書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

SONY PlayMemories Homeインストールエラーと世間事情・女子柔道の体罰

2013-01-31 17:27:41 | PC・ハード・ソフト関係綴り


SONYの画像取り込みソフトPlayMemories HomeのVer2を今頃バージョンアップした。これは平成24年11月30日に公開されて64bit版のWin7proの方には既にバージョンアップ済み。
それでWin7/32bit版で何ともないと思ったら、アップグレード後にハングアップして起動しなくなった。このPlayMemories Homeはハングアップしたらアンインストールも出来ないし、使えもしない。
それでPlayMemories Homeはなんとしても起動しない。



ここでアップデート失敗するというのも妙だし、こういうときは徹底的に直すというのが心情だから・・・
まずはコントロールパネルの「プログラムと機能」を見てみると、バージョンアップはされている様である。



それでまずは再起動させ、「互換性のトラブルシューティング」を開いてみた。

・・・「プログラムの開始」でなんとPlayMemories Homeが起動したではないか。
データベースが更新に約20分を要し、普通に起動して完了。



最近のプログラムは64bit版を標準に作られていることが多く、32bit版のWindows7などでは何かエラーがおきることが多い気がする。
http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/disoft/jp/playmemories-home/download/index.html

****************

「女子柔道の体罰・園田隆二女子代表監督らによる選手への暴力行為」

新聞の社説では、三社がほぼ同じ内容の今の常識的な論調をはった。
朝日新聞社説「女子柔道暴力―JOCが乗り出せ
毎日新聞社説「女子柔道暴力『戒告処分』でいいのか
産経新聞主張「女子柔道の体罰『愛のムチ』とはいえない

しかし、どういうわけか読売新聞は非常にこの事件に関しては冷淡で、30日の他社スポーツ新聞が一面で報じたのに対してスポーツ報知は見つけないとわからないような記事だった。
31日のスポーツ報知では1面から3面まで報じたが、何故か歯切れが悪い感じがする。まさか読売巨人軍でも同様なことがあるとでも思わせるようである。



それはともかく、各社社説が述べているとおりJOCも全日本柔道連盟も責任逃れで逃げているという印象が強い。
誰もが大阪市立桜宮高校の体罰問題やその他のいじめ自殺問題で対応した、学校長や教育委員会の事なかれ主義の印象と二重写しになった。
この学校長や教育委員会が「体罰問題やいじめ問題」をよく掌握していても黙っていて不問にしていたというのは、今や明らかになっている。
「問題がない」・・・と何回でも言っていれば問題がなくなるというというのは、以前も今もどこかでさんざん聞かされる寝言である。

それと同じようにこのトップアスリートの「体罰問題」は、JOCも全日本柔道連盟も明らかに承知していて「事なかれ主義」でしらばっくれていたというのが間違いない。

なぜなら「昨年の国際大会で選手を平手打ちしながら叱る園田監督に対し、欧米のコーチが制止する場面を目撃した関係者もいる。」という記事があって「JOCも全日本柔道連盟」も周知の事実だった可能性が近い。
だから「第三者委員会」を作れと要求しているのである。
それで全日本柔道連盟は、なぜ園田監督にこだわったのかということが実は「スポーツ報知2013/01/31」に書かれている。

上村春樹・全日本柔道連盟会長(明治大学)→吉村和郎・強化担当理事(元強化委員長・明治大学の後輩・元警視庁)→園田隆二監督(明治大学・警視庁)


要するにこういう全日本柔道連盟内の派閥のことで、選手第1ではなく派閥人事で何もかもやって「穏便に」と済ませていたことがよくわかる。
それで園田隆二監督がたとえ止めたいと言っても、吉村和郎理事などの了解を得なければ勝手に止められないと言うことだったろう。

30日には、この問題が大問題なって31日には、園田隆二監督は詰め腹を切らせるという尻尾切りが行われた。
ここまで自助能力がない全日本柔道連盟であれば、何らかの責任(上村春樹会長のJOC役員辞任、吉村和郎理事の辞任)と「体罰」の完全撤廃の制度(体罰の報告と共同責任)を作るべきであろう。

それにしても五輪金メダリストの谷亮子参院議員は、

「全日本柔道連盟(全柔連)が園田監督を戒告処分だけで留任させることについては『選手も監督も真剣にやっており、全柔連の賢明な判断だと思う』とした上で『選手や指導者の芽が摘まれるのではなく、全ての人が能力を発揮できる環境をつくらないといけない』と述べた。」(産経新聞)
「「事実なら残念だ。スポーツは教育で、暴力がそこに存在するのは良くない」と述べた。
 園田監督については、『人間性の素晴らしい人だ。私も中学生の時から全日本に20年近くいたが、歴代の監督による暴力的指導は一切なかった』と語ったうえで、今回の問題に関し『まだまだ検証が必要だ』と強調した。」(読売新聞)


これも何か歯切れが悪くて、何か隠しているか参議院議員を辞めたら全日本柔道連盟の役員にでもなりたいという思惑が見え隠れすると言われそうな発言だった。


全柔連の上村春樹会長(61)も監督責任を取り、JOCの選手強化本部長を同日付で辞任した。

JOCはこの日、幹部を集めた理事・監事報告会を急きょ開き、上村強化本部長の辞任を承認した。緊急調査対策プロジェクトを発足させて関係者から聞き取り調査を実施するほか、選手からの悩みを聞く相談所の設置を決め、再発防止を目指す。
(2013年1月31日20時52分  読売新聞)

■トカゲのしっぽ切り

 だが、騒動がこれで収束したわけではない。園田監督の行為を黙認し、事実関係を隠蔽してきた全柔連上層部の責 任は重い。上村春樹会長や代表チームを統括する強化担当の吉村和郎(かずお)理事(61)はその座にとどまり、自身の責任を問う様子はない。「園田だけを 切って終わりなんて。これではトカゲのしっぽ切りだ」と話す指導者もいる。

 吉村理事は前職の強化委員長時代に園田監督を抜擢(ばってき)し、海外遠征や強化合宿にもほとんど同行した。任命責任だけでなく、監督責任もあるはずだが、問題発覚後は表舞台に出るのを避けている。

 自浄能力を欠いた全柔連からは、再発防止策を議論するような反省の色は見えてこない。

サンケイエクスプレス2013/02/01

 全日本柔道連盟が30日に記者会見で明らかにした「園田監督の暴力は5件」とする内容は1選手に対する件数で、15選手全員への暴力行為は「はるかに上回る数」であることが関係者の話で分かった。

選手側の関係者は「全柔連がなぜそうした間違った発表をするのか。事実を矮小(わいしょう)化している」と憤り、不信感を強めている。

 全柔連は会見の中で、「暴力は5件。加えてコーチが1件。2010年8月から12年2月」と説明していた。

(2013年2月1日07時28分  読売新聞)

DOS/V 3月号に見るWindows8導入・乗り換えのMicrosoftへの疑問

2013-01-29 14:15:48 | パソコン関係


Windows8proは、アップグレード版でも新規クリーンインストール出来てしまうことが知られている。この方法の一つは、元々Windows8proが無償のWindows8 Release Preview、Windows8 Consumer Preview、Windows Developer Previewからアップグレード版でインストール出来る仕様に由来している。
こういうふうにWindows8proアップグレード版でクリーンインストール(?)出来る、するということは、Windows8proが発売された時にDSP版が販売されなかったMicrosoftの販売姿勢に問題があると思われる。
思い起こしてみればWindows7の時は、発売発表前後に大量に安い値段でパッケージ版を販売していた様に思う。
それでDSP版が発売される以前の昨年末までは、アップグレード版でDSP版の様にインストール出来たという話もある。しかし、環境が不明なので未確認。

