デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

岡部文明サーカス展-魅了され追い求めた50年

2024-07-29 18:15:29 | 観覧雑記帳
ジャンル  美術展
観覧日 2024年7月23日(~8月4日)
会場  埼玉県近代美術館

2020年5月に亡くなった画家岡部文明さんのサーカス愛にあふれ、道化師探求の魂の軌跡がたどれる圧巻の展示会である。ラグビーワールドカップが日本で開催された年、横浜の赤レンガ倉庫で開催された展示会のあと、やはり美術館で展示会をしたいと岡部さんが語っていたことを、奥さんがその思いを叶えたいと何年もかけて実現した。その思いが伝わってくる。そんな大きくない部屋4部屋で、岡部さんがその時々に道化師に託した思い、あるいは道化師とはなんたるかを追い求めた思いを探ることができる。これからご覧になる方は、このコーナーに懸けられている岡部さんのメッセージボードをぜひ読んでもらいたい。道化師を描きたい、そして絵の中で道化師を演じたいという岡部さんの真摯な思いを知ることができるだろう。

廊下にひとつのアクセントのように、小さな作品をたくさん見れるのもよかった。それはスケッチだったり、絵ハガキの原画だったり、見ていてあきない。

そして圧巻は中央の一番大きな部屋に展示されたBokabe劇場。

岡部さんがたどり着いたサーカスの楽園の世界がここにある。岡部さんが絵の中で道化師となり、演じるサーカスの世界にの世界を誘われる、そこはまさに楽園、動物も芸人たちも共に生きる場所であった。一枚一枚の絵に描きこまれたサーカスの世界は、この部屋で共鳴しあい、まさに楽園の世界へと誘われていく。シャガールのサーカスの絵からクレズマーの音楽が聞こえてくるように、サーカスマーチが聞こえてきた。見事な展示であった。
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特別編3

2024-07-29 17:13:28 | 漂流民を追って~あるくみるきく

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石巻学表紙打合せ

2024-07-29 07:02:23 | デラシネ日誌
4時半すぎミンミンセミのけたたましい鳴き声で目が覚める。セミもあまりにも暑くて鳴くしかないのだろう。5時半家を出て、ベイサイドまでウォーキング。桜道で得意気に囀っている鳥さんを発見。木のテッペンで気持ちよさそうに囀っていた。なんという鳥なのだろう。妻が言っていたがび鳥かな・・・

いつもより1時間早いスタートなのだが、暑い。まだ今日は陽が見えないからいい。
10時半家を出る。代々木で前に入ったことがある庶民的なとんかつ屋さんで昼飯を食べてから、歯医者へ。義歯をまたつくってもらうことになったので、その型取り。来週にはできるという。
歩いて原宿に出る。原宿もとんでもない人。渋谷で2時のアポなので、時間があり初めて入る駅隣接のショッピングビルに入る。涼をとるにはこれしかない。本屋はないかと思ったらTUTAYAがあるので行ってみるが、ここは本屋ではない。本はほとんどなくスタバと隣接。横浜のみなとみらいにあるやつと同じ、こういうところは気持ち悪い。渋谷に本屋がなくなってしまったなあとあらためて思う。
道玄坂の喫茶室で「石巻学」の入稿前の打合せ。表紙は今回は橋本さんの写真があるので、そのどれを選ぶかは西山さんのセンスにおまかせしたい。だいたい使いたいものは決まっているような感じ。
いよいよ大詰めである。今回は橋本さんの写真展にあわせる感じ。もう少しである。
16時過ぎに帰宅。ゴンチチの再放送を聞きながら、主に明日からの石巻行きの準備というか、その前にやらなくてはならないことをやる。考えてみたら来週は浜空の慰霊祭がある。マスコミ向けの案内をださないといけないな。
岡部さんの展覧会の感想を簡単だがまとめる。土曜日は結構入っていたとのこと。日経でサーカスの絵について書いてくれたライターの方が、いろいろ情報をネットで流してくれているようだ。
妻との会話から。
自分「あとは帰って来たらやるから」
妻「え、聞いていないよ、どこかに行くの?なんか荷物準備していたようだけど」
自分「石巻、帰りは金曜の夜」
妻「ふうん」
予定を言うのを忘れていたようだ。こんなもんである。
ということで明日は石巻。
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