書道家Syuunの忘れ物

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NHK的解釈・海軍善という「坂の上の雲」を見た

2009-11-29 23:12:10 | 映画鑑賞関係
NHK的解釈・海軍善という「坂の上の雲」を見た

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第1回「少年の国」。
小説「坂の上の雲」で秋山兄弟の幼年期など書いてあったかなと思う。
簡単に紹介されていた程度だと記憶しているが、NHKのドラマでは大げさに幼児期の物語を創作していた。
第一髙橋是清など小説では出てこなかったはず、多分いきなり東大の予備門に行っている秋山真之が出て来たかも知れない。
これから3年間も続く巨大に大河ドラマなのだが、1回目の幼児期など必要なかったのではないかと思う。
逆に言えば、小説に書いてある秋山好古の士官学校に関するエピソードが全く省かれているというのはどういう事か。
東京へ出で来る真之に対して、いきなり好古が陸大へ行っているなど話が飛びすぎる。
陸軍大学へ進学するためには陸軍大尉になっていなければならず、それまでの好古の経緯が一切ない。
陸軍大尉というのは、少なくとも中隊長だから今では想像がつかないくらい偉い。
この辺のところは、どう考えてもNHKの海軍善、陸軍悪の思想が満ちているように感じる。
小説「坂の上の雲」では秋山好古が全般に亘って主人公なのだが、NHK版では秋山真之が主人公となっていて、要するに話が違うではないかと言う事なのである。
12月6日(日)放映の第2回「青雲」になると一挙に「好古は、フランスの陸軍士官学校に留学する。」とあるから益々の飛躍だ。
その後、
第3回、国家鳴動12月13日(日)
第4回、日清開戦12月20日(日)
第5回、留学生     12月27日(日)
第2部
第6回、日英同盟
第7回、子規、逝く
第8回、日露開戦
第9回、広瀬、死す
第3部
第10回、旅順総攻撃
第11回、二〇三高地
第12回、敵艦見ゆ
第13回、日本海海戦
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」をはっきり認識して来なかったが、司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」を忠実に追うのではなくやはりNHK流の解釈のつまみ食いと言うところだろう。
第5回の留学生では、「ロシアのサントペテルブルクのエルミタージュ宮殿を貸し切りにして広瀬中佐とロシア娘のダンスシーンを撮影したため、100億円が消えたという。(正論1月号・NHKウオッチング)」
あれれ、広瀬中佐‥‥留学したのは大尉の筈だし、駐在武官だった筈なんだけどな。
そして、広瀬中佐のロシア時代というのは小説にあったか?
早い話、枝葉末節な事は書かれていないはずだ。
書かれていたのは、広瀬中佐はロシア貴族の随一の名花と言われた貴族の美女によるハニートラップ疑惑であって、帰国後海軍では干されていたと言う事である。
だから無理にでも閉塞船を志願した筈。
こんな風に考えて行くと、NHKの考える「坂の上の雲」というのは何やら嫌な感じでしかないかもしれないことである。
結果は、司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」ではなく、NHKの解釈による海軍善、陸軍悪の日清、日露戦争スペシャルドラマ「坂の上の雲」と言う事になるかもしれない。

やらせ政治ショーだった「事業仕分け」?

2009-11-28 23:58:45 | 日記
やらせ政治ショーだった「事業仕分け」?

今回終了した「事業仕分け」で捻出されたのはかけ声から遠く離れ1兆円にも達しなかった。約1.8兆円になったのはうちの約1兆円分は「独立行政法人や公益法人が抱える基金に国庫返納」であって、「事業仕分け」で無駄をひねり出したものではない。

ここで第一に疑問に思うのは、どういう理由でその「事業仕分け」分野が選ばれたのかと言う事もある。読売新聞社説(2009/11/28)では「仕分けの対象とされたテーマに疑問を呈する声も多かった。」とあるように防衛問題などの政治理念に関わることなどもある。
「在日米軍に対する「思いやり予算」や対外援助、地方交付税、科学技術振興関連などだ。(前同)」
ことは財務省が想定問答集まで作ってお膳立てをした事が分かっているが、自衛隊の件などは財務省が元々思想的に予算を減らしたいと言うのがそのまま出てしまった感が強い。
今度の衆議院選挙で落選した舛添要一参議院議員の元女房殿(片山さつき氏)が、女性主計官第一号の時に自衛隊に下した理不尽な削減というのは歴史に残っている。(自衛隊正面装備削減に尽力・「潜水艦は時代遅れの兵器」査定・提供:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

そこでもう一つの疑問点というのは、元々3兆円削減という目標を立てて「基金の国庫返納」というのは分かっていたとしても、どのくらいのものを査定したのかと言うことである。
こういう査定というものは、元々10兆円くらいも元のものがあって、そこから不要不急と思われるものを2兆円削減するというのならば、軒並み削減と言うことでにはならない。
ところが、どうもその様になっていないというのは項目が少なすぎる。
予め3兆円まで行かないと想定して始めたのなら国民対する詐欺だろう。
その上、どうでも良いような費用ではなくどちらかと言うと必要有用と思われる予算を削減するというのは「元々削減ありき」としか見えない。
問題視されていた国連大学への拠出金など何も精査されないというのは、小沢代表の国連中心主義に絡むのか疑問とは散々言われていることだ。
又、何と言っても、補助金として特殊法人に流れている金は12兆円あると言われていたし、某大臣は金は絞ればいくらでも出で来ると言ったような。

