デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ビックニュース

2020-01-21 09:40:15 | デラシネ日誌
イカリアン・ゲームのマルチネスブラザーズがモンテカルロサーカスフェスティバルで金賞受賞というビックニュースが入り込む。このアクトはいまは演ずる人も少ないのでいい線いくとは思ったが、金賞を受賞するとは・・・大変な快挙である。
長浜公園までウォーキング。船溜まりの池の渡り鳥は少なくなっているが、ここの池の鳥たちは増えているような気がする。しかし今年はキンクロさんの姿が少ない。金沢総合高校の裏の梅の花がもう咲き始めている。


NHKラジオを聞いていたらタイからの報告ということで懐かしい声が流れてきた。年賀状が来て旦那さんとお子さんと3人でタイで暮らしているということを知って、驚いたのだが、相変わらず元気にがんばっているようだ。
今日もお出かけ。坂道で久しぶりにライオン君が動いているのを見る。一生懸命短い手で顔を洗っていた。

かつての同業者の人に誘われて帝国ホテルでカレーをご馳走になる。現場に戻りなよという。会社を辞めて1年半、自分のことなんかみんな忘れているだろうと思っていたので、こういうことを言ってくれる人がいるのはありがたいことだと思う。

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天下一の軽口男

2020-01-21 06:31:01 | 買った本・読んだ本
書名 「天下一の軽口男」
著者 木下昌樹
出版社 幻冬社(幻冬社文庫) 出版年 2019


単行本が出たときの朝日の書評を切り抜いていたものをそのままにしていたのが最近出てきて、読みたくなり読んだもの。気になっていた理由は滑稽話を生国魂神社の小屋掛けで演じていた実在の芸人米沢彦八のことが気になったからだろう。切り抜きが出てきてくれて、ほんとうに良かったと思う。久しぶりに一気読み、時には涙もこぼしたり、笑ったりして読むなんて何時以来なのだろうと思うぐらい、充実した読書となった。上方落語の祖となったという彦八の笑いをつくるためだけの人生を、幼なじみの女性や、二代目安楽庵策伝や同郷の噺家の人生も織り交ぜることで、実に味わい深い読み物に仕上げている。浪花節的人情ものを際だてさせているのは、幼なじみで子ども時代に興行主もどきをしていた里乃の子どもの時にみたあどけなく笑う姿をみたいということを生き甲斐にしているというのが、とても明快でいいなと思う。なぜ人を笑わせることを自分の生き様にするのか、その問いへの一つでもあり、そしてこの物語の底流にあるのは、序章となる初代安楽庵策伝と二代目とのやりとりででてくる、初代の「人笑わすのは、出世のためでも、名声のためでもない、わしはただ人を救いたいだけなんや」という言葉である。いいものを読ましてもらった。


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