キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

新春の横浜を歩く

2008年01月08日 | Weblog
4日はまだまだお休みモードで、関内の街も買い物客でにぎわっておりましたが、さすがに昨日の昼はサラリーマンが連れ立ってそぞろ歩いておりました。寿司屋もようやく始まりお決まりの駒へ出かけましたが、初日だけあって親方職人の皆さん気合が入っていて、そのうえ赤貝、帆立、烏賊、蛸、こはだ、鮪と間違いなく今朝築地から届いたネタ、やけに美味かったです。こはだの酢〆の具合も好みの軽め、鮪は多分大間を初荷でひいたものと思われ、赤身の舌触りといい濃厚な風味といい格別でした。左隣のカップルは特上、右隣は五名様でいらしていて、社長と目される初老の紳士が先に来て、密かに部下の皆さんに握りをダブルで注文なさっていたようで、一人前食い終わった後にもう一人前目の前に出され皆さん驚喜しておりました。高額メニューのお客様がいたり、遊び心のあるオーダーをするあたり、景気の良かった正月を思い起こさせるような雰囲気でした。私達だけ何時ものちらしをいただきましたが、色を付ければよかったかなあと思った次第です。

伊勢佐木町の賑わいも平常に戻ったようですが、年始用に鼠の可愛いお菓子を買おうと思って、向かったみのやが閉まっていたのでがっかりでした。ここも女将が日頃から和服を着て奥に鎮座している中々風情のある老舗和菓子店ですが、初春にその姿を見ておきたかったですね。まあ、今日も行くんですがね。

今年の課題のイタリアワインのために、有隣堂5Fで「小学館伊和中辞典」を購入。今まで高額なのと猫に小判ちんぷんかんぷんなので購入を控えていたのですが、そうも言ってられなくなりました。帰りに3Fに寄り、やってはいけない積読用書籍「私の出あった落語家たち」―昭和名人奇人伝―宇野信夫著を求めてしまいました。書店には理由の如何を問わず近寄ってはいけません。でも、この書籍はどう見ても、伊和中辞典より先に目を通す可能性が高いですねえ。ワインより落語のほうに欲望を持ってしまうようではワイン業者としては失格です。佐々木毅「君主論」寿岳文章「神曲」てな処に食指が動くようでなければローマへの道遠しです
コメント
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