五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

幸福の条件と幸福感

2017年06月02日 | 第2章 五感と体感


幸福の条件と幸福感 2017年6月2日

「自分の幸福の条件と幸福感を言語化する。」
このお題が勉強会でのテーマになることが時々あります。

私自身も、幾度もこのテーマで、自分の幸福の条件と自分の幸福感を意識に上げることをしてきましたし、未だに、自問自答しています。
何か、事が起きた時、双方を意識化して、自分の感情を意識化したうえで、自分の幸福のための条件を整えていくよう心の整理をつけることが、昔よりは整理しやすくなってきたように思います。

幸福の条件ばかりを追い求めていると、いつしか自分の感情ばかりか、身近な人の感情までも支配しかねません。
特に親子関係であれば、子も親も逃げ場がありません。
幸福の条件ばかりに気を向けることで、段々とほんとうに湧いている感情が、見えなくなることもありそうです。

一方、自分の幸福感ばかりを追い求めると、いつまでも自分の感情ばかりに支配され、他者を見据える力や社会の中で生き抜く術が育ちにくくなることもあるようです。

最終的には、自分の中にある幸福感を大切にしたいものですが、そのためには、幸福の条件というしがらみと対峙しながら自分自身が自問自答するしかないようにも思います。

「常に幸福感ばかり優先する。」
「常に幸福の条件ばかり優先する。」
一方に固執するよりも、自分の幸福の条件と幸福感を心に上げられる柔軟さがあったほうが生きやすくなるかもしれません。
人生の時期によっても、優先順位が違うでしょうが、自分の感情にある幸福感がどんなものであるかを意識化し、幸福の条件に振り回され固執することから解放されると、いかに楽になるかを知っておくことも、知恵の一つのようです。

親が子育てする中、幸福の条件に固執することで、子供自身が幼いころから感情を抑圧していくと、それが思わぬところで身体症状に表れたりします。
子供は、どんなに幼くても親から好かれるために自らバランスを取っているのです。
人を育てることは、自分自身を育ててこそ、成されていくものかもしれません。


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