デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

蓑虫放浪

2024-07-28 14:27:14 | 買った本・読んだ本
書名  「蓑虫放浪」
著者  望月昭秀  写真 田附勝  出版社  国書刊行会  出版年 2020

なんとも人を食ったようなおじさんの放浪の足跡を追った本。このおじさん、まず顔が人を食ったような面をしている。絵を描きながら旅していたようで、これで飯を食っていたと思われるのだが、必ずここには蓑虫おじさんの顔がある。この顔がとにかく人を食っている。見るからに怪しいのだが、どこか憎めない愛嬌のようなものもある。この顔がなんとなくこの人の人生を物語っているように思えてならない。

笈が旅の友なのだが、これがいまで言えばテントというかむしろモンゴルのゲルに近い、これを背負って、寝るときに組み立てて寝る、こうした放浪のためのツールをつくっているのが偉い。おかしいのは晩年田舎に引っ込んだとき、竹で家をつくり、それをみんなで運ばせて、イベントにまでしていること。この竹の家すぐに壊れてしまったというのもおかしい。
津軽の亀ヶ岡遺跡の発掘をして、もしかしたらあの有名の斜光土偶を発見したかもしれない、絵を描いて飯を食うだけでなく、どうも庭師のようなこともしていて、あちこちに庭をつくっていた。とにかく面白い人生をおくった人である。そしてなにより旅を生活にしていたうらやましい人であることは間違いない。

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書くのが楽しい

2024-07-28 07:15:25 | デラシネ日誌
5時半ぐらいにウォーキングに出かける。今日は陽差しがまだ出てないからそんな暑さを感じない。歩いているとカモの声が聞こえてきたので運河の近くに行くと、ちょっと大きくなったカモが三羽ほど泳いでいた。あれはあの親子カモの子供たちではないかと思う。

海辺では親カモたちが群がっていた。

どうやら今日はお祭りらしい。かなりの数の屋台が出ていた。
午前中はお片づけ。片づけて次なるお仕事に新たな気持ちで臨む。この態勢をつくることが楽しい。そして片づけているうちになにが出てくるかわからないのも楽しい。
昼飯を食べてから、ばっちり昼寝。
起きてから聞き逃しでバラカンの番組を聞きながら、ほぼ2カ月ぐらい休んでいた原稿をまた書き始める。これが楽しい。こんなことはあんまりなかったなあと思う。またどこかで行き詰まるのだろうが、しばらくは勢いで書き続けていきたい。なんとか8月は家籠もりして8割ぐらいまでは書きたいと思うのだが、そうはいかないのは毎度のこと。なんやかんやと予定がどんどん入っていく。どうなることやら。
夕飯のとき、日曜日のお楽しみはぽつんと一軒家なのだが、いまはオリンピックということで、見る番組がないので、しかたなく柔道をみていたら、阿部詩子が一本負け、それはいいのだがそのあとの彼女が泣きじゃくるのを見て、あきれてしまう。人前であれだけ泣くというのは柔道家としてどうかとも思ってしまう。勝った方は喜びをあらわすこともなく、淡々としていたのに、ちょっとなあと思う。この人は勝ったことしかなく、負け方をしらないのかもしれない。これをマスコミはまた美談にしてしまうのだろうか。
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