デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

プーチン政権の闇

2007-09-26 12:10:33 | 買った本・読んだ本
書名 「プーチン政権の闇-チェチェン戦争・独裁・要人暗殺」
著者 林克明  出版社 高文研  出版年 2007年 定価 1200円+税

以前この欄でも紹介した寺谷ひろみ「暗殺国家ロシア-リトヴィネンコ毒殺とプーチンの野望」がとりあげた、リトビエンコ暗殺、ポリトコフスカイヤ暗殺をとりあげながら、寺谷の本とはまったく違う様相を伝えているのは、著者林のチェチェンへの関わり合い、そして人権弾圧への怒りが、根元にしっかりとあるからであろう。寺谷の視点が、あくまでも政治ゲームを面白おかしくロシア通が解明しましたというものに対して、林の視点は、弾圧され、拷問を受けた弱い者たちへ向けられている。そしてプーチン政権が本気になってつぶそうとしているジャーナリズムで闘うものへの共感のまなざし、さらには本著の最後で、ロシアだけでなく、日本の現在にも目を向け、マスコミ全体が、権力側の味方をしていることへの危機感からも感じられる。
この著がきわだっているのは、いま世界が面している強いものへなびけということへのはっきりとしたアンチテーゼを打ち出し、そうした現代への告発を内在しているからであろう。
とても刺激に富んだ、そして迫力があるドキュメントであった。
お勧め度 ★★★+0.5★
 

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ラ・マンチャの男

2007-09-24 11:17:40 | 観覧雑記帳
公演名 「ラ・マンチャの男」
演出 デイビッド・スワン
出演 チョ・スンウ ユン・ゴンジュ
会場 青山劇場
観覧日 2007年9月24日午後6時開演(終演午後8時45分)

奥さんが招待券を入手したので、つきあいで見ることになった韓流ミュージカル。松本幸四郎主演で日本でもロングヒットとなった「ラ・マンチャの男」の内容がどんなものなのかという程度の気持ちで、見たのだが、これがなかなか面白い芝居であった。それは一にも二にも、ドン・キホーテとセルバンテスの二役を演じた主演のチョ・スンウの圧倒的演技力によるものだった。このミュージカルの成否の鍵を握るのは、ドン・キホーテを演じる役者の力だろうと思う。年老いた幻想にふける騎士、そして牢獄で宗教裁判を待つセルバンテスを演じ分けることもそうだが、ほとんどひとりで芝居をしているような内容だから、そうなるのも仕方がないと思う。それをまだこのチョ・スンウという27才の役者が、堂々と演じ切ってしまっている。その迫力に圧倒された。
最後キャストが紹介され、チョ・スンウが満場の拍手を浴び、声援に答えながら、ひっこむ時、右手の拳をふり下ろしガッツポーズをとったところで、キャッーという声があがったが、まさにほれぼれするような格好のよさであった。
韓流ミュージカルというものについてはまだちょっとピンとこない部分もあるが、こうした俳優さんが次々に出てくると、日本にもまたたくさんの作品が来るようになるのかもしれない。
それとこれは個人的なことかもしれないが、ドン・キホーテと長谷川濬がどうしても重なりあってみえてしかたがなかった。「見果てぬ夢」の歌詞は、そのまま長谷川濬の生き方であったようにも感じた。

お勧め度 ★★★・5

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思わぬ残業

2007-09-21 23:03:56 | お仕事日誌
軽くジョギングしてから出社。しかし今日も朝から日差しが強い。いったいいつまで続くのだろう。この残暑は。品川で降りて、入管で査証申請。なんとか間に合うだろう。これで今回請け負った仕事のほとんどは終わったことになる。目黒で降り、バスで広尾の都立中央図書館へ。長谷川が満州時代に書いた小説をコピー。バスで千駄ヶ谷まで。
14時から打合せ。途中歯医者に抜ける。先日とれた歯の土台つくりと、仮歯をつくってもらう。会社に戻り、打合せの続き。こうじが来週やる公演のチラシの折り込みにやってくる。来週の公演なのに今ころチラシというのもこうじらしいといえば、こうじらしい。
サーカス村通信を都内の分だけでも今日出すことになった。急きょ発送作業。20時半ぐらいまでかかってしまう。22時前に帰宅。

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ダメじゃん小出 黒く塗れ!Vol.3

2007-09-21 13:36:48 | 観覧案内板
公演名 『ダメじゃん小出の黒く塗れ!Vol.3』
日時:9月29日(土)開演:午後6時 (開場5時30分)
会場:横浜にぎわい座(地下小ホール)
料金:1,500円(全席自由・定員制)
チケットのお求めは
・横浜にぎわい座 045-231-2515
・チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード378-912)
・ローソンチケット:0570-084-003(Lコード37604)
           0570-000-407(オペレータ対応)

ほんとうに来週は、軒並み気になる芸人さんかちの公演が続くのですね。土曜日は、ダメじゃん小出の横浜シリーズ第三弾!
第二弾の公演は、観覧雑記帳でも感想を書いたが、文句なしに面白く、楽しめた。地方シリーズは、去年の大須公演もそうだったけど、土地ネタを適度に入れて、負け犬シリーズとは、また違う、生き生きとしたダメじゃんの本領が発揮されているように感じる。
前回の公演では横浜ネタはあまりなかったが、今回は期待できるのでないだろうか?
石巻若宮丸漂流民の会主催の「石巻若宮丸漂流民を偲ぶ会in禅昌寺」が開催される日と見事にバッティング、今回は見れず、残念!

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ふくろこうじソロ公演『出口あり』

2007-09-21 13:25:57 | 観覧案内板
公演名 「ふくろこうじソロ公演『出口あり』)
作・演出・出演 ふくろこうじ
日時 9月27日(木)・28日(金) 19時半開演(開場 19時)
会場 plan B
お問い合わせ info@fukurokouji.com
         090-3477-2486

チラシから
「クラウンふくろこうじ5年ぶりのソロ公演
都会派自由人の愉快な日常を言葉を使わず、体だけで描き出す
マイムクラウンパフォーマンス
仕事をなくし家も無く、いつしか私は路上に生きています
失うものは何も無いけれど、何かを必死に守っている
未来を信じ、今を楽しく懸命に生きる男の素敵な一時間
出口はすぐにそこにある」

椅子で苦しみ続けたこうじが、出口を見つけたのか、とても気になるソロライブ公演である。
チラシのこうじの顔がやけにさわやかなんだよなあ、これも気になる。
これは見にいけそう。いずれ感想は書きます。

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