」‥‥3年間
Inspiron 6000を買ったときどんな保証を付けたのかすっかり忘れてしまった、EDi Cubeの教訓から当時の最高保障に近い形で保証を付けた様だ。
最近のDellのノート型パソコンだと
こんな保証だった。‥‥‥‥‥(Dell HPによる見積もりより)
標準 - 1年保守 [引き取り修理] [価格に含まれます]
デルケア - 3年保守 [引き取り修理, 事故・盗難損害対応] [+ 14,700円]
デルケア プラス - 3年保守[出張対応による修理, 事故・盗難損害対応, 海外サポート付] [+ 17,850円]
デルケア プレミアム - 4年保守 [出張対応による修理, 事故・盗難損害対応]
今ならデルケア プラスから無料アップグレードで4年保守に!6/22(月)まで [+17,850円]デル推奨
ここで多分
「デルケア - 3年保守」と言う契約をしたのではないだろうか。
今の延長保証の例でも「今ならデルケア プラスから無料アップグレードで4年保守に!6/22(月)まで」と言うのがある。
この時々期間限定の特典で「引き取り修理」だけ4年に延長というものだったのかも知れない。
こんな時の認識は、やはり3年だったというものだなぁ。
いずれにせよ、「保険」だから使う事がなければほとんど無駄に終わる。
実際のところ、高性能を狙ったデスクトップのBTOパソコンの方が故障が多い。
逆に言えば、ノート型というのは安定性を狙って結構激遅パソコンではある。
この液晶が未接続という表示になって、液晶がブラックアウトしたままのInspiron 6000は、外部液晶モニターを使って動かすと本当に嫌になるほど遅い。
特に、デスクトップパソコンの液晶モニターのアナログ側に接続すると、止まっているかの様に思える始末である。
故障部分は、実は皆目見当が付かない。正にバイオスが潰れたような感じなのだ。
それで想像するとグラフィックの「ATI Mobility Radeon X300 128MB」あたりかも知れない。なぜなら、液晶モニターは非接続になるし、IEの表示に横線が入っている様な妙なことがある。
FireFoxでは異常なし。
いずれにせよ、パソコンの中心となるところが壊れたら中々直しようがない。 それで、今日昼過ぎにDellの「テクニカル電話サポート」というところに電話してみた。
最近のDellのサポートは最悪との評判でどうなるのかと思ったのだが‥‥
月曜日というのは、普通混んでいるのが常識で、昔のNECやSONYのサポートでは中々繋がらなかった。しかし、「個人のお客様 デクニカル電話サポート混雑状況」という部分を見ると昼間は「2分以内」。ほんとかな??
ダメ元でフリーダイヤルの電話でかけてみた。
最初に、サービスコード入力があって暫くすると、日本人と見られるオペレーターが出た。
ここまでは早い。
「エクスプレスサービスコード」を聞かれて、製品を確認してそちらのサポートに回すという。それから10分ぐらいの待ち‥‥「あと5分です。」「途中で電話を切ると順番が最後に廻って遅くなります。」とアナウンス。
「あと3分です。」「あと1分くらいです。」で繋がるのだが、予想した通り「中国」へ繋がったようだ。
明らかに、少々「たどたどしい日本語」で、本当に通じるのかと思わせるものだ。
これが有名な「中国経由Dellサポート」かと久々納得したりして。
そこは兎に角、素人に毛が生えた様な「サポート」は遠慮させて貰って「引き取り修理サービス」を要求して終わり。

そこで、先方は「保守延長契約」を奨める。保守サービス契約終了後保守契約すると料金が違いますとか、保守契約が切れると次回は6-7万円の修理代がかかりますとか言う。
「保守延長契約」なんてDellのHPからいくらでも出来るし、ここで直して後何年使うかと言うところもある。
今、70,000円出せば同程度の性能のものなら買える時代。
次回壊れたら、直さず廃棄処分というのが正解なのだろう。
それにしても、今回は正に運が良かったとしか言いようがない。
そして最近、延長保証とか保険をかけてそれを使ったことがほとんど無いし、逆に掛けなかったために保証期間中に壊して保証も効かないと言うこともあった。
それにしても、このInspiron 6000というのは液晶の見えが極端に悪い製品ではあった。