「高橋洋一の民主党ウォッチ・事業仕分けの限界 埋蔵金まだまだある」によると
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
12兆円の基金生かせ
‥‥‥前文‥‥略
事業仕分けの限界を認識すべきだ。予算には、事業系と制度モノという2種類がある。
事業系予算は、誰にもわかりやすいので、事業仕分けに適切だ。
むしろ、こうした事業系予算は地方政府でやるべきものが多く、国がこんな事業までやっているのかと驚くばかりだ。
‥‥中略‥‥
   次に、雇用保険の見直しで厚労省は2681億円の概算要求をしている。これは仕分け対象ではないが、雇用保険を保険としてきちんと計算すれば、これまで保険料が高すぎたために、私の計算では4兆円程度の埋蔵金がある。
これが厚労省の天下り団体資金になっているのだが、こうした制度を専門家が見直せば、2681億円の要求は不要である。
さらに、事業仕分け会場の印刷局市ヶ谷センターは、これも仕分け対象ではない。
この施設は既に2年前に売却方針が決まっている。
印刷局は、大手町や虎ノ門等の一等地にも遊休資産を抱えている。政府方針が決まっても、まだ検討中とかでなかなか動かない。
それらは 2000億円以上になるが、独法通則法などが不備なので、全額国庫納付できない状態だ。こうした制度をすぐ直すべきだ。
最後に、現時点で、来2010年度予算総額が92兆円、税収見通しが37兆円といわれ、このままでは国債発行額が55兆円にもなると言われている。ところが、国債整理基金特別会計には昨年度末で12兆円の基金がある!
   諸外国ではこうした基金は存在しないので、これを使えば、国債発行額は43兆円になる。さらに、特別会計の埋蔵金や余剰金をかき集めれば、4兆円くらいはなんとかできる。となると、来年度の国債発行額は40兆円を切ることができる。
‥‥後略‥‥‥

細かい制度上の事は専門家に任せるとしても、高橋洋一氏の別の埋蔵金というものは一度限りのものが多い。
いずれにせよ、予算編成に於いて元のシーリングを外しておいて増額要求させて、削減に入らなかった部分で多くなっていれば何の意味もない。

そして、大きく削減されなかったのはこれだけ大々的にやったのに「税が足りない」という増税議論だという話しもある。
ところが、あの橋本政権の時、巨大な公共投資によって景気が一時的に回復したのを見計らって、消費税を増税した。
結果は、大不況に襲われで二段底、三段底になり山一証券、三洋証券、北海道拓殖銀行などが潰れ金融不安になったのは今でも記憶にあたらしい。
増税したのに逆に減収し、長期デフレを招いたというのは笑えない事実である。
いずれにせよ、今の政府は日本をどの様な状態に持って行くのか全く不明である。

自衛隊の制服に関して蓮舫参院議員が
「素材の機密性のある戦闘服などを除けば、国内縫製の条件にする必要はないのではないか。安価な輸入品も検討してみては・備品と被服は『予算削減』のジャッジ。」と笑えるものがあった。
何故なら、「正論」2010年1月号「NHKウォッチング」・「『坂の上の雲』裏話あれこれ」に軍服を安い中国で試作したら「縫ひ目、ボタン、フックの位置等が指定通りに縫製されず(原文旧仮名遣い)」使い物にならなかったという。
そうしてもう一つ思い浮かべることは、「軍事物資」と言うものは基本的に国産であることである。
なんでも安いものなら中国から輸入すればよいと言うような、今の「デフレ」の原因を象徴する言動はどう考えても日本の国を良くしたいという感覚に欠ける。
よく皇族無用論などを吐く人達がいたりする。しかし、皇族というのは正に「ノブレス・オブリージュ」を実践する人達である。
それは、高くても必ず国産品を買う人達であると思っていたが、ある芸術関係の人の話を聞くと、若く無名な芸術家のパトロンになったりしている。
日本の古典芸術の維持と芸術の振興を旨とするというのは、日々の生活に汲々としている我々には想像も付かないところがある。
以前「ヒルズ族」という新興金持ちが、単に成金趣味で贅沢をしていたというのは何も役に立たないものだった。

そして、「蓮舫議員 本を巡り娘と『事業仕分け』バトル」 (2009/11/28 15:27・ J-CASTニュース)では、
「買わないで図書館で借りればいいのでは?」(「twitter(ツイッター)」)と娘に諭したと言う話しがあった。
こんな事では、消費は削減されて益々デフレになると言うのは、国会議員からしてこれだからとあきれるものである。

Windows 7 Upgradeするごとに不具合発生 その5

2009-11-27 23:42:43 | インポート

Windows 7 Upgradeするごとに不具合発生 その5

Windows 7 Home Premiumを導入してそろそろ1ヶ月になる。
Windows7を導入して違ってきたことは、今までWindowsXP機をメインとしてsubの位置づけだったVISTA機が導入後にメインになってきたことである。
元々Windows7を導入したPCは、新しい構成であるからHDDもビデオメモリーも何もかも余裕がある。だから、今まで使っていたPCとは段違いなのだがWindows 7 になってからは使い勝手もXP並となった。
しかし、導入から数多くの修正プログラムがUpdateされて、Updateされるごとに不安定になると言うのはいつもの通りである。
ただ、不安定になっても、そのうち知らない様に修復されていたりする事もある。
ところが最近、PCが立ち上がって、ウィジェットが全部表示されないと言う事が起こし始めたなと思ったら、突然マウスが動かなくなった。
それでもキーボードは動くから何とか終了コマンドでログアウトさせたものの、終了しない。1時間も経った頃だろうか突然再起動して再びWindows 7 起動になった。
何やら「重大な‥‥より復帰しました。問題点を探しますか‥‥‥?」

