デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

帝国を魅せる剣闘士

2015-12-01 17:33:59 | 買った本・読んだ本
書名 「帝国を魅せる剣闘士-血と汗のローマ社会史」
著者 本村凌二  出版社 山川出版社  出版年 2011

あとがきで著者が映画「グラディエイター」に先を越されたと書いていたが、まさにあの映画の世界をローマ史研究の第一人者が検証したのが本書である。いきなり剣闘士の回想がでてきたのに、ちょっととまどってしまった。なんの説明もなくいきなりだったので、もしかしたら創作なのかとも勘ぐって読んでいた。まるで映画の世界をそのまま再現するような迫力ある回想であった。これは本当の回想であったことがあとがきで明らかにされるのだが、この回想の出所とか資料的価値とかについて専門書なのだから説明があった方が良かったのではないかと思う。
社会史とサブタイトルにうたっているように、ローマが栄えていた時代の一世紀ぐらいから疲弊していく三世紀までの移り変わりのなかで、剣闘士たちが戦いで死んだ割合を見ていくのが、本書の一番の読み所になっていると思う。疲弊がはじまる三世紀にはほとんどの敗者が殺害されてしまうというなかにローマの別な面からの社会史が見えてくる。
恥ずかしい話しなのだが、この本を読んではっと目が覚めたような気がしたのは、ローマを象徴する「パンとサーカス」のサーカスは、サーカス場とかサーカスそのものを言っているのではなく、馬に曳かれた戦車が走る楕円形の競争路(キクルス)を意味するということであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初ヒートテック

2015-12-01 10:26:11 | お仕事日誌
エリック・クラプトンとマラソン大会に出場して、自分がぶっちぎりで優勝するという夢を見た。なんとも幸せな目覚めだった。久しぶりにベイサイドまで走る。帽子・手袋を初めて着用。ちょっと遅れたが日の出シーンにも立ち会う。富士山もずいぶん雪をかぶっていた。家に戻り実家に電話。昨日の検査ではなにも異常がなく、24時には帰宅して、おやじはいま寝ているとのこと。本人が気にした目まいも耳からくるものかもという診断で、本人も安心したようだ。
今日から12月ということもあり、ヒートテックを履いて会社へ向かう。
まだ見れていなかったメールで、ずっと問い合わせていた件について返事が来ていた。無理とのこと、また出直しでやらないといけない。とりあえずクライアントさんに報告。
映像のチェックを続ける。昼飯のあと図書館に本を返却、予約していた本を受け取る。
急に頼まれていた一件でベトナムのコーリャと連絡をとる。了解してもらったようだが、今日中に手配してくれるかどうかはわからない。18時過ぎに会社を出て、神楽坂へ。久しぶりに「ちくま会」。今日のそばは卵とじそば、柚子の香りがワンポイントになっていた。24時前に帰宅。メールをチェック、やはりベトナムからは連絡なし。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2015年12月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

バックナンバー