五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

旬の食材

2017年04月24日 | 第2章 五感と体感


旬の食材

足柄のみかん山、今回で5回目。
いよいよ、雑草との格闘が始まりました。
先月の梅林の草刈りは、枯れた草だったので、埃まみれでしたが、今月からは、みかん農園に生える下草をひたすら刈らなくてはなりません。
草刈り機のエンジンをかけることは覚えましたが、広大な土地の草刈りは、想像の域を超えるもので、農家の方々の苦労を痛感した次第です。
茅ヶ崎市に住んでいた小学生時代は、ちょっと自転車で走ると、海や山、相模川に着くので、水や土に親しみながら、そのころ田んぼや畑ばかりだった平地を駆けずり回っていた時期が懐かしく思い出されるのです。体を駆使して遊んでいた経験や陸上やテニスで鍛えてきたことが基礎となっているせいか、今のところは何とか付いて行ってはいます。でも、これが毎日の仕事であれば、とっくにギブアップでありましょう。

そんなことを思いながらも、春のお山は旬の食材でいっぱいです。
竹の子堀りも教えていただき、青々と生えた三つ葉や蕗も今が食べごろ。
野イチゴの白い花が咲き乱れているのを眺めながら、星野道夫の「旅する木」に書かれていたアラスカの言い伝えを思い出し、笑みがこぼれるのでした。
「アラスカの夏のベリーは、とてもおいしく、ベリーを摘み求めて食べ歩いていると、同じく摘み求めて歩いてきたクマと鉢合わせする」というお話です。「だからベリー摘みにはクマにご用心!」という言い伝えです。
自然界に住む生き物の好みはみな同じ。クマも人間も共に生きながら調和を保ってきたのでしょう。



家に帰り、蕗を炊き、竹の子を茹でこぼしていると、喜びの感情が湧き出してきます。
苦労の末の収穫は、達成感の原型みたいなものかもしれません。

月に一度だけではありますが、月に一度もお山に入れる環境は、ありがたいものです。



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