五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

かけはぎ

2008年12月12日 | 第1章 意識と知覚
掛接ぎ(かけはぎ)
現在ではめったに使われなくなった言葉です。

膝が破けてしまったズボンを仕立て屋さんに預け、それが今日出来上がってきました。

へぇ~~わからない。。。

仕立て屋さん曰く、「かけはぎのプロがいるんですよぉ」と・・・
日本人って本当に器用・・・しみじみ思うのでした。

考えてみれば、和紙にしても掛け軸にしても、このように接いだところが判らないように仕上げる技法は、昔からの技術のひとつです。
割れたお茶碗に金を接ぐ「金接ぎ」にしても同じです。
それができるようにならなくては職人とは云えません。

表装では「布」とは云わず「裂」と云います。
そのほうが、一本一本の糸が想像できます。

私たちが当たり前のように目にしているもの、使っているもの、それらの中に秘められた高い技術に改めて敬意を表します。

傲慢にならず、見返りを期待せず、そのうえ目標を高く持ち努力を怠らず、それでいて謙遜で涼やかな顔をしている人。。。
私がそんな人になれるとは思ってもいませんが、そういう人には憧れます。

久しぶりに出合った言葉と技術に感謝。

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