デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

カザフ出張第五日

2007-06-12 08:57:29 | お仕事日誌
9時すぎに目がさめ、トイレに行こうとして茶の間を通ったら、ローマが横になっている。昨日はここで寝たらしい。シャワーを浴びているあいだに、ローマがパソコンで今日提出する荷物リストを作成。この間イーリャとテレビでやっていたメロドラマを見る。最初はなんということなくただ見ていたのだが、めちゃめちゃ単純なラブストーリーにはまってしまう。ローマはメンバーに電話しながら、リストを完成させていく。イーリャがサーシャの奥さんに呼ばれる。最後どうなったか教えてねと言い残しイーリャは、サーシャの部屋に。思いがけないどんでん返しのエンディングに唖然としたが、ハッピーエンドだったのは救い。どうやらローマのリストは完成したらしい。昨日頼んでおいた日本のカーゴ会社からの連絡を待つが来ないので、こちらから電話。昨日の状況の説明。そういう事情であれば、申し訳なかったし、カザフのカーゴ会社を通じて、ほかのエージェントと組んだ方がいいだろうということになる。12時過ぎに昨日のカーゴ会社へ。成田までとルスツまでの二通りの見積もりを出してもらうに依頼。
サーカス場に寄って、変身マジックをする女性アーティストと面会、ビデオを見せてもらう。去年タシケントで会った、舞台サーカスのディレクターパーシャとばったり。出張でこっちへ来たらしい。3人でタクシーに乗り、セサミ劇場という着ぐるみ人形劇団のマネージャに会いに行く。ここで食事をとりながら映像を見せてもらう。マネージャーのアンバールは、元サーカスの芸人さんらしい。日本公演も興味があるが、日本のなにかユニークなショーをカザフでオーガナイズしたいという希望もあるようだ。パントマイムや、日本の和妻の話しをしたらとても興味をもったようで、すぐに映像資料を送ってくれということになる。近々モスクワに行くというので、いまカスチュークのサーカス場でやっているショーに日本のアーティストがでていると言ったら、ぜひ見に行くと言ってくれた。

アルマトゥイサーカスの団長から連絡、今日20時に一緒に食事をしたいとのこと。いったんローマの家に戻る。歩いて戻ったのだが、道々ローマの最初の奥さんとの別れ話の原因を聞かされる。なんでも最初の子供を出産してまもなく、奥さんの実家にいったとき、奥さんのお母さんから誘惑されたことがあり、それが一度ならず二度もあり、それを奥さんに告白できずにいたのだが、三回目に誘惑されたとき、お母さんを蹴っ飛ばし、それが原因で仲がおかしくなり、別れてしまったという。いろんなことがあるものである。
部屋に戻ると、イーリャが先日撮ったショーのビデオが、みんな遠くから撮っているせいで、あまり出来のいいものではないという。実際見てみたら、確かに三台で撮っているが、みんな遠くから、しかも三脚でスイッチオンで撮りぱなしなので、雰囲気はわかるのだが、質としてはいいものではない。しかもバンブーの芸は、照明が逆光になり、フレームから外れている。穴があったわけだ。これだったら抑えでも自分でビデオを撮るべきだった。いまさら言っても遅い。自分が見たときのものではなく、ほかの日にやった公演を撮ったビデオがあるはずなので、これもダビングしてもらうことにする。
19時半団長から電話、近くまで車で迎えに行くとのこと。奥さんも一緒だった。山のふもとにあるリゾート地にあるレストランに案内される。日本のレストランもあったが、せっかくなのでカザフレストランへ。ヨールトの個室で食事。またウォッカである。23時すぎまで一緒に飲み食べる。会計を待っている間に日本レストランの看板をみていたら、ここには日本にあるものはなんでもあるし、エーデルワイスも咲いていると書いてあるのにおもわず苦笑。桜の間違いなんだろう。
帰りは一滴も飲まなかった奥さんが運転、家まで送ってもらう。イーリャがダビング作業をしていた。写真のディスクと、ビデオのディスクがすでに用意されていた。また今日もウッォカ攻め。この3日間胸痛がはげしいし、首も痛い。もうこのへんが限界である。

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