Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

6.17 豪日戦後の地元での報道  2週間以上経ちましたけど…

2009-07-05 | 夏季五輪

地元専門誌の豪日戦の Socceroo 達の評価は下記の通りだった。

MARK SCHWARZER: RATING: 7
最終予選での初失点 - それは40分に日本のDF Tulio Tanaka に喫したもの – には当然ひどく落ち込んだのだがそれは彼のミスでは無い。その後はゴール前では信頼されるべくプレーを続け88分にはファインセーブでチームのリードを守った。

RHYS WILLIAMS: RATING: 6
その20歳の若者は右サイドバックで代表デビューを果たしたが緊張は隠せず時折ボールを失った。しかし充分に自信を持てるほどのオーバーラップとボール支配を何度か見せた。これからワールドカップメンバーに入る為の厳しいバトルが待っているが彼には将来があるとほのめかすには充分なデビューであった。

LUCAS NEILL: RATING: 8
Socceroos の Captain はこの試合のもう一人の立役者。例えコーナーキックからの日本のゴールへのマークに就いて質問を受けるであろうが、Tim Cahill の同点ゴールをほぼお膳立てした。Neil は成功を確実にする選手で後半は何度も効果的なタックルで日本の攻撃を遮断した。

JADE NORTH: RATING: 7
North は Craig Moore と Chirs Coyne と翌年のワールドカップでの Lukas Neil のCB のパートナー役を競っている。しかし Neil 同様甘いマークで日本にゴールを許した責任を問われるだろうが水曜日の確実なパフォーマンスは彼の希望を妨げるものでは無かった。

SHANE STEFANUTTO: RATING: 6
29歳の2年振りの代表出場2試合目となった左サイドの選手は特に見るべきところないプレーに終始した。

NICKY CARLE: RATING: 7 
Harry Kewell の欠場の為まれなスタメンが回って来。前半は失望させられたが後半は彼の技術の一端を見せ、 Cahill の逆転ゴールを生んだCK を自らのシュートで導き出した。そして Cahill の2ゴール目は彼のCKからであった。

JASON CULINA: RATING: 6 
Culina はいつもの控え目にそしていつもやっている様にオーストラリアの4バックを防御した。しかしあまり攻撃参加はしなかった。

VINCE GRELLA: RATING: 8
オーストラリアのMFは常に走り続け劣勢だった前半のチームを鼓舞し続けた。
そして Cahill の同点のヘッドを素晴らしいFKからお膳立てした。 Socceroos の最も重要な選手の一人と記憶に留められることに。

MILE STERJOVSKI: RATING: 7 
Cahill がゴールを決めるまで彼だけがオーストラリアの選手の中で得点の可能性を見せていた。そして何度かゴールチャンスを掴んでいたが決定力に欠けていた。 しかし翌年のワールドカップメンバーを約束されたであろう選手のなかで最も過小評価されている選手と思われている。

TIM CAHILL: RATING: 9 
かつてこんなすごい選手が Socceroos にいただろうか? 再び Blue Samurai に対して2ゴールを決め2006年のワールドカップの日本戦での英雄的な活躍を再現し宿敵に対して逆転勝をオーストラリアにもたらした。代表出場歴34試合で16得点。彼はオーストラリアで最も偉大な選手の1人で南アフリカでの我々の運命を担うキープレーヤーである。ただ試合後自分のパフォーマンスに就いてを尋ねられそれを応えるのを拒否した時に自分自身の意気が消沈した。

 

JOSH KENNEDY: RATING: 6
ハードにプレーをしたが前半はゴールを狙う機会に渇望した。後半は Cahill の黒子役となった。 今も Pim Verbeek のゲームプランのキープレーヤーである。

JACOB BURNS: RATING: 3 – 78分に投入され自分の仕事をこなす。
DARIO VIDOSIC: RATING: 3 - 交替出場でデビューを飾るも才能を示すほどの時間が無かった。

Man of the Match の Cahill の評価は言うまでもないがボランチの Grella, Culina の二人が揃って出場できて他の Socceroos 達との ” 格の違い”を見せられたことも勝因の一つだろう。また CB の Jade North が高評価を受けているが、日本のFW陣が中からあまり切れ込まなかった事も彼の”評価を上げた”手助けとなっただろう。
Kennedy の評価は空中戦でほぼ完璧に闘莉王に抑えられていたことだ原因だろう。この試合 Verbeek 監督が最も案じたのが両サイドバック。そこをうまく突けなかったか.....   



Pim が南アフリカの前にすべき5つの事

1. Mark Viduka のカムバックを説得し Tim Cahill を助けるゴールゲッターを見出せ。

Viduka はもう2年間国際試合から遠ざかっている。そしてまだ彼がカムバックする事に興味があるかは不明だ。その No.9 のシャツを着た大男の登場を喜ぶチームメイトからのサポートは少なくない。 しかし彼はフィットしコンディションを整え南アフリカに来る事を望ねばならない。 もし33歳になるその選手が Josh Kennedy や Scott McDonalnd がこれまで見せたパファオーマンスよりも良いものを見せられるだろうか? Cahill は日本戦のゴールで再び彼が Verbeek のチーム構成に無くてはならない選手で Team Sheet の筆頭に書かれる選手だという事を証明した。
しかし彼は全てを出来る訳では無くMark Bresciano, Harry Kewell, Brett Holman, Nick Carle, Mile Sterjovski  (そして恐らく Nikita Rukavytsya, Nathan Burns or Bruce Djite) 達にCahill と同じ様にゴールを求めるのは荷が重い。 

