五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

反動形成

2016年09月16日 | 第2章 五感と体感
反動形成 14の防衛機制13 2016年9月16日

「反動形成」 自分の弱さを知られたくないし、自分も認めたくないので、それを克服すべく他に極端に走る事。

例1 弱い犬ほどよく吠える。
例2 劣等感のある人ほど威張る。 テキストP98

中学生ぐらいになると、何故か怒りの感情が湧いてきたり、自分自身をどうしていいのか分からない状態で訳が解らなくなる状態になる場合もあるようです。
そうなると、昨日は声優になると言っていたのに、今日は教師になる、、と云いだしたり、いやいや、やっぱり女優になりたい。。。と、思ったり。はたまた、自分がこうなのは、他者のせいだと言いだしたり・・・。
その状態の時に静かに「思い」を受容してくれる人がいれば、自分の中で統合していく力が育まれていくようですが、両親や身近な大人に徹底的に否定されたり、物解りが良すぎて子供の言いなりに叶えてもらったとしても、きっといらいらや虚しさからは解き放たれないでしょう。

それよりも、怒る自分、イライラする自分の感情を理解してくれる人がいれば、その理解された安心感からじわじわと何かから開放されていくようです。
周囲の冷静な対応と感情を理解することを何らかの形で実践して表わす事が、いつしか、吟味する機会をもたらすようにも思います。

自分の弱さの度合いがどの程度かを自分自身が受容できると身の丈の行動ができそうですが、最初からそこまで自分を測る事が上手な人はいないように思います。
然るべき時期に思いっきり、反動形成で暴れまわることも大人への一歩なのでしょう。両親とは別の大人が静かに見守ってくれるような環境の中で心おきなく反動形成できたら、きっと素敵な大人になるのでは?とも思います。
「あの時のことを思い出すと穴があったら入りたい心境」を大人になってから経験することも健全な人の営みのようにも私自身思えるようになりました。

成熟するべき時期に反動形成で苦しむよりも、早めに経験した方が得策では?と、心底思います。
自己における反動形成に気付かず相手を苦しめているかもしれないことをたまには胸に手を当ててみる事も大人な行為かもしれません。


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