Windows8 Proの市販パッケージ版を買ってみて思うことは、このインストールDVDはDSP版と中身は同じで、「シリアルナンバーキー」だけが違うらしい---と言うことがMicrosoftのWebページで何となくわかっている。


だから、ソフトを作る方の立場から見れば「シリアルナンバーキー」とアップグレードの関連性が確認できれば、後はDSP版と同じ動作でインストールされると推測できる。
そのことから新規クリーンインストールには、その他2種の方法があるといわれている。



雑誌DOS/V POWER REPORT 3月号という自作パソコンの専門誌がある。今自作パソコンの専門誌は他社がほとんど廃刊になって、あと一誌ぐらいしか残っていない。
この手の雑誌は今主流のノート型パソコンやタブレット型のものとは全くと言っていいほど無縁でかなり専門的になっている。
そしてこの時期(1月~4月号)位までは、昨年の記事の焼き直しや既にWindows8には対応不足となっているような旧型マザーボードなどの無駄な紹介記事が多い。
それでも未だにWindows8に関する疑問というものは多く、ブログネタとして「Windows8 Proの市販パッケージ版」を買ったようにどうしても興味本位で購入するということも多い。
だから今発売されているノート型パソコンなども春モデルの登場といっても「新型CPUやチップセットが乗っているわけではなく」代わり映しない。
但し、小生・柊雲が11月の発売と同時に買ったHP ENVY dv7-7200 /CTは、BTOで111,930円(税込・送料別)の値段だったが、2013年1月29日では107,730円というふうに4%弱下がっている。
(HP ENVY dv7-7200/CT東京生産オプション半額特価モデル・・・試算 icon)

http://h50146.www5.hp.com/directplus/personal/promotions/desktops/20121217_xmas/#note icon



このDOS/V POWER REPORT 3月号の特集記事の第一は「マザーボード100選2013」というクソ記事ではなくて、第2特集の「Windows 8行き・乗り換え案内」である。

ここで「アップグレード版Windows8で新規インストールするテクニック」という妙なものが掲載されている。

***「アップグレード版Windows8で新規インストール」に関しては紹介記事で柊雲は現状でもインストールしていないし、実行して失敗しても責任は負えない。****


***「アップグレード版Windows8で新規インストール」***方法としては、

Web上や本などから拾ってみると***

1■新規にアップグレード版Windows8を一端インストール(ライセンス認証不可)して、そのWindows8上から「セットアップ・setupアイコンをクリック」で再度上書きアップグレードをするという無償のWindows8 RP版を偽装した方法。
その後「windows.old」(約12GB)はディスクのクリーンアップで削除。

2■インストールするHDDなどを他のパソコンでNTFSでフォーマットして「空の Windowsフォルダ」をつくりそこにインストールしてアップグレードを偽装する方法。
これはアップグレード版Windows8の仕様を利用したもので
「選択したパーティションには、以前のWindowsのインストールからのファイルが含まれている可能性があります。含まれている場合は、ファイルやフォルダーは、Windows.old という名前のフォルダーに移動されます。Windows.old 内の情報にアクセスできますが、以前のバージョンの Windows は使えなくなります。」というインストール中に表示が出て正常にインストールされるもの。
★報告されている同様な効果は、アップグレード版Windows8をインストール中、最初の再起動で停止して、再度インストールするという荒技。(実際は未確認)


3■ (DOS/V POWER REPORT 3月号の特集記事)

*HDDからSSDに換装アップグレードを偽造する方法。
WindowsがインストールされたHDDなどを繋ぎ、新旧のドライブを接続したままで起動。カスタムインストールでOSをインストールするドライブに新しいドライブを選択する。




いずれにせよ、Windows8の旧WindowsからのアップグレードではWindows8の良さが発揮できず、不具合も多いという欠点がある。


それでそのWindows8の性能を最大限発揮させるというのは新規インストールしか選択がない。
アップグレード版を安く売って、宣伝するというのはやはりMicrosoft戦略の失敗なのではないか。

「アップグレード版Windows8proで新規インストール」というのは結構面倒なようで、Microsoftが初めからDSP版を安く販売していればこんなことはなかったろうと言うことが想像できる。




Windows 8 Pro 64-bit Japanese DSPクーポン付・夜セールあり

<iframe allowtransparency="true" marginheight="0" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2775002&amp;pid=881440293" marginwidth="0" frameborder="0" height="60" scrolling="no" width="468"><script language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2775002&pid=881440293"></script><noscript></noscript></iframe>


書籍が飛び込む・今年の予兆を聞いて節分を待ち、行動に遷す

2013-01-27 23:58:42 | 世の中妙な??事ばかり


今年の予兆を聞く時期が来た。平成25年がどういう年になるのか、例年「1月20日前後から月末までに」何かの予兆がある。
今年はどんな年になるのかというのが、今年はなかなかその予兆が感じられなかった。しかし、先日「あっと思った」通りに予兆が来た。
このブログを読んでいる人にもこの「今年の予兆」・・・今年はどんな年になるのかという予兆が感じられているのではないかと思われる。
その予兆というものは「良く耳を澄まして聞かないとわからないもの」から「すぐに判る物理的なもの」までいろいろとある。
単純には、今までと何か違ったことが起きなかったかということをよく考えてみることである。そしてその予兆というのは大方それほど悪くないもので「悪いものは突然来る」ということになっている。

それで小生・柊雲のところにはどんなことが来たのかというと、突然見知らぬ人から書籍が送られてきた。
これはブログで今年から実名を使うことにしたことに由来している。
「書道家の日々つれづれ」というブログは、書道家の経歴を多少明示していることから、毎日書道展、書道芸術院展・・・・に関わる書道関係の先生からはSyuunのハンドルネームでも容易に実名が判断できたのでそうしておいた。
しかし、それでも判らないという人もいてGoogle検索をして実名を探し出すという作業をしたり、他の人から聞いたりするという手間がかかっていた。

それでYouTubeが実名投稿になったことから、どうせ判っていることだからと実名でブログ投稿することにした。
これは当ブログに関する記述には責任を持つと言うことと、ブログで書かれたことは「ネット上」で終了させるという意図を持っている。
なんと言ってもメール送信一つ出来ない人からの「場外乱闘」は避けたいというのは誰でもそう思うであろう。

さて、今回送られてきた書籍は、多分自主出版されたと思われる「墨のにじみ」に関する書籍「書道用紙とにじみ」(為近摩巨登・著)であった。
事の発端は、なんと2007年に書かれたブログの内容「墨185号・墨のにじみはなぜ起きるか・の誤謬2007/3/1」で小生自身そんなブログ記事を書いたのかは全く忘れてしまっていたものである。
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=570945

それでその後に上述の著書を送りつけてきて、この本に集大成したので「・・・・にじみの原理は既知のことのように書いておられましたが、その根拠をお示しいただく・・・」という挑戦状を付してきた。

これも「実名投稿」ということから来たオマケと考えて良いかもしれない。

***************

こういうふうに書かれているとどうも2007年のブログエントリー記事が理解できていないのではないかと思われる。
本来「書」に関する墨と紙の関係などは、師匠から弟子に何とはなしに伝えられる。
著書は「書道用紙とにじみ」である。
このにじみの正体は「墨」の墨液で、墨液とは硯ですった墨。
それも平成墨といわれる宿墨にしておいても腐らないような合成膠を使った墨ではなく、古来からの膠を使った墨を摺り下ろした墨液である。
この墨を摺り下ろすというのにも実は技術がいって、「墨を良く摺る」ということはどういうことかは師匠から教わるのが当然である。
要するに作品を書くときに、その場で墨を摺ってすぐに書くというのは事実上あり得ないというのが書をよくする人のならいである。

