書道家Syuunの忘れ物

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公教育・未だにゆとり教育から抜けない実態

2007-08-21 22:54:10 | 新聞社説・正論・主張を読み解く

産経新聞‥‥【正論】森隆夫 人材立国は「米百俵」と教育的良心で
を読んで思うこと。

今の小学生の授業、教科書その他諸々を見て、おやと思わなかったら、親として落第だろう。何故なら、この学年で「何で」という様な問題や、どうして出来ないのかと言うことばかりなのである。
教育を論じる人達は、優秀な人で自分のの子息、子女はきっと有名私立の学校へでも通わせて公教育の実態には目が届かないのではないだろうか。
実は、この問題は、小生が中学生時代に痛烈に感じたものだ。
この夏中学時代の恩師(女性)が亡くなった。
恩師は中学教師(公立)として、小生の担任の時に「国語教育」特に「読書教育」の第一人者と認められ一躍注目されて、その後小学校の大校長(通称・第二附属小・校長)として辣腕をふるった人物であった。
ところが、恩師の息子はなんと公立ではなく、当時の(学芸学部)附属中学に進学させていた。
はっきり言って、公立小中学などを「馬鹿」にしていたわけだ。
事実、「読書教育」は名人だったかも知れないが、全般的な国語教育という面では、全くと言って良いほど記憶に残っていない。
息子は、附属か!‥‥‥とは、教わっている生徒の共通認識だった。
そして、息子は目出度く東大文一に現役合格したのだ。

教育者というのは、時として言っていることとやっていることちぐはぐなことがある。
そして森先生は、「初年度の重点項目として(1)先進国並みの小人数クラス(2)大学の研究関連の人的物的予算(3)学校の耐震対策-の増強を提案したい。」
と妙なことを言っている。
小学校は、今一クラス20人そこそこだ。
何故なら、40人を超えたところ、小生の地域では30人学級だから30人を超えたところで二クラスになる。
それで、良い教育が出来るかと言えば、全く違う。未だにゆとり教育の教科書を使っているから、ろくな内容でもないし教師は、人数が少ないために勉強水準を最低ラインに置いているのだ。

だから、自分子供に勉強をやらせてみて、何故ということが起きる。それでいて、昔のような5-1の点数をつける成績でもないから実態は親には、分からない。
それで、少し高望みをして学習塾でも行こうものなら、とんでもない差が出でいる。
昔は、塾もなかったから、一応学校の勉強さえ出来ていればと言う部分があった。
しかし、今では学校は単なる時間潰しのものでしかない。だから、何やら本格的に塾でも行かせて補完しなければ、過去の小学生のレベルにも達しないというのは問題ではないか。

いや、ゆとり教育の見直しはされてきたという。
しかし、実態は夏休みや冬休みの休みの期間を削って、ちんたら同じように「だるい」授業をしているだけなのである