パソコンの寿命と延長保証 その1

2009-06-21 23:34:12 | PC・ハード・ソフト関係綴り
パソコンの寿命と延長保証 その1

近年毎日Dellcomputerから安いパソコンがあるから買えとFAXが流れ、東芝のDynaBookからの「Room1048(ルームトウシバ)Mail」は毎週のように配信される。
ヤマダ電機へ行っても、最近はノート型パソコンか「なんちゃって」デスクトップパソコンばかりで、性能と耐久性を持ち合わせているようなものは見あたらない。
しかし、そんなに薦められても今のパソコンを買う気になれない。
それは、
「マイクロソフトは最新OS『Windows 7』を、Windows Vistaが発売された2007年1月のちょうど3年後にあたる2010年1月に発売する予定。」
と言うからである。
実際、Windows Vista版PCを他のパソコンを使う練習用にと買ったのだが、中々馴れないし保存したファイルもどこへ行ったのか探すのに一端迷うことが今でもある。
今のOS・「Windows Vista(R) Home Premium SP1 正規版 (日本語版) 32ビット」と言うのは、今でもすこぶる評判が悪いOSである。
早く言えば、Win XPの改悪と言って差し支えないものでハード的にも大きなスペックを要求するだけでなく、ウィジェットも反応が良くない。
一般的には、問題点としてプログラムの互換性の問題、そして大きいのはOSが判りにくいと言う事。先ほど述べたように何か探そうとしても中々見つからないというのはWindows Vistaである。
それで企業では未だにWin XPが中心になっていると言われるが、小生もXP搭載ハソコンを中心に使っている。
但し、Win2000では、既にインストール出来ないプログラムも多数出て来ていて、WinMeとの互換を持たせる必要もそろそろなくなってきた。
今は「Windows 7 製品候補版: ダウンロード」という「Windows 7 ベータ版のテストにご参加いただきありがとうございます。」などと言うものがある。
その他「RC 版は、少なくとも 7 月中は提供される予定」ともある。

今度のWindows 7には、
「あのウザいUAC(いちいち起動する度に許諾を求めてくるアレ)の表示強度が変更できたり、ウィジェットのアクセス方法が改善されたり、タスクトレイの改良、電卓の強化などなど。」
「『システムの復元』もその容量指定がついに可能になりました。今までは各ハードディスクに300MB以上の空き容量が必要で、各ディスクの領域の最大15%を使用し、領域がいっぱいになると古い復元ポイントから自動的に削除していました。」
など、使い勝手が悪かったWindows Vistaの改良版ということになった。

だからWindows VistaはXPの様に長く使われることはなくて直ぐに終焉して、Windows 7に変わってしまうと言うことなのだろう。
要するに、XPから飛ばしてWindows 7の変わるのが今後の流れというもの。
そうであるならば、今更VistaPCの買い増しなど誰がするものかと思うものだ。
買うとすればあと1年以上待つ‥‥と言っても買ったばかりだから買わないけどね。
そして、次回はBTOの組立メーカーに頼むものになるのかノート型になるのか未定というものだ。
《 保証 》
組立メーカーのBTO保証に関しては、そもそもメーカー品を組み合わせるだけだから保証は1年。組み立てが悪かったと言う保証は1か月で配送料は無料そんなものだ。
一方、Dellや東芝、EpsonなどだとBTOでも一般の1年保証に加えて2年、3年、4年というものがあったりする。
その昔、EpsonのEDi Cube TP830AVという激安パソコンがあって、この時延長保証でプラス2年だったかで多分合計で3年保証にした。
この時実は例の富士通製だったかのHDD製造エラーがあった。
お陰で2年でHDDが突然起動しなくなり、ついでに RICOH/RW9120,OEMというドライブも故障。ここは、延長保証のお陰でHDD、RICOH/RW9120、電源交換で戻った来た。
これも、製造エラーのHDDに又交換されたために、きっちり2年弱でHDDがいかれた。それはそれで屑ゴミになったのだが、延長保証の有り難みを感じたものだった。
実は、パソコンが完全にダメになったのは2台しかない。
一台はこのEDi Cube TP830AVと、ベイシヤ電気(当時はプラグシティ)のオープンセールで朝6時から並んで買ったNEC VALUESTER NX VE667J/3。
このVALUESTER NX VE667J/3もHDDが1年を過ぎた頃から崩れ始め、運が良ければ起動すると言う程度のものになった。
HDDはSeagate 30GBだったのだが、元々の使い方が悪かったのか、やはりオープンセールの激安品と言うのは店頭在庫、展示品には駄目なものがあると今からなら思うもの。
その上これはDVDドライブはかなり古く、市販の映画DVDは読み込まなかったりする。本当にNECは昔、時々ガラクタパソコンを作ると思ったものだった。

