Mr.コンティのRising JAPAN

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駒場にて 浦和 vs 高槻 その1

2006-09-25 | Weblog
先週末、9月23、24日はこれぞ秋晴れと言う天気、そして絶好の屋外スポーツ日和。それは Do Sports ( ちょっと表現が古いか?) とスポーツ観戦に共通した。この週末は前から楽しみにしていた。土曜日には我が愛する京都パープルサンガがフクダ電子アリーナにやって来て JEF United との試合が。日曜日には私の故郷からスペランツァ高槻が駒場競技場で浦和レッドダイヤモンズレディースと対戦する。本音は両方とも競技場に出向きたかったのだが、そこは独身時代(もう16年前)とは異なり自由時間の限られている身。悩み抜いた揚句、駒場に行く事にした。当日は秋晴れの涼風に誘われて何と私は自宅から駒場まで自転車で行ったのです。それでも気ままにペダルを漕いで45分程度でもう競技場近くの本太坂付近まで着いた。この近くにある本太中学校。今、横浜マリノスで指揮をとる水沼監督が卒業された中学校との事。在校当時は全国優勝を果たしたとの事。卒業後、彼は浦和南高校に進学しそこでも全国優勝を果たした。駒場競技場のサブグラウンドでは浦和南高校と浦和レッズユースが練習試合をしていた。その本太中学は昭和52年度も全国優勝を果たした(と思う。)が、その時の全国中学校大会に私の同級生達が大阪代表(高槻市立第九中学校です。)で出場をした。残念ながら1回戦で千葉県の宮本中学校に破れたが、彼らの頑張りは大変な刺激になり、私の陸上競技人生と言うよりも、人生そのものに大きく影響を与えてくれたと今でも感謝している。その陸上競技人生でもここ駒場競技場は縁がある。実業団時代、何度かここで練習や5000mのタイムトライアルを行った。当時はまだJリーグが発足する前で、観客席はまだ増設されておらず、スタンドの壁によく五輪等で出て来るサッカー選手を象った大きな“ロゴ”が貼ってあった。 Jリーグが発足してからここが一般開放される事も少なくなり、陸上の練習で使う事は滅多に無くなったらしい。競技場横には Red Voltage のテントが設営されそこで当日券が販売されている。価格は1000円。日本リーグ時代と同じ価格だ。そして驚いたことに日本サッカー後援会の会員証を見せれば入場は無料との事。昔は個人だと年会費1万円で日本サッカー後援会に入会できて、五輪やワールドカップ予選などの代表の試合が無料で観戦出来た。今はそんな特典等ないだろうが、まだこの後援会が存在するとは吉報であった。入会方法を尋ねるも、ここでは判らないとの事。それではこちらで調べてみましょう…とスタンドに向う。 モックなでしこリーグの第12節の浦和レッズレディース対スペランツァF.C.高槻戦。浦和レッズの試合では毎試合前売りチケットは完売であるが、レディースのこの試合、観客は1000人入ったかな?ヴィジターブロックに足を入れる。するとエスペランサのブルーのユニフォームを着た男性が5人。横断幕を張ったり応援旗のチェックをしたり。訊ねてみると高槻からわざわざ来られたらしい。“私は高槻出身でこの試合を楽しみにしていました。”と言うと彼らも応援頑張りましょう、と。 そしてメインスタンドの方では赤いシャツを着た一角が。お馴染みのレッズサポーターだ。スタメン紹介の時にはレディースの試合とは言えあの手拍子と掛け声が発せられて、良い雰囲気を醸しだしてくれる。 浦和はGKの山郷のぞみ、MF柳田美幸そして安藤梢が先月アデレードで開催されたAFC女子選手権兼ワールドカップ予選での日本代表メンバーそしてFW北本綾子が昨年の東アジア選手権での日本代表。他にもDF笠島由恵、MF高橋彩子が代表経験有りと、タレントぞろい。一方の高槻は、FW相澤舞衣が代表経験者。主将の庭田亜樹子が京都の龍谷大学所属のユニバーシアード代表選手。昨年のトルコ、イズミールユニバーでは銅メダル獲得のユニバー代表の主将。しかしそれ以外、代表経験者は無く個人能力の差は歴然だが、それを戦術でカバーできるのがサッカーの醍醐味、と期待をかける。 しかし地力に優る浦和の猛攻で幕が開く。開始2分、右から北本のスルーが安藤に通ってGKと1対1になるが最後は高槻DF高見惠子がブロック。4分に今度は安藤からのスルーを右に流れて受けた北本がそのまま持ち込み再びGKと1対1になるも、高槻GK海堀あゆみがブロック。その直後には浦和DF西口柄早がミドルを放ちそれがクロスバーを直撃。こぼれた所をMF法師人美佳が詰めるがその前にオフサイド。いつ失点してもおかしくない立ち上がりだ。クリアーボールを拾われ、というよりも女子の筋力では大きく飛ばないのか?常にボールの先には赤いユニフォームがおり、波状攻撃を許す。高槻はようやくFW庭田がサイドからドリブルで上がって相手ペナルティーエリア内まで持ち込んでチャンスを作る。14分にはMF小野村亜矢のロングフィードを受けた庭田が粘ってCKを得る。そのCKから167cm長身の奥田亜希子が惜しいシュートを放つ。高槻はロングボールを入れてそこにボールキープの出来る庭田を走らせる。なんとか早いうちに先制出来ないかと思っていると、浦和に先制されてしまった。18分にFW若林エリが前線にロブをいれるとそこには北本がおりそのまま持ち込まれてループ気味にシュートを撃たれてゴールネットを揺すられた。どうしても欲しかった先制点は浦和に決められてしまった。尚も浦和は当たり前だが攻撃の手を緩めない。21分には安藤のスルーを受けた北本がフリーで撃つがGK海堀がブロックし、こぼれ球はDF奥田がクリアー。25分にはMF高橋に粘られて何とかコーナーに逃げるもそこから波状攻撃を受けて最後は安藤にシュートを放たれるがそれは外してくれた。26分、法師人のスルーを受けた安藤のシュートはGK正面。35分には再び法師人がドリブル、奥田を交わしてクロスを入れられるが安藤のヘッドはクロスバーのやや上に。安藤のシュートがゴールネットに届くことはないが、彼女の決定力が上がらないと反対に11月のワールドカップ最終予選となる北中米国とのプレーオフが心配なのだが。個人能力で優る浦和は中盤でも細かいパスを繋ぎ、若林がすばしこい動きで高槻の中盤を翻弄。後方からも法師人が良いフィードを入れてくる。高槻はロングフィード頼りだがその後のサポートが遅くバイタルエリアでボールが廻らない。女子は男子と決定的に違うのはパワーとスピード。しかし、そのせいでロングボールがぎりぎりラインを割らなかったりするのでロングボールは有効に見える。しかしテクニックはなかなか男子顔負けだ。36分には高槻、細田監督は早くも中江真紀に替えて金房夏希を投入しFWを入れ替える。そして41分、庭田がミドルを放ちそれがクロスバーに当たって真下に落ちるが僅かにゴールラインを割れない。数少ない高槻サポは全員立ち上がって天を仰ぐが、これが前半最初で最後のチャンスだった。 以降浦和の攻勢が続き44分には安藤が3人に囲まれてもクロスを上げて柳田がフリーで撃つも左に外れ、ロスタイムには岩倉三恵が左からナイスクロスを入れるが安藤がまたもフリーシュートを外してくれた。更に前半終了直前には北本がミドルを放つが枠を越えて行った。 こうして前半は何とか1失点で済んだが、後半、高槻は打開策があるのだろうか?…..


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