書道家Syuunの忘れ物

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産経【コラム・断】伝えたい小田実の業績 ‥‥について

2007-08-12 22:02:32 | 世の中妙な??事ばかり
産経新聞に‥‥【コラム・断】伝えたい小田実の業績
というコラムがあった。(評論家・呉智英)
これは、1964年の筑摩叢書155 日本の知識人 」小田実
の本に関する書評である。(40年前に読んだ。)
そして、これを持って小田実を評価するというからおどろきになのである。

小田実というのは、べ平連という反米組織を作り、しかもソ連から資金を貰って活動していたと言われる人物だ。
40年前(1967)と言えば、そろそろ70年安保に向けて学生運動が始まった頃だ。
東大紛争は、1968年(昭和43年)初頭。
だから既に学生運動が始まっていた。
しかも、ジョン・F・ケネディが、ベトナム戦争を始め暗殺後(1963)は副大統領のジョンソンが継承し、1968年頃はベトナムの戦争プロパガンダによって反戦活動家が生まれた時期でもある。
べ平連は、1965年だから小田実は既に(反米)反戦活動家であって、呉智英が読んだ本は単なる「反米思想」から来たものであることが判る。
誰もが指摘するのは、小田実は反戦活動家ではなく、反米主義者で、反米なら共産主義でも何でも良いという手合いだ。
だから、ベトナムでボートビープルが出た時も無視、ソ連がアフガンに侵攻して、世界中がモスクワオリンピックをボイコットした時も、小田実は一切無視した。

そういう態度を取ったために、世間から疎まれ、批判されて消えていったというのが小田実だ。
世間からの評価は単なる「アジテーター」であり、ソ連や共産ベトナムに利用され、騙された人物。
それでも、自己批判一つせず護憲派として「9条の会」などにも参加して、未だに自分の影響力があると思いこんでいた人物。

小田実の業績とは、人間はその行動によってその本質が判る。そして、ロクでもない人物の後について行くと煮え湯を飲まされるという事実だ。

昨日の読売新聞に「自民党の森喜朗元首相」が安倍総理に対して、福田康夫元官房長官、谷垣禎一前財務相を閣僚に入れろと進言していた。
しかし、福田氏は、拉致問題に関して「冷淡」であり、拉致被害者を北朝鮮に送り返せと主張するように人物であった。
即ち、国民の目から見れば既に、政治生命は終わっている。又、谷垣氏は親中国派でハニートラップ疑惑の人物だ。

今の時点で、この様な人物を閣僚にしたら自民党の崩壊であると言うことを、森氏は気がついていない。
もともとその時の時流が読めず、総理を早々辞めざるおえなかった人物だ。
福田氏に関しては、李登輝元総統の訪日ビザ発給要請問題で、福田官房長官は大反対したのをお忘れではないだろうか。
今では、李登輝元総統の来日も、講演も自由に行えるというのは、時代が変わったからだ。