五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

さんさ時雨

2013年02月06日 | 第2章 五感と体感
今日のブログも宮城県山元町の事です。

私がささえ愛山元さん到着したのは、午後3時頃でした。丁度、ささえ愛さんのデイケアーを利用されている方々が山元町の民謡「さんさ時雨」を謡おうとしていたところでした。

初めて聞くさんさ時雨の謡いの母音の限りない伸びと抑揚が素晴らしく、挨拶もそこそこに聞き惚れました。

特に利用者さんのお一人の声が素晴らしく、一緒に謡わせていただいても、私の呼吸が間に合わず、息に乗せる声がいつまでも伸び、多少はついていけるだろうと思い謡いだした私の声は、その方の息にまざまざとかき消されていきました。

山元町に到着した途端、山元町の文化と風習にどっぷりと浸かることとなり、祝儀の場で江戸づまを着て3人の女性が謡い舞う姿を思い浮かべ、人の身体と心と魂に宿る太い柱を感じることができたのです。

結局、この「さんさ時雨」の想いを勉強会でも伺う事ができ、この町に育ち暮らしている人々のアイデンティティであることを深く心に刻ませて頂きました。さんさ時雨の話題で、どんどんと色々な事が語られていくのです。

人の心に湧きあがる不安感や感情を聴いていくには、暖かなアプローチが必要です。さんさ時雨の謡いの仲間に入れていただくうちに、平素の皆さんと繋がった何かから信頼感が生まれ、充実した勉強会を行うことができたと心から思っています。

参加者の皆様とつくりあげた勉強会のあの雰囲気を町民の傾聴ボランティアの方々が伝承してくださると、きっと幸せの体感が多くの皆様に繋がっていくと思います。

女性は「さんさ時雨」、男性は「ながもち唄」。次回は、是非、男性のながもち唄と合わせてお聴きしたいものです。

告知:
「江戸表具を愛する会」本日から地下鉄銀座線「銀座駅」近くの地下通路で開催中。

銀座三越の地下から東銀座にかけての地下通路のショーウィンドーです。
作家の常駐はありません。作品のみの展示です。

期間:2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー

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