デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

オンライン360°ライブ「不思議の国のサーカス」

2020-11-30 19:01:36 | 観覧雑記帳
ジャンル サーカス
作品名  オンライン360°ライブ「不思議の国のサーカス」 

360度で撮影されたサーカス映像を、VRゴーグルで観覧するという、まさに不思議な体験をさせてもらった。ゲームの世界などではバーチャルものが流行っているらしいということは知っていたが、やってみたいと思ったことはない。なのでダイソーで500円のVRゴーグルを買っても、それがスマホ用だとわかるのにはだいぶ時間がかかった。
いろいろ試しながら、なんとか観覧できた。以前シルクドゥソレイユの4D映画は見たことがある。入り口で対応する眼鏡を借りて、立体的な映像の世界に入ったが、異体験をしたという実感はなかった。
コロナ禍でライブのサーカスが見れないとき、シルクドゥソレイユを始め、多くのサーカス団がオンラインでソフトを提供していた。サーカスの世界でもオンライン配信ということが問題になってきた。どう見せるかというときのひとつの提案が今回のこの試みではなかったかと思う。
これだというソフトがここで提案できたかというとそこまではいっていないだろう。ただ実験的試みという点ではいろいろな可能性を提示していたのではないかと思う。
ファイヤーショー、フライングトラペーズ、人形振り、クラウン、アコーディオン、縛り、ジャグリング、マジックなどのアクトを一個一個楽しむかたちだ。
ファイヤーショーは迫力があった。360度映像の世界とVRで身近にアーティストの存在を感じることができる。フライングトラペーズは上から撮っているのが斬新、普段の映像でもこの角度で撮影されたものはほとんど見たことがないので、新鮮だった。VRで見ると飛び移るところなどは思わず声がでるぐらい迫力があった。ただ演技自体が完成形でなかったのは残念。ファイヤーショーを見たあとなので、リハ色が強く感じられた。もったいない。人形振りは360度をよく生かしていたと思う。マジックはカップ&ボールで、映像的にはいいネタだと思ったが、インパクトがあまりなかったような気がする。アコーディオンと縛りはわざわざ360度で撮影しなくても良かったのではないかという気がした。渡辺君のジャグリングを久しぶりに見れてそれだけで楽しめたが、VRとしてもう少し見せ方があったかもしれない。
技術的には大変なのだろうが、ひとつの大きな可能性として、観覧者がマジックとかクラウンの演技の時に参加できるようになると面白いのではないだろうか。
どんな演目をVRとか360度で見たら面白いだろう。猛獣ショーとかジギト、アイアンホールのオートバイ、デスホイールなんか面白いかもしれない。
こういう機会だからいろいろな可能性を追求していくのもいいかもしれない。

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