次に、ネットワークに繋いであるプリンターから印刷しようとすると、プリンターとの通信画面が出ない。
よもやと思って、プリンターのネットワーク元のPCを見てみればそちらに表示が出ている。
これは、ネットワークエラーだ。
それではと2004年に発売されたPIXUS iP8600(購入は2005年春)をUSBで直接繋いでみた。
USB2.0になっているのだから、簡単に認識して繋がるはずなのだが「認識に失敗しました」と出る。
次に別のUSB端子に指し直すと「プリンターは、より早いポートに指し直すと早くなります」と言うような表示。
プリンターは?とデバイスを表示させると出てきていない。
Windows7では、今まで簡単に接続できていたUSB機器が認識しなくなると言う事があるという報告がある。
そこでCanonのHPを見てみると「プリンタードライバーはWindows Updateによって」とあって置いていない。何やら元々Windows7にドライバーが入っているような無いような。
いずれにせよ、こう言った時は「プリンターの追加」のウィザードにしたがって、USBポートを追加して、「Windows Update」でIXUS iP8600のプリンターを探してドライバーをダウンロード適用した。
ところが動かない。印刷できない。
再度デバイスを見てみるとプリンターのIXUS iP8600のところに黄色の〈!〉印。
XPなら削除してしまうところなのだがWindows 7 だからトラブルシューティング。
「推奨設定」を次々とクリックして行く内に「正常」になった。
なにやら面倒なプリンターの追加であった。
スキャナーもそうだが、新しいOSのPCに古い周辺機器を繋げるというのは結構面倒なものだ。
「Windows Update」で思いついて、手動でアップデートしてみると、GeForce8600GTとネットワークアダプター2件のアップデートが示されていた。
Vistaでは気がつかなかったが、Windows7からはマザーボード上の周辺機器までアップデートされるらしい。但し「オプション扱い」。
1回目は、GeForce8600GTのアップデーター約84MBとネットワークアダプター2件。
GeForce8600GTのアップデートは成功して、ネットワークアダプター類2件は失敗。
何度も、Windows Updateを繰り返しているうちに、ネットワークアダプターのUpdate は成功するもののWindows Liveまで入れてしまった。
この「Windows Live」は「煩い」ソフトである。
Yahoo!のメッセンジャーそっくりだから、そのパクリの様な感じである。
なんだかんだと言って、PCのメンテナンスというのは手間が掛かる。

いずれにせよ、Windows7の導入は色々な副作用があった。
それは種々操作する上で1280×1080の19インチ液晶モニターでは小さいと言う事である。
特に、久々買ったAdobe Photoshop Elements 8の新機能を利用しようとすると、昔は何とも思わなかった操作画面が小さすぎる。
この11月になって、Dellで24インチIPS液晶(24インチワイド液晶ディスプレイ。16:10(1920×1200)パネル)を直販で46,000円 強。
(簡単カラーマネージメントを行えるソフトウェアを付属)MITSUBISHI 23型液晶ディスプレイ(ノングレア) RDT231WM-X(BK) が45,000円前後。
NANAO FlexScan 23インチワイドTFTモニタ ブラック EV2334W-TBK (アスペクト比16:9のフルHD(1920×1080)VAパネル搭載。(EIZO EasyPIX Software)ダウンロードで、無償で気軽にマッチングを始められる)が40,000円強。 NTT-X Store

色々と悩ましい限りなのである。
それにしても、久々接するAdobe Photoshop Elementsというのは凄いソフトに進化していた。
思い描いていた新機能、思い通りに出来た時の感動は結構興奮するものであった。
但し、「これで完璧Adobe Photoshop Elements 8」という解説本には精々Adobe Photoshop Elements5程度のところで止まってしまっている。
本来目的とする新機能は一切解説されていない解説本というのは、Adobe Photoshop Elementsをつまらなくする害毒を及ぼすものである。


第41回日展 を見た・思う その2

2009-11-26 23:17:11 | 雑感・どうでも良いこと
第41回日展 を見た・思う その2

日展を見たか?と色々と触れ歩いたら、見たという人は「招待券」をもらったら!という人達ばかりだった。なんだ小生のようにわざわざ入場券なんて買わないのかと言う感じなのである。
実際、後から伝(つて)を頼ると「招待券」が出てくるようなこともあって、日展の人気のなさというものを思い知らされる。
考えてみれば、毎日書道展が展覧会の他に特別展示「篆刻家 松丸東魚の全貌」と言うようなそれだけで1,000円以上の入場料を取ってもよいような展示などはない。
第40回日展でも別に特別展示があったとは覚えていない。
分かりやすく言えば、個展でも何十万人も呼べる大作家がいなくなったのにかかわらず、相変わらず昔のママと言うことだ。
出品者が変わってもそして、時代が経ることに制度化されたシステムで小粒になって行く日展。しかも、書道に限らずある限定した作家しか出品しない、入選しない展覧会だから益々絞られてくると言うものだろう。
昔、地方の県展(美術展)で出品点数が多くなったからと落選を増やして、入選するだけで入賞と同等な価値を見いだそうとしたことがあった。
それで、落選を多くしたら結果出品者が激減、そして二度とその出品者は戻ってこなかったという。地方の官展の様なものは文化奨励というものもあるから、純粋に厳しく査定すると言うもの考えものである。
他方、書道は日展に出品するのはいわゆる読売書法展と毎日書道展の一部の人達。
現代書は、日展の項目にないからいわゆる伝統書。読売書法展の「本格の輝き」と言うものだ。
但し、「本格の輝き」を宗教文化・文明(過去準拠型の中国宗教文明)とか呼んだのは(社)全日本書道連盟の講演会(全日本書道連盟が18年2月16日に会員向けに行った講演会)で講演した公文俊平先生(多摩大学情報社会学研究所所長)。
要するに、宗教だから何も変わらない。
それはその書文化だけでなく、そのシステムも変わらない。
世の中が変化してもその中は、10年一日のごとく。
書の現代書とは、大字書、近代詩文、刻字、前衛書だがそう言うものを排除するというのは、キリスト教が宗教裁判で「異端」として排除してきたようなものである。
世の中の変化について行けないものというのはいずれ滅びることになる。
芸術一般では、全てに後継者がいるかどうかと言う事に尽きる。
実際のところ今の書道の大先生のナンバー2というのが育たないと言う事もある。
大書団で二番手、三番手が容易に育つところがあるではないかというと、そう言うところは所詮他の社中を潰す結果となる。
何時の代も恐竜のような巨大生物だけが生き残っても、生活が成立しない。
日展を見てみれば、大した目玉もないのに「日展」でございと見得を切っている「裸の王様」を見る思いである。
そして、書道界は危機感を持って活動しているところもあると言うものの、一般には書道が大隆盛していた頃の「体格」のまま、従前通りと社会から逃避するように過ごしている。
何か少しは、変わるのかと毎年思えば何時も何も変わらない。
うちの社中でも今年の春には、「書を止めたい」という人達ばかりだった。
理由は、「歳を取った」「上手く書けない」「賞が取れない、見込みがない」「年金暮らしで金がない」など色々である。
これは今のデフレ世相の反映そのままだが、こういう社会性がないと言うのが宗教文明と言われる社会である。
本来「去る者は追わず」と言うのは趣味の世界ではお決まりのようなものだが、去る者を引き留めなければならないと言うのが今の現状の窮状を象徴している。

