第148回配信です。
東島誠「「幕府」論のための基礎概念序説」(『立命館文学』660、2019)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/rb/660/660PDF/higashijima.pdf
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はじめに
Ⅰ 「関東幕府」もしくは「東関柳営」
ⅰ問題の所在―東国国家論 ・ 権門体制論における 「幕府」 呼称の問題
ⅱ武家政権としての「幕府」用例
ⅲ「関東幕府」と「東関柳営」
ⅳ小括―「室町幕府」概念の放棄
Ⅱ歴史学におけるヴェーバー受容の可能性
ⅰ問題の所在―佐藤進一はいかに誤読されたか
ⅱ一九六〇年代初頭の丸山眞男と石母田正・佐藤進一(※2011)
ⅲ古代史研究と中世史研究の現在(※2011)
おわりに
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カテゴリー:東島誠「「幕府」論のための基礎概念序説」
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/c/0be1a4629b0f45baa21f23c42052a260
二、「はじめに」
與那覇潤・安冨歩・東島誠のトライアングル〔2019-07-09〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/6a7a3820d4cc5c44d40c529c94d36cf8
安冨歩・東島誠・桜井英治のトライアングル〔2019-07-10〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/26d8495214eeb63a56d47cde4d89a744
三、「問題の所在―東国国家論 ・ 権門体制論における 「幕府」 呼称の問題」
『「幕府」とは何か』
p37
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ちなみに、私がこのことをさきの論文で発表したところ、東島は渡辺浩説を肯定して「幕府」という言葉を使うべきでないと主張している、などというネット上のご批判がある旨を聞いて、驚きをはるかに通り越して、唖然とするほかない。その手の論客たちは、渡辺説の要諦をさえ誤読している時点ですでに論外なのだが、それだけでなく、私の論文はそもそも渡辺説を批判して、「幕府」という語を正当に使用する道を拓いたものである。いったいいつ渡辺説を肯定したのか。昨今幾人もいるらしい歴史系ネット論客たちのリテラシーとは、所詮その程度のものなのか。
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渡辺浩『東アジアの王権と思想』に安易に依拠してよいのか。〔2019-07-12〕
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/70bc57994e17dc4477d1670b229c9396
私は「東島氏は学術概念として「幕府」を使うべきではないという東大名誉教授・渡辺浩氏の提案を肯定的に紹介」と言ったのみ。
渡辺著は「幕府」論以外にも問題が多い。
カテゴリー: 渡辺浩『東アジアの王権と思想』
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/c/2d695da8c56b4f9cf60bc0b6fa0f530b
>唯我独偉(誠)、唯我独畸(歩)、唯我独鬱(潤)の唯我御三家
わはは。
潤氏が一番まともで、誠と歩はほぼ同レベルの「盟友」みたいですね。