書道家Syuunの忘れ物

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Just MyShopオリジナルPC ベストセレクションモデル

2009-02-28 00:00:10 | パソコン関係
Just MyShopオリジナルPC ベストセレクションモデル

最近、株式会社ジャストシステムではPCまで売るようになった。
以前BTOだとマウスコンピューターだったのだが、今回のBTOは「サイコム製」。
Just MyShopで東芝のダイナブックの直販の旧型を売ったときは、東芝のダイレクトショップの方が新型で安かったという馬鹿な事があった。
東プレ Realforce オリジナルキーボードを19,800円で売っているが、以前のものは「Windows」キーがなかった。
「win」キーがないというのは、キーボードでコマンドを打たないと言うことで、こんなものを良くも発売したと思った。さすがそれではマズイと思ったのか今のモデルには「win」は付いているが、テンキーボードが付いていない。
このキーボードというのは、数値入力はしない人専用か、テンキーボードは別に買えと言うものなのだろうか。
しかも最近の「安い」テンキーボードと言うものは何か制約があって一太郎では使い物にならないものだ。
小生の場合、運良く古いテンキーボードを確保しているから問題ないと言うものだが。
さて、今度の『Just MyShopオリジナルコンセプトPC』

 Just MyShop通信 号外(2009.2.27)
によると‥‥限定台数:100台(各モデル合計)
★【Core2Duo】将来のカスタマイズを前提としたシンプルなモデル
 ◎「JMSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルA JPC-09X01」
        ‥‥‥‥‥‥ MyShop価格  99,800円[税込]より
★【Core2Quad】地デジTV・ブルーレイを搭載したハイエンドモデル
 ◎「JMSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルB JPC-09Z01」
        ‥‥‥‥‥‥ MyShop価格 169,800円[税込]より
という構成でその特徴は、
【その1】ずっと使えるPCを目指した「拡張製へのこだわり」
  用途に合わせた拡張がお客様の手で行えるよう、必要な機能を最小限のみ
  搭載したシンプルな構成となっています。
  また、拡張を容易に行えるPCケースを採用。作業の手間も軽減できます。

 【その2】壊れにくいPCを目指した「PCパーツへのこだわり」
  バイヤー自身の目と足で、性能と信頼性を重視したPCパーツを
  厳選しました。長期間使用したときに、その性能と信頼性を実感して
  いただけるはずです。

 【その3】他店では買えないパソコン「外観へのこだわり」
  Antec社の定番PCケース「SOLO Black」をベースに、ジャストシステム
  カラーである「赤」を配色したオリジナルカラーを限定製造。
  Just MyShopだけのオリジナルPCケースです。

 【その4】安心をお届けしたい「作り手へのこだわり」
  製造とサポートを埼玉にあるBTOパソコンメーカー「サイコム社」で行って
  います。ご注文をいただいてから一台一台入念なチェックの上、お客様へ
  送り届けられます。

とあるのだが、本当にそうなのかなと思う節がある。
「JMSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルA」の場合
マザーボードに GIGABYTE GA-EP45-UD3R 2008/09/24発売のモデルで売れ筋と価格コムにあるものだが、かなり相性問題でトラブルがありそうなもの。
それで同じメーカーのビデオカード「GIGABYTE GV-NX96T512H」などを使って何とか誤魔化している代物。
元々サイコムでは、GIGABYTEとASUSしか使わないから BTOで実績があるというものの極物であることは間違いない。
但し、メモリーは「Corsair DDR2-SDRAM PC6400 1024MB×2枚デュアルチャンネル 」とサイコムモデルにはないもの。
確かサイコムモデルは、Samson製のOEM品だったはず。
HDDは、「HGST Deskstar P7K500 HDP725050GLA360 (容量500GB/16MBキャッシュ/SATA接続/低消費電力モデル)」
最近、日立製は評判が悪くてWESTERN DIGITALが普通だ。SEAGATEは、最近トラブったからサイコムでも敬遠しているところ。
そして、なんで「LITEON iHAS120-27 (20倍速記録対応DVD/CDマルチドライブ、SATA接続)」なのかなと思う。このドライブは3,000円でお釣りが来るほどの激安ドライブ。
その上、当然静音とは無縁な物。
これで、MyShop価格 112,800  円(税込) [税抜 107,429円]
(Just MyShopオリジナル デスクトップPC
JMSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルA JPC-09X01VU)

JMSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルB JPC-09Z01VU
の高い方なら、メモリーが増えたりWestern Digital WD10EADS (容量1TB/32MBキャッシュ/SATA接続/低消費電力モデル)になったり、地デジチューナカード Buffalo DT-H50/PCI、EARTHWATTS EA-650 (出力:650W)(Antecオリジナル)。
そして、ドライブは「LG GGW-H20N (6倍速記録対応Blu-ray/HD-DVD/DVD/CDマルチドライブ/SATA接続)」
これも安いドライブで2007年8月に発売されたもの。
確かに、PIONEER BDR-S03J-BKという高価なものは乗せられないかもしれないけど‥‥

「【読込速度】このドライブはBD-Rについては焼いた速度がそのまま読める速度になります。なので2倍で焼いたメディアは全部2倍読みになってしまうのがとても痛いです。ビデオ用ならともかく、データ用のメディアは絶対4倍速で焼いとくべき。」という口コミもある。

ちなみに
「MSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルA JPC-09X01VU」と同じ構成でサイコムで見積ると、送料込みで110.260(税込)
OSは、Windows Vista Ultimate(SP1)
但し、LG電子GH22NS40BL バルクで、1,000円高(価格コム)、電源、メモリーはサイコムオリジナル。
はっきり言って、買いたくないパソコンだな。
小生が組んだ構成なら106,040円だった。
メモリーは4GB、pioneerドライブにして、マザーボートはASUS、Western Digitalの640GBにして、OSは Windows Vista HomePremium(SP1)にした。
これだと
JMSオリジナルPC ベストセレクション2009モデルA JPC-09X01VH(MyShop価格 103,800  円(税込) [税抜 98,857円])に近くなるがね。

