五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

同一化を楽しむ 

2016年09月12日 | 第2章 五感と体感
同一化を楽しむ フロイトの14の防衛機制⑪ 2016年9月12日

同一化 自分一人では不安なので、自分以外のものと自分が融合したような一体感を持とうとする事。例 同類相憐れむ。テキストP96

同一化の理論を知ったことで、自分の傾向を気楽に達観的に捉える事が出来るようになったと思います。
朱に交われば、それなりに赤くなり、特に自分好みの人との付き合いや、好きな事柄に触れていると、自分が自分らしくあるように感じられ、自信にも繋がります。
逆に自分とは違う環境に身を置いたり、心地悪い人間関係の中で自分らしさを見出そうとしても、嫌な感情に阻まれ、自分らしさからどんどん遠のいてしまいます。
「同類相憐れむ」ことは、今の自分に大切な精神情動の表れ(現象)でもあるのです。
良い悪い関係なく、倫理道徳関係なく、今の自分の属している環境が心地よいか悪いかを測る時に、自分の同一化の傾向を再考してみるのもより良く生きるためを見出すきっかけになるかもしれません。

心地よさばかりを求めても、求めているものに辿り着くわけではありませんし、嫌な事を回避してばかりいても自分の役割が果たせるものではありません。
自分の生き方を意識する事は、かなりの経験を積んでいかなくては、見えてこないようにも感じますし、結果的に長年かけて自分が選択してきた同一化を意識化してこそ見えてくるもののようにも思います。

自分の内に在る頑なな思い込みの「同一化」に拘る事よりも、自分の内に自然と育まれた「同一化」が多ければ多いほど、多様性の受容に繋がりそうです。
人生を楽しむ事と同一化を楽しむことは同じことかもしれません。

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