フランス アジャン マリア会設立のシャミナード神父の終の家の聖堂にて
自分にとって「怖い」と思う対象は? 2018年6月27日
「あなたは、何をしたいの?」と、問われるよりも、「あはたは、他者からどんな風に関わって欲しいの?」と、問われたほうが、安心感のある問いのようです。
一見、違った視点の問い掛けのように感じますが、案外、それらに対する問いに対する応えは似たようなものになります。
特に、日本人同士で関わり合う時は、直接的な問い掛けよりも、自分の真髄から距離を置いたような問いかけをした方が、互いに嫌な思いがしない場合が多いように思います。
私自身も、直接的な聞き方をされるよりも、問題から距離を置いた問い掛けをされるほうが、素直に考える事ができるようです。
「あなたは、どのように他者から愛されたいか?」
「あなたは、何がしたいの?」
このような設問をされると、設問に慣れていない人は戸惑うほうが、日本の文化に慣れ親しみながら考え方を培ってきた人にとっては、自然な心の流れかもしれません。
そうはいっても、本当に自分はどうしたいのか?という目的を意識していないと、どの星に向かって宇宙船を飛ばしているのかわからないのと同じことでありましょう。
自分は、
太陽に向かっているのか?
月に向かっているのか?
はたまた、知らない銀河系に辿り着きたいのか?
そのくらいの、矛先は、ある程度意識していたいものです。
そうすると、「あなたはどのように他者からどんなふうに関わって欲しいか?」という問いかけが、自分が何がしたいかに繋がってくことは必然的な流れとなっていくはずなのです。
もしかしたら、「あなたが怖いと思う人は誰?どんな人?」という問いかけから自分との自問自答が始まっても良いかもしれません。
「怖い」と思う感情は、生きとし生けるものの原初感情であり、生き延びるための一番大事な感情だからです。
自分の「怖い対象」を知ることは、自分が何がしたいかを見据えていくための、自分の内に在っても見えていない何かに辿り着くヒントでもありかもしれません。
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