内需主導と言いながら、円高を嫌う経済評論家

2009-02-27 00:00:29 | 日本の経済議論
内需主導と言いながら、円高を嫌う経済評論家

輸出中心のビジネスモデルの
日本企業の危うさ 3


最近の新聞の特集は、投資ということから一転して「貯蓄」に変化した。
デフレの時は「現金」というのは常識だから貯蓄なのだ。
しかし、少し前の「金融バブル」では、貯蓄から「投資」へと日本経済がデフレから脱却していない中で宣伝され、実際それに乗って虎の子を失った学校法人なども多い。
考えてみれば、日本がゼロ金利政策を実施したのに景気が上がらず、高金利だった米国その他の国の景気が良かったと言うのが不思議な現象だった。
本来経済学ということの根本を理解した人物なら、それだけで日本の低金利政策というものが誤りであることに気づく。
見るところ、低金利政策が誤りだと言った経済評論家はいない。
それどころが日経新聞論説委員氏は以前述べたように0.25%の利上げでも間違いだったと今でも主張する。
もっとも、日本の学者というものは「需要と供給」の原理も利子がお金の廻る潤滑剤であることも分からないようなので経済原理以前の問題だ。

読売新聞2009年2月26日朝刊(13版)に‥‥論点‥‥「内需主導の経済志向を」の大見出しの上に、「不況下の春闘」と言うものがあった。
論じているのは経済評論家・横溝雅夫氏(元・経済企画庁)。
ここで、今の金融危機において「自動車や電機産業の労働組合は、4,000~4,500円の賃上げ要求を行った。」と書く。
ここでくどくど賃上げ要求の理由を書くのだが、日本政府の考え方と同じように「戦後最長の景気拡大期」とリーマンショックまでの景気を高く評価する。
しかし、それは「かげろう景気」と与謝野氏によって名付けられたように、一部の輸出産業のみが景気が良かった「金融バブル」だった。
この「かげろう景気」をゼロ金利政策を擁護するために、その賜と言ってしまう経済評論家もいることを見ると、日本の経済学者というのは相当に「帝国軍人参謀」化している。拡大解釈をすれば「円キャリートレード」による金の環流とも言えるが、それは「負」の解釈、低金利政策の失敗をも意味する。
もとの「論点」に戻ると横溝氏は「中長期的には、‥‥、消費など内需が主導する構造に改めることが、強く求められていると考える。」という。
ここで、「中長期的には」と言うことは、「消費など内需が主導する構造に改めることが、強く求められていると考える。」が今現在はしないと言うこと。
輸出主導をあくまでも推し進めるという考えだと言うことである。
なぜ即刻出来ないのかという「論点」になると、「市場原理主義」を廃止又は修正しない限り出来ないと言いきってしまう。
その上、「市場原理主義が先進国で跳梁(ちょうりょう)した結果が、今回の世界同時不況なのではないか」と「坊主憎くけりゃ袈裟まで憎い」という言いがかりをつけている。
ここで内需主導にするにはどうすべきか、一般人なら直ぐに思いつくことが「経済評論家」氏には思いつかないのはどういう事なのだろうか。
内需主導というのは、停滞しているところを庶民の手が届きやすいように減税し、しかも金利をある程度上げて国民の間に金を流してやるしかない。
金利が上がれば、預金、貯金のあるお年寄りは助かるだけでなく、孫に小遣いでもやれる余裕も出来る。
要するに、日本経済が動くと言うことだ。
読売新聞の論点では、最後には社会主義的政策に言及し、国民生活向上に直結する円高を避けて「国民生活重視の路線が国際競争力を阻害する懸念に関しては、過度の円高を避けるる配慮が常に必要である。」と又元の外需頼りに立ち戻る。
はっきり言えば良く分からない論点なのだが、「過度の円安バブル」に言及しなかったところを見ると、未だに「円安になれば景気が良くなる」という考えの持ち主かも知れない。

今のデフレ経済と言うのは、利子という国民へ渡す金を金融機関の「不良債権」処理のために使ったことによるものである。
そして、その金は12年間で少なくとも概算500兆円ほど消えたことになる。
そんなにも国民から金がなくなれば、デフレになるというのは当たり前だろう。
今、日銀がしていることと言えば、民間企業が出している社債を買い取る直接金融をしている。
要するに、政策金利というものは有名無実化していると言うことだ。

官僚ならぬ民僚が跋扈する日本の危機

2009-02-26 00:52:55 | 日本の経済議論
官僚ならぬ民僚が跋扈する日本の危機

輸出中心のビジネスモデルの

日本企業の危うさ 2


2009年2月25日の朝の報道番組では、「阿久根市長 市職員年収をHPで公開」した事に対しての特集をやっていた。
鹿児島県阿久根市というのは黒字の市だと言うことだが、税収20億円なのに対して「給与と手当だけで17億3千万円」+α(さるさる日記http://www5.diary.ne.jp/user/521727/)なのだそうだ。
そして、市の一般的な企業の会社員の給与が年収200万(TV報道)で、「さるさる日記」に寄れば「社員200名を抱える企業の取締役経理部長」の給料が「私の給与は月30万 年収で360万です。 ボーナスもないしもちろん残業 休日出勤手当てもありません。」という。
そこで阿久根市の職員の給与は「年収700万円以上の職員が54パーセント、大企業の部長以上の給料を受取る人間が過半数にもなる組織が阿久根市民の上に君臨しているのだ。(さるさる日記)」
こんな状況から見る限り、この市では住民サービスというのはほとんどやっていないのだろうと推定が付く。
ところがテレビ局が阿久根市の住民に尋ねてみると、お年寄りほど「お役人様」という感じなのである。日本には、未だに住民本位の民主主義が根付いていないところもある。
実際のところ、住民は只気がついていないということだけなのかも知れないが。
それで、市長は給与削減で、「教育費」に金を使いたいと言うこと足そうな。
この発言で、その市の実情が良く分かると言うものだ。
日本テレビ「スッキリ!!」では、テリー伊藤氏が「市職員年収をHPで公開」するのを大賛成としていたが、別のコメンテーター(ヤメ検との話)は何故か批判していた。

