デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ルスツ編1 誕生祝い

2010-08-27 09:44:09 | お仕事日誌
ジョギングを終えて桜道の近くでストレッチをしていると、こっちの方を携帯で写真を撮っているお嬢さんが。そんなに俺ってカッコいいのかと思っていたら、桜の木でなにか物音が。リスだった。良かったピースなんてしなくて。それにしても桜道でリスを見るなんて初めて。そこまで降りてくるようになったかということか。1時間前に羽田に到着。早すぎたかと思ったら、夏休み最後の週末ということでか、どこもかしこも長蛇の列。早めに来て、良かった。13時千歳着。そんな思ったほど涼しくない。今年は北海道も暑かったらしいからなあ。二回目の途中からショーを見る。相変わらずいい反応。終わってみんなと挨拶。どうも今日は俺の誕生日祝いを口実にみんな集まるらしい。持ってきたギャラを支払った後、いつものようにかかしへ。昨日はトゥイチーの誕生日ということで、かかしでみんな一杯やったらしい。連ちゃんということでみんな疲れているみたい。型通りの誕生日のお祝いのスピーチ、そして女性3人からプレゼントをもらう。今日はチャミソルにしたのだが、結構回ってしまった。昨日休肝日ということもあったのかもしれない。ベットにバタンキュー。

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おれ にんげんたち

2010-08-27 00:43:10 | 買った本・読んだ本
書名 「おれ にんげんたち」
著者 岡本武司 出版社 ナカニシヤ出版  出版年 2004

先日読んだ「渡りの足跡」の中でこの本のことがでており、気になりすぐに購入した。やはり読んでよかった。黒澤明が不遇時代にソ連が金を出し、ソ連でロケした「デルス・ウザラー」の原作となったアニセニエフの本に魅せられたジャーナリストが新聞社退社後、極東にわたり、まさにジャーナリストらしく丹念に取材し、さらにはロシア語も学び、デルスが実在したのかどうか、さらにはアルセニエフが描いたデルスと実在のデルスの間にあるものはと迫っていく。その情熱にまず圧倒される。デルスに魅せられ、アルセニエフに魅せられた著者が追いかけていくなか、ふたりの人間が非常に魅力的に蘇ってくる。圧巻は最終章。アルセニエフが革命後たどる悲惨な道のり、さらにそれに巻き込まれ彼の死後もスターリン制の犠牲になる二番目の妻や子供の道のりをたどり、一番目の別れた妻の子どもが、デルスと過ごした二ヶ月ばかりのことを回想した記録で締めるのだが、この回想記が限りなく美しい。デルスもアルセニエフもこの息子の回想録の中で、さらに美しく蘇る。悲惨なアルセニエフ一家の悲劇を知ったあとだけに、なにか救われたような気持ちになる。
長谷川濬は最晩年訳しつづけていたのがアルセニエフだった。何故か、ずっと気になっていたのだが、この本を読んで少しヒントを得たような気がする。著者と濬さんを会わせたかったなあ。
この著は実は未完成のものだったのをかつての新聞社仲間がまとめて本に仕上げたもの。本になって良かったとつくづく思う。いい本である。


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