キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

AOCワイン

2018年01月06日 | Weblog
昨夜9時には寝ていたので1時20分に目が覚めた。
ベッドの中でblogを書いてアップして、本でも読もうと思い高平哲郎を手にとったが、裸のままだったのでブックカバーをしようとベッド脇の本の山から合成皮革のかかった本を引っ張り出したら池部良の「風クラシック」文藝春秋 1996年で、ちらっと覗いたら「AOCワイン」という気になる題のコントがあったので読んだ。
こんな話だ。

70才になって開いた同窓会に、小山田が高価なAOCワインを持ってきて、こういったワインを飲んだ後に、ただ美味かったでは失礼だ、例えば「知性豊かな仏熟年女性が中国庭園に立っているようだ」と賛辞を言うのが礼儀と講釈を垂れた。
そうしたら同級生の安田が茶碗に一杯グイッと呑んで「うめえじゃねえか、61才の処女の婆さんが風呂屋の仕舞い湯に浸かって中でズロースを洗っているみてえな感じだな。じゃなかったら、小山田の19才の孫娘が3人目の男と寝た後の布団に頭を突っ込んだみたいな感じだな」と言った。
たちまちテーブルを乗り越えた小山田は安田の首を絞め大喧嘩になったが、僕は用があると先に帰ったからその後の始末は知らない。

その後、睡眠時間が短すぎるので寝ることにしたが、この鼻持ちならないワイン通を皮肉ったコントが面白くて、思い出してはニタニタしてしまい上手く寝つかれなかった。
4時前に灯りを点けて本を読むことにしたが、昨日から出だした咳と鼻水が、いよいよ酷くなってきた。

朝起きてみるとやはり鼻水が出て熱っぽい、熱目のお湯に入って、滅多にしないが髪にドライヤーをかけて乾かし、暖かい格好に着替えた。

朝飯はおでんと鱸の塩焼きを食べて、10時になったので散歩に出たが、ひじょうに寒い陽気で、身体が芯から冷えてきたが、歩いていると暖まってきた。

杉山のバアサンのところへ様子を見に行ったが、店のシャッターが閉まり、母屋も雨戸が閉まっていて、部屋で寝ているようだった。
秦野の豆腐の販売が果たして出来るのだろうか。

ヤオマサでは魚が入荷していて、ようやく普段の調子に戻っていた。
ヤガラを3尾鍋用におろしてもらい、昼に鍋焼うどんが食いたくて、冷凍饂飩、鶏肉、油揚げを買い、他にバタピー、落花生、ヨーグルトを買った。

昼は家族がバラバラに好みの飯を食った。
下の息子が平塚で麻婆豆腐を食べ、上の息子が外でインドカレーを食べ、妻が昨日から煮込んでいた自家製カレーを食べ、僕が鍋焼うどんを作って食べた。
母もデイサービスで施設での昼食だった。

プレシネを久し振りに観た。
時代劇の「蠢動」で因幡藩の騒動、藩を守るために個人が犠牲になる良くある話だったな。

映画が3時前に終わり、6時に晩飯に起こされるまで寝た。
ヤガラの鍋とハム、おでん、酢蛸があり、妻が「玉乃光純米吟醸」の一升瓶を買っていていて、最初冷やでそのあと燗で飲んだ。

金曜夜はテレビだ。
「美の壺」牛肉、洋館、新橋芸者、化学染料の着物、美人コンテスト、女子の袴、七宝焼、京薩摩など文明開化150年の特集だった。

「新日本風土記石狩川」アイヌ、鮭、空知の稲作地帯など流域の文化などが紹介された。
30年前に初めて札幌へ行き、石狩川の近くで鮭料理をご馳走になったが、あれは何処だったのだろうかと思ったりしながら観た。

「女子的生活」若い人達が些細なことに気を使って生きているのに、疲れるだろうなと同情した。
トランスジェンダーの男の子が主役でちょっと面白い。
横浜中華街にハッピーストリートがあった頃、向かいから来た美人にいきなりキスをされ、驚きながらも嬉しかったが男だった。
綺麗なら男の子でも抵抗もなく、けっこう好きなんだな。
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