公務員というのは、ハブルの時には景気が良かったから相対的に給与が下がり、不景気の時には逆に上がるもの。実際はそれだけではなくバブルの好景気後に、給与待遇が悪いというので給与水準が上がった様に記憶する。しかも例の人事院勧告で毎年のように給与が上がった。
そこで本当はカラクリがあって、公務員は倒産というリスクも少なく、年金という部分では退職した年から貰えるような特典があった。
それを単なる給与という部分だに焦点を当てて、しかも大企業水準で人事院勧告を行ってきたというのは大きな誤りだったろう。
今考えてみれば、給与が高かった大企業はリストラ、配置転換で安穏とその地位を保つことさえ難しい。

それでは日本の景気対策はと言うと、この半年何をやってきたのかと思えば何も政府はやっていない。その上、景気対策と言えば公共事業だ例の「定額給付金」だというほとんど効果がないと分かっている従来型の景気対策しか無い。
そして、例の「整備新幹線」という無用の長物が浮上している。
この整備新幹線を作り続けると言うことは、第二の国鉄を作ることであり、あの「四四架橋」の問題点を何も考慮しないと言うことに過ぎない。
過去の失敗を考慮しないで、成り行き任せで「失敗」を繰り返すというのは、先の戦争での大日本帝国軍人の行為であった筈。
今の中央官庁の役人は、軍人、自衛隊嫌いの様だが、自分たちがやっていることが軍人官僚がやっていることと同じというのはどう思っているのだろうか。

報道では、「1月の自動車国内生産、40%減…4社が下落率最大」(読売新聞)という。
以前から言っている通り、日本だけが車関係に関して政府として対策を打っていない。
地方では、地域の工場の会社の車を買えば10万円を補助するとか、公用車をその会社のものにするとかということをしているが、正に「焼け石に水」。
又、ハイブリッド車への助成をしていると東京や政府はいう。
しかし、ホンダが安いハイブリッド車を発売したとしても、今や必需品のカーナビ、ETCをつければ楽々200万円を超える。
実際の乗りだしで、プリウスならフル装備で計算したら¥3,437,520(消費税抜き ¥3,287,790)だった。(優遇税制込み)
こんな車をおいそれと買えるわけがない。
庶民が買うのは、込み込みで200万円以下というのは当たり前の話。軽なら150万円以下だ。その上もこんなハイブリッド車は、山間部が多い日本では使いにくい。
雪が降る場所では気温によるバッテリーの能力低下、降雪による動力性能の不足。
こんな車が売れると思うのは、自動車免許も持たず、当然都心に住む車に乗らない「官僚・役人」ぐらいなものだろう。
何と言っても、先に述べたように庶民民間に比べて「高給取り」だし。
そして、政府が国内需要を掘り起こすと言うことをする気がない。
ここで政府と言うが「麻生政権」というのは単に役人が「麻生氏」という被り物を被って、政治をやっているようなものだからろくなことにならない。
あの「田母神俊雄・前航空幕僚長問題」のでくの坊の防衛大臣の体たらくを見れば、操り人形の「糸」が見えるようなのである。
結局、麻生政権というのは「役人の手法」であるために、必ず後追いの「対処方法」、「既定の概念・事例主義」。
そして、酷いのか何もしないと言うことである。
日本企業というのは、なぜ大消費国日本という国内を無視して、未だに米国を中心とする海外へ輸出に依存しようとするのか、実は妙なのである。
そして、自動車のトヨタにしろ、液晶テレビにしろどう考えても日本では消費出来ないようなものを作る。
トヨタのレクサスなど元々米国の富裕層向けの車だ。
経済に関して、いままでどの様にしたらよいのか何も研究せず、米国から指示させるか教えてもらうしか何も出来ない日本の経済学者、為政者。
この人達は本来日本の指導的立場から去るべきだろう。
しかし、誰も不景気の責任を取って止めた人物はいない。
丁度、マッカーサーの占領政策を自らの地位を守るために擁護推進し、占領後に全て頬被りした学者、政治家と全く同じである。

創造することが出来ず、先生が教えたことしかできないのが日本の「経済学者」というのは、日本の教育の大欠陥なのだろう。

輸出中心のビジネスモデルの日本企業の危うさ

2009-02-23 23:33:44 | 中国・韓国など特定アジア

輸出中心のビジネスモデルの日本企業の危うさ

近年、円安バブルの枠組みが外れ輸出中心の企業は何故か国内生産を止めて、海外生産に移行する動きがある。
日産も大衆車部門を海外生産に切り替えると言う報道もある。
「シャープ、液晶パネル中国生産検討 亀山ライン売却案も」
(2009年2月21日朝日新聞Web)と
「シャープは、薄型テレビ向け液晶パネルの生産を海外にシフトする検討を始めた。中国の大手電機メーカー上海広電集団と提携し、中国内で生産する方向で同社と交渉に入っている。」
旧世代の亀山第1工場(三重県亀山市)の、「第6世代」と呼ばれる大型パネル生産ラインを売却し、中国に移転する案も浮上しているという。
ここで言う「第6世代」とは、1500×1850の1枚のマザーガラスから32インチ8面、37インチ6面を切り出すことが出来る生産ラインだ。「第7世代」は、1870×2200(1950×2250)の1枚のマザーガラスから32インチ12面、47インチ6面を取ることが出来るもの。
亀山第2工場で生産している液晶パネルは、「第8世代」2100×2450(2200×2500)‥45インチ8面。
ここで、42型、46型、52型という大型を中心にしている。
大型パネルであるとコストが安くなるとシャープでは説明しているが、「円高が進んでいることや、サムスン電子など韓国、台湾勢との価格競争が強まっていることから、旧世代では海外に生産を移すことが適切だと判断した。」という。