それではこの「書道用紙とにじみ」という著書では使う墨はどんなものを使っているのか、たとえば何年ものの「古墨」なのかといえばなんと墨滴(墨汁)である。
その墨汁とは墨運堂の「玄宗」という安物の墨液で、膠の代わりに合成接着剤を入れているもの。
この「玄宗」という墨汁は、30年も前に少し使ったことがあった。このときに「酢」の臭いがして酢酸ビニルを使っているのではないかと思われた代物であった。
この安物の墨液は、乾くと水分を失って接着剤が収縮するために文字が縮れるという欠点があってとても同一の墨とは相容れないものであった。
それでこの本の冒頭で「墨の成分を一定のものにするために墨液を使う」と説明書きがある後で、玄宗の墨液を膠を使っているとして表を作った説明をしている。
墨液の『玄宗』は膠を使っていないが、『墨粒子の内訳』は、膠を使ったものと仮定して・・・」となっている。(墨液は多種の「墨汁」を使っている。)

ここで話は見えてきたというように、この著書は墨を擦った墨液ではなく、煤を混ぜた合成物質(プラスチック素材)を単に水で薄めた実験なのである。
その上悪いことに、中国画仙紙を含めてすべて製造年代も判らない単宣である。
この著者は、「滲みを効かせて効果を狙う」書道家が使う紙や墨の種類というものを知らないということがよくわかる。

考えてみれば、書道展で滲みを効かせた作品説明で「この書の墨は2回なぞったのか(2回で書いたのか)」と聞かれることがあった。
要するにその類いから出発している発想に違いないと思ったものでもある。

種明かしを少しすれば、滲みを効かせた効果を狙うときは、普通の文法具屋で売っていないような、そしてあまり使わないような厚い本画仙紙を使う。
小生などはこの紙を購入してから、紙が作られた季節と年代によって20-30年寝かせる(状態良く風邪!!!を引かせない(書の隠語)ように保存する。)。
紙は寒漉(かんすき)ということがどういう意図なのかわかると理解が進むものでもある。

あまり詳しく「ノウハウ」を公開の場で公表してしまうのもどうかと思うので、この辺にしようと思う。

本当のことを言うと、書の滲みや墨、紙に関することは書団(書道の社中)のノウハウ(企業秘密)であって、その秘密は書団を守るために外に出さないというのがある意味常識になっている。

それでこの著者が「墨の滲みに関する著書」がないと思ったというのは容易に判断できる。
そして、本来「にじみの原理は既知のことのように書いておられましたが、その根拠をお示しいただく・・」というのは僭越至極であることは容易に察し出来るのではないか。
****************

2013年1月27日、小生が会長をしている艸玄会の研究会、連絡会議がありこの著書を群馬県書道展の審査員クラスの先生に提示してみた。
ここで「墨液(玄宗)を使ったにじみの研究」と述べただけで、「苦笑」して本自体受け取らなかったり、開きもしないというのが現実でもある。

奥付に「著者略歴」がある。そのうちの書に関しては・・・
1979年 日本書道教育学会の通信教育を受講後、同学会大阪書学院専攻科卒業。
ということになっている。


要するに師匠名がなく、毎日書道展や官展の公募展にも出品履歴はなく書団にも属していない。
そうであれば、公募展などに出品する書家、書道家がどんな材料を使いどういう意図を持って書いているのかを知るよしもない。
こういうふうに言う以上小生も書歴というものを示すというより、既に示してしまっていて毎日書道展の出品名簿から住所を探し当てたのかもしれない。
それで著書が、化学を連発してるので科学、化学という分野での略歴を示しておこう。
小生柊雲の履歴の中にはこんなものもある。

国立静岡大学大学院・工学研究科合成化学専攻・修士課程(博士課程前期)終了。
静岡大学工学修士。
公益社団法人・日本化学会 正会員。

そんなわけでまんざらコロイド化学などにもド素人と言うわけではない。 <iframe allowtransparency="true" marginheight="0" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2775002&amp;pid=881679579" marginwidth="0" frameborder="0" height="60" scrolling="no" width="468"><script language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2775002&pid=881679579"></script><noscript></noscript></iframe>

Windows 8 Proの市販パッケージ版とダウンロード版バックアップDVDを比べる

2013-01-26 15:58:21 | パソコン関係


市販パッケージ版Microsoft Windows 8 Pro(発売記念優待版)とダウンロード版のDVDはどの様に違うのかと、Windows 8 Pro 発売記念優待版の市販品を買って調べてみた。
それはWindows 8 Proのアップグレード版のダウンロード購入やバックアップDVDの購入の話はあっても、全種類(ダウンロード・win8バックアップDVD・市販のパッケージ)を買ったという話はあまり聞いたことがない。
小生の場合、前エントリーの様に後何台かWindows 8 Proの優待ダウンロード購入が使える環境にあった。それが「優待ダウンロード購入」が面倒なのと「市販パッケージ版Microsoft Windows 8 Pro(発売記念優待版)」に興味があったので無理?して買ってみた。



又Windows 8 Proを買って3台分になり、Windows 7 Proなどもあるから数年はOSを買う必要もないということも書いた。
そして「手が滑って」購入してしまった市販パッケージ版Microsoft Windows 8 Proはどうなのかと言えば、写真の通りDVD二枚(32・64)と「シリアルナンバーキー」であった。
ここで「バックアップDVD」とどの様に違うのかと32bit版の中身を調べたらファイル、容量は全く同じで多少表面に書いてあるラベルが違うものであった。



だから「市販パッケージ版のDVD」と「バックアップDVD」はほぼ同じものと考えて良いかもしれない。
そうだとすると「ダウンロード購入」した時の「シリアルナンバーキー」を使えばこのインストールDVDだけで良いことになる。



特にダウンロード購入してISOファイルを書き込んだDVDには、「シリアルナンバーキー」は紐付きになっていて使い回しが出来ない仕組みである。
それだけでなく、10~11月にダウンロード購入したファイルと12月にダウンロード購入したファイルは微妙に違っている。



そうとはいうもののダウンロードファイルを使ってWindows 8 Proをインストールしたわけではないので正確なところは判らない。
しかし、ダウンロード購入のプログラム自体が今と8~9月の時点とは大分違っている。
それで「市販パッケージ版Microsoft Windows 8 Pro」や「バックアップDVD」の場合、いわゆるWindows 8 Proの初期ロットで後から何か改変されたと言うこともないから安心して使えるのではないかと思う。



前エントリーでBTOパソコンは、マザーボードがまだWindows8の最大パフォーマンスになっていないようなので、新マザーボードに替わるまではWindows7を選択するのがよいようなことを書いた。
これは多くのパソコンをテストしてみて感じたことで、自作パソコンも今はWindows8にアップグレードする気はない。
その一方で、ノート型パソコンはWindows8に完全対応に大方なってきている。それが全部そうなのかといえば、古い筐体に単にWindows8をインストールしただけというものもある。

それを区別する方法というのは、単純に見て起動時間を計るしかない。

それでノート型パソコンの場合、オンボードグラフィックスでSSD搭載(アシストドライブその他)ならば起動時間は15秒を切るのが当たり前である
これがHDDを使うと、メモリーが足りないとかのよほどのことがない限り20秒を切るのが正当