書道芸術院創立記念日・講演会 石川忠久先生

2009-11-25 22:38:58 | 雑感・どうでも良いこと

書道芸術院創立記念日・講演会 石川忠久先生

2009/11/23の勤労感謝の日は、書道芸術院創立記念日となっていて、毎年上野精養軒で14時頃から記念講演会がある。
この講演会というのは、毎回驚くほど有意義なものでお金を掛けて出かけて行っても価値があると思うものである。
今年は、二松学舎前学長 石川忠久先生。
演題は「対句の面白み」。
話は簡単に言えば漢文の話。先生曰わく、戦前は漢文というものは必修科目だったという。
だから、国語の他に漢文という独立の教科があったそうな。
そして、その漢文の先生というのは例外なく怖い先生だったとか。
そう言われれば、昔の人は書道で書く詩文は大体読めたらしい事は分かるし、漢詩だって創作して書いたりもしていた。
それで創作の漢詩というものは、時として読めないものがあると言われていた。
何故読めないのかというと勝手に解釈して漢詩を作ってしまうために、読み方が一様でないと言う事らしい。
そう言えば、少し前に「書道の新聞」に漢詩の創作の話が出ていた。
そのうちバックナンバーを当たって読んでみようと思うのだが、こういう先生というものは大体中国語の「読み・書き・会話」が出来る先生である。
事実、石川忠久先生も東大の中国文学科をご卒業されて中国語も堪能であらされるが、実は大学ではまともに勉強せず、中国語を教えることになって学び直したと言っておられた。
但し、語学である以上毎日のように使わないと忘れるそうで、中国へ行った時は帰国する頃になって感覚が戻ってくるという。
Dscf0429
漢文というのは、実際は高校2-3年の時に少し習い、少し分かったと思ったら先生が替わって、簡単な入試程度の漢文しか分からなくなってしまった。
そして、今では粗方忘れてしまった。
こういう勉強も継続してやらないと全く駄目で、大学時代ドイツ語をやりながら大学院入試ではドイツ語の部分は白紙だった様なものである。
もっとも、ロシア語の方は講座を取って読み方を少し習って止めてしまったと言うくらいだから語学はダメ。
それで、ドイツ語もロシア語も実際何かに使ったかと言えば何も使っていない。そして、今では辞書を片手にしてもドイツ語が読めるかどうか怪しいものである。

講演会の本題は、「対句の面白味」は、律詩の規則というものである。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で律詩を調べてみたら
「2句1組で「聯(れん)」を構成している。律詩は8句なので、4つの聯から成る。順に首聯(起聯)、頷聯(前聯)、頸聯(後聯)、尾聯(結聯)と呼ばれる。頷聯と頸聯はそれぞれの2行が対句になるという決まりがある。
また押韻は偶数句の句末でなされ、第1句は押韻してもしなくてもよい。換韻はなされない。各字、各句、各聯同士で平仄に一定の規則がある。」
と書いてあって、粗方この規則を説明されていた。
「平仄(ひょうそく)」の規則性とか、いろいろと説明されたのだが短時間の講義だと中々わかりにくい。
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その他、昔の人は漢字に訓読み音読みをつけて、漢文を全て読めるようにしてしまったというのは大発明と言われていたが、それは漢文を習った時に思った。
しかし、石川忠久先生が漢詩を中国の言語で発音すると漢文というのはやはり中国の言葉だと実感する。
そして、先生が言われるのは中国の言葉は時代を経るごとに少しずつ変わって行き、昔の「音」が日本の音読みに残っていると言われた。

漢字は、元々漢字圏だった韓国ではハングル語になって使われなくなったし、中国でも簡体字になって随分と変わって元の字がどんなものなのか分からない様なものになった。
日本では、漢字がまだ残っているというのは「訓読み」という偉大な発明によって「表意文字」としての効用が大きい気がする。
そして、戦後MacArthurのGHQ下で一時期漢字の廃止と言う事も考えられたらしいが、その結果として簡略された文字になった。
Dscf0436
しかし、最近ではパソコンの普及によって難しい文字も大して厭(いと)わなくなったから時代の変化というものは面白いものである。


第41回日展 を見た、何やらがっかり

2009-11-24 15:20:30 | 雑感・どうでも良いこと

第41回日展 を見た、何やらがっかり

2009/11/23勤労感謝の日は、例年日展を見る習慣がある。
昨年第40回の日展を見てどうも感心しなかったので今年は止めようと思っていたら、400円引きの「第41回日展 入場割引券」が新聞広告に入っていた。
実際は、これだけでなく日展のHPに入場割引券(http://www.nitten.or.jp/waribiki.html)があっただけでなく、携帯電話でそのサイトのクーポンを示せば400円引きの800円では入れる。
それで朝10時少し過ぎに国立新美術館に到着したが、実際のところ「ハプスブルク展」を1,500円出して見ようか迷ったところである。
そこは、700円の昼飯代の足しを考えて日展にしたが、後から思えば「ハプスブルク展」の方が良かったかも知れない。
実際中世、近世欧州の歴史を調べていると「ハプスブルク」関係の文献、写真なども見ることはあって大方予想が付くとはいうものの現物は見たことがないのである。
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日展と言えば、「日本画」と普通は思い付くから昨年のように日本画が1階全部かと思ったら1階には洋画と日本画のメインがあった。
2階は、日本画、洋画、彫塑、工芸。書道はいつもの通り継子扱いで3階のフロア。
しかし、日展というのは出品点数の関係から見れば書道で持っている筈だから随分と悲惨なものである。
その悲惨な状態の日展第5科。
いつもの通り、毎日展の公募サイズ程度の作品が3段掛け?
特に今年は、何やら同じような文字が目立って全体が同じ社中展の様。
以前、多少ニジミを聞かせたような作が多いこともあったが最近は見られない。
今回、伝統書の日展、日展のスローガン「日展は、美しいあなたをつくる。」と言う事からどんな印泥を使っているかいくらか見てみた。
その昔の印泥と言えば「美麗」という種類の印泥だったのが、最近は毎日展では大分明るい朱色になったから、日展はどうかというものであった。
まず篆刻で見ると、黒っぽい色の美麗らしき派は10点に1点くらいで、書作品でもかなり少なかった。
実際はその美麗印泥でも多少鮮やかなものと、どす黒い「くすんだもの」までいろいろとある。(最近の美麗印泥は、粗悪品になって鮮やかさが無くなってきている)
実際、鈐印する時印泥の種類など、どういう神経を使っているのかいろいろと疑問に思う。
偉い先生などだと、鈐印をお弟子さんがすることもあるからいろいろなのだろう。
しかし、平入選ではそんなことは無い??又は逆に本人が鈴印しないで師匠がしてしまうと言うこともあるかも知れない。
Dscf0409
実際小生もここ何年か美麗印泥というのは使ったことがない。
今、主に使っているのは、高式熊・精品で、気分が向いたら西冷印社の箭鏃(せんぞく)その他、丹頂などを使っている。
美麗だと一両装通常1,500円程度だか、高式熊、箭鏃、丹頂だと30~40割引きのバーゲンで買って5-6,000円くらいはする。
実際見てみると、高式熊、箭鏃の様な感じが多いが、篆刻家だと実際中国から特別なものを取り寄せると言うこともあって良く分からない事も多い。
それにしても、日展入選なのに鈐印がまともにされていないものも多く、あきれるものもあった。

