デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

インド映画とサーカス

2023-06-30 05:09:32 | デラシネ日誌
8時過ぎに家を出て、新宿に向かう。いつも迷うK'sシネマ、今日は妻からメガネスーパーを曲がれと聞いていたので、わりと簡単に見つかる。
インド映画「サーカス」を見る。正直あまり期待していなかったが、タイトルが「サーカス」となっているので見ないといけないだろうということで見たのだが、やはりサーカス映画ということではなかった。オープニングとエンディングにかなり派手なサーカスシーン(まったくインドぽっくない、どちらかというとシルクドゥソレイユ的)があるが、舞台がサーカスというわけではない。ただインド映画のこれでもかこれでもかというひっぱり方にやはりひっぱられてしまう。見ていてあきない、二組の双子が分かれて、小さな町にやってきて騒動がという話をまあよくもこれだけひっぱるなというまさに力技には圧倒される。テーマはカースト制という身分差別への批判。恋人のお父さん役の身分差別に対するまったく根拠をもたない家柄だけしかみないという徹底した差別感を戯画化し、ステレオタイプしているとはいえ、あの醜悪さはすごい。見間違えでなければオープニングでの謝辞に、サジット・レイの名前があった。「サーカス」というかなり暗いイメージのインドのサーカスの世界を描いた監督さんだと思う。この謝辞が見間違いでなければどんな意味があったのか気になるところだ。お客さんのほとんどは、自分みたいにサーカスに惹かれて来た人ではなく、インド映画ということで来てると思うのだが、韓国映画に来るコアな中年女性とはまた違う層な感じがする。
せっかく新宿まで来たので、澤田さんの墓参り。ひとつ報告があったので、ずっと前からこなければと思っていたのだが、やっとそれができた。ここのお墓は写真が自動的に切り替わるようになっているのだが、あらためて澤田さんの奥さんの若いときの美しさにはびっくりする。ふたりともほんとうに仲のよいご夫婦であった。
川崎まで出て、天龍でレバニラライスで昼食。昨日はハンバーグが食べたくなり、今日はニラレバが食べたくなった。
帰宅してから、明日の総会の準備。久しぶりの早稲田での総会、そして桑野塾なので、いろいろ忘れていることがあるような気がする。一応段取りまで理事の皆さんに流したところで、あとは明日。
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