これがデスクトップパソコンだと、グラフィックカードを使ったりその他の付属機器がぶら下がると20秒を切るのがやっとであることが予想される。
これが楽々20秒を切るようになるには、春以降の新型のマザーボードにならなければ無理ではないかと思っている。




Windows 8 Pro 64-bit Japanese DSPクーポン付・夜セールあり

<iframe allowtransparency="true" marginheight="0" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2775002&amp;pid=881440293" marginwidth="0" frameborder="0" height="60" scrolling="no" width="468"><script language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2775002&pid=881440293"></script><noscript></noscript></iframe>


Microsoft Windows 8 Pro投げ売り始まる?それともまだWindows 7 Pro

2013-01-24 13:16:13 | パソコン関係


Microsoft Windows 8 Proが安く買える期限の1月31日が近づいてきた。Amazonでは「2013年2月1日以降の『Windows 8 Pro』の参考価格は27,090円(税込)となります。」(アップグレード版は64bitと32bitの両方あるためか)と書かれている。
しかし、DSP版「Windows 8 Pro 64-bit Japanese DSP」(新規インストール用・単品で購入可)は、10,980円程度から11,726円(Amazon)とWindows 7 Proよりだいぶ安い値がついている

これもWindows 8が不人気のためかもしれない。

Windows 8評価機としてHP ENVY dv7-7200というノート型パソコンを買って使っているのは以前から述べているとおり。
Windows 8を使うのならプリインストールされたノート型パソコンというわけで買ったので、昨年夏に組み立てたASUS P8Z77-Vを使ったPCはWindows 7 Proで止めたまま。
よくよく見ればBTO PCでは未だにWindows 7が主流であまりWindows 8は使われていないとか。
そのためか小生などのレビューアーなどにもBTOメーカー(販売店)は貸出機を送ってこない。(ノート型パソコンは貸し出しているみたい!!)

実を言えば、ASUSあたりのマザーボードはWindows 8にいち早く対応していたと思われるのだが、Boot performanceのところではまだまだである。
ほぼ完全対応していると思われるのは、Boot performanceの数値からASRock(マザーボードメーカー)あたりらしいことが判っているとはいうもののまだハッキリしていない。
BTOメーカーがパソコン組み立てに使っているマザーボードがASRockやECSの最下位モデルだったりして、どこまでWindows 8のパフォーマンスを引き出しているのか不明である。
以前のレビューを見るとおり、HPのENVYシリーズのパソコンはMicrosoft Assessment Consoleを動かしてみて分析した。(Assessment Consoleを動かしている記事は不思議と見ることはない。)
Microsoft Assessment Consoleというのは、Windows 8を導入するにあたってどのようにハードが対応するのかという検証ソフトである。
従って、Windows 8がインストールしてあるパソコンの基本性能がわかってしまうもの。但し、一般的な検証部分は今発売されている最新のCPU、チップセットでは、ほとんどクリアするので問題にならない。問題部分は、BIOSのBoot performanceの数値というところでここにパソコンメーカーなり、マザーボードメーカーなりの技術力が現れる。
ここでこの分析の結果、HPのノート型パソコンは、Windows8に完全対応だと言うことが判ってHP ENVY dv7-7200を購入している。
実を言えばMicrosoft Windows 8は、ハード的にはHPと共同開発した様な節が見られる。(2012年10月18日のHP新製品発表会の印象から・・・)

そんなわけで、自作のデスクトップパソコンは、最新型に近い昨年夏に自作した(前出)「Intel SSD 330 Series SSDSC2CT120A3K5 RESELLER BOX品×2・RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks) 0-ストライピング」を用いたものは(ある程度完璧主義なので)時期尚早という結果になっている。

一番Windows 8に対応していると思われるマザーボードメーカーのASUSも時期尚早と思ったのだから、BTOメーカーのパソコンは押して知るべし。
あるパソコンメーカーA社の本格的デスクトップパソコン(液晶一体型などのなんちゃってデスクトップとは違うもの)などは、よく考えて作り込まれたものの、元々あまり売れないためか「竹に木を継いだもの」のような構成になってしまっていた。
それでもよい・・・ということもあるものの、レビューを書く以上ある程度完璧を目指すというので今は「×」になっている。

それでこれからというか、今年の夏以降にまたまた新しいパソコンを自作しようと考えている。
ここで問題になるのはMicrosoft Windows 8 Pro、Windows 7 Pro、Windows 7 hpのどれにしようかとして、Windows 8 Proで作ると宣言している。

現状種々の周辺機器にWindows 8に非対応(Windows 8の標準ドライバーで使えているものも多い)なものがあったりして、HP ENVY dv7-7200で検証中である。(前出)

それでノート型パソコンならよいとしても、デスクトップ型パソコンだとどうかというもの。本当は既にデスクトップ型パソコンで試している感じでは、大画面で見るスタート画面のタイルが煩い。それでMicrosoftではスタート画面に「bingデスクトップ」(Windowsアップデートでインストール可)を使って、とりあえずタイルを表示させないという方法を推奨している。
それで新たにパソコンを組むのは、Windows 8が落ち着いてきたところにすることにして、どこかの誰かさんと同じようにWindows 8の発売前の昨年の秋にWindows 7のOSをいくつか買っておいた。(前出)

そのために(インストールしたもの(ASUS P8Z77-V)もあるから)3台分のMicrosoft Windows 8 Pro(アップグレード版)を優待価格で購入する権利がある。
そのうち2台分は既にMicrosoftの承認を得てプロモーションコードが発行され、ダウンロード購入した。(1台分はバックアップDVDも購入。総額3,209円と1,200円)
それで3台目はまだ優待購入も検討していない。

・・・・といいながらAmazonで3,980円で買えるというのでつい手が滑って(Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版)を買ってしまった。


実は、ダウンロード購入というのはかなり面倒であるしバックアップDVDの到着も1ヶ月近くかかる。
それでダウンロード版ではないものはどんなものかという興味で771円余分に出したというわけである。

DSP版を買わなくてもアップグレード版でもクリーンインストールするという裏技も公開されている。それにしてもこれから何台パソコンを作るのかと考えてしまう。
少なくとも数年はOSを買わなくてすむということは間違いない。

Windows 8 Pro 64-bit Japanese DSPクーポン付・夜セールあり

<iframe allowtransparency="true" marginheight="0" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2775002&amp;pid=881440293" marginwidth="0" frameborder="0" height="60" scrolling="no" width="468"><script language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2775002&pid=881440293"></script><noscript></noscript></iframe>



画面では、ゼロになっていますが、ギフト券を使っているため**

Amazon2013年1月31日までの「Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版」購入1,000円引きクーポンはこちらから~

クーポンコード「WINDOWS8」

Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (XP・Vista・7からのアップグレード専用:2013年1月31日まで)

Amazonよりの注意***
※ 2013年1月31日(木)午後11時59分までにご注文を確定してください。
※ 「専用クーポン」は期間中、おひとり様1回限りのご利用となります。
※ Amazonマーケットプレイスでのご注文は割引の対象外となりますのでご注意ください。
【キャンペーンご利用手順】
1.キャンペーン対象商品をショッピングカートに入れ、レジに進みます。
2.注文を確定するページで、「クーポン」の欄にクーポンコードを入力します。
3. 「適用」ボタンをクリックしてください。
4. 画面右側に表示される「注文内容」で、1,000円引きになっている事を確認してください。
5. 「購入」ボタンをクリックしてください。



<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=syuunassociat-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=B008N6SO6U" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe> <iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=syuunassociat-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=B009K1SK3E" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>