今回の日展を見ての感想は、第1科の日本画家に始まって全体に展示が窮屈というかそんな感じがした。
第5科の書はギュウ詰めなのは明かというものであるが、第1科~5科まで全体に掛け替えでもして作品をもう少しゆったりと展示が出来ないものかと思う。
そして、都美の頃では、券は二枚になっていてもう一回見られると言うものだったが、新国立になってから1日だけ。
実際、日展の顔と言うべき日本画も、都美でやっている頃より余り見るべきものがないような感じがする。

「日展は、美しいあなたをつくる。」ではなく、「くすんだ貴方を作る」のではないかと思えたりもする、何やら期待はずれの日展だった。

日展ニュースを見てみると「特別寄稿」というものがあった。それを見てみると、39回展で18万人台、40回展で17万人台と13,000人減の来場者と書いてあった。

美術評論家の瀧先生の寄稿はなるほどと思わせるものだったが、本江先生の方は何やらよく分からない文章で途中でやめてしまった。いずれにせよ5科の話はさわりだけで多分展示も見ていないと思わせてしまう。

こんな文章を見るだけで日展という体質が見え隠れする。

芸術文化全体に言えるかもしれないが、第41回日展のビデオの冒頭を見るだけでも何か妙な感じを与える。

それにしても3階の隅で細々と展示されている5科書道というのは本当にマイナーなものだ。


デフレ宣言、そして鸚鵡経済学者は立ち往生の日本 

2009-11-22 15:25:48 | 日記
デフレ宣言、そして鸚鵡経済学者は立ち往生の日本 

政府が11月の月例経済報告で「日本経済は緩やかなデフレ状況にある」と宣言した。(産経新聞)
デフレ宣言を日銀はどう言ったのかと言えば「持続的な物価下落という定義」と言っていたらしい。(日経)
ほぼゼロ金利下のデフレでどうすべきか、ある経済評論家は「日銀が積極的に新規に資金を発行して金融市場から国債を買い上げるしかない。」と言っていたりする。
金融市場とは何かと言えば、要するに貸出先が無くて眠っている資金を国債で運用している金融機関から「国債を買い上げる」と言う事である。
買い上げられれば、又資金運用するために金融機関は新規の安くなった(長期金利の高くなった)国債を買い入れることになる。
評論家は、金融機関から国債を買い上げれば資金余裕がでると考えるが、安定した貸出先が無いと判断すれば貸し出しに廻らない。
現在金融機関が、資金運用のために国債を買いあさっている状況で「国債を買い上げる」というのは何の意味があるのか不思議なものだ。
だから、日銀は「日銀は国債購入を拒絶」しているのだが、「日銀がFB(政府短期証券)100兆円分を市中から買い上げ、日銀資金を供給すると、政府は市場から建設国債で100兆円を無理なく追加調達できる。」とも主張する。
なんのことはない、日銀は国債の代わりに金を提供して訳の分からない土木公共事業を推進しろと言うこと。
しかし、調達先が単に日銀からの借金である以上最終的に国債同様に返さざる終えない。
そして、そんなものは何度も続けて行けないし、デフレ状況下で国民の隅々まで金が廻るわけはない。
その無駄な公共事業が「天の声」や「談合」、「天下り企業」によって吸い上げられてきたと言う事は、民主党政権になって明らかになってしまったではないか。

こんな風に、経済評論家というのは既に「思考停止してしまっている日本」と言うのは何時も言う様だが、あのかっての日本の学校秀才が集まった帝国軍人の参謀とそっくりである。
彼ら、学校秀才の参謀様と今の著名な経済評論家というのは、不思議と人間心理に基づくシミュレーションというものをほとんどしていない。
やっていることは、学校で習ったある特定の条件下での米国経済学だ。
以前述べたように、こういう経済学者というのは「オウム(鸚鵡)」経済学者と言うのだそうで、鸚鵡が話すように同じ事を鸚鵡返しにしか言わない。
だから、鸚鵡経済学者の言うことは何時も同じ。
しかも経済の前提になる条件や状況が変わっても「鸚鵡返し」という笑えない状況にある。