そして、他の報道よれば32、37インチの液晶テレビパネルはこの中国の工場から将来は仕入れるとか書かれていた。
そうすると、シャープは大型液晶テレビか又は、特殊なパネルに特化すると言うことなのだろうか。
しかし、よく考えてみれば分かることは、日本では42型、46型、52型という大型液晶テレビは普及しないかも知れないと言うことだ。
地デジ移行において、未だに半数以上買い換えていない。
買い換えていないというのは、大型テレビを使っていないと言うことに相違ない。
実際のところ、今やマンション暮らしという新たな「ウサギ小屋」生活では37インチが限度で32インチと言うところがベストだろう。
何故なら、32インチで69.8×39.2×80.0 cm(TH-L32X1)実寸法約78cmでいわゆる棚と言われるところに入るのはこのクラスだからである。
37型だと約90cmで棚には入らない。
今電気屋に行くと、実は32インチ以下は低価格レベルの低機能商品である。
価格も10万円以下。
今、地デジに移行しないところというのは、アナログ式ブースターのマンションや電波保証でアナログCATVになっているところ。こんな場所では大型テレビに買い換えるとは考えられない。
大型テレビは映画を見るには良いが、朝からのワイドショーのニュースで男性キャスターの鼻の穴を見ている必要はないのである。
そんな番組を見るというのは、適正な大きさがあって大きくてもワイド32インチが限度だろう。
それなのに、42型、46型、52型という大型液晶テレビを作り続けるというのは、大きな邸宅を想定するからで、どう考えても米国などに輸出する感覚でしかない。
なぜかと言えば、耐久品の消費国は世界に米国と日本ぐらいしかないからだ。
EUは消費国でないし、途上国では高価なテレビは買えない。
いずれ、32インチ程度が日本や途上国の基本サイズになるかも知れない。
そして、その時の液晶テレビパネルは、中国製になるというわけだ。
中国の企業としても、中古の生産ラインを買うと言っても新規に作るのに比べれば、タダ同然だろう。
もしタダより多少高くても、最新のノウハウ技術と継続してのシャープからの改善メンテナンスが得られると言うものだ。

この様な日本でいらなくなった生産ラインを売ったという例は今まで随分とあった。
古くは、東芝かどこかが韓国のSamsonにメモリー生産設備をタダ同然で売った。
その生産設備を元にしてノウハウを学び、新技術を導入して今やSamsonはメモリー生産では一流になった。
同じように、HDDドライブ設備もSamsonが買った。コストがかかっていない設備なら安く売れる。それで逆に日本はやられっぱなしと言うのが現在の状況ではなかったのだろうか。

この分では、いつか日本は液晶パネルの生産を止める日が刻々と近づいている、と思えるのは杞憂だろうか。


日本経済のデフレを克服出来ない「ゼロ金利政策」という呪縛

2009-02-21 01:14:09 | 日本の経済議論

日本経済のデフレを克服出来ない「ゼロ金利政策」という呪縛

2009/02/20の産経新聞Web版に‥【単刀直言】伊吹文明元財務相「麻生も小沢も点は低い」‥と言う記事があった。
中身は何かと言えば、はっきり言って何もない。
結論が「『人の和』で困難を乗り切るしかない。」と言うのでは元財務相としてお寒い限りではないか。
そして、前半の「政治家は学者や官僚のよう」と書きながら何故「政治家は学者や官僚のよう」なのか書かないのがミソだ。
何故なら伊吹文明自身が「過去官僚」。元大蔵官僚であることを考えると何を今更という感じがある。
そして、はぐらかして相続税問題を取り上げて「親の富を税なしで子供に受け継がせるから、社会を固定化させることにならないか。」と妙なことを言っている。
要するに、「税金で取り立てる課税による」富の再分配ということだ。
この相続税というのは、実は「共産主義的思想」を基本的に持っているかどうかという資質の「リトマス紙」なのである。
社会主義者はどうかと言えば、社会主義先進国のスウェーデンに相続税と言う概念がない。このことから「社会主義思想」と相続税とは無縁であると言うことが分かる。現にEU諸国のうちで社会主義化がすすんだところは相続税はかなり軽減されているか廃止されている。
又、民主主義国の代表である米国では
「ブッシュ税制改革で、相続税は2009年までに次第に縮小し、2010年には廃止。
又、2011年には、また元の姿に復活。一方下院では、2005年に相続税を恒久的に廃止する法案が可決。」こんな具合。又、オーストラリアには相続税がない。

伊吹文明氏という過去官僚は、官僚という特質から戦後民主主義という共産主義思想に染まっていることに気がついていない人物であることが分かると言うのものだ。
だから、この様な経済の落ち込みに関して、経済とは別にしても「『人の和』で困難を乗り切るしかない。」としか言えないのだろう。

そして、その様な訳の分からない思想に取り憑かれているのが、日経新聞の編集委員氏だとしたら正にブラックジョークだろう。
2009/02/16日経新聞NET EYE「暗愚のゼロ金利10年(2009/2/16)」の記事を見て何を述べるのか、ゼロ金利を批判するのかと思ったら全く違った。
論旨は、日銀の「一つはせっかちな利上げだ。」、それによって日本経済は立ち直れなかったと主張する。
しかし、待てよ‥‥日銀の利上げ‥論説委員氏が言っている利上げは2006/7のゼロ金利政策を解除して、0.25%への利上げ??。
我々庶民から言わせれば、0.25%でも最大に利上げされた0.5%でもゼロ金利政策と同じようなものだ。
こんな消費税にもならない金利の利上げで、利上げが悪いと言っているようでは経済を理解していないのではないかと疑われる。
確かに、日銀の「景気見通しの甘さだ。03年から07年までの景気見通しは民間よりはるかに強気だった。」というのは正しい。
しかし、「とりわけ2006年の実質実行為替レートはプラザ合意以来およそ20年ぶりの円安だった。極端な為替状況が長続きすることを前提とするかのような景気見通しが、結果的に民間企業のリスク感覚をマヒさせる副作用を生んだと見られる。」
と書いているが、日経新聞もこの極端な実力を反映していない「円安」誘導というのには、大賛成だったはずだ。
そして、日本の低金利に対して米国は5%強。
英国もEUも最高4~5%強という日本の最高金利0.5%と比べて一桁違う金利であったのが円安誘導を助長した。
今では、「円安バブル」と揶揄されて批判の的の円安になったが、当時米国の経済学者、日本の経済学者は口をそろえて「円安になれば景気が良くなる」と言ったものだった。
そんな間違いを犯していながら「危機の深度に応じた金融緩和が求められる。」
と依然デフレ政策を推し進める矛盾を述べている。
例え日銀が銀行から大企業のCPを買い取って、銀行の資金的な余裕を増し、中小企業にも融資出来るようにすると言っても元の金がないのでは直ぐに行き詰まる。
いくら企業に融資したところで、国民そのものに余裕の金がなければいずれどんな企業も行き詰まるというのは見えている。そして、行き詰まりそうな零細企業にはどこも貸したがらないと言うのが今までの低金利政策時代の特徴だったはずだ。