短い動画をCyberLink PowerDirector 11 Ultraによって再編集する利点

2013-01-22 23:46:40 | 日記


CyberLink PowerDirector 11 Ultraでここのところ動画編集をしている。この動画編集というのはある意味作り方のセンスというものがあって、パソコンソフトを扱うものとしては一番難しいものといえるかもしれない。
その難しいというのは時間という軸を図で表すという感覚であって、ある意味数学の幾何学を思わせるところがある。
しかし、やり方さえ覚えれば後は編集時間との勝負である。実はそのやり方というのがなかなか理解できないというのが本当である。
そして、そのやり方を理解するのに市販の解説本を読んでもほとんど判らないというのが動画編集の特質でもある。要するに、編集ソフトを実際に起動させて実際にやってみるしか解説本を理解する手立てがない。但し、その解説本が希望する部分を載せているとは限らないところがミソでもある。
そして、長い動画ではなく5分程度の動画をたくさん編集するということが技量の向上に繋がる。
その5分程度の動画が完成したら、その後に再編集して15分にするということをすると「めんどくさい」という観念から随分と遠ざかる気がする。
それで今回は、第63回群馬県書道展の特殊な短編動画を再編集して違うものに作り上げ目という作業をしてみた。
これは、動画として「すぐに見せるもの」、「すぐ見たい」というものと記録として残しておくものという違いの感覚である。
この「すぐに見せるもの」では、短期間に公開してその後削除するか「非公開」にするためにある程度イレギュラーの部分が含まれる。
その一方で、長期保存ものというのは著作権の表示も入れて種々の問題点も考慮した作りにする。
そういう意図があったりするのだが、映像にしてその映像の中で元気に「お話をしていた人」がその後脳梗塞で倒れたりして貴重な映像になってしまったりすることもある。




今回の編集の特徴というのは、静止画(スチール写真)の部分にパーティクルやエフェクトを多く入れたことである。
前回の編集ではトランジションの転換部分が長く静止画が比較的早く切り替わるのでそれほど違和感がなかった。
それが今回ある程度短い時間のトランジションを用いたために静止画を表示する時間が長くなった。
動画の中の静止画はスライドショーになってしまうので「パーティクルやエフェクト」を使ってなにやら動いている雰囲気を作ることによって、動画として成立させるというわけである。
それで編集画面は、かなり複雑になっているのだが前回編集している再編集なので割合面倒な「音」や「クレジット」の一部はそのまま使えるというのが利点である。


サイバーリンク

Corel VideoStudioAdobe Premiere ElementsEDIUS シリーズ などの

ビデオ編集ソフトをご利用の方へ特別提供プログラム
特別提供版のお申込み方法 メールの件名の記載は必ず PowerDirector 特別提供版クーポン申し込み として下さい。


メール本文・添付ファイルに以下の内容を記載・添付して下さい。

◆氏名
◆クーポンコード受け取る PC 用メールアドレス
◆購入希望の PowerDirector 11 のエディション、または Director Suite
◆現在ご利用の Corel VideoStudio、Adobe Premiere Elements、EDIUS シリーズ のバージョン・エディション名
◆上記ソフトウェアのバージョン情報とソフトウェアの画面が両方写ったスクリーンショット
(JPEG、PNG 形式、画像サイズ 1920x1200ピクセル以下、ファイルサイズ 1.5MB 以下) を添付して下さい。

icon icon



2藤井聡・著「維新・改革の正体」「日本をダメにした真犯人を捜せ」を別の視点で読む

2013-01-21 00:51:00 | 映画、書評など


前回の「維新・改革の正体」の書評では、プラザ合意1985年(昭和60年)からバブル崩壊の頃のことなどを説明して終わってしまった。
ここでバブル崩壊の前後を説明したのは、「維新・改革の正体」の中で述べられている「日本機関車論」、「日本財布論」に関わると思えるからである。
著書では、「『日本財布論』の出現」でその典型例として「金融の自由化」(1990年中盤から進められた金融ビッグバン)と書かれている。
確かにそれは間違いないとしてもその根はプラザ合意からだと思う。このプラザ合意によって日本は米国より常に金利が低い水準に押さえられることになった。それは日本の資金が米国に流れる様にということで、日本は米国債を毎年いくら買うのかということを押しつけられた。
それで毎月、当時の大蔵省は生保などの機関投資家に米国債をいくら買ったかを報告させるという「バブル期の総量規制」のような越権行為をしていた。
米国がそこで日本の機関投資家にもうけさせるということをするはずがない。
結局円高を誘導して、最終的に機関投資家に大損をさせるという荒技を行った。その結果どうなったかと言えば、その後に多くの生保が統合されるかカタカナの名前になったことからもよくわかる。
本来危なくなれば大蔵省が助けてくれるはずだったのが、破綻となれば「自己責任」とされたのである。こうしてバブル崩壊以降日本国民の金は米国に流出してしまった。
ちなみに小生の保険金も生保が破綻して、外国の保険会社になり戻ってきたのは4割を切ったはずであった。



この利回りが急速に悪くなる状況で出現した「金儲け」の本が今の民主党の海江田万里代表の著書。
ここで、「民主・海江田(万里)代表『安愚楽牧場』投資推奨で窮地」とJ-CASTニュースで報じられている。(2013/01/19)
このネタは随分前のものだが、J-CASTニュースでは推奨記事の部分が書かれているのが興味深い--ここで保存用に引用転記してみる。

「元金確実で、しかも年13.3%と考えれば、他の金融商品はまっ青!」(「今どうすれば一番損をしないか‐このままではいると5年で、はだか同然」1987年6月、青春出版社)
「和牛の死亡率は0.4%と低く、また万一そのような事態があっても代わりの牛が提供されるので、契約どおりの利益は保証されます」(「BIGMAN」1988年3月号)
「知る人ぞ知るといった高利回りの利殖商品」「むろん元本は保証付き」(「海江田万里の金のなる本」1989年8月、双葉社)
「この利益は申し込み時に確定していて,リスクはゼロ」(「女性セブン」1992年7月2日号)
「利益は申し込みをした時点で確定していますから,リスクもありません。」(「月刊DoLive」1992年9月号)

海江田万里の著書は、元々は野末陳平氏との共書という形式が多くその後単独で発行された。
その本の内で持っていたのが多分この「とにかく速く自分のお金が二倍になる本」(カッパ・ホームス) [新書] (1988/06)など。
この頃の著書というのはかなり胡散臭く、著書で金貨購入を勧めて「金の価格は変わりません」とあったのだが、当時半年で金価格が大幅に下落して信じて金貨や金を買った人は大損をしたはずである。



多少はなしは逸れた。
昭和48年の石油ショックで日本の高度成長が終わり、日本中が一瞬に大不況になって昭和50年から深刻な就職難になった。
その不況を日本の技術力で一番先に脱出した後が「日本機関車論」のころである。
そしてバブルが到来して米国の主要なビルが買収されたなどと騒がれた後のバブル崩壊後が「日本財布論」である。
実を言えばこのバブル経済も米国にとっては日本は良い財布になった。
売れなかったビルを高値で買い取らせ後で、バブル崩壊の後遺症で日本から二束三文で買い戻すという美味しい話だった。