産経新聞社説「【主張】デフレ宣言 「鳩山不況」阻止へ総力を」(2009/11/22)
では、金融政策に触れて
「金融政策も重要だ。菅直人副総理(経済財政担当相)は日銀に対して『政策協調で金融面での支援を期待する』と指摘した。日銀も今後3年間は物価が下がると予想している。だが、白川方明総裁は追加的な対策には消極的だ。日銀には量的緩和の拡大など果断な金融政策を強く求めたい。」
と「日銀には量的緩和」を強く求めている。
これも「オウム(鸚鵡)」経済学者的思考から全く抜けていない。
何故なら、量的緩和をしたところで「銀行に金がジャブジャブ」あったところで市中にはその金が流れないからである。
こんな事は、今までの超低金利ゼロ金利政策をやってきて誰だった分かっている筈なのだが未だに「日銀には量的緩和」を求める思考というのは理解できない。
以前のエントリーで述べたとおり、「超低金利・ゼロ金利政策」下のデフレ状況下では金融機関では、金を貸し出すより国債を買った方が間違いなく儲かるし融資審査能力がない「バカ」でも出来ることだからである。
一方、高金利になって国債で運用できなくなったら嫌でも貸出先を探して貸し付けなければ、金融機関はやって行けないことになる。
最近、CCカード会社が毎日何回でも送りつけてくるのメルマガは「リボ払い」である。
リボ払いというのは、この低金利時代に高額な利子を付けてくるものだから、やりたがっている。
例えば
キャンペーン期間中にエントリーされた会員様が、○○会員専用オンラインサービス
「e-NAVI」にて、 ○○カードのショッピングご利用代金をリボルビング払いに変更(以下「後リボ」)していただくと、ご変更金額に応じて○○スーパーポイントをプレゼントいたします。
‥‥とボイントよりも利子の方がが大きいのにこの始末。
低金利時代とはいうものの、実際の貸出金利というものは余り変わらないのである。
この様に預金利息が少ないものの実際は、その割には貸出金利が大きいと言うのがこのデフレであり、又、金融機関としては低金利であるから貸し出しリスクが多くて貸し出せないのがデフレに繋がる。
ところが、日本経済では低金利なら貸し出しが増えるという従来型の金利政策しか思い浮かべないという不思議さがある。
そうなら間違いなくデフレを脱却できないと言う事は、もう10年もの日本経済で実証済みの筈なのだが。

「超低金利・ゼロ金利政策」を想定していない経済理論は、既に過去のものになっている。
毎回小生が主張するように、政策金利4%を分水嶺としてインフレ、デフレが分かれ、デフレ下ではいかにして政策金利を上げるかがデフレ脱却の道である。
現に、政策金利を1~2 %としても長期金利は直接は関係ないし、金利が上がれば種々の資金で運用している基金の利回りがあっと言う間に改善される。
今の長期のデフレは、結局「超低金利・ゼロ金利政策」に由来する。
しかし、こんな事をほとんど経済人が言っていないと言うのはどういう事なのか不思議なものだ。

小林麻央と市川海老蔵の婚約・関係を占う

2009-11-20 19:42:00 | 日記
小林麻央と市川海老蔵の婚約・関係を占う

昨日から「小林麻央と市川海老蔵の交際報道」は今朝(2009/11/20)のスポーツ報知では、ほぼ一面を使った大報道だった。
元々この件は、スポーツ紙に嗅ぎつけられて18日のネットで報道されて、19日のラジオでは、スポーツ紙の記者が「NEWS ZEROは降板、芸能界引退、妊娠している。」と言っていた。
「妊娠??」と思っていたら、今日の報道では「小林は妊娠はしておらず、当面は芸能活動を続ける。」と書いてあった。
ネットだと産経新聞の動画サイトで小林麻央の「丸井との共同プロジェクト『ファッションエコプロジェクト』の記者発表会」の映像が流れている。

市川海老蔵といえば、スポーツ報知の書かれているとおり「海老蔵はこれまで宮沢りえ、米倉涼子、佐藤江梨子、高岡早紀らと数々の熱愛が話題に。(スポーツ報知)」となっている。
実際、過去のエントリーを見てみるとこんなものだった。
〈占〉米倉涼子:“前恋人”海老蔵の熱愛語る 2006.11.8
〈占〉佐藤江梨子:涙を浮かべて市川海老蔵との交際宣言2006.12.7
〈占〉市川海老蔵と熱愛宣言のサトエリ・佐藤江梨子2006.12.15
〈占〉市川海老蔵と佐藤江梨子の関係スバリ的中2007.3.9
〈占〉市川海老蔵と中村獅童の差を占う2007.4.10
多少過去のことを再度検討してみると、佐藤江梨子との関係に関しては、
「前世で他人、今世は知り合っても、まあ只の友人(??)関係のようなもの。この連中は、『肉』の関係があってもお友達だから何とも分からない。まあ『火遊び』の相手であることは確かだ。」と書いている。
米倉涼子とは、
「市川海老蔵との関係は、確かに『ちょっといいかも』と『目に光』を感じて、近づいていったのが米倉涼子。まあ何でもいいか!!と何でも受け入れる市川海老蔵という感じた。
‥‥中略‥‥もともと前世で赤の他人だから結婚運なんてないけどね。まあ、妙なリズムが合ってしまったのだろうね。同じ運命帯だから。‥‥中略‥‥米倉涼子は「計算倒れ」が多い。男運ないんだよね。その上、曲がったことが嫌いだから、理想と現実のギャップにいつも躓いている。
それで自己反省と思いきや‥そんなことはしないから「私負けない、負けても負けない」なんだ。‥‥中略‥‥結婚してしまえば女房としいて「最高」の部類だから「男」としては万々歳なんだけど‥‥」

市川海老蔵の以前の女性関係から見れば、佐藤江梨子といい、米倉涼子といいどう考えても「梨園の妻」としては不向きである。
佐藤江梨子が精々愛人程度の相性しかなく、気の利いたことも言えないタイプだから市川海老蔵とっては物足りないのは当たり前だろう。
一方、米倉涼子の方は実は結構いい関係だった。
しかしその関係というのは「悪魔の誘い」というもの。米倉涼子と結婚しても余りよいことはないというのは「占」が示している。実際、年齢が上で「絶対に男子を出産」という宿命を帯びている以上100%無理だったろう。

