キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

オントレード・マーケットへの進出

2008年01月10日 | Weblog
酒の呪縛から抜けられず新春の野毛に繰り出し、福家で純米を燗につけてもらい、芹胡麻和え、独活ぬた、菜の花おひたし、寒鰤、佐島の蛸、泥鰌柳川を食し、さらに鳥伊勢で大関の樽酒燗の茶碗酒で皮、やげん、つくねをさらに胃の腑に追加し上機嫌で帰宅いたしました。

どうしてワインを口に出来ないのだろうかと少しは反省の心もあり考えてみたのですが、私は酒が飲みたいんじゃなく、好みのものを喰いたいんだというところにたどり着きました。新春に似合う肴として、菜の花、独活は避ける事が出来ませんし、寒鰤を食さないわけには行きません。春告げ魚の細魚は次回に思いとどまったものの、これらの肴にワインはいかにも不釣合い。じゃあ焼き鳥にワインを飲めばいいんじゃないかとのご指摘も当然出てくるはず、言われればそのとうりで、塩を振った比内地鶏にボージョレなんかとても合いそうです。しかしながら、どうせボージョレ飲むならモリエールのボージョレ・ヴィラージュ2004を合わせてみたい、いや合わせなければイサベル、ブルーノに申し訳が立たない。となれば店のワインを注文するより、酒を燗で頼んでおいたほうが良心に呵責を感じない。これが健全な見識を持った大人の意識の流れです。

せめて横浜の飲食店には当社のワインを納入しておかなければ、外でワインを飲む機会が生まれません。アグリの今年の課題は、オントレード・マーケットへの進出。きっと近いうちに、野毛にも我が横浜ワインコレクションのワインが納入され、鰻の白焼きにオリビエ・トリコンのシャブリ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ、つくねのタレにジャン・フィリップ・マルシャンのピノ・ノワールなんて組み合わせで楽しんでいる事でしょう。しかし初夢とははかないものと相場が決まってはいるようです。


コメント
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