今では、こういうHDDのトラブルはあまり聞かなくなった。なぜなら、急な電源カットでもHDDのアームはコンデンサーに蓄えられた電源で元に戻るからであり、OSもそれに対応しているようだ。

オープンセールの激安品だったVE667J/3は、延長保証という制度があったのかなかったのかの頃で、1年で屑ゴミになった。
いずれにせよ、最近のパソコンのハードという面では使い方を知っている人が使えばそれほど壊れなくなった。
一番問題の電源カットによるHDD・Errorは回避出来たし、後は熱による破損だがこれも最近は放熱が以前より良くなって直ぐにへたることはない。
後は製造エラー程度だが、こんなものは1年の内に出てくるものである。
だから、最近のパソコンでは延長保証は考えていない。

ヤマダ電機・モバイルお買得情報の可笑しさと最新型COMTEC・GL957

2009-06-20 16:07:08 | 日記
ヤマダ電機・モバイルお買得情報の可笑しさと

最新型COMTEC・GL957


ヤマダ電機では、ヤマダ電機モバイル会員になると毎週金曜日他にお買い得情報というものを送ってくる。
ヤマダ電機モバイル会員とは、例の「ケイタイdeポイント会員」のことでこの「お買い得情報」と言うのが何やら妙なものばかり。
先月も送ってきたと思われるもので2009/06/19 17時から20日までの限定。
「★レーダー探知機処分セール等、YAMADAモバイルお買得情報!★」
【現品限り】レーダー探知機が展示処分大特価!!

2009/06/19 17時前に接続しようとしたら、17時からでないと接続できなかったのだが、閲覧出来た時はほとんど完売状態だった。
それでどんなものだったかを書き出してみた。
値段の高いものから‥‥
コムテックLS938 21,800円 現行商品       (メーカー最上級モデルGL957)
セルスターAR530VE 15,800円 現行商品  (メーカー最上級モデルAR730FT)
セルスターAR340MT 15,800円 現行商品    (メーカー最上級モデルAR625MT)
コムテックLS880 12,800円  旧型
セルスターAR520FE 12,800円 現行商品  (ASSURAのGPSデータ更新不能)
ユピテル CR960  11,880円旧型(2006)
セルスターAR240SE 10,500円 旧型
セルスターAR260ME  9,980円 旧型
セルスターAR220SE  8,000円 旧型
セルスターAR50FE  7,800円 旧型
セルスターAR30VE  6,980円 旧型
セルスターAR20F   5,580円 旧型
以下略
一々ネットで調べてみると、取りあえずカタログに掲載しているものもあるが、ほとんど2-3年前の製品など。
展示処分品だから旧型であっても仕方がないと言うものだが、こんな高い金額を出して買うのかと思う。
コムテックの現行商品には、最新データーのダウンロードに対応しているものもある。
しかし、セルスターでは最新版ダウンロードに対応していないもの、その料金が掛かるものなどいろいろ。

レーダー探知機と言うものは、その昔はレーダー波を受信すると言う単純な機能が中心だった。
だから、無意味に自動ドアの電波を受信して鳴り響くと言うものがほとんど。
それで、あまり意味がなくうるさくて、必要がないと取り外す例が多かった。
そんなものが、6-7年前からはGPSレーダーと言って地図上のループコイルシステムやHシステム/LHシステム、オービスなどを知らせる機能になった。(メーカーHP参照)
特に最近は、それだけでなく「ドライブ info」として「エコ運転の目安として、ドライバーの運転を急加速・急減速の変化から判断し、グラフで表示します。又、走行速度・平均走行速度・最高走行速度も表示されます。」 とか‥‥、
実測の車速「スピード表示」、「分岐・合流ポイント」「急カーブポイント」「事故ポイント」「道の駅ポイント」「運転時間表示」「自宅アシスト表示」「目的地アシスト表示」など、メーカー搭載のカーナビに搭載されていない部分のドライブコンピューターの役目をしている。
だから古いカーナビなどで地図データーを更新していなくて、カーナビに掲載していない高速道路を走っている時など結構便利なことがある。なぜなら、カーナビ上では「空」を飛んでいるからである。
その案内とは、高速道路の入ったという速度警告やパーキングエリア案内などで大した事はないというものの多少なりとも安心感がある。(対応していない機種もある。)