    

2. Luca Neil のパートナーとなる Central Defensive 選手を見つけ、第二、第三のバックアップを見つけよ

Neil は水曜日の試合で落ち着いた威光を見せ Australia のDFラインでは重要な選手である事を証明した。彼が必要とするのは彼と共にプレーする同様の選手を見つけそして前回のワールドカップで見せた様な Craig Moore と共に育んだようなパートナー関係を促進することだ。 Moore はその最有力候補であろうが、例えその二人の選手が Australia のDFラインの重鎮となるだろうが ( 大会期間中にNeill が32歳, Moore が34歳になる事を考えれば)  その動きとスピードにはクエッションマークが残る。
Matthew Spiranovic は長年に渡りその後継者になりうるとみられてきたがその20歳の選手は翌シーズン Bundesliga の Nürnberg でレギュラーポジションを勝ち取らねばならない。Michael Beauchamp, ユーティリティーな Jade North そして元気を取り戻した Mark Milligan らが他のオプションとなる。日本戦でデビューを果たしたRhys Williams は右サイドバックのバックアッププレーヤーとして名乗りを上げたが水曜の夜の様な神経質なスタートは改善せねばならない。

3. タフな相手との親善試合を多く組め

言うまでもなくたまに合うチームよりも頻繁に集まるチームの方がお互いをより良く理解できる。これからワールドカップ本番までオーストラリアは Verbeek が彼のブレンドを精練し自分の戦術を修正しそして戦力を進める為にほぼ毎月のベースでハイレベルの対戦相手を見つけるべきである。

4.選手達を試して結果そして批判家の言う事を心配するな

来年にかけて新たな若い戦力が出て来る事は生命線である。そして恐らくは数人の A-League のベテラン選手達 - 水曜の夜、 Rhys Williams はまだ信頼させられなかった。しかし彼も候補選手の一人だ。他に Shane Stefanutto. Ditto Djite, Rukavytsya, Carle, James Holland, James Troisi, Adam Federici, Brad Jones そして他の海外組。 またDaniel Mullen Ben Kantarovski と言った A-League で期待される若手、更に経験のあるBilly Celeski そしてStuart Musialik 。もし彼らが良いシーズンを過ごせれば。ワールドカップの全てのメンバーにダークホースはいる。

5. Moore, Sterjovski そして中心選手 Jason Culina らのシーズンを Loan 契約で終わらせろ

Verbeek は明らかにしている。 Culinan の帰国は嬉しくないと。それはワールドカップ開幕のずっと前にシーズンが終わるからだ。例え Gold Coast が Grand Final に進出しても Culina のシーズンは3月末頃に終わる。もし彼が南アフリカで Socceroos にとって必要な選手であるならば4月か5月までプレーを続ける必要がある。同じことが Craig Moore ( Brisbane Roar ) そして Sterjovski (恐らくそして Jacob Burns) Perth Glory にも言える。中国、韓国、日本にシーズン終了後に移籍するかまたは欧州に戻ることがいい事かもしれない。

Viduka は7月初旬にワールドカップでプレーすることを示唆するコメントを発した。
しかしこのワールドカップ予選に彼は1度もプレーしていない。確かに Cahill は Viduka の存在を熱望しており”例えメンバーに入らなくても、大会には帯同させてチームの精神的支柱とすべき。”というコメントまで出している。
ただ Viduka 抜きで予選を戦った事を考えれば彼にそこまでこだわる必要はどうだろう?

CB の再整備は急務かもしれない。横浜での日本戦は Moore が Neil とコンビを組んだので非常に安定したDFラインとなった。
ただ同じことは日本にも言える。闘莉王、中澤が揃わなくて Cahill に連続失点を喫した。ワールドカップではオーストラリア以上の国が相手となる。山口、寺田、はやくバックアップ選手を見つけないと.....
若手の台頭は日本以上にオーストラリアは課題だ。 Schwarzer, Moore, Neil, Emerton, Bresciano, Kewell, Sterjovski らは 2002年大会予選、ウルグアイ戦のプレーオフからメンバー ( Neil, Sterjovski, Bresiano は出場機会はなかった。) で Moore, Kewell は 1997年の Melbourne の悲劇からのメンバーそしていま復帰が乞われている Viduka もそうだ。それだけ彼らが偉大だったという事だろうが、次のワールドカップが終わればかなり大幅な世代交代が必要だろう。

”強化試合”の Match Make であるが9月にソウルで韓国代表との試合をはじめにワールドカップ直前には MCG でブラジルと”壮行試合”が行われることが”内定”しているらしい。日本代表の Match Make はどうなるのだろう?

今シーズンから Culina をはじめ  Sterjovski のA-League 入りが決まりまだ Coyne が Perth Glory と交渉中らしい。 A-League は今シーズンからチームが10チームに増えたがそれでも Grand Final が3月20日。 シーズン終了後は日本や韓国、中国に短期間ローン契約を結ぶかもしれない。出来れば J-League に来てほしいなぁ..... 昨年は Grand Final 終了後 Joel Griffiths がアビスパ福岡で次のシーズンまでプレーをした。

最新の FIFA Rank だとオーストラリアが16位にまで上がった。日本は40位、韓国は48位にそれぞれ順位を落としている。 オーストラリアは2018年か2022年のワールドカップ開催を目指しているがどちらかと言えば 2022 年に照準を定めている。2010年南アフリカ、 2014年ブラジルと2大会連続で南半球で開催されるので...というのが理由らしいけど。


その時自分はどうなっているかなぁ......

 



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