Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

キタ---------------------ッツ Soccerooooooooos !!!!!

2012-03-12 | 夏季五輪
先週初めから商用でオーストラリア大陸を訪れている。
寒い日本を離れて最初に降り立った地が西の端の街パース。 連日40度近い気温に閉口しながら過ごし次の訪問先 Brisbane に到着しチェックインをするや否やこの日に AFC の本部がある Kuala Lumpur で行われたワールドカップ最終予選の組み分けをチェックした。
日本は前回同様オーストラリアと同組。そして私が最も避けたいと思っていたイランは別の組みに振り分けられた。
オーストラリアの地でオーストラリアと同組になる事を知る。 両者が最初に対戦する6月が非常に待ち遠しくなって来た。
日本ではその組み分けを歓迎する報道が流れているらしいが、北朝鮮、ウズベキスタンに連敗中の日本は現時点で2年後のワールドカップに就いては出場が決まったわけでは無い。




Socceroos to resume Japan rivalry in qualifying group for Brazil

Socceroos は日本と共に2014年ワールドカップブラジル大会のアジア地区最終予選で同じ組に組み分けられ新たに始まる競争に臨む事となった。
Socceroos は他にイラク( FIFA ランク 76位 )ヨルダン ( 83位 ) オマーン ( 92位 ) と同じ組となり FIFA ランク20位で AFC 加盟国の中では最高位のオーストラリアの予選突破は大変期待できるものとなっている。

もう一方のグループではアジア諸国の中では2番目にランクの高い韓国がオーストラリアと共にシードされイラン、ウズベキスタンそしてレバノンと同組となった。

Socceroos の Holger Osieck 監督は日本との対戦まで時間が短い事を気に掛けてはいるがこの組み合わせには大変喜んでいる。

“移動の観点から見ればこのグループでOKだ。イラクに就いてはカタールか UAE での試合になるだろうしヨルダンもオマーンもアクセスはOKだ。そして明らかに日本に就いてもである。 ビザの発給に就いても心配する必要はない。

我々は組み分け抽選のずっと前から我々は中東諸国と開幕戦を迎えるであろうと解っていた。だからデンマークとの親善試合を組んだ。そこから中東諸国へのフライトは6時間程度だ。それはオーストラリア人にとって何の問題も無い。 そしてヨルダンからブリスベンに戻らねばならない。おそらくそれが移動に就いては最も懸念されるところだろう。そこ以外は問題ないと思う。ただそれを(移動を)をこなせばいいだけだ。

もし我々が予選を突破したいならばいかなるチームでも倒さねばならない。今や我々は対戦相手が明らかになった。そして我々はそこから始まる。
疑うまでもなく Blue Samurai との2試合にはもっとも注意が注がれるであろう。そして Alberto Zaccheroni
サイドとしても Soccoeroos がリーグトップの地位を賭けて闘う相手であろう。
この両者は2006年のワールドカップでオーストラリアが忘れられない 3-1 での勝利を収めて以来、お互い侮り難い対戦相手で昨年の Asian Cupではオーストラリアを撃破しそれに応じた。
ワールドカップ2010年大会でも両者は同じ組となり日本の試合では 0-0 で引き分け、 MCG では 2-1 でオーストラリアが勝利を収めた。
しかし日本は昨年の Asian Cup 決勝戦の延長戦で 1-0 で勝利を収め最後に- これまで最も高らかに - 笑っている。
現在の FIFA ランクではオーストラリアは日本より13位上回っているが、実際に対戦する段になるとそれは参考には出来ないだろう。

日本、イラク、オマーンとはここ数年で少なくとも3度ずつ対戦している。ヨルダンだけは対戦実績が無い。ヨルダンは3次予選では中国とシンガポールを退けイラクに次いで2番手で最終予選に進出して来た。

“私でさえヨルダンや彼らの football のスタイルは解らない。Asian Cup で彼らを見たがその時は対戦相手の日本の方に関心が偏っていた事を認めねばならない。しかし彼らは大変良くプレーをしており、真剣に闘わねばならない相手だ。そして彼らに関する情報を収集せねばならない。”