この様に最近のレーダー探知機というのは、ドライブアシスト・ドライブコンピューター化していると言って間違いない。そして、それならば最新の情報を常に更新する必要があって、古いカーナビの様に「空」を飛ぶ様なことがあっては意味をなさない。
それで、最近は「最新データのGPSデータ・ダウンロード」と言うサービスがあって、コムテックでは最新機種では「無料ダウンロード更新」、
セルスターでは有料ダウンロード更新(2,100円年会費無料)、
ユピテルでは「35日限定 更新プラン(2,100円)、その他の更新プラン(年会費プランⅡ)」など。
何と言っても、コムテックの「最新GPSデータ無料ダウンロード」が光るというものである。コムテックの製品は最新のものは「無料ダウンロード」に対応しているものが多く、これを買っておけば何年かは買い換えが要らないという感じはある。

実は、GPSレーダー探知機というのは今セルスターのASSURAでは「Gセンサー搭載」、
コムテックでは、高感度トリプルエンジン搭載「超高感度GPSアンテナを採用し、今まで受信しにくかった高架下やビルの谷間でのGPS受信感度UP!!」と高感度GPSを売り物にしている。
しかし、セルスターのASSURAではGPSレーダー探知機 AR-730FTは発表されたばかり。AR-720FTは(Amazon.co.jp での取り扱い開始日: 2009/3/17)と言った過渡期の製品。
一方、同じ2-3月発売のものには、コムテックCOMTEC GL957がある。
「コムテック(COMTEC) 超高感度トリプルエンジン搭載タッチパネル式GPSレーダー探知機 GL957」は、Amazonでは人気商品となっている。
実際調べたところ、楽天店、Yahoo!店では事実上売り切れ状態で、最安値を更新しているAmazonだけでしか売られていないことが分かった。
カーショップやヤマダ電機では、30,000円を遙かに超える価格だったと記憶する。
Amazonでは、珍しくカスタマーレビューがあって、そのトップがこの記述であった。

「AR-30VEからの買い換え, 2009/6/17・By     DVD野郎 "小僧"」
「今まで使っていたCellster Assura AR-30VEがエラー電波を拾う様になったので買い換えました。(GPSは、問題ありません。)
ここで、同時に車載して高速道路・一般道300Km程度走行した感じです。
GPSの検知は、AR-30VEより1秒くらい早く似た感じですが、オービスに関してもAR30VEより数秒早く知らせてきます。
AR30VEは、1インチ液晶なので音声が中心、GL957は2.5インチの液晶はよく分かります。その上、結構明るいところでも何とか見えます。
オービスに近づいて行く時に、視覚的かつ距離を表示するのは安心感があります。
その他、高速道路だとパーキングエリアも告知します。
カーナビが古くて、使い物にならない時便利。
尚、ソーラーモードだとスリープモードになって全機能が使えません。
DCコード接続で、常時表示しないとありがたみが半減します。
写真の表示の「ナビゲーションスコープ」だとスタンダード表示に比べて制限があります。
その他、AR-30VEではオービスの位置が多少変わっていますね。
GL957は安定した性能で、AR-30VEを取り外しても十分だと思いました。」

実際、COMTEC・GL957を着装して高速道路を走行してみると、スピードメーター100Km/hが実測90Km/hで、110Km/hを示して実際の100Km/hであることが分かった。
だから、高速をスピードメーター100Km/hで走るとやたらと追い越しを掛けられると言うのが理解できた感じがある。
液晶画面もシャープ2.5インチASV(アドバンスド・スーパー・ビュー)液晶採用というので、明るいところでもそこそこ鮮明。
(以下メーカーのHPより)
「シャー プが開発したASV(アドバンスド・スーパー・ビュー)液晶は、上下左右160度の広視野角と液晶分子の変化速度を向上させることにより、動きの速い映像 も、残像少なくクリアに表示できる最先端の高性能TFT液晶です。本製品は、アニメーションの様な滑らかな、動きのあるモーションレイヤー表示を採用して います。」

但し、地味めな待ち受け画面が二種類で、それに設定するメニューのバリエーションが少なく、その他「ナビゲーションスコープ」などに設定するには、多機能過ぎて分かりづらい部分もある。
実際は買ってきて、両面テープで手の届く範囲、顔の正面に貼り付けてそのまま使えば問題なく、何もいじる必要はない。
注意するのは、ソーラー電源ではなくDCコード接続を選択するべきものと言う事。
そうでないと、種々の情報はほとんど表示もしない。だから、必要があるとすれば、DCコード接続設定ぐらいなもの。
これも元々そうなっているから実は設定不要。
使い勝手はよいものの、電源ケーブルの処理というのが面倒と言えば面倒か。
長く使うには最新の、最上級品というのはやはり安心感がある。