これは、低金利政策の弊害であると常々言ってきた。
2006/7の0.25%の利上げを「大幅利上げ」と言っていたのは驚きだが、こんな金利では市場にはほとんど金が回らない。
日銀が、ほぼゼロ金利政策を行って、国民に「利子という金」を供給しない上で、量的緩和をしても金融機関の間だけの話で、国民には直接関係がない。
それで、金がないから「知恵を振り絞って」「政府紙幣発行の議論」と言うことになるのだが、それは本末転倒の議論だろう。
論説委員氏は
「中央銀行制度のあり方を無視したたちの悪い議論だが、背景には小手先の策に終始してきた日銀の景気対策への不信感がある。」
小生から言わせれば、低金利政策しか頭にない「硬直した」経済観念の日銀は日本のガンとしてか思えない。
一つ断っておくと、
この日経新聞の論説委員氏は、過去の記事で
 「円安ただ乗り」、米国で日本批判強まる(2006/5/22)
  「焦点はどこまで円高・ドル安を志向するかだ。日本の大幅な対米経常黒字を考えると、円ドル相場の適正水準は1ドル92、93円程度との見方が欧米では多い。ワゴナー会長の発言は決して極論とは見られていない」
と当時の日本の経団連の「円安歓迎」に警告してはいる。
 しかし、後半にこうも書いている。
「バーナンキ米連邦準備理事会議長は4月末の講演で、ドル安政策はドルの急落を招くリスクが伴うことを公言している。状況次第では日本の利上げが、ドル急落の引き金となり、国際金融市場が混乱する恐れがある。」
これを見ると、米国一辺倒な日経新聞としては、本当に「円高」を警告しているのか疑問なのである。
論説委員氏の景気対策の対する持論は、「限りなくゼロ金利政策、ゼロ金利政策」なのであるら少なくとも米国を助ける「低金利政策」には賛成な筈だ。


一太郎2009 重い、鈍重‥「一太郎2008」の削除は少し待て

2009-02-20 17:46:57 | パソコン関係

旧版・「一太郎2008」の削除は少し待て‥‥

JustsystemのJUST Suite 2009を予約して、発売翌日に届いた。
それで1週間ほどして導入したのだが、一太郎2009の動作が何か妙な気がする。
それは、非常に「重い」「反応が良くない」と言うことではないかと思う。
一太郎2009は、見たところデザインが変わったぐらいで、実際使う分には‥‥使い勝手と言うところでは2008と大差ない。
実際の文章の下書きというのなら、単なる「エディター」の方が良いかもしれない。
しかし、テキストエディターの場合、少し変わったことをすると意図しないこともあったりするので、一太郎を使っている。
さて、妙な動作をするというのは、フラウザーを立ち上げて、ニュースなどの文章を参照しながら仕事をするときである。
小生の場合、Mozilla FirefoxやSleipnirというものを使って実際は作業する。
IEを使わないのは、未だMozilla FirefoxやSleipnirに性能が追いついていないだけでなく、ハングアップするからである。

そして、使い始めて少し経過したときに例えば、Mozilla Firefoxから一太郎2009にマウスのカーソールを合わせて「選択」するのだが、その場面で一太郎2009側では「手」のマークになって反応しない。
はっきり言えば、「一太郎2009」を「選択」しているのに移れない。
この間約1秒と言うところなのだが、二回目のクリックでやっと一太郎2009が選択されて、書込が出来る状態になる。
こういう反応の悪い一太郎というのは初めてなのだが、一太郎2008まではそう言う状況は一度もない。
こんなに反応が悪いのなら、エディターとしては全く変わらない旧版の一太郎2008を残しておくべきだったと思う。
実際一太郎2009に追加されたのは、Word2007の後追いの部分もあり一太郎2008でも変わらないというものだ。
花子の場合も、RC版で試したとき同じように妙な動作をしたことがある。
新しい、JUST Suite 2009は「見た目を統一」しましたとあるのだが、三四郎などでは未だに使いにくい。
古いLotusなど、説明書を見なくても「右クリック」からなんでも出来るのにそこまで追いついていない。
オマケソフトと言えばそうだが、使わないオマケソフトというのも困りものだ。
要するに、MicrosoftのOffice2007を持っていない人に緊急用として使えると言うものでしかない。

それにしても、一太郎2009の「重たい反応」には参った。
そして、終了時も、HDDの動作音と共に何やら「やおら」終了するという妙な感じである。
やはり、一太郎2008を削除したのは失敗だったか、Justsystemの対応を待ちたい気がする。
只、基本的なものならどうしようもないと言うところだ。


今更ながら「村上春樹『エルサレム賞』授賞式の記念講演」について

2009-02-19 22:45:21 | 世の中妙な??事ばかり
今更ながら「村上春樹『エルサレム賞』授賞式の記念講演」について

村上春樹氏が15日行った「エルサレム賞」授賞式の記念講演は、16日に新聞に載り報道機関のhaaretzに掲載された原文の訳はブログでも18日には何種類も訳された。

