五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

本当に必要なもの

2007年08月12日 | 第9章 愛
この春オープンしたスウェーデン家具と雑貨の専門店「イケア」に行って来ました。

あまりの混み様に行くのを控えていましたが、お盆の時期、少しは空いているだろう、、そんな思いで出かけたのですが、甘い考えだったようです。

日常の物を売っているにも関わらず、何となく手に届きそうな非日常に憧れを抱き、家族総出で買い物に来る人、デートコースにする人、オフィス家具を選ぶ人、レジャー感覚でウィンドーショッピングする人。。。

いろいろな生活スタイルの提案を歩きながら体験することが出来、しかも、物選びをしている人々から聞こえてくる会話がとっても面白いので、買い物よりも聞き耳立てて楽しんできました。

行った方ならおわかりでしょうが 、北欧の生活にはかかせないものでも、日本人の生活習慣には、合わないものもあるわけです。そんなものも商品に混じっているのです。

若いカップルの会話 その①
彼女:「これって便利よね~」(切った野菜の皮などをゴミ箱に捨てやすいように曲がるまな板)
彼氏:「君が生まれてから今日まで、こういうものを使った習慣ってある?」
彼女:「うーーーん、ない!」
彼氏:「じゃ、買っても、絶対使わないと思うよ」
彼女:「・・・だね、」

若いカップルの会話 その②
選んだスタンドの笠を巡っての会話

彼女:「また無難な色、買っちゃったね。でももう少し、濃い茶色がヨカッタナァ」
彼氏:「いいんじゃいない?合うよ」
彼女:「でもさぁ~、私が紫色が欲しいって云うと、必ず反対するよね・・」
彼氏:「・・・」
彼女:「なんでよぉ~」
彼氏:「・・・」

つまり彼は、紫色をコーディネートしようとする彼女の趣味が嫌なわけで、、、。
無言の対決。

こうやって、聞き耳立てていると、意外と男子健在!っていう感じがしてきました。
女子の主張に意志をもって、関わっている。。。

日本の将来、現実吟味力を持った若者がこのように活躍してくれることを祈りつつ、私も自分の人生の日常において本当に必要なものかどうか、しっかりと確認しながら買い物してきたつもりですが、さて、どうでしょう。

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