それで日本はどうして日本を豊かにしようという政策がとられないのか、なぜ「日本財布論」という結果になるのかという政策過程を思い出してみよう。

それは、まずバブル経済のハードランディングはどうして行われたのかである。
バブル経済の時は、国民で景気が良くて喜んでいなかった人はいなかったはずなのだが、面白くなかった人、苦々しく思っていた人たちがいた。
それがまず景気がよくなっても給料が上がるわけでない中央省庁の官僚と大学の学者。
そして、日本が景気が良くなっては共産主義革命が遠のくと思っていた共産主義者や左翼人士。
不動産の価格が上がるのはけしからぬ、不動産の価値(価格)は限りなくゼロにして場合によっては国有化しろという主張の「財団法人 建設経済研究所常務理事(当時)・長谷川徳之輔氏」などの共産主義かぶれの人物。
そして、本来なら景気が良くなって広告宣伝費で大もうけのはずの新聞社と儲かっている実感のないその記者たち。
最後に米国。


ここで起こったのが、バブル経済潰しのキャンペーンである。又、米国から日本政府に「バブル経済のハードランディング」を強要したという話もある。
まず新聞が、一斉にバブル経済が過熱するのは良くないと書き、連日のキャンペーン。
だから「国鉄分割民営化」の後に余った土地を売る話も凍結になった。
そうして新聞報道が過熱したところで、NHKは2時間以上の「バブル経済潰し」の特別番組を放映。
このNHKの報道を契機としてこのバブル潰しが「民意」だとして突然、政府は「バブル経済のハードランディング」の不動産総量規制を発動したわけである。
当時の新聞報道では、大蔵省銀行局長の土田正顕に大蔵大臣であった橋本龍太郎氏が「バブル経済を潰すのにはどうしたらよいか」と尋ねたという。
そこで土田大蔵省銀行局長は、「かなり違法に近い禁じ手だと思った」が、橋本大蔵大臣に「こんな手もあります」と提案したという。(常識ではそれはまずいという下策)
そのとき橋本大蔵大臣はなんと言ったか・・・・
「そんな方法があったのならなぜ早く言わなかった」と即刻採用したので驚いたという。
橋本補佐の面目躍如というべきものであった。


ここで小泉改革の頃まで、どういう手法で政治が大きな決断をするのかということを考えてみると、まず新聞報道による連日のキャンペーンで世論を作り出すと言うことであった。読売新聞の渡辺恒雄社主が1,000万読者によって世論を作り出すと豪語したのはあながち間違いではなかった。
しかし、新聞各社が一斉にキャンペーンをやったとしても政府はなかなか動かず最後にNHKが特別番組を作ってだめ押しをするというパターンである。

そのパターンは確か住専(住宅金融専門会社)処理問題(1996平成8年)でも同じだった。そしてそのときの総理大臣がまたしても橋本龍太郎氏。
本当に日本の節目節目に橋本龍太郎氏が出て来る。


しかし、この「新聞各社が一斉にキャンペーン」・・・「NHKが特番で世論を確定」という手法は今や通用しない。
なぜなら今では情報は新聞社だけが持っているのではなく、いつでも調べられるからである。
又、NHKの反日報道というものが問題視され、今やNHKの中立性も公共性も疑問視され続けている。
新聞に情報を独占させないというのは、ツイッター(Twitter)などで直接情報発信する安倍首相が新聞社の「ぶら下がり取材」に応じないということからでも判る。

考えて見れば、この藤井聡・著「維新・改革の正体」という本の宣伝は新聞には載らないし、市内の紀伊國屋書店でも見つからない。それだけでなく推薦となっている中野剛志氏の本も三橋貴明氏の本もほとんど見かけない。
ネット情報でやはり世界は変わって行くだけでなく、フィルターのかかったTV、新聞報道では、新たな「安愚楽牧場」投資などの正邪はわからないというものである。

尚、著書「維新・改革の正体」の「第六章 維新で踊るダメ人間」のなかで「むしろ一人一人は『善意』の人々」という記載がある。
これを「学校秀才の人たち」と考えるとよくわかる。要するに他人から教わった事柄でしか判断できない人たちで、学校で習った「刷り込み」でしか考えられない人たちである。

「維新・改革の正体」藤井聡・著を別の視点で読む

2013-01-20 01:29:47 | 映画、書評など


京都大学の藤井先生の著書を読んでみた。この藤井先生は、国土強靱化論などで有名な人で第二次安倍内閣で内閣官報参与になっている。
この「維新・改革の正体」副題「日本をダメにした真犯人を捜せ」なのだが、書評としてはAmazonなどに詳しいので別の視点で感想を述べてみたい。
目次はこんなもので、実は目次を見ただけである程度内容がわかってしまうという割合とわかりやすいものになっている。

×第一章 日本を財布と見なす「アメリカ」
×第二章 日本の成長を阻む「狂った羅針盤」
×第三章 日本をダメにした「行政改革」
×第四章 「次世代投資」を阻むマスメディア
×第五章 日本を狙う「反成長イデオロギー」
×第六章 維新で踊るダメ人間

そして、「なぜ日本は1997年から成長できなくなったのか。」ということになっているが、それはデーターからそうなっていると言うことである。
高度成長時代の実体験がない藤井先生(1968年昭和43年生)は、その実体験を「下河辺淳氏89歳、宍戸駿太郎氏88歳、小里貞利氏82歳」などに聞いてその日本の病理を引き出そうとしている。
「維新・改革の正体」は、平成24年12月の総選挙直前に出版されていて、本のタイトル通り「日本維新の会」や橋下徹大阪市長を著書の最後で滅多切りにしている。
第二次安倍政権が誕生した今現在になっては、「日本維新の会」がNHKが放送で取り上げることで大バックアップしたにもかかわらず予想ほど伸びず第3局になっている。(植草一秀の『知られざる真実』)

この「維新・改革の正体」というのは実のところ深みがない。

第三章 日本をダメにした「行政改革」の中の項目

経済成長を阻んだ行政改革」で微妙に1990年後半の時点から緊縮財政の方針が採用されるとある。
しかし、「維新・改革の正体」のなかにはプラザ合意1985年(昭和60年)、中曽根内閣の「国鉄分割民営化」1987年とバブル経済1986年をハードランディングした総量規制1990年などには触れていない。
今から思えばこの昭和60年からの5年間というのは第二の敗戦というような感じがしてならない。
この本でこの5年間に活躍した人物を紹介している。
それは「国鉄分割民営化」に尽力した加藤寛氏(当時慶応大学教授)
項目は
「『何でも反対』の主流派経済学者・加藤寛氏」である。

この項目では、整備新幹線に中身も知らないのに反対論だった加藤寛氏の話。
しかし、この加藤寛氏に関しては「国鉄分割民営化」で終わってしまった人であると考えている。
なぜなら、「国鉄分割民営化」終了直後に起こったバブル経済では、バブル潰しを推進していた人物であったからである。
そして悪いのは、不動産総量規制が大失敗だったと明らかになった後のこと。
なんと「不動産総量規制・ハードランディング・バブル潰しには反対だった」と述べていたことである。

このときにバブル潰しを熱心にやっていたのは、財団法人 建設経済研究所常務理事・長谷川徳之輔氏(1995年退任)、NHK、日本経済新聞などの、マスコミ、官僚、学者など。
NHKに至っては、この長谷川徳之輔氏を中心にしてバブル批判の学者をそろえて特番をやった。
そして、また「維新・改革の正体」に登場する橋本龍太郎氏である。