2009/02/19文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ」では、ブログに掲載された全文を読み上げた。
問題の箇所は「卵と壁」論の部分であって、又他の部分でイスラエルの「ガザ攻撃」を批判している。
そしてナイーブなところは「私はどんな戦争にも賛成しませんし、どんな国も支援しません。」とあったり、「高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。そんな時に私は常に卵の側に立つ」という部分。

文化放送では、大竹まこと氏とそして、なんでも賛同する付和雷同型の落第点の光浦靖子。
「素晴らしいですね」と言うようなことしか言わない。多分良く分かっていなかったのだろうと思う。
特に、時事に関して光浦靖子氏は、小学生並だ。
そして、2009/02/16の産経新聞「イザブログ」では、ほとんどのブログで絶賛に近かった。
なぜ何を絶賛するのか何か書いてあるかと言えば、何も具体的な事はない。
今の日本人の悪い癖は、「何も考えないことだ」。
正確に言えば学校で「教わったこと」以外何も創造しえない、考えつかないと言うことではないだろうか。
酷いのが、今の経済学者という高給取り違いないが。

この「村上春樹氏の記念講演」の要旨は、政治的発言であると言うことにつきる。
そして、何時も左派人士が言う「自らを高みに置いて言う」ことである。決して、言う相手の高さまで下りて行かない。
原文訳では、
「ええ、どんなに壁が正しくてどんなに卵がまちがっていても、私は卵の側に立ちます。何が正しく、何がまちがっているのかを決める必要がある人もいるのでしょうが、決めるのは時間か歴史ではないでしょうか。いかなる理由にせよ、壁の側に立って作品を書く小説家がいたとしたら、そんな仕事に何の価値があるのでしょう?
この暗喩の意味とは?ある場合には、まったく単純で明快すぎます。
自爆犯(bomber)と戦車とロケット弾と白リン弾は高い壁です。卵とは、押しつぶされ焼かれ撃たれる非武装の市民です。これが暗喩の意味するところのひとつです。」(http://anond.hatelabo.jp/20090218005155)より

ここで良く分かるのは、村上春樹氏は、「わたしは常に卵の側に立つ。」のであって、「卵」ではないと言うことだ。
それはどういう事かというと、それは「傍観者」。
即ち本人は、絶対卵にならない「安全なところにいて」卵即ち、戦争の当事者にならないと言うことだ。
しかし、イスラエルは人工国家だ。
戦争によって領土を拡大し、やられたらやり返す。そして、そうでなければ領土も国民も維持出来ない極限の国。
他方、バレスチナは元々住んでいた土地が「オスマン帝国領(ウィキペディア(Wikipedia))」、英国などの植民地であったためにイスラエル建国と共に追われた人達。
国の成り立ちを考えれば、村上春樹氏のナィーブな「戦争論」などタダ苦笑するしかないだろう。
なぜなら、イスラエルは自主独立の国であるのに、日本は未だに米国の「保護国」だからだ。
「保護国でない!」と思っている人達は大きな間違いを犯している。
なぜなら、日本は米国の「核の傘」に守られ、米国の軍事基地が首都の近くにあり、未だに国連憲章で規定されている「集団的自衛権」が行使出来ないではないか。

元の「卵と壁」論に戻ると、村上春樹氏が自らを「高みに置いて」物を言うのだが、こういうタイプの人物というのは、実際その場に立った場合、ほとんど「でくの坊」で役に立たない場合が多い。
かっての、南米の大使館事件の時の「大使」氏もそうであったし、某野党国会議員もそうであった。
そして、自分父親に絡んで先の戦争の話が出てくる。
村上春樹氏は多分、中国戦線では「100人斬り競争」や西部劇の様な撃ち合いをしたのが戦争だと思っているのかも知れない。
しかし、西南戦争の田原坂(たばるざか)の戦いを見ても分かるように、ほとんど目に見えない敵から銃弾が撃ち込まれる。
上海事変では、国民党軍は最新式のドイツ製機銃で日本軍を全滅させた。
「味方と敵、両方の死んだ人たちすべてに祈りを捧げていると父はいいました。」とはいうものの、それは言葉の綾であることは間違いないものだ。

「ホームレス中学生」麒麟・田村裕氏のお寒い精神構造

2009-02-17 16:02:04 | ちまたの噂・雑記事

「ホームレス中学生」
麒麟・田村裕氏のお寒い精神構造


2009年2月16日日本放送「テリーとたい平 のってけラジオ」に麒麟・田村裕氏が登場した。
題して「1ヶ月のホームレス生活から印税2億円の結末は」なのだが、特集テーマは、「スペシャルプログラム『これで人生大逆転!幸せつかむ3つの魔法!』」
田村裕氏の「幸せつかむ3つの魔法」とは、
・ピンチはチャンス
・ノープライド
・笑顔
と言うのだが‥‥   
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田村裕さんの幸せつかむ3つの魔法】
1.ピンチは、チャンス→
「何で俺が・・・」と嘆く前に、「こんな体験めったに出来ないぞ」と思えるように
2.ノープライド→
プライドを持たずに全てをさらけ出せば、道は開けると知った。
3.笑顔→
結局、楽観主義が大事。どんな状況でも笑っていられるようにと思っています。

