五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

幸福と思う

2015年07月17日 | 第9章 愛
幸福と思う2015年7月17日

国の行く先に強い不安感を感じ、オリンピックについても本質的なことが置き去りにされているように見受けられ、そしてその問題を逸らすように台風が日本を横断中。各地の被害が気になるところです。

先週、春から面倒を見ていた伯父が亡くなりました。そろそろ寝ようかと思う時間に呼び出され、最終電車にぎりぎり間に合いホームに到着しました。
死に目に会うことはできませんでしたが、静かに眠りに着いた伯父の姿に安堵しました。
私の到着を待ってドクターが時計を見てくださったので、診断書の時間と息を引き取った時間には3時間ほどの誤差がありましたが、診断書に記入された時間を私が到着した時間と一致してくださり、時間の誤差から生ずる親族の罪悪感が軽減されることに、法の中における配慮に暖かさを感じました。
これからホームの生活を愉しもうと張り切っていた矢先、あっけなく逝ってしまったので、最初は渋々面倒見る羽目になったという思いがありましたが、段々と覚悟し楽しむ気持ちが湧きあがってきた私自身、何だか伯父に取り残されたような気分になりました。
とはいえ、当の本人は、亡くなる当日の昼間に大学時代からの兄弟さながらの親友が大好物の南部せんべいを持って見舞いに来てくださり、心地よい興奮と幸福感を持ちながら眠りに着いた次第なのです。
心地よい興奮が心拍数を上げて、命を閉じることになったとしたら、ほんとうに大往生であろうと、感謝しています。本人は喜びの内に眠り、天国に真っ直ぐ逝ったという解釈は、たぶん間違いではないと思います。
亡くなる前日に設置されたばかりの冷蔵庫の上に置かれた南部せんべいの袋をを見て、「この年齢でこんな硬いものを食べちゃうんだ。。。」と、遺体を覗きこみながら冷やかしつつ、幸福と思う伯父に最期は悔い無し、と、確信しました。

幸福感という興奮の内に命が閉じられるならば、それを私も叶えたいと願います。

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