★「『失われた20年』を作った橋本・江田改革」


著書では、橋本内閣時代の「橋本・江田改革」という成長路線を弱体化させた省庁再編を述べている。この時の中心となった首相秘書官・江田憲司氏とは今「みんなの党」の幹事長である。
以前にも述べたが、「橋本補佐」(課長補佐のように政策過程には詳しいが、政治はシロウト)と揶揄された橋本龍太郎氏は、日本のターニングポイントで何回も失敗を犯している。
その一つが大蔵大臣だった時、NHKの放送を受けて強行した不動産総量規制というハードランディング。
今ではバブル潰しの「ハードランディング」は禁じ手であることは常識である。
その後に起こったバブル経済というのに関しては、米国も中国も常にソフトランディングを模索した。
次の失敗は、この著書にも書かれているデフレ期の消費税増税である。
この消費税増税によってGDPが下がり、税収が消費税導入以前より下がってしまったということは今では明白な事実となっている。
しかし、5年前の日経新聞では妙な言い回しをしていて、日経新聞というのは日本の国の経済を良くしようとしているのではなく何かに捕らわれているという感じが判る。
「維新・改革の正体」でも報道の偏向というものに言及している。
大方、米国の意向か又は特定アジアの意向かということが多く、こういうプロパガンダ経済新聞をまともに信用すると痛い目に遭うということは間違いない。
この日経新聞は、バブル経済の時は(米国の意向で??)バブル潰しにやっきになり、総量規制解除にも執拗に反対していた記憶がある。

ここでこの橋本内閣での消費税増税に関しての日経新聞の主張を再掲してみる。

*****************

日経新聞NETアイ「プロの視点」(2008/10/6)清水真人 編集委員(経済解説部)
-----------(日経新聞NETアイは現在なし)



「麻生太郎と小沢一郎の『ヤバい経済学』」と称して1997年橋本内閣で消費税が3%から5%に増税したとき事が書かれている。
ここで、「計9兆円の増収を見込んで、結果は前年度比で4兆円減だった。差し引き13兆円も読み間違えた。予想屋としては最悪。あれから学習しないのは愚かだ」という麻生首相のことを批判している。
この年、「秋が深まると三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券などがよもやの連鎖的な経営破たんに見舞われ、日本経済は奈落の底へ落ちていった。」と書かれているとおり、日本経済は失速して二段底に落ち込んだ年だった。
いずれにせよ、散々公共事業によって金を注ぎ込み、上向きかけた景気を消費税導入によって先折れさせ、夏場のボーナス商戦でさえ閑古鳥の鳴く状態だったのは誰も否定しないだろう。
結局電気屋などは、値下がりを予測して消費税増税分の値引きで対応した。

この時、この様な景気の先折れを予測していたのは、マスコミ関係では「竹村健一氏が米国での過去の事例を引いて警告した」のみだった。
多分、日経新聞など今消費税増税賛成にまわっているように、当時も賛成だったはず。

そして、「プロの視点」での論点は、「97年度の一般会計税収は決算ベースで前年度より約1兆9000億円増えている。」として、麻生首相の発言を問題発言としている。
・俗に言う「9兆円の負担増」‥‥「税制では消費税率アップで5.2兆円、減税廃止で2.0兆円の増収を想定した。年金、医療の保険料引き上げが0.6兆円、病院の窓口での患者負担増も0.8兆円あり、国民負担増の合計は8.6兆円となっていた。」
そして、ここからが詭弁なのだが、政府は「前年度当初比で見込んだ増収額は約6兆5000億円」という。
普通、増税するとそれに見合う節税効果があるので減収になるからなのだが、減収になると思われるのは消費税値上げ分のみであって、確実に3.7兆円の増は間違いないだろう。
なぜなら、減税廃止は確実に2.0兆円であるし、その他の保険料引き上げなども節税効果はあるはずがない。
そうであるならば、最低でも確実に1兆8000億円は減っている。
そして、消費税分の予測としての5兆2000億円はどこへ行ったというものだろう。

「プロの視点」では、「『4兆円の減収』に似た数字を探せば、この97年度の当初見積もりと決算を比べた落ち込みしかない。正確に言えば『前年度当初予算比では6.5兆円増と見積もったが、前年度決算比では1.9兆円の増収にとどまった。97年度の当初と決算を見比べると3.9兆円の読み違いがあった』となる。」と白状するのだが、それでは引っ込んでいない。
そして‥‥
「『4兆円の減収』も『13兆円の読み違い』もなかった。税収が予想をかなり下回ったのは確かだが、前年度に比べれば増えており、増税したのに減収になったわけではない。麻生は総裁選中から討論会などでこの『13兆円』説を繰り返し披露していた。他の総裁候補の1人は『明らかな事実誤認と見て、突っ込もうかとも思ったが……』と言葉を濁す。」*********************

こんな説明も今では、消費税増税の影響が出る2年以降を無視した欺瞞に満ちた論説であることが判っている。

今ではむなしいというか日経新聞の卑しさを思い知るものである。

つづく

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=syuunassociat-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=4819111973" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>

HP Pavilion g6-2200(AMD)実機レビューとその実態

2013-01-17 23:53:59 | 日記


Microsoft Assessment Console・Startup and Shutdown ExperienceのテストでHP Pavilion g6-2200の実態に迫りその概略を説明する。前エントリーでHP Pavilion g6-2200のさわりについて説明した。
それはこのHP Pavilion g6-2200というパソコンが40,000円程度で買えるHPの15.6インチワイドHDのWindows8搭載パソコンであると言うことである。
その安いパソコンとはどんなものかと詳細にわたって検証する。
安いパソコンはそれなりに理由があるというものだが、HPのパソコン筐体というのは上位機にあわせて作られているために安いパソコンでも手抜きというのがない傾向にある。





■充実したフル装備の拡張機能
従って、HP Pavilion g6-2200の筐体に装備されている拡張機能はフル装備といえるものである。それだけでなく2in1メディアスロットは高速UHS SPEED Class1対応したものであり、USB3.0×2、USB2.0×1も搭載する。
UltraBookでは省かれていた「ネットワークポート(RJ45)×1」や「アナログRGB ミニD-sub15ピン×1、HDMI出力端子×1」なども搭載されている。



■安くとも音響重視設計
さらに驚くべきなのは、ALTEC LANSINGブランドのスピーカーを搭載して臨場感のあるサウンドを再現していることである。又、「Dolby® Advanced Audio™ v2」に対応している。
実際に音楽を鳴らしてみるとHP ENVY dv7-7200/CTにはとても及ばないが、10万円程度で売られている音響も重視したノートパソコンと同等以上であった。



■約92万画素のWebカメラに加え、アプリケーションソフト「Cyberlink YouCam」が付属

充実した入力装置
キーボードには、浮き石型のキーボードを搭載するだけでなくテンキーも付属するという豪華さである。






■安さの秘密と問題点の掌握
このHP Pavilion g6-2200の安い点はAMD A4-4300M APUというIntelではなくAMDのCPUを使っていることである。これはこのクラスによく使われているIntelCore i5などに比べて性能が劣る。そして、今ではあまり見なくなった2GBのメモリーや遅めのHDDなどが搭載されている。





HP Pavilion g6-2200(AMD)の概要
********************


■オペレーティングシステムWindows 8 (64bit)
■プロセッサーAMD A4-4300M APU (2.50GHz-3.50GHz, 1MB L2キャッシュ)
■15.6インチワイドHDウルトラクリアビュー・ディスプレイ (1366×768/最大1677万色)
★外部ディスプレイ最大1920×1600/最大1677万色(アナログRGB ミニD-sub15ピン)
★HDMI出力端子からの出力は1080p映像方式に対応



■リネンホワイト



■チップセットAMD A70M FCH
2GB (2GB×1)**実機の場合・(実機はハイニックス)
 4GB (2GB×2) / 6GB (2GB+4GB) PC3-12800 (1600MHz) (最大8GB)メモリスロット2スロット(204ピン SO-DIMM)





