五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

明日への神話

2007年08月06日 | 第9章 愛
石川裕之神父が亡くなって1ヶ月が経ちました。
彼が育てた若者達が広島の巡礼の旅に出ています。

身心の成長過程の時期に「信頼できる一人の大人」に出会った人は幸せです。

問うこと。考えること。行動すること。

問うこと、考える習慣、行動の仕方を「一人の信頼できる大人」から学んだ人々が、世界の将来を明るいものへと導いてゆくことを私は信じています。

ピカソの描いたゲルニカ。

岡本太郎の描いた明日への神話。

いくつもの戦争体験をし、亡命したニューヨークで最愛の妻に死なれたシャガールは、以降、ますます愛そのものを描くことで生涯を終えます。

そして、第2次世界大戦中、国賊と近所の人から指をさされながらも、飄々と我が道を貫き通す絵を描いた私の父方の祖父。

何を表現するか、どう表現するか。
それは作家のアイデンティティの統合を意味します。

岡本太郎氏の「明日への神話」、その絵の題名を聞いたときに、体が震えるくらいの「明日への責任」を体感しました。

なにができるか。
なにをしたいか。

私も問いながら、考えながら、行動していこう。

何をしたいか、何を求めているのか、それを明確にしたときに初めて統合された自分の姿に出会うように思います。

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コメント (2)
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