Socceroos face arch-rivals Japan in World Cup qualifying group

トップシードのオーストラリアはアジア王者の日本、同様にイラク、ヨルダンそしてオマーンと2014年ワールドカップブラジル大会アジア地区最終予選で対戦せねばならない。
“それはタフなグループとなるだろう。特にアウェーの試合では。” Holger Osieck 監督は金曜夜のクアラルンプールでの抽選会の後で語った。
しかし Osieck 監督は1年間に亘る8つの予選試合をこなして上位2位内に入り3大会連続ワールドカップへの出場権を勝ち取る事に自信を覗かせている。
“遠征に就いては対戦相手の地へのアクセスは容易である。そしてビザ発給の問題は無い。
“我々は何をすべきかが今や明らかになり、何を齎すべきかを解っている。 我々はスタートから適所から始めねばならない。最初の1分から。”
Socceroos にとってその最初の1分は6月8日のオマーンで始まる。そこは最後の Melbourne での Saudi Arabia 戦で勝利を収め6試合中5勝を挙げ1位で通過した3次予選の戦いで我々を唯一打ち破った国のホームである。
Osieck 監督はいかなる突破の期待が非常に高い予選でも最初の試合が最もタフになる事を熟知している。
アウェーでオマーンに 1-0 で敗れた試合は今でも彼らの記憶に新鮮に残っている。
World Cup hat-trick hopes high
アジア最終予選の組み分けが発表されてそれが好まれるものとなりオーストラリアの3大会連続ワールドカップ出場の希望はかなり高くなって来た。

Socceroos が日本、イラク、ヨルダンそしてオマーンと同組になった事はHolger Osieck代表チーム監督に微笑みを齎した。
オーストラリアは最終予選の開幕戦を6月8日にオマーンとのアウェー戦で迎え6月12日にはブリスベンで日本を迎える。

“遠征に就いてはもっと大変になるかと按じたが、この組み合わせをみて良かったと思った。
日本戦に就いてはいつも良い。 彼らは我々をよく扱ってくれる。我々を非常に尊敬してくれて練習場も素晴らしいものを与えてくれる。 我々の様な客でも荷物等丁重に扱ってくれる。“

しかしながら彼はこの予選はピッチ上で多くのチャレンジが演じられる事も認めた。
“私はこの予選会の予想に就いて大変エキサイトしている。我々は何をすべきかが今や明らかになり、何を齎すべきかを解っている。それが今はわかっている。 多くの”しかし“や言い訳はもう出来ない。

“我々は準備を行い、(最初の試合に)集中せねばならない。 我々にはレベルの高い、充分な経験のある選手がいる。彼らはそれら全てを熟知している。なぜならずっと予選を戦っているからだ。
イラクと言う常にタフな相手がいるが Socceroos は Group B の2位内に入る事が予想れれている。
イラクに就いては

“イラクはイランと似た様なスタイルの football をする。彼らは強く、技術も高く戦術にも長けている。昨年の Asian Cup の決勝戦を振り返ってもあれはタフな試合であった。我々は延長戦で勝ったが90分以内で勝つべきであった。” 
日本に就いては
日本に就いては全てを知っている。そして彼らがいかに素晴らしいかも。彼らは大変技術が高く、質の高い選手が多い。“ 
ワールドカップでの戦績では日本は1998年に最初に出場を決めて以来2002年大会2010年大会で決勝トーナメント進出を決めているがオーストラリアは 2006年大会1度のみだ。
Oseick 監督は 2000年代の初めに J-League の浦和レッドダイヤモンズを指揮している。
Socceroos にとって重要な事は彼らは最後の2試合を、7月11日にヨルダンと18日にイラクとそれぞれホームで迎えると言う事だ。

Pim Verbeek 前監督時代のワールドカップ予選は2年間に亘り14試合を行いワールドカップ2010年大会の開催国である南アフリカに進出した。 Socceroos は8試合行われた最終予選で日本に5勝点差をつけて首位で全日程を終えた。そして2試合を残してワールドカップ出場を決めた。
しかし今回の予選はそう簡単には行かないと予想されている。

Socceroos にはMark Schwarzer, Lucas Neill, Tim Cahill, Harry Kewell そしてBrett Emerton ら今回のワールドカップ予選が最後になるであろう高齢者を含んでいる。



オーストラリアの日程は下記の通り。

June 3, 2012 - bye
June 8 - away v Oman
June 12 - home v Japan
Sept 11 - away v Jordan
Oct 16 - away v Iraq
Nov 14 - bye
March 26, 2013 - home v Oman
June 4 - away v Japan
June 11 - home v Jordan
June 18 - home v Iraq.