「テリーとたい平 のってけラジオ」HP2009/02/16版より
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麒麟・田村裕氏というのは、「ホームレス中学生」という自叙伝で有名になって、お笑い芸人としては、元々余り知られていなかったような人物だ。
それで「ホームレス中学生」から一躍時の人となって今に至る。
しかし、小生は「ホームレス中学生」を読んでいない。
なぜかと言えば、TVなどにで出て来た麒麟・田村裕氏と書評で大好評な「ホームレス中学生」の主人公とは違うのではないかと思うことだ。
そして、ラジオでその生き方などを聞いてみると益々違うと思わざる終えない気がする。
本の書評の95%のまでが、「高評」で「田村さんの優しさ、謙虚さ、人柄が感じられて好感が持てます。」と言うような事が大方一致する。
その他の少数が、どうも脚色しすぎではないかという実際の事柄との乖離を指摘する。
例えば、「破産」という事になって「差し押さえ」の紙が貼られたとする。
しかし、 実際に生活に必需品というのは差し押さえすることが出来ない。なぜなら、憲法で保障されているからである。例えお金があったとしても、「生活費」と言う名目ならこれも保障される。
だから、「ホームレス中学生」本人の学校の教科書などのものなど、差し押さえの対象にもならない。だから、何も持たずに野宿するというのは考えられない。
又、他の兄弟もしかりなのである。
して、もっとおかしいのは社民党党首「福島みずほ」氏が(子供が18歳になったら家族解散式をすると常々)主張するように、父親が「家族の解散式」をやって蒸発してしまうことだろう。
そんなことはともかくも、麒麟・田村裕氏と言うのが今時珍しい境遇で育った事は分かる。
そして、その境遇から学んだことが上述の3箇条なのかと思うとうら寂しいものがある。又「書評」にある通り、田村裕氏は「他人による施しによって」助けられたのであって、
そのような助けを受けられない、より過酷な境遇で成功している人物もいるからある意味幸運と言うべきなのではないだろうか。
考えてみれば、親戚は縁者はいないのかだろう。
実に不思議な家族なのだ。
TVでの印象で非常に妙だったのは、日テレ系の「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」で「相続」と言うことに関しての議論だった。
題材は、「相続」の禁止の否か。
田村裕氏は、森永卓郎氏も太田光氏と同じように「相続」禁止派に属し、子(孫)に残すものはないとか、子供は無一文で‥‥と言うような事を言っていたような気がする。
相手は、狂言師の和泉元彌。
伝統芸能だから、先祖伝来衣裳の継承など伝統芸能と「相続」とは切り離せないものがある。そこで衣裳などは、太田光の「和服を洗えばよい」という無知な発言に苦笑という馬鹿な場面もあった。
ここで、森永卓郎氏もオモチャ博物館のようなものを作って実際「相続」とは縁が切れそうもない人物だが、言行不一致の人物であるが故に無視する。
しかし、この田村裕氏は和泉元彌氏の意見を聞いて呆然としていた顔が忘れられないのである。
さて、「ピンチはチャンス」‥‥何か意味が違うのではないかと小生なら思う。本来この体験から何か別の「考え」が普通浮かぶはずなのではないか。
この言葉はよく言う事なので、多少軽薄感を覚えるというものだ。
2.ノープライド
これも微妙に違う。
ノープライド‥‥とは、本来「誇り、自尊心、矜持(きょうじ)」と言うものは、本来持っているからこそ一時的に捨てられるのであって、人はその「プライド」を取り戻そうと努力すると言うのが本来の姿だ。
そして、その「ブライド」が捨てられない、「馬鹿になりきれない」からろくな事にもならないと言うこともある。
しかし、「ノープライド」ではない。
そして、「テリーとたい平 のってけラジオ」のHPでは「プライドを持たずに全てをさらけ出せば、道は開けると知った。」と書いてあるが、実際はそんなことを言っていない。
言っているのは「プライドを持たない」「貧乏は怖くない」なのである。
別の言い方をすれば、「人に集って(たかって)生きる」と言うことである。
依存心が強く、「奴隷の平和」を享受するのを本望とすると思えてならない。

そして、3.笑顔。
これだけは良しとしよう。

ここので書いてくるとやはり妙だと思うのは、田村裕氏は多少嘘をついているか、つかされていると言うことだろう。
書評に戻れば「優しさ、謙虚さの人柄」なのだが、どう考えても決して「優しく」ない。
なぜなら、「相続」の場面でも見られたように、自分の子供にも辛い思いをさせても構わないと言うふしがある。
それは、「貧乏は怖くない」と主張することであって、本当は「怖い」に違いないのである。
そして、もし過去の自分と同じようなことが起きれば、自分を守るために容赦なく自分の父親と同じように「家族を捨てる」という事も想像させてしまう。
はっきり言って、田村裕氏の父親も「自分だけが可愛いエゴイスト」。
田村裕氏は、種々のインタビューを聞いてみても「感謝する」「恩返しをする」という言葉は聞こえなかった様な気がする。
そして、田村裕氏が言っていたのは、「ホームレス中学生」の印税で家を父親にプレゼントするという事だけである。
結局、田村裕氏というのは「身びいき」で、自分から何か貢献しようという感じが見られない。当然、世の中の役に立ちたいという「矜持」は見られない。
女性から見たら、こんな人物に将来を託すとは思わないだろう。
理由は、今まで述べてきた事で事足りるのである。

AEON イオンの「地雷・クラスター爆弾をなくそう!キャンペーン」への疑問

2009-02-15 22:40:22 | 世の中妙な??事ばかり

AEON イオン
「地雷・クラスター爆弾をなくそう!キャンペーン」への疑問


ここのところ、スーパーのイオンに行くと「地雷・クラスター爆弾をなくそう!キャンペーン」というのが、写真と共に大々的にやっている。
http://www.aeonretail.jp/kankyo/jirai/index.html
キャンペーン2月1日から3月31日まで‥‥‥‥



趣旨はHPによると
「現在 アジアやアフリカを中心とした約80の国と地域には、今なお推定一億個以上の地雷や不発弾が残り、戦争が終わって平和が訪れたあとでも、幼い子どもや女性を傷つけ続けています。
お客さまにご協力いただいた募金は、地雷や不発弾の除去作業、住民が新たに被害に遭わないようにする教育活動、被害者の社会復帰を目指した支援活動などに使用されます。」

‥‥と言うことでどうも日本の防衛というものと関係ないようだ。
地雷に関しては、ポルポト政権下のカンボジアやベトナム戦争のホーチミン群などの例が多く報告されているたが、大方内戦と言うヤツだ。
それにしても「キッヤチコピー」が非常に妙だ。
それは、「地雷・クラスター爆弾はいらないというもの。
はっきり言って、かなり政治的な意味合いを持っている。
よくよく見れば、「毎日新聞」の資料提供やら、「TBS」の協賛のようだ。

