デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ヨコハマ大道芸初日

2006-04-22 00:45:14 | お仕事日誌
家を出て10分ぐらい経ったところで、携帯を忘れたのに気付く。今日は携帯がないとまずいので家に戻る。ギリギリ集合場所の関内ホール前に到着。ソウリマールイサーカスのあつしとひろみ、そして西田さんはすでに現場に荷物を搬入済。福田さんをはじめいつものスタッフの人が勢ぞろい。野毛でなく関内なのに、顔なじみがそろうとお祭という感じになる。13時から一回目の公演なので、少し時間があるので、野毛がどうなっているか見学。こっちは11時はじまりというので、すでにお客さんは一杯。なんかボランティアのスタッフがおじいちゃんばかり、人の整理もたらたらしている。たしかに馬車道よりは人が多いが、例年から比べると少ないのでは。これも分裂開催のせいなのか。現場に戻る。まだクレーパッチがやっている。あつしとひろみは明らかに緊張している。20分ほど押して、最初のショー。正直いってボロボロ。自分たちで音響を初めてやるとか、マイクをつかうのも初めてとか、あつしもしばらく大道芸やっていないということもあるのだろうが、とにかくあせりが丸見え。終わってからふたりはかなりへこんでいた。いくつかダメだしをしておく。控室で弁当を一緒に食べるが、とにかくへこんでいる。
二回目の時間が来たので、現場へ行くと、またしてもクレーパッチが延々押している。確かにひとの集まりも多いし、笑いもあるし、いいけど他の出演者のことも考えてもらわないと。この人きっと自分のことしか考えていないのだろう。
二回目がやっとはじまる。お客さんは少し減ったが、一回目のつまらない段取りミスはなくなり、流れも格段によくなっている。本人たちも落ち着いて演技ができたようだ。やっと表情にも余裕が。
福田さんから電話、なんでも愛知から小学5年生の子供が来て、急にやらせてくれと言っているという。ちょっと会いにこないというので、本部前に。この少年とお母さんと少し話す。少年がなかなかいい顔をしている。3回目のサーカス学校の公演を見に来るように誘う。伊勢佐木と比べて、馬車道は、今年が初めてということもあるのか、少し閑散としている。せっかく交通を遮断しているのだから、もっとパフォーミングゾーンも増やせばいいと思うのだが、予算の関係もあるのだろう。伊勢佐木町も最初はそうだったらしいから、この経験をいかせばいいだろう。本部前は去年までの野毛のスタッフの感じがそのまま、結局みんなこうやって集まってビール飲んで、わやわややれればいいのである。福田さんはとても満足そう。
3回目クレーバッチが長いので、ゆりさんが他の会場へ、それでもこの男あいかわらず17時で終わりだというのに、なにも気にせずたらたらやっていく。ずっと寒くなるなか待っているあつしとひろみが可哀相。スタッフのN君がびったりそばで時計を見ながらプレッシャーを与えているのだが、気にしやしない。ほんとうにえげつないいやな野郎だ。17時で大道芸が全部終了する、しかももう一組残っているというのに、17時までやっていた。あとでもう一組あるなんてしらなかったゴメンとあやまりに来ていたが、待っている姿がみえただろうに。ほんとうにゴメンと思うんだったら、この寒さのなかで、彼らのショーをみて、お札の投げ銭でも入れろよ。それがお詫びだろう。ゴメンって謝っておけばいいだろうぐらいのことなのだろう。この場所だけは17時すぎてもやっていいことにはなったらしいが、みんなお客さんは帰りムード、しかも冷え込んでいる。実際にお客さんが数人というなかではじめた三回目のふたりの演技はミスはあったものの、立派であった。お客さんもやっているうちに集まってきた。一回目はガチガチだったふたりも、ずいぶんとリラックスしていい演技ができていた。シンガリで後片付け、荷物を車にのせて、解散。
伊勢佐木町の古本屋を何軒かみながら帰宅の途へ。
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