日本同様、オーストラリアもスタートダッシュに失敗はしたくないところだろう。
最も懸念されるのが最初の2試合。オマーンで試合を行い中三日でブリスベンに戻り日本と対戦せねばならない。
ホームとは言え同じ中3日でも時差のない日本からやってくる Samurai Blue を相手にするのは容易でないはず。
日本はそこにつけ込みたいところだ。
直接対決は共に6月。欧州組みの召集は問題ない時期であるが Socceroos は3月にホームでオマーン戦がある。
この試合にどれだけ欧州組みが“ベストの日程”で召集出来るだろうか….
ただ最後の2連戦がホームでおこなえる日程は羨ましい気がするけど….

Osieck 監督は来年6月どの様な心境でかつてここをホームとしたさいたまスタジアムに“凱旋”するのだろう?
もしかして Brosque, Carney と言った元 Sydney FC の選手達が再びこのピッチに立つのだろうか?
個人的には今度こそ Kewell が日本でプレーする姿を見たいなぁ…





Socceroos to face Scotland in Edinburgh

Socceroos はこの抽選会の前に Edinburgh で8月15日に Scotland と親善試合を行う事が決まっている。
両者の対戦はこれまで4回あるらしく、両チームともこの試合をそれぞれのワールドカップ予選への準備試合と位
“昨年の Wales 戦同様にこういう時期にこの様な試合が組まれる事は新しいシーズンを切るにあたり大変良い機会となる。我々はこの試合を9月から始まるワールドカップ予選の為に選手のクオリティーを上げる試合とするだろう。 Scotland は常にタフな相手である。特に彼らのホームで試合を行う時は。” この様に Osieck 監督は結んでいる。

Craig Levein スコットランド代表監督はも同様にこの試合を重要視しており下記の通りに語っている。
“オートラリアと試合を組むことを確認し、大変喜ばしい。 そしてこの試合を9月のワールドカップ予選への準備試合としたい。昨年オーストラリアはワールドカップ予選で我々と同組の Wales を Cardiff で破っている。そしてそれ以降ワールドカップ予選では好成績を収めている。従ってこの試合が我々にとってタフなテストになる事は疑いの余地は無い。“

両チームが最後に対戦したのは2000年11月15日の Glasgow の Hampden Park 。
その時のメンバーは下記の通りだった。

Scotland 0  Australia 2 (Brett Emerton 12’,David Zdrilic 66’)
Referee: Pascal Garibian (France) Crowd: 30,985

Scotland line-up: Jonathan Gould, David Weir (Matt Elliott 46’), Tom Boyd, Brian O'Neill (Colin Hendry 58’), Christian Dailly, Craig Burley (Paul Dickov 63’), Barry Ferguson, Colin Cameron (Neil McCann 46’), Dominic Matteo, Don Hutchison, Billy Dodds
Coach: Craig Brown (Scotland)

Australia line-up: Mark Schwarzer, Tony Popovic, Shaun Murphy, Kevin Muscat, Stan Lazaridis, Brett Emerton, Josip Skoko (Kasey Wehrman 75’), Paul Okon, Daniel Tiatto (Jacob Burns 67’), Paul Agostino (Mile Sterjovski 46’), David Zdrillic (Clayton Zane 89’)
Coach: Frank Farina (Australia)

オーストラリアは懐かしい顔が並ぶ。しかしこの時からもう Schwarzer, Emerton が代表入りしていた。
’86 ワールドカップメキシコ大会の大陸間予選でも両チームは対戦しておりこの時は Scotland が Australia を破っている。
それが今では….日本だって今では例えアウェーでも Scotland なら良い勝負すると思う。本当に隔世の思いだ。
日本はこの頃どういう対戦相手と試合を組むのだろう。

この頃はきっとかなり気温が上がって冷房の設定温度にも制約が掛けられ暑い夏になっているやろうなぁ~

兎に角楽しみなオーストラリア戦。 俗に言う“サッカージャーナリスト”諸氏達との“対戦”が一番楽しみ。

彼らがどれだけその無知ぶりを晒すだろうか。 とくとご覧あれ、と言いたいけど誰も見ないか ……





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