キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

変わり映えしない今年の目標

2008年01月07日 | Weblog
今年の休みの具合は中々いいですね。株式会社アグリも昨日まで休みが本来の姿でしたが、臨時に4日事務所を開けて新社名のトラブルを避けるために対応いたしました。そうは言うものの昨年来の疲れもたまっており土日の休みが良い休養になりました。矢張り人間たまにはまとまった休みが必要です。本日は体調万全でやけに調子よく出社してまいりましたが、東海道線の事故で出勤にやけに時間が掛かってしまいました。

今年も積読の悪癖が引き続く事を多少懸念して、机に積んであった今年購入の古書五冊の内「うらなり」と「外道の女」は読了し、「雪国遊び」に取り掛かっており、消化率50%を達成し、比較的心穏やかにスタートを切っております。思えば昨年初に誓いを立てた年間200冊読了の目的は、どうにか達成いたしました。それでも書斎に未読の本が積まれているところを見ると、昨年は400冊くらい書籍を購入してしまったのかも知れません。実に無駄です。今年は購入を控えて積んである書籍をやっつける事を目標にしたいと思います。まあ、読書などというものは量が問題ではなく質が問われるのが本来の姿ですが、浅学の私には質より量が相応しいので、今年も200冊読了の目標を掲げる事にいたします。
清酒を止めてワインの奥義を究める目標は、清酒が辞められなかったものの、ワインの研鑽は多少前進したように思います。スペインのカヴァ、フランスのブルゴーニュ、イタリアのピエモンテは、現地で飲みまくったせいもあり多少その大まかな姿についてつかめたような気がいたします。今年も引き続きワインについては研究を重ねて行きたいと思います。清酒についても、和の素材と料理がミッシェラン東京版が昨年末に出たことにより、メジャーな課題になってきたと思います。繊細な味わいについての世界的な評価の枠組みが出来てきたと思いますので、我々日本人はもっと胸を張ってこの事を考えてゆく必要があると思います。

中華料理についての研究は、中国に行く機会が無く、横浜中華街と野毛裏中華街で食することに終始し、日本人向けにアジャストされた味わいについての経験を深めたに過ぎません。今経済的にも最も注目されている中国の食文化に触れることは、今後より重要な課題になる事と思います。出来るだけ時間を作って現地に行き、喰えるだけ喰って見たいと思います。紹興酒が食中酒として思い浮かびますが、広い中国そんな単純な組み合わせではなく、料理があれだけ多様ですから、酒も多様性を持っているはずで、事実金瓶梅を読んでおりますと、聞いたことも無い酒が随分と出てきます。詰まらん近代化に毒される前に出来るだけ地域固有の酒に触れてみたいですね。

今年も遠大な目標を掲げ、また年末に反省をする事になるかもしれませんが、大志を抱かなければ物事の実現は無いわけで、人にほら吹きといわれようと志だけは曲げないようにしたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする