学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

Sir Tom Stoppard

2009-09-15 | 映画・演劇・美術・音楽
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 9月15日(火)23時47分21秒

>筆綾丸さん
5月に『桜の園』の日本語訳・英訳をいくつか読み比べてみましたが、Tom Stoppard訳は読みやすかったですね。

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1937年、チェコスロバキアのズリーンのユダヤ系の家系に生まれ、トマーシュ・ストラウスレルと名付けられる。医者だった父親は、ユダヤ人迫害の懸念が強まりつつあるチェコを離れ、1939年他のユダヤ系医師らとともに家族を連れてシンガポールへ転居した。1942年、一家は日本に攻撃されるシンガポールを離れ、今度はインドへ転居した。この脱出行のなかで父は死去した。トマーシュはインドのダージリンでイギリス式の教育を受け、母はインドで英国陸軍少尉ケネス・ストッパードと再婚し、トマーシュも義父の姓を名乗ることになり、トム・ストッパードと名乗るようになった。一家は1946年、イギリスに転居した。

http://en.wikipedia.org/wiki/Tom_Stoppard

わずか9歳までの間にこれほどの経験をしたというのは、激動の時代を考慮しても、やはり驚きですね。

The Coast of Utopia は、ご紹介のBunkamuraのサイトには、「激動の19世紀のロシアを舞台に、若き知識人達が、理想の社会を求めて他の地へ。挫折や絶望を経験しながらも・・・。やがて培われた熱い思いは彼らから子供たちに受け継がれていく30年以上に渡って展開する壮大な歴史ロマン」とありますが、少し検索してみたら、

Set in the mid-19th century in Russia and Europe, the trilogy follows a group of friends who come of age under the Tsarist autocracy of Nicholas I.
Among them are the idealist and anarchist Michael Bakunin who was to challenge Marx for the soul of the masses; Ivan Turgenev, author of some of the most enduring works in Russian literature; the brilliant, erratic young critic Vissarion Belinsky; and Alexander Herzen, a nobleman's son and the first self-proclaimed socialist in Russian history, who becomes the main focus of a drama of politics, love, loss and betrayal.

http://www.nationaltheatre.org.uk/The%20Coast%20of%20Utopia%3A%20Voyage+1334.twl

ということで、バクーニン・ツルゲーネフ・ベリンスキーらが登場するんですね。
まだ多少空席があるようなので、少し迷ってしまいます。
コメント
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