五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

音を体感する

2007年06月10日 | 第2章 五感と体感
美しい響きは、体の奥から、喜びが溢れだし、見えてくるものは、幸せの色です。
自分の体が乳白色の空気に包まれ、限りなく透明な深い青に吸いこまれていく、そんなイメージが湧き立ちます。

今日、グレゴリオ聖歌によるミサを体験しました。

ラテン語の聖歌を歌う方々の声は、天まで響き渡るくらいに澄んでいました。
私は東大寺のお水取りで聴いた声明(しょうみょう)と重なり合う魂の響きに何故か安堵したのです。

宇治の平等院の雲中供養菩薩が、私にとっての天使。
雲に乗った菩薩達が楽(がく)の音(ね)を奏でる姿(木彫)は、この世の姿ではあり得ないような美しさなのです。
グレゴリオ聖歌を聴きながら、雲中供養菩薩が頭に巡り、限りなく透明な深い青に吸いこまれてゆく・・・、そんな東西融合の美を感じるままに心地良く体感させて頂きました。

友に感謝。
仏に感謝。
神に感謝。


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2 コメント

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神と仏 (永遠の少年)
2007-06-11 08:36:29
とても面白いお話を感謝。さて現生人類(ホモサピエンス・サピエンス)が誕生し、まだ宗教(ーー教)が生まれる前、人々はどんな気持ちで、不思議な世界(宇宙、太陽、つき、人間の誕生と死、幽霊、魂等々)を五感で感じていたのでしょうね。

ものの本によれば、宗教が生まれる以前の、何か宇宙の偉大なものへの拝む心境は、現代人が学ばねばならない心境かもしれません。

この文章から神と仏の融合した日本人のおおらかさを感じました。


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Unknown (露芳)
2007-06-11 13:57:29
五感で感じ、そこに喜びを見出していくと、小さな幸せから、永遠の幸せに繋がっていくように思います。

「今、ここでの」喜びをひとつひとつ大切に積み上げていきたいものです。




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