キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

味音痴には気をつけろ

2024年07月10日 | Weblog
11時前に家に帰ると妻が寿司を作っていた。
冷蔵庫に海老や〆鯖などのタネがあったので、ちらし寿司を作るつもりなのだろうと思っていたが、やはりそのようだ。

横浜の会社に通っているころは、週に2回は寿司を喰っていたが、多分食い物の中で寿司が一番好きだ。
次が蕎麦で、その次が鰻か天婦羅となると、昭和のジジイの典型だが、住んでる町に、この4つのいい店があったら幸せだよね。
二宮はかつてはいい寿司屋が数多くあり、近在から人が喰いに来るほどだったが、現在は全て店を閉じてしまって、気軽にまっとうな寿司が喰えない。
この7年、平塚、小田原、秦野と色々寿司屋を回ってみたが、値段と品質ともに気に入った寿司に出会っていない。
ところがひょんなことから、車で15分の母が生まれた町に、良さそうな寿司屋があることが分かり、情報を収集した。
親方と奥さん二人でやっていて、仕入れは親方が豊洲へ行っているらしい。

まず、寿司屋はカウンターとテーブル1,2個で、せいぜい十数人が入れるような小体な店で、夫婦でやってなけりゃ高くなっていけない。
最近は相模湾の朝どれの魚を売りにしている店が多いが、入荷が不安定で、コンスタントにいい魚料理を出すのが難しい。
相模湾の握りを頼むと全体が白っぽい鮨になり、味のヴァリエーションが無く、思いの外美味くないものなのだ。
それに、相模湾の朝どれの魚なら家で食べているから、外でカネを出して食べたくないってのもある。
たいがい法外な値段がついている。
二宮にある評判の高いその手の店では、本当に魚の扱いを知ってるのかと思えるような調理の魚を、ベラボーな価格で出している。
移住者やネットで高評価を聞きつけた味音痴がやって来て、写真を撮ったりして誤情報の上書をする。

まあ、仕入れた情報もSNSからだから、実際に行って食べてみない事には始まらないが、今日の昼が寿司となると、少なくとも2,3日は間を開けないと嫌味になるだろうなあ。
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