デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ロシア編 サンクトペテルブルグ④

2020-01-13 17:41:25 | サーカス世界漫遊記

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国家が破産する日

2020-01-13 11:18:35 | デラシネ日誌
午前中にデラシネ通信号外を配信。
今日は成人の日らしい。出かけた日ノ出町や伊勢佐木町で着物姿を見かけず。
15時過ぎに図書館。本を返却して予約した本を借りたあと、読売のデーターベースで、船戸さんの「満州国演義」の書評を探す。うる覚えなのだが、ひどい書評を読売で読んだことがあり、それに対する批評を書かないといけないとずっと思っているので、その記事を探しているのだが見つからない。得意の勘違いなのだろうか?結局見つからず。福富町に出て韓国食材屋さんでチャパティを購入後、ジャック&ベティで「国家が破産する日」を見る。韓国映画は事実に基ずいた政治ドラマをつくるのが本当に上手だ。これは1997年の通貨危機とIMFから支援を受けたという事実を基に、政府機関内での対立、大企業を救うためには中小企業が破産しようが、そのために失業者が出てもかまわないという幹部と、国民にこの事実を知らせ、なんとか中小企業の被害を少ないものにして市民を救おうとする実務チームの女性との対立、そしてアメリカの有利なようにことを運ぶために厳しい条件をつきつけるIMFの担当者と韓国側との行き詰まるようなデペートも描き、工場経営者が実際にこの影響のなかで追い詰められる様子、さらにはこの危機を事前に察し、これを自分の利益のために投資しようとする投資会社の若い社員を登場させ、この人物たちの視点を交錯させながら実に骨太に描いていく。韓国の1997年の話なのか、現在の日本の話ではないかと思うぐらい、政府が進もうとする道は似ている。つまり大企業、富裕者への厚い擁護、格差を生み出す体制、つまりアメリカ式資本主義を踏襲することだ。こういうことをいまの日本のマスコミはまったく伝えようとしない、それと重なるようなシーンもでてくる。ただ韓国はこうして真っ向から表現という手段をつかってこんなことでいいのかと問いかける力をもっている。朝日のこの映画評「やはり、自国の政策への批判をはらむ作品が制作できる自由さは尊い」は、いま日本がそういう力を持っていないことを暗示している。
8時過ぎ帰宅。長女が来ていた。それを知ってから、次女から孫娘の元気のいいダンシングの映像が送られてきた。可愛いね。
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