さて、小林麻央との関係はどうか‥‥
小林麻央と市川海老蔵とは、初めてあってどうと言うことはない印象だった筈である。
何も話さなければ素通りしてしまう関係というところに本当の相性がある。
しかし、知り合ってしまえば小林麻央と市川海老蔵の関係はかなり良い関係だと言える。
別の見方をすれば、市川海老蔵は恋人ではなく「妻」として初めから見ているという、今までの浮気心と違って「心変わり」をしている。
住む運命世界も共通しているからすれ違い夫婦にもならず、一般論としては良いと評価できるだろう。
但し、前世からの関係となると何やら怪しい。
いずれにせよ、市川海老蔵は小林麻央の内面を読み切ったという感じがある。
‥‥というのは、占いから見て取ると小林麻央という人物は楽しい人だか、異性の前では大人しくて従順、控えめだという卦が出ている。
そして、本人自体も結婚しても自由に遊びたい、友達のような夫婦というのを目指すためか「旦那が浮気をしても気にしない」タイプである。
海老蔵も元々相手には「100%自分の自由になる相手、会話を楽しみたい相手」を求めるから小林麻央というのは最良だろう。
又、海老蔵というのは、浮気は止まらない可能性があるし、一方小林麻央には男関係が鬼門と来ているからいろいろと面白いものである。
いずれにせよ、気が大きくて強い男・海老蔵。
どんな世界でも水を得た魚のようにスムーズにこなす海老蔵にたいして、小林麻央はひたすら奉仕しなければならないというのは、運命として決まっているというのはこれも偶然か。
一つ心配な面というのは、梨園の妻として男子が生めるかと言うことではないだろうか。
なぜなら、小林麻央というのはどう考えても多産系とも思われないし、体として関係は海老蔵と相性が良くないかもしれない。

知性との関係では、米倉涼子との関係がよいし、体との関係としては佐藤江梨子の方が良かったかもしれない。

いずれにせよ、知的な会話を好むようになった市川海老蔵としては、話して面白い小林麻央とは不安を残しながら良い関係というものだろう。
取りあえず、幸せな結婚を望みたいという気がする。

単なるニュースショーに終わった政府の「事業仕分け」と識者の嘘

2009-11-19 19:34:43 | 日記
単なるニュースショーに終わった政府の「事業仕分け」と識者の嘘

先日TVの番組で曲のイントロで曲名を当てる番組があった。
昔から良くあるような妙な番組なのだが、今回は非常にヤラセのようなリハーサルが相当あったのではないかと思わせるふしがあった。
なぜなら、結構古い曲があってどう考えてもとても思いつかないような曲が随分とあったからである。
そんな曲を、どう考えても知っていると思われないタレントが間違いもなく当てて行く。確かに「イントロ当てクイズ」で、曲を誰も当てられなかったら番組は成立しない。
そんな風に考えていたら、見るのも馬鹿馬鹿しくなったし、そんなものを見て喜んでいる家族も何をやっているのかと思ったりもする。
以前、妙な問題発言で散々話題を提供したような「ニュースショー」も所詮キャスターは本当に自分の考えを言っているのではなく、単に原稿を読んでる、演じているのだと分かったときは白けたものだった。
TVに出で来る一見「ぶっつけ本番」と思われることが実は、原稿や筋書きによって予め作られていると言うのは、別に今知ったわけではないがTV番組を面白くなくしている。

つい先頃まで、ニュース番組で色々話題だったのは「行政刷新会議が主宰する『事業仕分け』の作業」。
先週、関東系の放送局、文化放送で「事業仕分け」の報道、日本のスパコンの予算で「なぜ2番ではいけないんですか?」という女性の声が繰り返して流されていた。
TV報道を見たら蓮舫議員の声だったらしいのだが、本来科学立国を標榜するはずの「最先端科学技術」に関して「2番」というのはどう考えても理解しがたい。
ある人がオリンピックの話をしていたのが、オリンピックで2番になろうと練習に励む選手などいないと言うことである。
2番になろうと思ったら、元々オリンピックに参加しても入賞など夢の夢というのは誰でも分かる。
要するに、最先端科学技術の研究開発予算を切った理由というのは、単に金を掛けたくなかったという理念も政策もないと言うことである。
そして、「行政刷新会議の事務局が事業仕分け作業にあたって作成したマニュアルの存在が17日、明らかになった。」と報じられている通り、「台本に従って」単に事業仕分けは行われたショーだったということである。
そう言う「政治ショー」なら元々ニュースキャスターをしていた蓮舫議員なら上手く役回りをこなせると言うわけだろう。
その上「仕分けマニュアルは対象事業の問題点を列挙した上で、担当省庁の反論に対する再反論の方法までも指南した内容。そこに盛り込まれた具体例からは、財務省が好みそうな「成果主義」「行政効率」「受益者負担」などの原則が浮き彫りになっている。」とあるから憤懣ものだ。
だから財務省の天下り先などの妙なところはほとんど入っていないと言う。
又、「特に民間人の仕分け人の選任について『あの人達は何者で、何の根拠で選ばれたのだ』といった声がある。」との報道と外国人が入っているという違和感がある。
なぜなら、この事業仕分けというのは、日本の国の単なる予算を決めるというのではなく「国の政策」と言うものにも関係しているからである。
そして、全体として大きく問題なのは日本を今後どういう国にして行くのかのビジョンがない。
そう言うビジョンがないから「短期に成果が出る」ものにしか予算配分をしていないように見える。その上おかしいのは、本来役人を天下りさせて行くに当たりそこの特殊法人には必ず補助金という税金が付く。なんとこれが12兆円と言うから驚く。
この部分を精査すれば無駄な税はもっと省けると思うものの、今回の事業仕分けなどというものは、本来自民党の利権に絡むもので元々「不必要」と財務省がにらんでいたものでしかない。
事業仕分けに入らなかったものと言えば、民主党が金をばらまく目的で
○農家への戸別所得補償(概算要求額5,618億円)
○高速道路の利用を10年度から段階的に無料化の試行経費6,000億円
○子ども手当・2兆7,000億円
その他。
よくよく見ると、民主党の政策というのは住宅政策による景気浮揚策には後ろ向き、公共事業は廃止、見直しだからその他景気対策と言うものが見あたらない。
民主党の現金ばらまきなども元々、米国のある学者が「飛行機から金をばらまけ」と言った無責任な発言をまともに信じたようなもの。
こんなもので景気が回復するわけではないのは、あの定額給付金は何の効果も見いだされなかったので明らか。
実際、子供手当を貰ったとしても、子供が成長した途端に増税となる。
財務省が元々廃止したかったは、扶養控除と配偶者控除だから良い名目にされたようなものだ。
なぜなら、子供手当を毎年出すと言うのは事実上無理だと思われるからである。
それにしても、今雇用が心配だ、職がないと言うものの女性には家の子育てを放置して「働け」、「働け」というのは異常過ぎる。
子供の面倒は誰が見る‥‥子供は社会で育てて、親は単に「親」と言う存在だけ?
だから家族は必要ない、夫婦別姓でよいというのは多少飛躍し過ぎだ。
そんなことを考えるのは、よくよく見れば子育てを終わってみんな忘れてしまった老人か、子供がいない人物かどう考えても腑に落ちない。
実際、子供の教育にも金を掛けて「いいお母さん」をしています、子育てをしていますなどという学者先生や識者には、自分の母親という隠し球がある。
今の日本の世の中というものは、日本政府や識者、有能そうなコメンテーターの言う方針に従っていたらトンでもないことになる。
昔学校に行っていたとき、色々と指導される教師の子供を見れば、なんと特別な中高一貫校や付属学校に通っているなど言うのは良くあることだった。