■500GB ハードドライブ (SATA, 5400rpm)(実機は日立製)



■ AMD Radeon™ HD 7420G グラフィックス・メインメモリ2GB搭載時:最大1005MB (メインメモリと共有)
■DVDスーパーマルチドライブ(hp製)
■キーボード日本語配列キーボード(テンキー付き)



■HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)
■内蔵無線LAN・ IEEE802.11b/g/n、オン/オフボタン付き
■ネットワークコントローラー内蔵LAN(10/100)
■ポインティングデバイスタッチジェスチャー対応タッチパッド (タッチパッド オン/オフ機能付き)
■メディアカードスロット・ 2in1メディアスロット
**カタログでは高速UHS SPEED Class1対応非対応だが、実機では対応。

■キーボードキーピッチ・約18.7×18.7mm、キーストローク:1.8mm
■インターフェイス・アナログRGB ミニDsub15、ピン×1、HDMI出力端子×1、USB3.0×2、USB2.0×1、ネットワークポート(RJ45)×1、マイク入力×1、ヘッドフォン・ラインアウト出力×1



■オーディオ機能Dolby® Advanced Audio™ v2、IDT High Definition Audio 準拠、ALTEC LANSINGブランドステレオスピーカー、内蔵マイク
■6セルリチウムイオンバッテリ
■ノートン インターネット セキュリティ2013 (60日版)
■サイズ(幅x奥行きx高さ)-- 378×244×31(最薄部)-39(最厚部)mm
約2.4kg (標準バッテリパック装着時)

■バッテリ駆動時間 約6時間30分
■主なソフトウェア  Cyberlink PowerDVD 10、Cyberlink YouCam
■パソコン標準保証1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)
******************

HP Pavilion g6-2200の詳細はHPのWebページ icon



★起動の早さをMicrosoft Assessment Consoleで検証する

Windows8といえばその起動の早さなのだが、このHP Pavilion g6-2200(AMD)は早くない。早くないというのはWindows8の基準で早くない。
起動には、大方25~26秒程度を要している。

この遅さの過半はメモリーが2GBで大幅なスワップが生じているからでもあり、又HDDの転送速度も速くない。
それでMicrosoft Assessment Consoleを起動させ、Startup and Shutdown Experienceを計測してみた。



この中でBoot performance(Fast Startup)は4.027秒というノート型パソコンでは比較的早いほうである。
参考
・HP ENVY Ultrabook 4-1100--2.339秒
・HP ENVY dv7-7200 /CT----4.78秒


そして、BIOSが完全に終了してSSDやHDDなどのストレージに影響しない起動時間とは、なんと11.3秒であった。



要するに、HDDがWindows8を表示するまで15秒程度かかっている計算で、より高速なSSDとメモリーが多ければ楽々14秒を切る数値で起動するはずであると断言できる。
まずそのネックとなるのはメモリーである。この搭載メモリー2GBの内1GBをグラフィックスが使うので、Windows8では不足である。





そのためにベンチマークソフトOCCTは、メモリー不足で起動せず、Heavenベンチマークは途中で落ち、再起動する有様であった。



又CPUの温度検出ではAMDでは誤動作があって、Speccyでは80℃以上を示していたが他のソフトでは26℃程度であった。







★ディスプレイの質

このHP Pavilion g6-2200に使われている「15.6インチワイドHDウルトラクリアビュー・ディスプレイ」は、一般的な液晶というものであるが、UltrabookやENVY dv7-7200の17.3インチワイド フルHD非光沢・ディスプレイと比べるとかなり見劣りする。



★★結論的なもの
このHP Pavilion g6-2200(AMD)は、外観および筐体に使われてる種々のインターフェイス、テンキーまで付属するキーボードなど電気屋店頭で見る一般のパソコンに比べて見劣りすることはない。
しかし、AMD A4-4300M APUというあまり性能のよくないCPUと、少ないメモリーのために、Windows8にしてはもたもたした感がある。それでも3-4年前に10万円以上したパソコンよりは早いかもしれない。
Windows8ではメモリーは最低4GBが必要十分条件で、このHP Pavilion g6-2200(AMD)には少なくとも4GBのメモリーを入れる必要がある。





その上注意することは、動画編集や画像編集をするというハードな作業には向かないというのは、OCCTやHeavenベンチマークが動かなかったことからでも明らかである。


HP Pavilion g6-2200の詳細はHPのWebページ icon

使う用途は、オフィスソフトを動かすワープロやインターネットの閲覧などの用途などの軽い作業という一般的な使い方なら全く問題ないものと思われる。


icon iconicon icon

DELLにプリインストールされるAdobe Premiere Elementsは本当に使えるか

2013-01-16 00:04:19 | パソコン関係
DELLにプリインストールされるAdobe Premiere Elementsは本当に使えるか



DELLでは[20周年大感謝セール]ということで、アドビの写真・ビデオ編集ソフト(Adobe Photoshop Elements 10 & Adobe Premiere Elements 10)という旧版のAdobe Premiere Elementsソフトをインストールしたパソコンを販売している。
そのAdobe Premiere Elementsは今Ver11になっていて、 小生のパソコンにはAdobe Photoshop Elements 11 & Adobe Premiere Elements 11がインストールしてある。



このVer11になってインターフェイスが大幅に変わっている。Adobeでは「使いやすい直感的なインターフェイス」と名乗っているものは、いわゆる「ツンデレ」タイプというものである。
要するに、ソフトを起動させると操作盤というのが見当たらない。操作をするのに何を探すのかということを知っていないと何も手が付けられない代物である。



逆に言うと、操作盤を引き出すものを知っていれば妙なボタンなどが見えていないのでやりやすいと言うことになる。
それはそれでAdobe Photoshop Elements 11 の方は便利に使っている。
その一方でAdobe Premiere Elements 11はどうかと言えば、起動させてびっくりものであった。
複雑な編集というのは、種々のポケットに入ってしまっているのでそのキーワードを知らないと全く手がつかない。
そして、今までのストーリーボード形式というのが「クイック」になり、従来のタイムラインで編集するのが「エキスパート」になっている。



それでこの「エキスパート」でも今までに比べてかなり簡略化したような感じでどうも使いこなさないと詳細設定はどこまで出来るのかは不明。
Adobe Premiere Elementsのガイドを見ると「インスタントムービー」を宣伝している。
よくよく見てみれば、動画編集に慣れた人ぐらいしか使えないかもしれない。

そんなわけで、ここのところはCyberLink PowerDirector 11 Ultraでしかビデオ編集はしていない。
多少操作してみたところAdobe Premiere Elements 11も従来から見れば使いやすくなっているものの、Smart Soundは既にプリインストールされていた。



PowerDirector 11 Ultraに比べると使えるトランジションの数が少なく、アニメーション文字の動作も限られている。
そして、レンダリングしないと実際の動作が判らなかったりする。
Adobe Premiere ElementsもVer 11になって、最初に形式を選んでプロジェクトの保存をしなくてよくなった。
そういう部分がなくなったというのは、ビデオの形式を誤ってうまく編集出来なかったりということがなくなった。



プリインストールされているVer10は、まだまだ神経質なところがあって最初に起動するところでどの様選択するかだけでめげてしまうかもしれない。



いずれにせよ、Adobe Photoshop Elements 10 & Adobe Premiere Elements 10は使い慣れないとかなり難しいソフトで、プリインストールされているから簡単に使えるという代物ではない。そして、Windows8でどのようにソフトが反応するのかを未だ試しているという人は見当たらない。

サイバーリンク



デル株式会社

icon icon