Mr.コンティのRising JAPAN

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Stan's The Man Back For Glory

2006-09-08 | Aussie & Kiwi
しかし、後半の Glory は違った。その中心となったのはワールドカップメンバーのラザリデス。53分には自陣ゴール前から相手ボールのこぼれ球を拾って迫力のあるドリブルを披露。観客から“ウォ~っ”と言う歓声があがり、ペナルティーエリア付近で倒されて直接FKを得る。そこに Glory の3人の選手が駆け寄り、打ち合わせを始め何の前触れも無くスペンサーがいきなりボールを蹴りそのままゴールイン。 Mariners DF陣、そしてGKの一瞬の虚を突いたプレーだった。Mariners GKヴコヴィッチはゴール内に転がっていたボールを拾い上げそのままセンターサークルにダッシュ。ボールをセットするのかと思えば主審に激しく抗議。主審はすかさずイエローカードを提示する。そしてヴコヴィッチの後方に陣取る Glory の大サポーター達からはやんやの野次が飛ぶ。62分には Glory の波状攻撃からイージーなシュートを撃たれるがファンブルをしてCKにしてしい、更に野次が浴びせられる。70分に Glory のスミス監督はセクロフスキーに替えて若いデヴィット・ミシェフスキーを入れる。地元 Western Australia 州出身、監督期待の20歳のタレントだ。一方の Mariners マッキナ監督もかつて Premiership の Leeds United に所属したマックマスターに替えてポンディヤックを投入。ポンディヤックに大変なブーイングが Glory サポーター達から飛ぶが、それを更に挑発するように両手の親指で背番号を彼らに示す。だが後半はもうラザリデスの一人舞台だ。72分にはラザリデスがドリブル突破を始めると Mariners DF2人がようやくファールで止める。76分は左にポジションを移してきたバートスから下がってボールを受けナイスクロスを上げる。ハーフタイム中にどんな指示が出たか、ラザリデスのスペースに出されるパスに Mariners DF陣は後手を踏む一方。そしてDF陣がよってきても上手く身体を入れ替えてかわして行くドリブル。81分、右サイドをドリブルで駆け上がったニュージーランド代表 All Whites ウィング、バートスがクロスを入れ、ヤングがフリーで受ける。それを落ち着いてゴールに蹴り込み待望の追加点が決った。 そしてラザリデスがこのゴールを機に御役目御免と21歳、New South Wales 州リーグ Sydney United からスカウトされたルカ・グラバスと両手を挙げて拍手をしながら交替でベンチに退いた。 観客は全員立ち上がって“新加入”のラザリデスに拍手を送る。ホーム初戦のこの日のラザリデスこそ、Perth Glory に Glory ( 栄光 )を齎してくれると言う期待の拍手だろう。試合は3分のロスタイムを経てそのまま終了。今シーズンの初勝利を収めた。試合終了後、場内一周を行い観衆の声援に答える Glory の選手達。拍手と歓声がさらに大きくなる。そしてラザリデスは観客席の近くに歩み寄り子供達やサポーター達の差し出すサイン帳やボールに気軽にサインを始めたではないか。何と言うプロフェッショナリズム。私も駆け寄り手帳にサインをしてもらった。(だけど、この日のMatch Day Program にしてもらったほうが良かったかな?) 立ち上がったばかりの A-League の興隆を良く考えていると感動した。
春の日溜りの温かみを感じながら競技場を後にしホテルのある繁華街に歩みを進め、いつも行くインターネットカフェに入った。 明日は東海岸を越えて更に東方のニュージーランド、8時間以上のフライトだ…..


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