こんな「ノーテンキ」に政治的なキャンペーンをやっている「イオン」の経営者は、余程「ナイーブ」でお寒い経済感覚を持っているに違いない。
なぜなら、「地雷・クラスター爆弾はいらない」と廃棄の条約に署名してしまったのは、極東では日本しかないからだ。
ウィキペディア(Wikipedia)によれば「中国、ロシア、北朝鮮、韓国、台湾といった東アジア周辺国は、クラスター弾禁止条約に参加していない。」のであって、核兵器も持たない「丸腰同然の日本」が真っ先に禁止した。
日本と言うのは如何に政治家、官僚というものが「軍事・防衛」と言うものに疎いのかが如実に分かる出来事だった。
かって、産経新聞社説で「【主張】クラスター爆弾 日本の安全が損なわれる2008.5.29 02:28」と警告がなされたが、政府は聞く耳を持たない状態である。
それでは、クラスター爆弾や「地雷」が無いときに「防衛する」としたらどうするのかと問われてもお寒い状態だ。
2008年秋の田母神俊雄・前航空幕僚長問題に対する現在の政府の対応を見てみれば、「防衛」と言うことなど何も考えていない事が良く分かる。
そして、事実軍事だけでなく、経済、国民に対する経済防衛という面でもなすすべがない。
だから今の麻生政権に対する支持が低迷する原因でもある。
要するに、国民の生活を守れない政権と言うことである。国民の生活を経済、軍事からも守れない政権というのは、本来存在する意味がない。こんな基本を麻生氏は分かっていない。
分かっているのは、自分が総理大臣と言うことしかあるまい。
そして、その地位にしがみつく軽蔑すべき人物と言うことだけだ。

その先棒を担ぐのがこのスーパー「イオン」と言うことなのだろうか。
もしそうなら、万が一日本が攻められたら「イオン」と言う会社が防波堤になって日本を守るのか‥‥‥などあるはずがない。
考えてみれば、「イオン」中国にも多くの店舗があって、言わば中国に人質を差し出している組織だ。
「地雷・クラスター爆弾はいらない」キャンペーンは、実際クラスター爆弾を廃棄もしない中国ではすることは出来ないだろう。
なぜなら、それは政治的な発言、政府批判であって即刻追放されるからだ。

「春一番」で思うこと

2009-02-14 23:59:28 | 日記
「春一番」で思うこと

2009年2月13日関東地方では「春一番」が吹いたという。そのためか、今年は随分と早くより「眼が痒く」なった。
いわゆる花粉症なのだが、花粉症の症状は眼に一番早く来る。その後、鼻詰まりへ進行するのが通例で、徐徐に症状が重くなるというもの。
それで、早々と耳鼻科に行って薬をもらってきた。実際花粉症の薬というのは効き出すのに1週間ほどかかり酷くなってからだと、数日苦しい思いをしなければならない。
それにしても、最近マスクをしている人が多くなった。
実際、杉花粉というのは比較的大きい部類のようで、杉花粉が終わった後の「花粉症」には花粉用マスクの効果がなかったと感じることも多い。但し、ブタクサぐらいなら効果はありそうという気もする。
まあ、「フルナーゼ」系点鼻薬との相性が良くて、鼻詰まりに関しては何とかなっているのは有り難いものだと思う。

ここのところの報道では、パナソニックが従業員に10万円分の製品を買うようにというものがあった。
政治の世界では小泉元首相からも酷評されている「定額給付金」。
「各自治体はすでに給付金の支給に向けた準備を始めている。」と言うが、この交付手続きだけで800億円と言うから麻生政権の愚作として歴史に残るに違いない。
その上、「給付金9億円“上納金”に 警察ジレンマ」(産経新聞)に述べられている通り、「山口組など全国22の指定暴力団の構成員と準構成員は計約8万人(警察庁調べ)。支給に暴力団排除の規定はなく、単純計算で約9億6000万円の税金が暴力団側へ流れることになり、警察幹部は『間接的に上納金になる可能性もある』と指摘する。」
生活保護費については「『保護費を暴力団の資金源にしてはいけない』との理由から厚生労働省が平成18年3月、暴力団組員に支給しない方針を決定した。」と言うから、如何に出鱈目な「定額給付金」なのかというものである。
元々、「定額給付金」というのは経済対策としてのもの。
バラマキ人気取りの公明党が減税では税金を払っていない人に恩恵がないと言うことで、クレームをつけて広げたもの。
公明党の母胎である創価学会は、宗教法人だから消費税から、登録免許税、印紙税、~~税、税と名の付く税金は全て払わない。
そんな税金を払わないところが、税金を払っている国民の金をどうこうするというのは何やら妙なものだ。
そして、バラマキという「定額給付金」のシステムを役人が考えたから、減税ではなく給付金というものだ。
本来、車を買ったら「免税措置」とか、地デジ対応テレビなど、大型家電を買ったら年末調整か確定申告でいくらか払い戻すと言うことをすれば、経費などかからない。
その上、消費しなければ安く買えないから間違いなく消費に廻る筈なのだが、こういうことは役人が一番嫌がることらしい。
なぜなら、「税」が減る減税となるからなのだが、無駄な税金を使うより余程マシだ。
それにしても、麻生総理のメッキの剥げ方は酷すぎて、小泉元首相ではないが「怒るというより笑うほどあきれている」と言うのが、国民の感情によく似ている。
この様に政治感覚がない人物というのも珍しいもので、都合が悪くなれば○○大臣に聞いてくれと「責任逃れ」、上手く行けば「私の成果」というのは、人物として一番良くない種類のカス。
こんな人物が企業の社長なら直ぐに倒産するというのは常識だが、その場合には零細企業ならその社長は、「破産」という責任を取らされることがある。
しかし、一国の総理だと、責任を取らされて止めても「国会議員」だし、最終的にその責任の鉢が回ってくるのが国民だと言うことを考えると「冗談じゃないよ」なのである。