学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

「悪魔の愛宕」

2011-03-02 | 中世・近世史
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 3月 2日(水)00時52分51秒

服部英雄氏の「フロイス『日本史』Ⅴ部80章・・・松田毅一・川崎桃太翻訳の検証」という論文がpdfでアップされていますが、「秀吉が徴発して豊後開墾に動員しようとしたタンゴ(正しくは愛宕)の陰陽師のもとにいた乞食の人数」は松田・川崎訳の100人ではなく、800人だそうですね。
『イエズス会宣教師が見た日本の神々』でも愛宕についてかなり長文の引用がありますが、史料が極端に少なくて実態が掴みにくいとされている愛宕信仰について、キリシタン関係史料は貴重な貢献をしているようですね。

https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/18350/3/Frois.pdf


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『イエズス会宣教師が見た日本の神々』

2011-03-02 | 妙音天・弁才天
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 3月 2日(水)00時10分16秒

>筆綾丸さん
私にとっても、彌永信美氏の洗練された文章の後に釈徹宗氏の油っぽい文章を読むのは、ちょっとした苦行でした。
今日は同じく彌永氏の「キリシタンをめぐる三つの『背景』」で紹介されていた『イエズス会宣教師が見た日本の神々』(ゲオルク・シュールハンマー著、安田一郎訳、青土社)を読み始めましたが、これは異常に面白いですね。
後で少し引用してみます。

http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%A4%A5%A8%A5%BA%A5%B9%B2%F1%C0%EB%B6%B5%BB%D5%A4%AC%B8%AB%A4%BF%C6%FC%CB%DC%A4%CE%BF%C0%A1%B9



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