今日の夕方、毎月の行事で青少年育成委員で市内のパトロールをした。
今回のパトロールは、何故だか酒とタバコの自販機を見回って、店の人に未成年に売っているかどうかなど‥‥コンビニ、酒店、ヤマザキストアなどを廻る少し時間の掛かることたった。
土曜日の夕方、夕立の雨がポツポツ降り始め子供などほとんど見かけない。
だいいち新型インフルエンザの影響で子供は朝体温計で熱を測ると学校から決められている。
その上、人混みの多いところに行くのは事実上禁止なのである。
それで今回はそんな調査だったのかも知れないが、自販機などはもっと別のところのものがあるのではないかと思ったりもする。
そんな夕方、地元の衆議院議員候補者は「候補者が自転車で廻っています」と大音量で呼びかけをして、その候補者は自転車の後ろに真っ赤な「本人」とデカデカと書かれた幟を立てて悠々と通り過ぎ去った。
もうこの候補は、余裕すら見られる切迫もしていないユックリしたウグイス嬢の声だった。その少し前には、別の候補が候補者の名前を連呼してあっという間に過ぎ去った。
選挙というのは、投票する前の選挙戦から何やら結果が分かってしまう様なこともある。金曜日に市役所に行ったら期日前投票所はいつになく一杯だった。
やはり、マスコミが宣伝しているとおり投票率は、相当高くなるかも知れないと思うものだった。一節には70%近くなる予想とか(静岡大学情報学部)。
何故なら、選挙にはあまり関心がない女房殿が今回は行くつもりになっているからだ。
それにしても、群馬の自民党候補者はあの「小渕」大臣を別として全員70歳以上だ。
実際、日本の中枢で何か民間から「社長」を選ぶと行っても不思議と70歳以上の人物であった。あの郵政の社長だって70歳を超えている。
その他の人物もそんな年齢の人達が多い。
又、今回の選挙に関連して「最高裁判所裁判官国民審査」が行われるのだがここでも高齢というか、70歳定年らしいからサスガ70歳以上の人達がなる事はないが、新任でほとんどが60歳以上だ。
中には、官僚の成り上がりの人達もいていつまでやるのかと思ったりもする。
要するに、今の世の中というものは日本の戦後・高度成長時代を上手く生き抜いた、成功体験のある年寄りが未だに日本を牛耳っていると言う事だ。
そのお年寄りの時代は事業をやれば10年で事業は2倍になり、ポストには不自由せず、リストラにもあまり遭わなかったはず。
その上の世代は、戦争やらGHQのパージで少なくて「老害」など感じず思った通りの仕事がやれた人達だ。
そう言う人達というのは、今や何処にでも存在して不思議なことに益々元気と来ている。
一般の民間では、趣味の世界という目立たないところにしか生息しないが、日本を動かす政界、実業界の上の方はこの人達で充満している。
役所も、終戦直後に計画した公共事業を見直すこともせず時代が変わったのに、未だに続けようとしている体質というのは「老害」と同じだろう。
若い人達から見れば、生活が良くならないのに一部の「あるところ」ばかりは美味しい蜜を吸っていると思われている。
当選何回、大臣もした衆議院議員候補者は、傍から見れば何十年も議員をやってこの体たらくか、何も変えられなかったではないかと皆思う。
自民党は、テレビCMなどに30億円も掛けたという。
今更自民党と言われても、「あの口の曲がった総理の顔」とか「高そうな背広とか」を見ると逆効果だという意見だとニュースに出でいた。
それは自民党候補が自分の名前を連呼しても全く無駄なのと同じだ。
庶民の反応は、自民党は何も変えられなかったではないかでしかない。
こういう風に、国民の感情・雰囲気が読めないというのが今の自民党でしかない。
日本の国の国民の「空気が読めない」と言うのが今の自民党だった。
かといって、民主党が国民の空気を読めているかと言えば、自民党より読めていない。
一番の問題は、日本の国をどうしようというのかという問題につきる。
要するに、安全保障だ。
外国人参政権問題も「税金を払っているのだから」参政権をやっても良いのではないかと言う議論が民主党、公明党などにある。
もしそうするなら「税金を払っていない人」から選挙権を剥奪しければならない。(田母神氏)
要するに、参政権問題は国籍に関することで、最高裁でも「外国人参政権」は違憲であると言っている。
何を考えいるのか、こういう人達というのが国を誤らせる。
そして、こういう問題を抱えながら「空気」という訳の分からない雰囲気で民主党に政権が渡ることになろう。
その国民の意図しない「空気」と言うものが、先の戦争に導いたと言う事は肝に銘じておく必要がある。
そして、そんな空気を導いてしまった政官の利権に群がった自民党の年老いた首脳達に最大の責任があるというものだろう。
その年老いた古い思想というものは民主党も同じおなの狢。
仮面が剥がれ、国民が失望するのにどのくらい掛かるのだろうかと思案するものでもある。
何故から、民主党は「政権交代」としか言わないではないか。