洗車をすると翌日雨に、閑になると病気をする不思議

2009-11-18 00:50:58 | 雑感・どうでも良いこと
洗車をすると翌日雨に、閑になると病気をする不思議

11月16日は、薄曇りで風もなくそこそこの日だった。
車の洗車というのは風のない日というのが最適で、風がないからワックス掛けで埃で車を擦らないで済むと言うこともある。
そう言う時は、必ず翌日は雨。空の雲行き「うろこ雲」から容易に察しが付いたが、翌日出かける予定もなしで、よくやるものなのである。
簡単に言えば、雨になる前日は天気がよいという事につきる。
そして、今年の秋はある程度暇になった。
ヒマになったのは、例の県展事業部をクビになったからと言う事だが、10月初頭からの秋季展も現場作業中心で自宅に持ち込んでやると言う宿題もなかった。
夏場は、例の毎日書道展の陳列で多忙というものだった。
新美(国立新美術館)ばかりだと結構疲れるし「美味しい水」が飲めるわけでもない。
そのためか盆の頃には何ら胃腸の調子を崩した。
正確には、胃の調子なのだがこれが直ったり又ぶり返したりで、とうとう10月まで尾を引いた。
10月に入れば秋季展だったり、岩手、宮城、山形への旅行だったり騙し騙し。

結局、胃酸逆流?胃酸逆流炎?とは言われなかったが、「ファイバーを飲め」と散々脅される始末。
それなら胃腸科で検査してくれとはいうもののそんな面倒な事はしないらしい。
それで最終的に多少強い薬と言う事で「パリエット10mg」という錠剤を二週間飲んだ。
医者からの説明書には、「胃酸の分泌を抑える薬、消化器潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の薬」とある。
薬が切れた二週間目に胃腸科に出かけたところ、もう止めたらと言う話し。
2か月は飲めるから調子が悪かったら「また飲んでね!」、「但し効くまで3日かかる」とか。効くまで3日かかるというのなら‥初めから言ってよ‥なのである。
医療費を払う時、1,310円の筈が2,040円。
年寄りの看護婦さん「胃酸逆流炎と言われませんでした?」
そう言われたら、2,040円なのだそうな。結局いつも通りの1,310円を支払って‥‥
またもらってきてから、3日目に調子が良さそうと思って止めてみたが薬が切れるまで3日。
何故か、3日目の夕方には多少気持ちが悪くなるから不思議なもの。
まあ別に、むかつくこともないし、胸焼けがすることもないから多少我慢していたら段々元の調子に戻ってきた感がある。
やはり、無駄な薬というものは百害あって一利なしか。

そうしてまだ調子が良かった9月中旬に申し込んでいた、特定健康診査「特定健診」と「さわやか検診」という集団検診。
その当日というのが11月16日だった。
今回は、何か虫の知らせか初めて「胃カメラ」を飲む予定になっていた。
朝8時半からの検診受付の「医療センター」。
一般病院ではなくて、健康診断専門だから流れ作業で進む。
「胃カメラ」、結果異常なし。
実際自分の胃の中がテレビ画面に映し出されるのだが、妙に変色しているところも何もなかった。
まあこれで、調子が余り悪くなければそのまま自然治癒(?)に任せる?
そのうちまた結果が出たら胃腸科にでも行ってみるかと言うところだ。
それにしても検診が終わったら、B、C型肝炎の血液検査をやったのだとか。
結果は「陰性」だった。
約14年前血液検査をしたら「C型肝炎の抗体がある」(精密検査で陰性)と言われたのだが、最近は相当精度も上がって簡単に分かるようだ。

いずれにせよ、今年は秋口から野暮用が多くなったが多少ヒマになった。
ヒマになったから今まで放置していたパソコンのメンテナンスに時間を費やして、パソコンの突然のフリーズの原因を突き止めて修理したり、バージョンアップしたり5年間程度の後始末。
その一方で、胃腸の調子が悪いと何もする気が起きないというのは不思議なもの。
それで胃腸は、寝ていれば治るというのではないからまたまた困りものなのである。

巷で良く効くことは、退職すると突然病気になったりして場合によっては「大病」をしたりする。
実際、退職する頃というのはそれなりの歳だか、不思議なことに退職して2年以内に従兄弟の様に突然死したりもする。
まあ別に、退職をしたりする商売ではないので「退職して」直ぐあの世に行くと言う事は無いのだろうと思うが、胃腸関係では聞けばあちこちから「○○炎」「○○潰瘍」と言う話が出る。
医者に行けば、もう歳なのだから無理しないようにと諭される始末。

先週、イオンに行ったら店員さんに娘を「お孫さんですか」と‥‥‥
妻~~~「私、娘です!!」と‥‥‥

「お姉ちゃん系」のキャピ・キャピの服の専門店で、娘の服の支払いにCCカードを出しての話だが、孫にしては少々大きすぎないか‥‥
それにしても、今流行のマスクをしていると本当に「爺さん」に見えるのかと思ったりもする。