五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感の出し方

2016年10月23日 | 第2章 五感と体感
不安感の出し方2016年10月23日

「私自身、不安な事は何もない」と言われると、返ってその人の不安感の出し方に関して、その言葉を一旦受け容れつつも、私自身が警戒する態勢に入ってしまいます。職業病と言えばそれまでですが、プライベートなお付き合いでも、人間の持つ本質である不安感に興味を持たない人の不安感の出し方は、自分の不安感を受容している人に比べると、驚きの対象になるケースが多いようにも思います。

太古の昔から、外敵にやられないよう自分の生命を守るために生き延びてきた生物が進化し、人間となり、今に至っています。
「こっちに行けば、危険だ。
あっちに行けば、安全だ。」
というような振り分けは、原初感情という「怖い・怖くない」たった二つの感情から成るのだと学びました。

人は学習する記憶と力を持ち携えています。
失敗した経験が何度かあれば、同じ事で間違いが無いよう学習して安全な方向に向かっていけるようです。
自己防衛ということも、同じです。
ですから、「私は不安な事は何もない」と言われる方がいらっしゃると、太古からの長い歴史の原初感情を無意識の中に入れてしまうほど不安感が蓄積し、意識に上がらない状態の「抑圧」となってしまっているのだろうか。。。という疑心暗鬼の心が私に芽生えてしまうのです。

こっちの水は苦い。あっちの水は甘い。
はてさて、どちらを選べば、自分は生き延びる事ができるのやら・・・。
そんな岐路に立った時の自分の不安感の出し方はどんな風なのか。
気恥かしい気持ちもありましょうが、一旦自分の傾向に気を止めてみるのもよいかもしれません。

「私は大丈夫~♪」と鼻歌を歌いながらも不安な事があると血圧が一気に上がる母の気を鎮めに行くのも昔からの私の役目、と、思いつつ、長年の役割が変わらないと思うと、原初感情のパターンの自己学習は余りなされていないということになりますね(笑)それも人間らしさ、ということなのでしょうや。

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江戸表具を愛する会作品展示
場所:銀座プロムナードギャラリー 「銀座三越~東銀座地下道のショーウィンドーギャラリー」にて
日程:10月15日土曜日午後~11月13日土曜日午前
私は、子供の晴れ着古裂でしつらえた掛け軸を展示。会のテーマで仕立てた掛け軸も展示中。
銀ブラついでにご覧くださいませ。


表導会 50展
11月14日日曜日午後~11月24日日曜日16時まで
有楽町&銀座 東京交通会館の一階ギャラリー パールルーム

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勉強会予定:
ユースフルライフ研究所 公開講座
11月1日火曜日 腰越勉強会
11月15日つつじヶ丘勉強会


NPOキュールの勉強会
10月28日金曜日 東急セミナーBEたまプラーザ校
11月18日金曜日 東急セミナーBE雪谷大塚校
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