五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

装いは自己表現

2009年08月02日 | 第2章 五感と体感
18才くらいになれば、身体は立派な大人です。
「ヒト」は、それだけでは「オトナになる」とは言えません。

会社の研修会に短パンとビーチサンダルでいらした方がいたそうです。
会社側は、自由な服装で参加してください、と社員の方々に伝えたそうです。

それで、ビーチサンダルでいらしたわけです。

服装は、個性が表れます。着る服は、自分の精神状態にも影響します。

私自身、きっちりした服装は苦手です。でも、自己否定、他者否定しがちな傾向の方々とお会いする機会が多い日常なので、相手に不快感を与えそうな服装にならないよう気を付けています。

私が中学2年生の時に担任だった先生を思い出すと、今だに吐き気をもよおします。何がダメだったかというと、口紅の色です。彼女はどんなときでも真っ赤な口紅をたっぷり塗っていました。しかも唇が厚い。。。今から思うと音楽の先生だったので、彼女の自己主張がその赤い口紅に出ていたのかもしれませんが、私にとっては気味の悪い人物にしか見えませんでした。
14歳の「ヒト」の美的感覚を損なう危機的な状況でした。

「装い」は自分を表現する一番身近な道具です。

平素は綿素材のダラリとした服装の私ですが、場所によっては、まったく違います。でも、どれもこれも「私」の表現です。

「私」を表現したくてビーチサンダルで会社の研修会に参加された方。。。
「くそ暑い中、こんな研修会、行きたくないのに!!」、きっとそんな思いの表れなんでしょうねぇ。。。
ビーチサンダルを当たり前のように履いてこられたのであれば、そちらの方が大問題のような気がします。無意識の中での判断力に欠けているわけですから。。。
「研修会に否定的なアピール」を意識している方であれば、健全だと私は解釈します。

適材適所で「オトナ」を演じるのも「ヒト」の修行のひとつです。
湧きだす感情大切にしながら理性で抑えることが上手にできる「ヒト」になりたいものです。

これがなかなかできないから、「ヒト」は悩み深い生き物なのかもしれません・・・
たまには、ビーチサンダルでプチ反抗するのも「生き抜く力」かな?

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