キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

元旦

2008年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

新春の湘南は日本晴れ、雲一つ無い風の無い穏やかな一日でした。午前中お天気につられ国府の六所神社まで散歩し、お札をいただき初春の海に出てみました。大磯方面から見た海岸がどの様になっているんだろうと興味を大いに持ったのですが、波消しブロックと波消しの石袋が積まれ、遠く小田原まで見渡せた砂浜は見る影も無く、新春早々悪いものを見てしまいました。この分だと二宮海岸、袖ヶ浜は私が生きているうちには砂浜が蘇る可能性はなさそうです。砂浜を蘇らせる工事方法だと今の数倍の費用が掛かるでしょう。土木建築家の学生には、今後構造力学や費用見積もりなんかより、美学の時間を多くしてもらうと助かります。

昨夜は紅白歌合戦を最初から最後まで見てしまいました。何十年ぶりのことでしょう。とても面白かったです。阿久悠さんの遺言みたいな言葉を思いながら皆さんの楽曲を聞いていましたが、昭和歌謡は個人のケースを意識的に一般化するために多くの人に支持され、平成歌謡、Jポップと言うんですかね、これは個人のケースを一般化しないために、共感が限られ少数の人に強く支持される傾向があるのかなあと思いながら楽しんでいました。少数の人といっても年齢層が限られた可也な数の人達になり、世代間の断絶を強くする傾向が強くなるのかもしれません。しかし平成のJポップは我々の頃に比べて抜群にギターでもキーボードでもドラムでも上手いやつが多いですね。機械の進歩のせいもあるかもしれませんが、音も抜群に良いです。その中でおじさん連中が良い音出して頑張ってたのが、“ルビーの指輪”でした。群を抜いて凄かったですね。

若い人達の方が断然優れた部分に、おじさんたちが持ってる凄さが上手くかみ合って、特別凄いものが出来上がる年になると良いですねえ。平成ももう20年です。そろそろはっきりとした特色が残っても良いような気がいたします。


コメント
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