キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

BOクルージング

2017年11月07日 | Weblog
昨夜は酒を呑んだにも関わらずぐっすりと朝まで眠られた。
そのためか寝起きがいい、加えて昨日のトランプの言葉じゃないがbeautiful dayだ。

何時ものように雨戸を開けて風呂に入ったが、昨夜一緒に酒を呑み早々に寝た妻が、卵焼きを作っていた。
昨夜のけんちん汁を温めていたので、豆腐を入れ、葱は切ってもらった。
焼売を温め、さつま揚げを焼いて朝飯にした。
母がさつま揚げを好むので朝はこれを焼いて出すことが多いが、遺伝なのか私も好きなんだな、飽きない。

午後、にぎわい座で久し振りに落語を聴くので、10時過ぎの電車で大船まで行き松竹撮影所跡のBOに寄ってから、桜木町へ行き「福家」で入場券をうけとりにぎわい座へ行く。
12年前から福家に通い、今の所へ移ってからは酒友と共に毎週のように通っていた。
いつの頃からか日曜日のにぎわい座の券をいただくようになり通ったがプログラムをとってあるのでかなり厚くなっている、多分4,5年は通ったのではないか。
酒友が横浜を離れ、私も4月から隠居したので、「福家」との縁もだんだん薄れてきたが、先日女将から電話があり、券をいただくことになった。
昔の馴染みの誼でこうやって声をかけてもらえるのは何ともありがたいことだ。

美しい日の大船を松竹撮影所跡まで歩き本を眺めたが、目ぼしい本がなく、四方田犬彦「モロッコ流謫」ちくま文庫 2014年を買う。

関内で降りて伊勢佐木町BOに行き、わずかな時間であったが本を眺める。
三浦哲郎「おふくろの夜回り」文藝春秋2010年を買う。
この本は持っているが状態のよい単行本なので欲しくなった。
本を撫で回して楽しむためですね。

福家に行き券をもらい、にぎわい座へ行くが、ウイークデーなのに思いの外混んでいて吃驚した。
最近の落語人気はいよいよ本物らしい。

落語はあまり感心するものがなく、中入り後の若い林家たけ平の「金色夜叉」が三平の流れを踏襲した小話を入れ笑わせながらの新作でよかった。
次の色物の俗謡の桧山うめ吉が小粋でよかったね、三味線の三下がり、二上がりがどういうことか分かった。
帰りに一緒になったので、地毛で日本髪を結ってるのを誉めた。

福家の5時開店まで間があったので、美濃屋であられを買い、伊勢佐木町まで行き有隣堂で新刊を眺めた。
野毛に戻り福家で燗酒2本を蛸ぶつと貝を肴にして呑んだ。
女将と近況を話して一時間ばかりいて出た。

桜木町から横浜に出て、茅ヶ崎で下車してBOに寄ったが、庄野潤三の講談社文芸文庫が108円で7冊並んでいてくらくらした。
特に「ザボンの花」2014年は、子供の頃に母が毎月買ってくれた少年少女文学全集で配本されたのを10年前に妻が勝手に処分してしまったので欲しかったのだが、この文庫が1,600円、たしかみすず書房のが2,400円と高額でどうにも手が出なかった。
この講談社文芸文庫が出た2014年には、八重洲ブックセンターで1時間ほど店内の読書テーブルで読んだなあ。
全部買ってもよかったが、もう一冊だけ既に持っている名作「夕べの雲」1988年1刷 2011年36刷を買い。
他に東雅夫 加門七海「ぼくらは怪談巡礼団」kadokawa 2014年、「植草甚一の芸術誌」晶文社 1994年を買う。

「どじょう」か「まぶや」か聡の所へ寄ろうかと思ったが、グッとこらえて帰ってきた。
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